エドガー・H・シャイン著「問いかける技術」を読み進めながら(Day4)「謙虚に問いかける実例から」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチ、砂村よしおです。

昨日に続いて、エドガー・H・シャイン氏の著書

「問いかける技術」

を読み進めて行きます。

今日は「謙虚に問いかける」実例から何を学ぶか、です。

シャイン教授の著書は、この本だけでなく多種多様の「実例」を紹介してくれるのが特長です。

学者先生のお話や書物は得てして、概念的で何となく分かったような分からないことが多いものですが、この本は趣を全く異にしています。

むしろ、実例をふんだんに紹介することで、読者にリアリティから体感し、学んでほしいという意図があるように感じます。

従って、実例をここでも紹介したいのですが、そこから我々は何を学ぶべきか、の方が重要と考えました。

そこで今回は、実例は標題のみとして、教訓や学びだけを記述します。実例に興味のある方は、著書「問いかける技術」に目を通して頂ければと思います。


1.標題:妻のメアリーをお茶に誘う

教訓・学び

(1)相手を取るか自分を取るかという選択を迫られた場合、「二人にとって」どうするのが良いかという視点で考えよう。

(2)「オープンな質問」を相手に投げかけ、自分が知りたい情報を相手から聞き出そう。

(3)自分が「少し変わる」ことで解決策が見えるかも知れない。自分の行動を少し改めてみよう。


2.勤務先の大学で通話料金を削減する

教訓・学び

(1)自分が何をやろうとしているのか、何を成し遂げようと考えているかを注意深く振り返る。

(2)自分が求める情報については、相手に依存していることを認識して、「今ここで必要な謙虚さ」を実践し、協力を求める。


4.タスクフォースを創設する

教訓・学び

(1)先ずは親睦を深めるために気楽な夕食会を開く

(2)一人一人のメンバーに参加理由や背景を訊く。メンバー全員の話が終わるまでは、途中で遮ったり質問したりコメントを挟んだりしない。


5.道案内をする

教訓・学び

(1)相手が本当に必要としていることが分かるまで、慌てて返事をしない。

(2)相手が正しい質問した(本当に知りたいことを最初から尋ねるもの)と思い込まないこと。


6.文化の変革を起こす

教訓・学び

(1)相手に「具体例を尋ねる」ことは、相手に対する興味、もっと知りたい意思、親身に考えていることなどを示すことになる。

(2)また同時に、一般的な発言の趣旨を明確にすることに役立つ。


いかがでしたでしょうか?

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」コーチ、砂村よしお

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