「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第八回)

沈黙?
耳を傾ける!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も、ハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授の著書、「恐れのない組織」を読み進めて行きます。

今日のテーマは

「沈黙」

特に「職場」での沈黙がなぜ、防げたはずの害をもたらすのか?

- 率直に意見を言えない
- 言うべきことがあるのに言えないと感じる

職場で、特段珍しいことでは無い、これらの心理状態が大問題!、と教授は指摘しています。

その一つの理由は、

暗黙の意思決定プロセスをたどり、発言することが自分にとってプラスになるか、それとも高い代価を払うことになるかを天秤にかける。

そしてこの場合、「プラスの効果」はたいてい不確かで、後でしか得られないのに対して、

高い代価、例えば叱られる、無能呼ばわりされる、そもそも話を聞いてもらえないなどの「マイナスの効果」は明白で今すぐ起きる。

また、もう一つ指摘されているのが、

「権威に対する過信」

日本の東日本大震災による原発事故が、実例として採り上げられています。

つまり、

- 暗黙の了解
- 権威への妄信
- 波風を立てない文化慣習

これらの行動様式が背景にある、とのこと。

これを回避するためには、

「耳を傾ける」努力を

組織のリーダーは勿論、我々一人一人が意識し、行動することが必要だと感じます。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第七回)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も、ハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授の著書、「恐れのない組織」」を読み進めて行きます。

この著書の中には、世界で超有名な企業のエピソードがいくつか採り上げられています。それは良い例、即ち「心理的安全性」が実現できているケースもありますが、その反対のエピソードもあります。

例えばドイツ、フォルクスワーゲン社のクリーン・ディーゼルエンジンに関わる「事件」。ここでは詳細は省きますが、この事件を引き起こした根本原因が

「不安と脅し」の管理手法

だと指摘しています。

また他の企業の実例を挙げて

「不安を掻き立てる風土」
「気難しいリーダーと、本当のことが怖くて言えない中間管理職」

という構図も同様に、企業スキャンダルの原因となり得ると示唆しています。

そしてこういう状況が、世にも珍しいものでも特異なものでもは無い、ということに関して著者は警鐘を鳴らしています。

皆さんのお勤めの企業や、属している組織ではいかがでしょうか?

こういう事態を招かないように目を光らせる存在が「リーダー」であるはず。

しかし一方、それではリーダー以外の社員やメンバーは、何もせず傍観していれば良いのでしょうか?

組織を構成している人は全員、夫々のレベルで果たすべき役割と責任はあるはず。そういう意味においては、我々は一人一人がリーダーであり、リーダーシップを発揮することが求められているように思います。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第六回)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

ハーバード・ビジネススクールのエドモンドソン教授の著書、「恐れのない組織」を今日も読み進めて行きます。

なぜ「心理的安全性」が、仕事のパフォーマンスを高めるのか?

この問いに対する答えは、この著書の中に散りばめられているのですが、いくつかここで順不同で列挙してみると、

1.大きな環境変化
(1)機械的で予測可能な仕事が減った
(2)判断が求められ、不確実性への対応が常に求められる
(3)新たなアイディアを生み出す必要性
(4)他者との協力コミュニケーションが必須

2.環境変化へ対応するための働き方
(1)失敗から学ぶ姿勢
(2)常に学習しようとするマインドが必要
(3)不安や自信が無い時でも、それらを率直に口に出す、吐露することが許容される
(4)対立や多様性を活用して、新たな価値を生み出す

なるほど!

ではまた明日!
by「働くあなたを元気にする」コーチ

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多摩センター駅は3つあります!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日は久しぶりの外出。客先での対面のコーチングセッション。お客様のオフィスが多摩センターにあるのですが、多摩センターには駅が3つあるのをご存知ですか?

まず一つ目は、多摩モノレールの

「多摩センター」駅。

ちなみに多摩モノレールは、多摩センター駅からJR立川駅を通って上北台まで走っています。

そして、この多摩モノレールの多摩センター駅から徒歩で3分くらいのところに、もう二つの駅があるのです。

その二つ目と三つめは、それぞれ

「小田急多摩センター」駅と
「京王多摩センター」駅。

この私鉄の二つの「多摩センター」駅は、全く同じ場所にお隣り同士に存在していて、コンコースで繋がっています。

これは結構珍しいかな?

更に興味深いのは、プラットホーム上がってみると、お互いのホームが良く見えます。駅だけではなく、プラットホームも、そして線路もお隣同士に走っているのです。

なお小田急線と京王線が平行して走っている区間は、多摩センターから永山で、それぞれの線の駅名は仲良く、

「小田急多摩センター~小田急永山」
「京王多摩センター~京王永山」

という感じです。

因みに、「よみうりランド」遊園地の最寄り駅も両線に存在しますが、名前が微妙に違っていて

小田急線が「読売ランド前」
京王線が「京王よみうりランド」

となっています。

ライバルでありながら、平行して走っていたり、名前が微妙に異なっていたり....
興味深いですね!

来月もまた、客先訪問が予定されているので、楽しみです!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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ガーデニングをちょっと「手伝って」みました!

ミョウガ
フィジョア
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

東京地方の今日は、梅雨も一休み。快晴と言うわけではありませんが、降らず照らずの良い感じ。

良い感じ?

これは実はうちの妻の言葉。

再度、私は訊き返しました。「何に良い感じ、なの?」

うちの妻は「ガーデニング」が趣味。自宅近くの緑化センターで昨日、いくつか植物を買ってきたのは昨晩聞いていた。

ということで、手伝ったのが「ガーデニング」。

正直言って、私はあまり得意ではないし、それほど思い入れはない。しかし、何か一緒に楽しめる趣味や活動があると良いな、とは感じている。

そこで、ちょっと「お手伝い」。

最初は気乗りがしなかった土いじりだが、始めてみるとそれなり楽しい面もある。

そして植えたのは写真の通り、

「ミョウガ」と
「フィジョア」

特にフィジョアは、我々家族が暫く住んでいた南半球の国、ニュージーランドではガーデニング定番の植物。どこの家でも植えてある柑橘系?の実がなる木である。

これは秋の収穫が楽しみ!

ということで、梅雨の晴れ間に見つけた、ささやかな楽しみとなりました。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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東京武蔵野商工会議所主催「街頭相談会」に参加してきました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日、東京、武蔵野商工会議所「サービス業部会」主催の

街頭無料相談会

に参加してきました!

梅雨の晴れ間の土曜日。とにかく天気が晴れで良かったです。

場所は、JR・井の頭線 吉祥寺駅南口徒歩3分の「コピス前」。

弁護士や税理士などの士業が、市民の皆様の相談に「無料」で対応するもの。

私は通商産業省登録 中小企業診断士として相談会に参加して参りました。

実は初めて参加するので、勝手が全く分からず。今年は会場前の通りで

「チラシ配り」

に専ら従事。

しかし市民の皆様から様々、貴重な意見を頂戴しました。

「え、こんな相談会があるの?どんな相談でも良いんですか?」
「無料相談会?弁護士の先生もいるのかな?一市民としてはなかなか相談するハードルが高いので、こういうの有難いんだよね!」
「いやー士業の連携、大事だよね!」

概ねポジティブな反応で有難いです。

中小企業診断士としての私への、個別相談が無かったのは若干、残念でしたが....

毎年一度、開催されているので、次回はぜひ!
住みたい街ランキング第一位の吉祥寺へ!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「親業」とは?

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日は「心理的安全性」から少し横道に逸れて「親業」についてです。最近ある事件に出くわして

「親とは何か?」

というテーマが頭の中でぐるぐるしています。一番下の子供が既に21歳と、ほぼ「親業」を終えている感はあるものの、

「親業」は何を以って終了するのか?

という素朴な疑問も湧いてきて、すっきりしない気分。

ということで私のもやもやに少し、お付き合い頂きたく。

因みに「親業」とは、「親業訓練協会」の定義をお借りすると

親と子の心の架け橋を作るコミュニケーションのこと。

アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードンが、発達心理学や臨床心理学などの行動科学に基づいて考案した、とのこと。

つまりコミュニケーションの方法と、それを支える親としての基本的な考え方や、人間としてあり方をも包含しているものと想像されます。

親も一人の人間。一人一人個性があるのは当たり前で、考え方が異なる可能性はある。しかし一方、「親として」の考え方の基本や、持つべき心構え、そして子供への接し方の「基本型」やスキルというものもあるはず。

何の準備や心構えもなく、病院で「はい、あなたの息子さんですよ!」と見せられていきなり親になってしまった私としては、「親業訓練」は有難いものだと感じます。

また、親業をコミュニケーションの分野に限定せず、もう少し幅広く捉えることも可能だと思います。

私の個人的な感覚としては、「親業」には次のような観点・切り口があると良いかな、と感じます。

1.人間としてあり方
2.親の果たす役割
3.子供という存在の理解
4.子供との接し方(コミュニケーションも含む)

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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(第五回)「心理的安全性」は家庭内で実現可能なのか?

家庭内での「心理的安全性」?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

ハーバードビジネス・スクールのエドモンドソン教授の著書「恐れのない組織」を読み進めていますが、今日はちょっとした「事件」があり、そして「気付き」がありました。

それを簡単に記します。それはこんな問い掛けです。

「心理的安全性」は家庭内で実現可能なのか?

最初にお伝えしますが、私も現時点で答えはありません。

そして、そもそも家庭内で「心理的安全性」が必要か否か、という論点もあるかと感じます。

以前にも触れたポイントですが、

心理的安全性は「環境」であり、何かを達成するために用意されるもの

という観点では、家庭にも何か達成したい「目的」や「ゴール」があって、それを達成するために「心理的安全性」が必要、効果がある、という点をまず確認する必要がある、と考えています。

主語は「家族が」だと思いますが、

家族のメンバーが達成したい「目的」や「ゴール」

は何でしょうか?

今日の時点では答えを持ち合わせていないので、ここで止めておきます。

近い将来、自分自身として何か答えのようなものが得られたら、ここに記します。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どのすれば実現できるのか?(第四回)

「心理的安全性」って?
沈黙は金?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

再び、ハーバード・ビジネススクールのエドモンドソン教授の著書「恐れのない組織」を読み進めて行きます。

米国で超有名な優良企業のトップマネジメントが、こんな悩みを漏らす下りがあります。

「CEOとして最も恐れるのは今、(社内で)本当に何が起きているのかが分からないことだ」

会社のトップは、経営に関わる様々な意思決定をするのが仕事。そのためには自社の現状を正確に理解することが必要です。しかし、自分のお膝元?である自社の本当の姿が見えない、と言っている。

確かにネガティブな情報やリスクの存在を、積極的に上司に相談したいと思う部下はいない。上司の不機嫌な表情を見たくないし、報告したことで怒られたくもない。増してや自分の過ちを進んで上司へ報告するなんて!

そうですよね!

それで、このCEOはこう続けます。

「リーダーは、進んで自分をさらけ出し、自分の過ちについて率直に話さなければならない。そうすれば、社員も安心して自分の過ちを話すようになる。」

確かに、完璧で非の打ちどころのない上司には、部下としてちょっとした間違いでも話をするのは憚られる。

そう言えば、以前仕えた人の中に、こんな風に私に仕事を依頼する上司がいました。

「その分野はどうも苦手なんだよね。なので、他部署への説明はもちろん私がして回るので、君にはデータ収集・調査から、分析・提案までやってもらえますか?」

一方、その上司は説明やプレゼンテーションがぴか一上手い人。どんな内容でも相手を上手に説得できる才能がある。何回となく助けてもらった記憶があります。

この上司とは、色々な話をしたことを覚えています。仕事の話はもちろん、プライベートなことまでも。そして上司も、自分の家族の話などをしてくれましたね。

すると段々と、お互いの距離が近くなったというか、上司部下の関係を超えた「人間同士」の付き合いが出来たように感じました。

再度「恐れのない組織」へ戻りますと、もう一点触れている点は

「沈黙」

です。

「あ、これ言っておこうかな?どうしようかな?」

と迷う場面を、少なからず経験されているかと思います。

こういう場合は大抵、

「ま、いいか!大した内容では無いから。」

と心の中でつぶやいて、発言しなかった自分を正当化させます。

でも後日になって、

「やっぱり、あの時言っておけば良かった!」

と悔やむことも多いかと感じます。

対人関係を悪くしてしまうリスクがあるけれども、言うべきことは口に出すことが、長い目でみるとそのチームや組織にとっては有用なことが多い。

皆さん、いかがでしょうか?

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「親業」と「社長業」のどちらが難しいのか?

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今朝ほど、家庭内で少しコンフリクトがありました。我々、親と、子供との間で、です。

親と子供の関係というのは、色々な意味で「難しい」と感じますね。

それは恐らく、お互いの関係性が近い、近すぎるから。

そして、お互いの想いのすれ違いが色濃く出やすい。また子供の成長度合いによっても、コンフリクトが起きます。

「親業」

親というのも一つの「職業」だと、私は考えています。何故なら

- 仕事と同様に、非常に重要な任務で、かつ、
- 熟達したり、上達するのに多くの経験とスキル、が必要だから。

そこで今日のタイトル、

「親業と社長業とではどちらが難しいのか?」

なのです。

もちろん、両方とも簡単なものではなく、同じ土俵で比べるものでは無いですね。

しかし、何か相通ずる部分と明らかに異なる部分があるように感じています。

まず共通する点としては、
両方ともその人(親、及び、社長)の価値観や行動様式が、その家庭・会社のルールになること。

一方、大きく異なるのは、当たり前ですが、親子は関係性が近すぎること。それによって感情的な面が前面に出やすいこと。

感情面が出やすいことは、問題を複雑にしてしまうリスクがありますね。この感情面としては、親ととしては「こんなに色々心配してあげたり、手伝ってあげているのに」という提供者の目線。一方、「子供は親を選べない」という事実。

また別の観点ですが、

製品や会社の「ライフサイクル」という発想があるように、子供が大きくなる過程での

「成長ライフサイクル」

という発想も必要だと感じます。

子供が小学生の場合と、大学生の場合では自ずと対応方法が異なるはず。

しかし、親としてはここが意外に難しかったりする。

親の一人として気を付けなければ!

「親業」を教えてくれる学校があったら、ぜひ入学したいです。

今さら遅い!

とも思いますが、まだまだ親としての任期?は残っているので「学ぶのに遅すぎることはない」

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第三回)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

昨日に引き続き、エドモンドソン教授の著書「恐れのない組織」に関してです。

今日は、読み進めるのを少し休めて、ここまで読んでみて、何をすれば組織やチームにおいて「心理的安全性」が実現できそうか?を私なりに検討してみたいと思います。

今後、教授の本を読み進めて行くと、何らかのアイディアや提案は記されているものと期待しています。従って私の検討内容は的外れと判明するかも知れません。

しかし、自分の仮説を立てた上で今後、読み進めていくのも良いかと考えました。

まず、著書の中にも記述があったかと思いますが、

「リーダーの役割」

は先ずは、重要と考えられます。

「心理的安全性」は環境。環境作りに大きく影響を及ぼすのは、やはり「リーダー」の存在。

一方、リーダーだけが頑張れば、環境が整備され、それが持続されるのか?
やはり、リーダーを支える

「チームメンバーの役割」

も、同様に重要ですね!

では、リーダーの役割の焦点を当ててみましょう。

「心理的安全性」が確保されている職場では「失敗やミスについて話せる」「気兼ねなく、率直に意見を述べることができる」とあります。従って、リーダー自身がこれらを体現することは当たり前。また、これらからメンバーが逸脱したら注意する。

一方、言うのは簡単だが、実践が難しいのが

「建設的な反対意見」

を述べ合うこと。ついつい批判のための批判を口に出してしまいがち。

そして私がここで大事だと感じるのは

「建設的」かどうかの判断基準を決める、こと。

私が考える判断基準は

- チーム全体のゴールの達成に役立つのか?
- チーム全体が大事にする「価値観」に則っているか?

でしょうか?

ということは「心理的安全性」の環境作りの前に、リーダーとしては以下のことを確認しておくことが必要だ、とも考えられます。

(1)チーム全体のゴールを決めて、チームメンバーからの合意・腹落ち感を得る
(2)チーム全体で共有する価値観を確認する。ここで言う「価値観」とは、考え方や行動様式も含む。

それでは、今度は「チームメンバー」の役割は何でしょうか?

この部分は、思い当たる点が幾つかあるので、感覚的な視点も含めて現時点では、列挙するの留めておきます。読み進めて行くうちに、何か発見があるかもです。

チームメンバーの役割
(1)価値観に沿った言動・行動
(2)チームメンバー同士の「横の関係」の構築
(3)ゴール達成の意義理解と自己成長との整合、関連性の理解
(4)チームに貢献するマインドと批判的な視点

今日のところはこれくらいにしておきます。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第二回)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

昨日に引き続き、エドモンドソン教授の「恐れのない組織」を読み進めて参ります。

今日は「心理的安全性」についての

誤解を解く

というところです。

「心理的安全性」という言葉の響きから、何となくゆったりとした、何を言っても許されるようなイメージが沸きますよね!

しかし、そんな雰囲気の職場や集団で、この変化の激しい世の中、渡って行けるのか???

しごく当然の疑問です。

この疑問にきちんと答えを提示しています。簡単にかいつまんで読み解くと、

*心理的安全性は、職場のメンバーやチーム内でお互いに「感じよく」したり、いつも「賛成する」ことではない!
→率直に意見を表明でき、建設的な反対意見が言える

*心理的安全性は、組織・職場での目標値下げて、勝手気ままに、気楽にやることでは無い!
→チームメンバーがお互いに尊敬し合い、率直に意見交換をしながら高め合い、協力して共通の目標に向かって協業すること。

ここまで読んで感じたのは、「心理的安全性」は、それ自体が何かを生み出すというより、何かを生み出すための土台・基礎のようなものである、ということです。

賛成意見だけの「仲良しクラブ」ではなく、反対意見も含めて様々な意見を自由闊達に交換することで、新たなものや価値を高めて行く。そのための環境作りを提供する一つだと考えられます。

この本でも

心理的安全性だけでは十分ではない!

と伝えています。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第一回)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

最近気になっているのが「心理的安全性」という言葉。

そこで、ハーバード・ビジネススクールで教鞭を取るエドモンドソン教授の著書「恐れのない組織」を、今日から少しずつ読み解いて行こうと思います。

なおこの場では、この書籍の内容に少し触れつつも、主に企業や職場で導入できそうな具体的な施策やアイディアについて検討したいと考えています。

まず最初に、世の中を取り巻く環境の変化。いわゆる「VUCA」と表現される、

- V:Volatility(不安定さ)
- U:Uncertainty(不確定さ)
- C:Complexity(複雑さ)
- A:Ambiguity(曖昧さ)

の4つに代表される世の中の状況。

- 経済のサービス化が進み、モノを欲する社会は終焉を迎えており、これまで以上に価値の創造が必要である。
- それを生み出すために企業においては「イノベーション」が声高に叫ばれている。
- インターネットをはじめとしたディジタル技術の発展に伴い、知識集約型産業が増々台頭していく。

環境変化はこんな感じでしょうか?

そして「心理的安全性」の大まかな定義は
「対人関係のリスクを取っても安全だと信じられる職場環境」

それから「心理的安全性」が確保されている職場では
- 失敗やミスについて話せる
- 気兼ねなく、率直に意見を述べることが出来る

そして上記のような職場は
「職場のリーダーが生み出すことが出来る」

とのこと。

ここまで読んでみて思い出すのは、前職でのある職場。部下が全員女性ということもあり、とにかく職場が賑やか!

転職したてで彼女たちの上司となった私は、最初は面食らいました。

でも、今思うと、

間違いや分からないことを気兼ねなく、お互いに指摘したり教え合いながら、職場は和気あいあいとしていたように思います。

私は職場のリーダーとしては特段、何もしていません。おしゃべりばかりで作業が本当に進んでいるのか?と彼女たちの働き方を注意しようと思いましたが、

職場の作業効率は決して下がっていない!

むしろおしゃべりをしながら、お互いに助け合うことで、作業スピードは上がっているように感じました。

そこで私が実行した唯一の施策は

「彼女たちのやり方に任せて、私は邪魔をしない!」

でした笑

続きはまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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あなたの「英語勉強法」を楽しく続けるには?(最終回)

あなたの「専門分野」は何ですか?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も昨日に引き続き「英語の習得方法」についてです。

「あなたならでは」の勉強方法を見つけ出す方法やヒントをお伝えしようと考えています。

昨日は皆さんに、次のような問いかけをしました。

今まで試してみた方法で、自分として一番「しっくり感じた」方法はどういうものでしたか?

さて今日、第三回目の最終回は、何を「題材」に勉強を続けて行くか、についてです。

このシリーズの第一回目では、皆さんに

「自分が英語を使う場面を具体的にイメージ」

して頂きました。

第二回目では、どの

「五感」

を使って英語を勉強するのが、皆さんそれぞれにとって心地良いのか、を考えて頂きました。

そして今日は、その勉強を

「どういう題材」

を使って続けていったら良いのか?

自分が英語を使う場面を想像して、そのイメージの中で聞いたり読んだり、自分が心地よいと感じる方法で、英語の学習をしている.......

さて、どんな題材やテーマを使って学習しているのか?

さて、ここで質問です。

英語の学習、という切り口をひとまず忘れて、あなたがこれまでで、長続きしていることや継続していることには、どういうものがありますか?

台所に立つのが好きな人は「料理」と答えるかもしれません。
スポーツが好きな人は「野球」とか「サッカー」と答えるかと思います。

また長く継続していることは?と聞かれて

やっぱり仕事かな? 会社で長年「マーケティング」の仕事をしているから。
そう言われてみれば、読書量だけは人には負けないぞ!

などなど。

そうです! 何かを続けるためには、あなたの「好きなこと」を題材に選べば、継続することが苦ではなくなるはず!


ここで、映画とかスポーツとか、趣味の題材を選ぼうと考えるのは、在り来たりで当たり前と感じるかと思います。

一方、忘れられがちなのは、あなたが多くの時間を割いてきている

「仕事に関わる題材・テーマ」です。

えー、それでなくとも英語の学習が億劫なのに、題材が仕事に関わること???

そう感じる方もいるかな、と思います。

しかし、仕事として毎日扱っている内容は、あなたが思っているより実は、かなり高度な専門的知識を使っているものです。当たり前のように感じてしまって、気付かないだけです。

ご自分の仕事に関わる英語の本を手に取って、目を通してみてください。

意外に頭にすっすーと入ってくるものです。なぜなら、

それがあなたの専門分野だから。

私は長年、簿記や経理、財務などの仕事をしてきましたが、英文簿記の英語のテキストを始めて読んだ時に驚きました。書いてある内容が日本語のテキストと、全く同じだったからです。

ある意味これは当たり前の話。そもそも簿記は西洋から日本へ輸入された学問なので、日本語での内容自体が元来、翻訳なのです。

マーケティングも然り、経営工学なども、日本に輸入されてから大分「進化」している部分もあるかと思いますが、元々は西洋からの輸入された考え方です。

また、仕事で得ている知識というものは当然高度であると同時に

「勘」が働きます。

こういう文脈だったら、こういうことを意味しているのだろう、と何となく分るもの。

一度、自分の仕事に関わる専門書を洋書で読んでみることをお勧めします。

また、営業やマーケティングなど、お客様向けや社内でプレゼンテーションをよくされる方は英語のスピーチやプレゼンなどの映像を題材にするのも楽しいと思います。

Youtubeでプレゼンテーションの映像が簡単に見れるので、是非試して頂ければと思います。

とにかく
「自分が興味がある内容のもの」
「自分の専門分野の題材」

を選ぶことが、学習を続けるこつだと実感しています。

「見つけよう、あなたに合った英語学習法」シリーズは、今回でひとまず終了です。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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あなたに合った「英語勉強法」の見つけ方(第二回)

あなたはどの「五感」を活用しますか?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も昨日に引き続き「英語の習得方法」についてです。

「貴方ならでは」の勉強方法を見つけ出す方法や、ヒントをお伝えしようと思います。

昨日は皆さんに、次のような問いかけをいたしました。

「皆さんはどんな場面で、どんな内容の英語を、どういう目的で、使おうとしていますか?」

英語を使ってあなたがコミュニケーションする相手は、誰で・どういう人で、そして、あなたはそのコミュニケーションによって何を得ていますか?

さて第二回目の今日は、具体的に勉強方法について少し触れたいと思います。

ここで勉強法と言っても、皆さんのどの「五感」を使って英語を習得していくか?という切り口です。

五感?

そうです、五感です。皆さんは勉強、特に暗記モノの学習の際、どんな方法で覚えようとしますか?これまでどのような方法を試してみましたか?

- ひたすら単語を書いて、スペリングを体で覚える
- とにかく英文を読む、音読する
- 単語帳を作って、それをひたすら見ながら覚える
- テープやCDを聞いて覚える

皆さんはこれまで、色々な方法で取り組んだ経験があるかと思います。

実は人は皆それぞれ、得意な方法というものがあるようです。私はその「得意な方法」をうまく取り入れて、学習するのが良いと感じています。

嫌いなやり方は長続きしませんよね!

ものの本に拠ると次のような五感による方法があるようです。

 V: Visual(視覚)
 A: Audio(聴覚)
 K: Kinesthetic(運動感覚)
 O: Olfactory(嗅覚)
 G: Gustatory(味覚)

英語の学習には、嗅覚と味覚はあまり馴染まないかもしれませんが、「視覚」「聴覚」「運動感覚(体を使って)」などは思い当たる点は多い気がします。

さてここで、私から皆さんへ質問です。

今まで試してみた方法で、自分として一番「しっくり感じた」方法はどういうものでしたか?

ちなみに私は、英語のテープやCDを、とにかく聞きまくっていました!

基本的に私は、物ぐさで面倒くさがり。一つのことが長続きしない性質なので、簡単に出来る方法、と思って、「聞くだけ」の方法を採っていました。

音は耳に入れておけば、本人が聞いていようといまいと入ってきますよね!

でも不思議なもので、それまで聞き取れなかった英語が段々と「何となく」分ってくるようになってきました。 

ここで「何となく」が実は重要!

英文を頭で論理的に聞き取っている、というより、音楽を味わっているような、英語自体を「かたまり」として、何となくじわっと理解出来るようになる感覚です。

また、英単語の習得方法については、以前このブログでも触れたことがあります。

辞書を引くのが面倒くさい方は、この方法がお勧めです。題して「ものぐさ語彙増強法」。

もちろん、上記の方法の一つに絞る必要はありません。合せ技も良いですね。例えば、単語を発音しながら、スペルを書いて覚える。

また、英語のスピーチを聞きながらディクテーションをする。

合わせ技は色々考えられます。

皆さん、「貴方ならでは」の方法を編み出してください。

そして、こんな方法を考えました!という方は是非、私にご一報ください。
みなさんで共有して行きましょう!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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見つけよう、あなたの「英語勉強法」!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

ここ最近のテーマが英語。そこで今日は「英語の習得方法」について少しお伝えします。

コロナ下で働く環境が激変している方も多いかと思います。そして環境が変われば、それに対応する武器も変わってくる。これが世の常ですね。

特にオンラインで出来ることがコロナ前に比べて数段増加したこともあり、色々な分野にチャレンジされている方も多いと想像されます。

しかし一方、英語の習得に関しては残念なことに、過去に挑戦しつつも、何度となく「断念」してしまっている方も.......

今日は、単なる英語勉強法というより

「貴方ならでは」

の勉強方法自体を見つけ出す方法やヒントをお伝えします。

今日はその第一回目。

皆さんはそもそも、どうして英語を勉強しようと考えているのでしょうか?
英語をどのように、使おうと思っているのでしょうか?

ベタは問い掛けではありますが、英語を使用する「目的」をまず明確にすることが、実はとっても大切なこと。

何故なら、その目的によって勉強すべき内容や方法が大きく異なるからです。

英語の文法の研究をする人と、海外旅行で英語で買い物をしたいと考えている人とでは、勉強すべき英語は当然、全く違いますよね!

英語は「道具」

これは最近よく言われることですが、私も全く同感です。

木の板に穴を開けるのに、金づちでは役に立たないように、目的によって用意する「道具」は異なるものです。

さて、ここで皆さんへの質問です。

皆さんはどんな場面で、どんな内容の英語を、どういう目的で、使おうとしていますか?

英語を使ってあなたがするコミュニケーションの相手は誰で・どういう人で、あなたはその人とコミュニケーションをすることで何を得ていますか?

英語を使っている「自分」を出来るだけ、具体的にイメージすること。

これが英語習得の近道だと、私の経験から感じています。

例えば、英語で採用面接を受ける、という状況を想像してみてください。
面接では、誰に、どういう内容を、どのように伝えなければならないのか?

それを、どのような英語表現を使って、順番は何で、そして、身振りや手振りも必要だし、面接官からの質問にも答えて.......

そうそう、いいですね! 

面接官との具体的なやりとりがイメージ出来ますよね。

それを英語で行う、と考えれば、どういう英語を習得しなければならないのか?

そうです、だんだん見えてきましたね。

このように、

「自分が英語を使っている状況・場面を具体的にイメージする」こと

から先ずは始めて欲しいと思います。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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日本人は質問が苦手?:「質問」と「question」の違い

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日も一昨日に続いて「英語によるコミュニケーション」に関して。

先日、外国人の友人と話をしていて、気付いたことがあるんです。どうも我々日本人は質問したり、されたりすることが

苦手のようだな、って!

我々はどちらかと言うと、質問すること自体に、ためらわせるような、ネガティブな響きがあるように感じます。

会議などでは、例えば進行をさまたげるもの。反対のための嫌がらせの質問など。

一方、欧米、特にアメリカでの「question」はよりニュートラルな感じ。

いやむしろ、議論のためには欠かせないもの、という捉え方をしているように感じます。 実際、

「play the devil's advocate」

という英語の表現があります。

ここで「devil's advocate」とは、議論や提案の妥当性を試すために、敢えて反対意見を述べる人、という意味です。

質問をすることで、より深い説明を引き出したり、異なった視点をもたらしたり。

会議などで意見などを述べる話し手は、参加者に質問することで聞き手の持っている興味の度合いを把握する。一方、参加者は聞き手として質問をすることで、話し手からより深い論点や異なる視点を提供する。

このようにして、お互いがお互いに貢献し合う。

私も実際、アメリカ人との会議に何度か出席した経験がありますが、発言しないのは

「関心が無い」のか
「質問出来ないほど愚か」なのか

という印象を持たれる、というのは実体験として理解できます。

従って、本当に活発に質問が出ます。日本の会議では考えられないくらいに!

こんな進め方で、会議が終わるのだろうか? 

日本での会議の感覚からすると、他人事ながら、こんな心配をしてしまうほどです。

もう一つ興味深く感じたのが、ポジションが上の方(部長クラス)の方が、おもむろに手を挙げて、

あまりに基本的な質問をしていたこと!

こういう質問も許されるんだな!

こんな基本的な質問したら馬鹿だと思われるかも?と

思い悩んでいた自分も胸のつかえが下りた感じ。 

アメリカ人との会議ではそれ以降、余り思い悩まずに質問が出来るようになりましたね笑

日本と異なり、全会一致でしゃんしゃんなんてありえない、と彼らは想定しているようで、むしろ質問が出ないこと自体が

「不気味」

に感じるのでしょう。

一方、日本では、質問するのは邪魔者扱いされる。下らない質問はするな!という雰囲気。

これでは議論は深まらず、単なる報告。

それでもなお、質問することに抵抗感があるのであれば、感想を述べる、というのも良い方法。 

自分の考えを口に出して、話す・説明する、ということにまずは慣れていく必要もあるかと感じます。

言葉で説明することで、お互いの信頼関係を得て行く。欧米社会は「high context」社会。

日本は以心伝心などnon-verbal communicationの部分が大きい、「low context」な社会。 

これからの外国人とのやりとりが避けられない世の中に対応していくためには、少しずつhigh contextに慣れて行く必要があるな、と感じます。

会議ではまず、感想を口にしてみよう!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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聴く:社員の潜在力を開放する武器

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

企業・組織が抱える課題を解決するエグゼクティブ・コーチという仕事をしております。お客様である経営者や管理職の方々とお話をしていると、このようなボヤキをしばしばお聞きします。

「うちの社員は、会社の方針を理解しているのか、していないのか?行動が遅い!」
「自ら考えて行動を起こす力が弱い。自律性に乏しい!」

経営者・社長のおっしゃっていることの意味は分かります。そしてそう感じることが多いことも想像が付きます。

しかし一方、賢い経営者・社長であれば、お尻を叩いて、無理やり行動を起こさせる方法が長続きしないことを理解されています。

そもそも、ですが、

- 社員の方々は、会社の方針を全く理解していないのか?
- 一人一人の社員は本当に「自律性」が無いのか?

恐らく社員の心の中に、行動にストップを掛けている「何か」がある。

私はそう感じます。

そしてその「何か」を明らかにして、かつ、社員が元々持つ潜在的な力を解き放つ、一つの方法が

「聴く」

だと考えています。

え、社員の話を聴くだけで?

と訝しく思われるかと思います。

はい、そうなんです。

社員の話をじっくり聴く、つまり社員の想い、期待、不安、不満などなどを、先ずは話してもらうことで、会社(経営者・社長)と個人(社員)の考えていることと擦り合わせが可能となるのです。

そして、経営者・社長が「聴く」を実践することにより、社内に

「聴く文化」

が根付くようになる。

これが実現すると、行動のストッパーが外れて、社員は自律的に動くようになると思います。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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私の”ものぐさ流”英語学習法 (2):面倒くさがりの貴方の「語彙力」増強法!

語彙力向上のために「単語カード」を作りますか、それとも「スクラブル」をしますか?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

昨日に引き続いて「ものぐさ流」英語学習法、今日は「語彙力」。

どうやって語彙力を増やすか? 

これは日本語でも同じで、皆さんもきっと小学校・中学校の時、漢字の書き取りをしたり、言葉の意味を国語辞典で調べてノートに書き写したり.....色々な方法で、多くの時間を割いて取り組んだことと思います。

英語でも実は、残念ながら同じです。

学問に王道なし! 

そんな簡単で即効性のある方法なんて無いです。

しかし、生まれつきの物ぐさ、面倒くさがり屋の私が編み出した、語彙力増強方法をお伝えいたします。

名付けて「赤ペン・アンダーライン方式」。

使う題材は英字新聞。駅の売店などで売っている英語の新聞。

それをもちろん新聞の記事を読んでいくのですが、読み進めながら見たことが無い単語や意味が分らない単語に遭遇したら、

赤ペンでアンダーラインを引いていく。

赤ペンはボールペンなど芯の細いものではなく、「太目のサインペン」のようなものがお勧め。 

最初は兎に角、どんどん読んで、?と感じた単語には躊躇せず、赤のアンダーラインを引いていく。

紙面や記事はどれを選んでも構いませんが、恐らく第一面が良いと思います。何故なら、取り上げられている記事は概ね、日本の新聞と似通っているため、英語でも内容はある程度想像がつくはずなので。

さて例えばある一面を読み終えて、さて、どうでしょうか? どんな感じでしょうか?

恐らく最初は、新聞一面が「真っ赤」になったと思います。

それでいいんです! 

実は私もそうでした。 全ての単語に赤のアンダーラインを引いたような感じ。

さて、ここから大事。

皆さんならここからどうしますか?

これまで英語を学校で、まじめ(?)に勉強してきた皆さんなら、恐らくこう考えるはず。

「単語カード」を作って、表にはアンダーラインを引いた単語を書いて、裏面には辞書で調べて意味を書く。そしてそれを覚える。

もしくは、モチベーションが続くように(笑)、可愛らしいお気に入りのノートを新調して「英単語ノート」を準備し、自分なりの手作りの「My辞書」を作っていく。

これが学問の王道。 でも・・・・・ 

私の「ものぐさ流」はこうです。

赤く染まった英字新聞はそのまま捨ててください。 

勿体ないと思う方は、そのまま引き出しの奥へ突っ込んでおいても良いです。

単語カードも英単語ノートも作らない。ましてや、分らない単語や熟語も辞書で調べない、何もしない。即ち「読みっぱなし・やりっぱなし」でOK。

そしてそれからどうするか、というと次の日もまた、英字新聞を買ってきて、同じように紙面に目を通しながら、ひたすら(笑)赤ペンでアンダーラインを引き続けて行きます。

二日目も同様に、単語を書き出さず、ましてや辞書を引くわけでもない。

「正確に言うと、辞書は引いてはいけない!」 

ただただ、赤いアンダーラインを引いていくだけ。

そして、真っ赤に染まった英字新聞は捨てるなり、引き出しの奥にそのまま放り込んでおく。

さて、これをしばらく続けていくと、どうなるか?

最初は真っ赤だった紙面が、段々と少しずつ、赤ペンのアンダーラインの量が減って行くことに気付きます。

単語カードも作っていないし、辞書だって引いていないのに???

でも、そう気付いたら、GOOD!

この気付きがとても大切。

この方法の効果は即ち、英語の文章を読みながら、その文章の中で使われている単語・熟語の意味や使い方を、文脈から類推しながら、段々とイメージ出来るようになる、ということ。

そして「赤いアンダーライン」が段々と減っていく、という目に見える形で、自分の上達の度合を確認し、実感できるのです。

いかがでしょうか? 

この方法は、新聞を購入し続けるのにお金がかかる、また即効性は残念ながら望めずに時間がかかる、という難点はあります。

しかし、実際に試してみた自分の実体験から、必ずや効果が出ること、受けあいです。 

ある程度、時間の余裕があって、かつ、単語・熟語の文章での使われ方を体得したい方には、試してみる価値のある方法だと「勝手に」に思っています。

一度お試しあれ!

そして、実際試された方は、是非、感想や効果の程をお聞かせください。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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私の”自分勝手流”英語学習法 (1):大切なのは「リズム」と「語彙力」

「McDonald」の発音は「マクドナルド」ではない!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

一昨日、昨日と「英語でのコミュニケーション」について書いてきましたが、実は私もこれまで、英語にはかなり苦労してきました。

そこで今日は少し、私の自己流の英語学習法、名付けて

「自分勝手流」英語習得法

について書きたいと思います。

特に私が苦手なのは、native speakerの話す英語が聞き取れないこと、いわゆるlistening comprehensionが苦手です。

以前勤めていた外資系の会社では、海外のオフィスもまるで日本国内のように「内線」が通じていて、日常的に国際電話(?)がかかってきます。

電話での会話が聞き取りづらいのは、母国語の日本語でも感じることがありますが、英語では尚更ハードルが高いです。

電話越しだけではなく、面と向かって話をしていてもnative speakerの話について行けないことが多いことを痛感していました。

その時、気付いたのは、英語は日本語と「リズム」が大きく異なること。

文章全体のある一部、また、単語やフレーズ自体にも抑揚・ストレス(強調)があります。そして、それが英語を聞き取る、そして、英語を話す、時には重要なのでは?

それからもう一つ、何と言っても彼らの使う言葉自体が分らなければ、話す・書く文章自体が理解出来ないので、やはり

「語彙力」が大切

なのでは、と思いました。

そこで今回は「リズム・抑揚・ストレス」について。

日本語はどうも話をする時、比較的抑揚が少ない言語のようです。

例えば、「マクドナルド」という単語はよく使われる実例。
日本語では母音である「アイウエオ」をはっきり話すことが

「明瞭に」発音することだと考えがち。

しかし、ハンバーガーショップの名前を「マ・ク・ド・ナ・ル・ド」と発音しても残念ながら伝わりません。

私も実際、初めて訪れたハワイのホテルで試してみましたが、見事に通じませんでした笑

何故はっきり発音しているのに伝わらないのだろうと、もっとはっきり、そしてゆっくりと「マー・クー・ドー・ナー・ルー・ドー・」と発音しても、実は尚更伝わらない笑笑

テレビコマーシャルなどで連呼される、馴染みの発音をまずは忘れて、

自分の耳に聞こえるままに、正直にnative speakerの発音をよーく聞いてみる。 

すると、どうも

「マッダ-・ヌウ」

と言っているように聞こえます。

これなんだな!と思いましたね。

恐らくnative speakerにとっては、この単語は6音節(母音が6個) の言葉ではなく、1音節の単語なのでは?と思います。

つまり日本語とは全く異なる、英語独特の「リズム・抑揚・ストレス」があるということなのだと感じます。

これをnon-native speakerである我々日本人が身に着けるためには、理屈ではなく、体で覚えるしかない、と私は強く思い、それから兎に角、native speakerの英語を沢山聞くようにしました。

題材は何でも良いです。映画でも、ニュースでも、市販されている英語教材でも。兎に角、英語を聞く時間を増やすこと。 

また、分らなくてもBGMのように耳の奥で流しておくこと。よく言われることですが、歌を覚えるのと同じです。

そして出来れば同じ英語やフレーズを何度も繰り返し聞くこと。

例えば英語番組の代表例のAFN。昔はFENと言っていた米国の極東放送。これはもちろん、アメリカ人のためのラジオ放送ですが、このラジオには番組の合間に短い宣伝が入ります。

この宣伝を一日に何度も何度も聞かされるので、内容はよく分からないけれど、ラジオを流しぱなしにしておくと、いつの間にか覚えてしまう。

それで後になって、「あー、この宣伝って、こういう意味だったんだ」と分るようになる。

あまり効率的な方法では無いので、即効性には乏しいかも知れないですが、体で覚える、ということが体感出来て、少しずつですがnative speakerの英語に抵抗が無くなってきたのを感じました。

実際こういうことを続けていって、私の場合は3-4か月目くらいから幸運なことに、変化が感じられましたね。

何だかよく分らないけれど、native speakerの言っていることが、理屈ではなく「こんなことを言っているのではないか?」と直観点に、感覚的に理解できているような気になるようになりました。

もちろん、いつもいつもではありませんし、100%正しく聞き取れている訳ではありません。でもこの感覚が非常に大切!

ちょっと地味ですが、皆さんも上記のような方法で英語の聞き取りを体感してみて欲しいです。時間はかかるかも知れませんが、必ず体得できると、自分の実体験から思います。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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英語が出来ないとダメなのか?(第2話)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

昨日に続いて今日も「英語」にまつわる話。

今でも時々、始めて米国へ出張した時のことを思い出します。
それは今から25年ほど前。いきなり上司から呼ばれて

「アメリカへ出張へ行って欲しいんだが」

と言われてビックリしたことを覚えています。


当時私は、工場の経理部門で原価計算を担当していた係長。英語は日頃、仕事で少し使ってはいたけれど、いきなり出張?

その時私は、上司にこう泣きついたのを覚えています。

「でも英語で説明はとっても出来ないです。どうしたら良いでしょうか?」

その時、上司から授かったアドバイスは二つ。

一つは、英語で説明が出来なかったから、「仕訳」で説明するように、とのこと。

そもそも出張の目的は、米国で既に稼働しているシステムを、日本へ導入するプロジェクトへの参加の事前準備。特に経理部門としては、日本独自の会計処理の方法などを説明して、現地の人に理解を得て、プロジェクトをスムーズに行うための下地を作ることでした。

上司曰く、

「英語で説明が難しいと感じたら、仕訳を書けばよい。仕訳は万国共通。借方・貸方を書けば、相手は経理のプロ。必ず理解してくれる。」

アメリカ駐在の経験のある上司のこの言葉で大分、気持ちが楽になったのを覚えています。

「仕訳」とは、経理処理を帳簿に書き込むときの記帳法のルールで、万国共通の経理の常識。元々日本も、ヨーロッパから輸入して使用することになった経緯があります。

もう一つは、分らないことに出くわしたら

「私には分からない」、とはっきり答えて良い、と。 

アメリカ人は明確な方向性や考え方を好むので、日本人的な曖昧模糊な状況は心地悪いらしい。

「分らないことを、分らないと表明することは恥ずかしいことではない」

と上司は言っていたように記憶しています。 

なるほど! だからアメリカ人は最初にYes or Noを、はっきりと言うのだと。

私は実際出張中に英語に窮した時には、アメリカ人の前で黒板を使って借方(Debit)と貸方(Credit)を書き、説明をしたのを今でもはっきり覚えています。仕事仲間の相手はきちんと理解してくれていました。

やはり、英語は出来た方が良いとはもちろん思いますが、出来なくても伝える方法はある、というのが私の実感です。

とにかく自分の専門性を磨くことが大切かな?

その分野のプロは、使う言葉が異なっても、その専門分野に関する知識・経験などを総動員して伝える合うことで、お互いに分ってくれるものだと思います。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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英語が出来ないとダメなのか?

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

海外とのやりとりが増えたり、職場に外国人が赴任してくる機会が多くなってきているように思います。皆さんの身の回りでも日本語以外の言語を使う必要性を感じることもあるでしょう。

グローバルな観点では、共通語はやはり「英語」ということになります。

一方、留学や海外赴任の経験がある方、また、外資系企業に勤務されている方の中には、英語が出来る方々も多いかと思います。

しかし、気を付けないといけない、と私が感じるのは

「英語が出来る=コミュニケーションが出来る」ではない!

英語はあくまで伝えるための「ツール」。
そうです、書くための鉛筆や、釘を打つ金づちと同じ。

まずは伝える事柄があること、伝えたいという気持ちがあること。

それから、これは忘れがちな点ですが、相手の話を聴いて理解して、

そして共感してあげること。

なまじ英語の出来る人は得てして、表現力などのテクニックに走ってしまい、

「伝えたい気持ち」と
「聞く姿勢・共感する心」を

忘れがちです。

むしろ英語が少し位たどたどしくても、日本の文化や習慣、現代の日本の抱えている課題など、相手の興味がありそうな内容を教えてあげたい、という気持ちは伝わるものです。

また、相手も同じように、誰かに何かを伝えたい、話したいと思っているから話をするのです。

それをじっと聴いてあげる。そして分からなければ質問してあげる。

質問することは興味を持っている証拠。日本人はどうも、質問することが苦手のように思えます。

「そうだよね! それであなたは、どう思うのですか?」
「そうよね! それはどうすれば解決できるのかしら?」

こちらが質問すれば、今度は自分が意見を求められます。
それに対して自分の考えや思いを述べる。

こうしてコミュニケーションは成り立ち、広がっていくのだと思います。
いわゆる学校の勉強的な英語力は、それからで良いです。

いやむしろ、上記のようなコミュニケーションを続けていることで少しずつ、そして着実に本当の意味での「英語力」は身についていくものです。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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久しぶりに読みながら涙しました!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

歳を重ねるごとに涙腺が甘くなってきていることは認識していました。テレビドラマや映画を観ていて、感無量になって.....

一方、これまで本を読みながら涙することはほとんど無かったように記憶しています。
それは私が手に取る書籍は、ビジネス書や虚構の世界を描く小説に片寄っていて、あまり「ノンフィクション」を読むことが少なかったからかも知れません。

これは、「本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞」を受賞した本です。

詳細はここでは記述はしませんが、テーマは在宅医療。

実は昨年、うちの妻の母を暫く自宅で介護・看護しておりました。妻は実母の介護という大きなチャレンジをする決心をし、私は微力とさえ言えないほどのささやかな支援を傍らでさせてもらいました。

これは他人事ではない。

なぜなら、この本の主人公は私より10歳も若い看護師。彼自身が若くしてすい臓がんにかかり、自らが在宅医療を受け、在宅看護を当事者として体験するというリアル・ストーリーなのです。

私はこの本で

「死に方」、そして

「生き方」

を今ここで考えることが必要だと思いました。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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「ワーク・ライフバランス」って???

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日のテーマは「ワーク・ライフバランス」。以前ほどは聞かれなくなったかと思いますが、これは文字通り、

「仕事」と「プライベート」の程よいバランス

という意味かと思います。

しかしそもそも、これら二つが「バランスしている」状況ってどういうものでしょうか?

そして、

「仕事」と「プライベート」というものは、この写真のように対極をなしているものなのでしょうか?

様々な疑問が湧いてきてしまいます。

確かに、一日24時間を仕事とプライベートの二つのために使うのですから、これらをどのように適切に配分するのか?という考え方は理解できます。

でも、私自身はまだまだ違和感を感じるのです。

私は仕事もプライベートも、ある目的を達成するための「手段」のように感じています。目的?

そうです、大上段に構えて言うと、自分の人生の目的。分かりやすく言うと、

自分の人生で得たい事柄

この目標を達成するために、仕事やプライベートを活用する。このように考えています。

このように考えると、仕事とプライベートは対極をなすものというより、道具箱の中の大切な道具。

大工さんなら金槌とのこぎり。これらの道具をいつ、どのように使って、住宅や門扉を創るのか? これらを使うバランスではなく、いつ、何のために、どのくらい使用するのか? ということは、

「仕事」と「プライベート」を同時に満たすこと

という発想も出てきます。

私はサラリーマンを早期に卒業、独立してから、仕事とプライベートの切り分けやバランスという発想からは開放されました。

それは、仕事をしながらも「プライベート」を充実させるためには、どうすれば良いのかと考えることが可能だと気が付いたこと。

また、

「プライベート」の活動の中に、仕事に活かせるアイディアが満載だと気が付いたからです。

つまり「仕事」と「プライベート」は対極にあるものではなく、お互いに相乗効果が得られるものだと考えられるようになったのです。

皆さんも、例えば職場のデスクワークで、ふと起業のアイディアが浮かんだりすることはありませんか? また一方、家族と公園を散歩していて、会社で抱えている課題の糸口を、ふと思い付いたりすることはありませんか?

与えられた人生、そして一日24時間という限られた機会。自分の人生の目的を達成するために有効に使いたいものです。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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コーチング・セッションを「ケースメソッド」で学ぶ

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

昨年2020年9月までの2年間、私が通った大学院では「ケースメソッド」を基本とした授業を提供しています。ケースメソッドは米国ハーバード大学のビジネススクールで開発・導入されている教授法で、一言で言うと、

ケース(事例)に書かれている内容を「討議する」形式で進める授業方法

2年間学び、その効果を体感したので、ぜひ他の方々にも味わって欲しいと考え今回、プロコーチ仲間を対象に、コーチング・セッション例をケースに取り上げて、ケースメソッドで勉強会を実施してみました。

冒頭、私からは、

「私は講師ではありません。この勉強会をスムーズに進める『ファシリテーター』です。従って私が正解や助言をお伝えするのではなく、皆さんの意見や感想、疑問を拾いながら勉強会を進めます。つまり参加型・討議型ですので、積極的な発言とご自身の経験などの自己開示をお願いいたします!」

参加者の皆さんには事前に、ケースを読んだ上で勉強会へ臨んで頂くようにお願いしてありました。従って、ケース内容は一応理解して頂いていることを前提に議論を進めます。

参加して下さったプロコーチの方々は、この「ケースメソッド」は初めてのご経験だったようで、

「ケースが実際にありそうな内容で興味深い!」
「色々なコーチから様々な視点の意見が聞けて、勉強になる!」
「日頃やっているセッション練習とは異なり、深く考えるきっかけになる!」

概ね好評だったようで良かったです。

この「ケースメソッド」方式が、皆様の学びに繋がるようであれば、ケース内容や参加者を考慮すれば、色々なバリエーションで提供出来るように感じました。

楽しみになってきました!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ


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大人の「読書会」を企画中!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

仕事仲間となぜか突然、

「読書会」

をやろうという話になりました。

読書会?

小学生じゃあるまいし、なぜ今、読書会なのか?

その問い掛けにお答えする前に、そもそもなぜ我々は

本を読むのか?

これに対する答えは人それぞれ、もしくは読もうとする状況それぞれで異なるかと思います。

- 知識を得るため
- 実社会とは異なる世界に浸るため
- 世の中で話題になっているから
- 自分の専門分野だから
- 読後感想文の宿題だから
- 仕事に必要だから
- 何となく読んでみたくなったから

本を読む動機は色々あります。

しかし一方、

「せっかく読んだのに、内容を忘れてしまった!」
「そもそもベストセラーだから購入したけど、机の肥やしになっている!」
「中身が難解で、何回チャレンジしても読了できていない!」

こんなぼやきも聞こえてきます。

そして冒頭の問い掛け。そもそも我々の仕事仲間の読書会は何を目指しているのか?

参加メンバー全員との協議は、まだまだこれからですが、私個人としては

「学び」「共有」「伝達」

だと感じています。

読書は基本的には孤独な作業。ちゃんと読もうが、適当に読もうが、5ページ飛ばしで読もうが、巻末の解説を読んだことで、読んだことにしようが、その人の勝手です。

しかし、せっかく読んだのだから、読んだ何か「証、あかし」のようなものが欲しい!
読んで感動したり、腹落ちした内容を取って置きたい、誰かに伝えたい!

私は、こんな自分勝手な目的で読書会をしたいと思っています。

従って一冊の本を仲間で読み合い、各人の感想や体感を共有する。そしてそれを第三者に伝える。つまり

「アウトプット」

を意識した読書会をぜひやってみたいのです。

他の仲間は、どういう読書会をイメージしているかな?

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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あなた自身の「ビジョン version1」を思い描こう!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

会社経営や組織運営には、それを支える企業理念やビジョンが必要である、とよく言われます。確かにそんな気がしますが、でも翻って

「ビジョンとは何か?」

と訊かれても、明確に、簡潔になかなか説明できないですよね?

そんな折、ビジョンというものを真正面から、かつ、分かりやすく解説した書籍に出会いました。

この本はビジョンを学問的・学術的に解説したものではありません。経済小説のように、登場人物がビジョンというものの重要性に気付き、色々な人と協業しながら、ビジョンを打ち立てて行く物語になっています。

従って、ビジョンというものの枠組みや、どういう要素を組み入れるべきか?
その際に、どういう点に配慮したら良いかについて、2人の主人公のやりとりを通じて我々に分かりやすく伝えてくれます。

ほんの一部だけエッセンスをお伝えすると、

「説得力あるビジョンを生み出すための3つの基本要素」は、

①有意義な目的
②明確な価値観
③未来のイメージ

とあります。

でも「ビジョン」って、企業とか組織のためのものでしょう?我々一人一人の個人にはあまり関係ないんじゃない?

そう思われる方も多いかと思います。

しかし、この本のストーリーを読み進めていくと、それが企業・組織であろうが、一個人であろうが、考え方の基本は同じである、ということが伝わってきます。

まずはこの本の物語に沿って、軽い気持ちで自分のビジョンについて考えてみませんか?

そして最初は、いきなりカッコいい(?)ビジョンではなく、「ビジョン version1」をスケッチするような気持ちで!

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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すきま時間活用法「ポモドーロ・テクニック」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

「やるべき仕事が山ほどあるんだけど、時間の確保が難しい!」

忙しい現代人。仕事だけではなくプライベートな事柄にも追われる毎日ですね!

実は私もその一人。サラリーマンを定年前に「卒業」したので、仕事に追われる日々から解放!と想像していましたが、根っからの貧乏性。やりたいことを自らどんどん創り出して、忙しいと感じることはサラリーマン時代と同じです。

「これじゃ、好きな読書も思った通りに出来ないな!」

そんなボヤキをコーチ仲間に伝えたら、その知り合いから良い方法を教えて頂きました。その名も

「ポモドーロ・テクニック」

既にご存知の方は、たくさんいらっしゃるかと思います。

イタリアの起業家が発案したテクニックとのこと。ちなみに「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」のことだそうです。この発案者が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーから来ているとのこと!

私が感じた、このメソッドの凄いところは、

「30分間を一単位としている」こと。

何か仕事や作業を「25分間」実施したら、その後「5分間」を小休憩とする。この「30分間」のサイクルをぐるぐる回して行く。この一サイクルを「1ポモドーロ」と定義して、4ポモドーロを続けたら、つまり120分間継続したら30分の休息を取る。

なるほど!

そう言えば私も何度か、すきま時間にタイマーを30分間かけて、読書を試したことがありました。30分間と時間を決めると、意外に集中できる!

時間が無い!と不平を言う前に、今この30分間、

「キッチンタイマーで集中」

してみませんか?

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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人生残り30年の「マイ・ガイドライン」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

私は大の「病院嫌い」というお話は、一昨日のブログでお伝えしました。

念のため誤解を解いておくと、病院が嫌いな理由は、注射が嫌いだからとか、医者という人種が嫌いだとか、日本の医療を信用していない、ということではありません。

「お父さんが病院が嫌いなのは知っているけど、もし病気にかかったらどうするの?」

素朴でありながらも、深遠な問い掛けを娘がしてくれました。

「なるべく病院には行かずに、自助努力で治す、かな?」
「でも、寝たきりになってしまっていたり、自分で判断が出来なくなってしまっていたら、どうするの?」

確かにそうですね!

この先いつまで、自分で行動したり、判断できる状態でいられるのか?

こういう会話を家族と交わしながら、この点に関して事前に伝えておく必要があることに気付きました。最近「エンディングノート」を準備するのが密かなブームになっている、という新聞記事を読んだのを思い出しました。エンディングノートは、自分がいよいよになった時、もしくは亡き後のことを考えて書き残すものだと思います。一方、私がここで言っているのは、むしろ指針のようなもの、つまり

人生残り30年の「マイ・ガイドライン」

と言った方が良いかも知れません。

そして良く考えてみると、自分へというよりも、私に関わってくれる妻や子供たちへの連絡帳のようなイメージ。

ひょっとしたら、人生残り30年間の「自分の生き方」を書き綴るものであるかも知れません。

どんな項目や内容を記述するのが良いのでしょうか?
これからじっくり考えてみます。

ではまた明日!
by「働くあなたを元気にする」コーチ

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目的を先に考えよう!「日本人のための日本語『会話』入門」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日は、投稿した書籍の写真にあるように「英語」の話?

ではなく、日本語の「会話」の話です。

この書籍にある、
「結論を先に言う練習帳」というフレーズでふと思い立ちました。

語彙力や文法力に乏しい英語なら、

「結論を最初に言いましょう!」

を習慣化させようとすることは、努力次第で出来そうな気がします。

なぜなら、英語は外国語だから!

しかし日本語の場合、我々は日本語のネイティブ・スピーカーであることから

今まさに始めようとしている会話の「目的」を、明確にせずに言葉を始めてしまっている気がします。

会話の目的?

そうなんです!何気なく会話を始めてしまうことで、自分と相手と論点がかみあわなかったり、思い違いから喧嘩になってしまうことが多い気がします。

会話の目的には色々様々あって、

- 自分の持っている情報を相手に伝えたいのか?
- 相手を説得したいのか?
- 自分の想いを理解して欲しいのか?
- 新しい考えや解決策を提示して欲しいのか?

そしてまた、その「会話の目的」を相手に分かりやすく伝えてあげると、更に良いので?と思います。

プロコーチとして、相手の方の話を聞くことは職業柄多いのですが、

「この話をする意図はなんだろうか?」

と感じさせる話に出くわすことがあります。しばらく聞き続けても、私の意見を求めているのか、単に共感・同調して欲しいのか? はたまた自分の想いを単に口から吐き出したいのか?

「こんな方法をやってみたら、いいんじゃない?」

こちらが良かれと思って提示した「解決策」に対して、

「そんなことを、あなたには頼んでない!」

これまで何十回となく、こう叱られた残念な経験があります。

正直申し上げて、なかなか話し手の意図というものは、こちらには掴みきれないもの。

「こんなアイディアがあるんだけど、どう感じるか教えてもらえる?」とか、

「こういうトラブルに遭遇しているんだが、どうしたら良いんだろうか?」とか、

「とにかく今、むしゃくしゃしているので、吐き出したい。このまま言わせて!」など。

このような前置きを短くても良いので、最初に告げてくれれば、その後で無用の誤解や行き違いは避けられるように感じます。

いかがでしょうか?

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ


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