「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day2)「新たな組織変革の手法『マネハプ』とは」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めて参ります。

今日のテーマは

「組織変革の新たな手法『マネハプ』とは?」

この著書は、この「マネハプ」についての実践方法を指南したものです。そこで今日はそのエッセンスをお伝えします。

章立て
1.重要なのは「内省と対話」
2.自分自身の経験から学ぶ
3.仲間との対話を通じて実践的な知恵を身に付ける


1.重要なのは「内省と対話」

(1)「マネハプ」とは「マネジメント・ハプニング」の略称で、管理職自らのマネジメント上の出来事から学ぶということで、ヘンリー・ミンツバーグ教授が名付けたもの。

(2)少人数のグループで「内省と対話」を、週一回など定期的に行う。これにより、何をすべきかが見えてきて、周囲の人たちと協力して業務を進めるようになっていく。

(3)全体の流れは、「経験→内省→対話→気付き→行動」というサイクルを回していく。


2.自分自身の経験から学ぶ

(1)特徴的なのは、誰かから何を教わる・習う、というものではないこと。

(2)参加者(管理職)が自らの経験や体験をグループ内で話す。

(3)「内省」とは、遭遇した「出来事(経験)」の意味を立ち止まって考え、そこにある新たな意味に気付くこと。この内省によって、自分のお思い込み・固定観念に気付く。この気付きが行動変容を促す。


3.仲間との対話を通じて、実践的な知恵を身に付ける

(1)内省は一人でも出来るが、自分とは異なる視点を持つ仲間との「対話」が効果的。

(2)対話をすることで、一緒に実践的な知恵を身に付けることが出来る。また、対話を通じて関係性が良くなり、それが職場全体へ広がる。

(3)職場と組織の改善は一気に進むのではなく、漢方薬によって徐々に体質改善が進むのと同様に、時間をかけて実現する。

つまり、最初は一人の力で始まった活動が波動効果を生んで、少しずつ職場を変容させることにつながるメソッドである。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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コーチングを通じて体感する「価値」とは?(Day3)クライアント視点(2)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き

『コーチングを通じて体感する「価値」とは?』

をお届けします。

全体の章立ては下記を予定しております。

1.クライアントとして体感する「価値」
(1)内省する機会
(2)応援者を見つける
(3)霧が晴れる

2.コーチとして体感する「価値」
(1)見方が変わる
(2)相手と新しい価値や境地を創り出す醍醐味を味わう
(3)相手や関わる人の変化や成長に立ちあえる喜び

そして今日のテーマは

クライアントとして体感する「価値」(2)

「応援者を見つける」

今日の章立て
1.自分の話を聴いてもらえる機会は「貴重」
2.人は誰でも心細く感じている
3.コーチは一緒にゴール達成を目指す応援者


1.自分の話を聴いてもらえる機会は「貴重」

皆さんは日頃、どれだけ自分の話を他人に聞いてもらっているでしょうか?

それも、途中で遮られたり、話を相手に持っていかれることなく、最初から最後まで聴いてもらう機会、です。

コーチング・スクールで講師をしていた時に、受講生の方に必ずこの問いを投げかけていました。

当然ながら「そう言えば、ほとんどないですね」

これが典型的な反応です。

なぜ自分の話を相手に、聴いてもらうことが重要なのか?

それは、話をしながら我々は色々ことに気付くからです。

想いやわだかまり、頭をよぎること、心に感じること。それらをそれを言葉にする、言語化することで、自分の外に出す。

そして、その出されたものを、まるで他人の話のように自分の耳で聴く。これがいわゆる「内省」です。

このプロセスを経て我々は自分を振り返ることが出来ます。自分を振り返ることで、自分を再認識し、次の行動などが導き出されます。


2.人は誰でも心細く感じている

私は仕事柄、会社の社長や経営者、企業の管理職の方々の話を聴く機会が多いですが、そういう方々も所詮「人の子」。我々と全く同様、心配事や悩みを当然お持ちです。

しかし我々と異なるのは、その悩みや心配事を誰にでも話すことが出来る訳ではない、という点です。ましてや会社経営に関する心配事を社員に話せるはずがありません。また、社長のご家族の悩みを会社の部下に話せる場面は限られています。

そういう意味で、会社社長や経営者はとても孤独。

経営に関する意思決定を一人で下す場面も多いでしょう。自分の決断が本当に正しかったのか?気軽に相談出来る人がおらず、心細く感じることも多いはずです。

周りの人へは自信満々に見せていなければならないプレッシャーはかなりのもの、と想像されます。弱気になったり、決断がぶれそうになることもあると想像されます。

そういう彼らを、人心面から支えるのが「コーチ」の役割です。

困った時、悩んだ時には、その気持ちを素直に吐き出しても良い存在。しかし、いたずらに迎合するのではなく、第三者として冷静に状況を観察して、判断して言葉をかけてくれる相棒。

経営者はそのように感じる存在のようです。


3.コーチは一緒にゴール達成を目指す応援者

コーチングを提供するコーチは、クライアントの応援者です。それも単に横で応援するだけではないです。お互いにどんなゴールを目指しているのかを共有していて、かつ、一緒にゴール達成を実現する「同士」のような存在です。

従ってもし、歩む道筋がゴールから逸れそうになったら、声を掛けてくれる。「第三者として冷静な視点を持った」応援者なのです。だからとても有難い、助かると感じるのだと思います。

クライアントが迷ったり、万が一誤った判断・行動を取ろうとした時、例えば、こんな問い掛けで再考を促してくれるのです。

「それを実行に移すと、どういう結果が得られそうですか?」
「そういう態度を、周りの人はどう見ていますか?」
「貴方らしさは、その行動にどう生かされていますか?」


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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