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土いじり

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04/27/2023









帰宅したら、バックヤードの花壇部分にmulchの袋がいくつも重ねられていた。彼の車がないところを見ると、また買いに行ったのだろう。犬たちも一緒に連れて行ったようだ。今朝は少し肌寒かったが、良い天気で午後からは気温も上がった。
一休みした後、着替えて庭へ出た。去年の今頃も花壇に新たなmulchを入れたのだが、1年経つと色は薄くなっているし、何よりも雨風で洗い流されるのだろう、少なくなっている。去年はなんだかんだ言って、80-100袋購入したのだが(1袋$5程、、、)😑

夫が戻ってくるまで草取りをしながら待つことにした。久しぶりの作業で腰が痛くなったけれど、ガーデン作業は好きだ。土をいじっていると、心が落ち着く。



・・・


土をいじる。
お日さんに照らされた表面は、熱を持ち、乾いている。
ところどころは、ガチガチに干からびている。
それでも、掘り起こしていくうちにやがて、ひんやりと冷たい湿った土に触れる。

土を混ぜ合わせる。
耕やされた土はやわらかく、色を変える。
根は広く、深く、伸びていくだろう。


土をいじりながら、自分の心みたいだなぁ・・と思う。
すぐに乾いたり、水浸しになってしまったりする心だ。
それでも、いつだって掘り返していけば良いのかもしれない。
心のなかの「変わらない何か」と混ぜ合わせ、耕すと良いのかもしれない。

強い日の光も、土砂降りの雨も知っている。
そんな土でいたいなぁ・・と、思う。


07/26/2004


・・・










・・・
#エンピツ #日記

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07/08/2007

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08/02/2022









 『シーソー』 --------------------- 07/08/2007 -----------------------


小学校の校庭にあった遊具で、断トツのいちばん人気はなんといっても「シーソー」だった。
「シーソー」と聞いて、わたしと同じものを思い浮かべる人がどれくらいいるだろう。
いわゆる「ギッタンバッコン」とは乗りかたがまるで違う。ギッタンバッコンは低学年用。 
遊具とはいえかなりスリリングな本物?のシーソーに乗れるようになったのは・・・いつだったか?
はっきりとは覚えていないが、3年生になってからだったと思う。
シーソーは3年の教室の目の前にあった。確か3台、計6人が乗れる。
休み時間の度に、わたしたちは競うようにシーソーに向かって駆けて行ったものだ。


正直に言ってしまうと、わたし、ほんとのホントは、このシーソーが苦手だった。
苦手だったのだけれど・・・大好きだった。
怖いこわい、、、とビビりながら宙に舞い上がり、あぁ!と思った次の瞬間には降りていく。安堵感と新たな恐怖のくり返し。
けらけらと笑っていた自分の姿が、今となっては尚のこと可笑しい。
両腕・指の力を抜くことはあっても意識を緩めることはけっしてなく。
大袈裟な言い方だけれども、全身全霊で遊んでいた。落ちると死ぬ!と思いながら乗っていたから。
休み時間が終わる頃にはもうぐったりとバカバカしいくらいに疲れ、満足感に充たされた。
シーソーで遊ぶ・楽しめる。これは自分にとって、なんとも誇らしいことだった。
勇敢さの証明とも言える。たとえ無意識であったとしても。


よーく考えてみると、あれは本当に危険な遊具だったよなぁ・・・と思う。
あんなものが「小学校」に設置されていただなんて、今の人たちに見せると信じ難いだろうなぁ。
でも、わたしの記憶では、シーソーから落ちた者はいても、骨折などの大怪我に至る者はいなかったような。
いや・・・あったのかな???骨折しても大問題に至らなかっただけなのかもしれない。(それもある意味信じ難いことかも)


ところで、そんな危険極まりない魅力的なシーソーに軽やかにいとも簡単に乗ってしまうTさんは、密かにわたしの憧れだった。
彼女にはわたしが持っていたような恐怖感はなかったんじゃないかな~。
順番を待っている間も余裕のよっちゃんだったし(わたしは順番待ちでも緊張と安堵感とをめくるめく行き来していた)、いつも大胆な乗りかたをしていたし。


シーソーは梯子が半分から天秤にかけられたような形になっている。
地面に着いている側にいる人がまず両手をかけ、向こう側が下りてくるように手前側を少し上へ上げる。
ふたりとも両手をかけたところで準備OK。どっちかが上へ、どっちかが下へ、となる。
さて、基本的には両端にぶら下がって遊ぶのだが、勇気が出てくると上半身を引き上げ、最初の横棒にお腹を乗せるようになる。
お腹を乗せると、その分もっと高く上がれる。地上に降りた側は、両足で地面を強く蹴る。更に高く上がっていく。
こどもの世界では当然のように行われていたこと。皆がそれぞれ、支援者であり挑戦者であるのだ。
と・・・ここまではあの頃のわたしも(一応)、出来た。
ぎゅーんっ!と上がってって、ドキッ!ドキッ!
ひゅるるる~、と下がってきて、ひゃぁ~。ふぅ~。。。。
このくり返しが、おしっこチビりそうなくらい(チビってたかもね)怖く、そして面白かった。

Tさんはとにかく凄かった。彼女は男子にも全然引けを取らない。
お腹を乗せるだけじゃなく、片足を引っ掛けたり両足を乗せて座ったり、後ろ向きになって乗ったり。もう曲芸さながらだ。
そのときの彼女の顔は、真剣で楽しそうで、なんとも心奪われる表情だった。
わたしはこども心に彼女のことを尊敬していた。わたし以外の子もそうだったと思う。
そういえば彼女の手のひらは大きく指の節々がゴツゴツしていて、いつも指をポキポキと鳴らしていた。チェーリングも誰にも負けない強さを誇っていたっけ。
あぁそういうこともすべて含めて彼女に憧れていたんだろうな、と、今になってあらためて思う。


この前、久しぶりにぶらんこに乗った。
最初はゆっくり。少しずつ大きく。
両の足で地面を蹴り、身体を反るようにして両の足を挙げ、高くたかく揺らしてみた。
空に近付こうとして、公園の樹の梢が遠のいたとき、やっぱりちょっと・・・怖かった。
そして、怖い、と思った途端に、地上へと戻っていった。
くり返しくり返し。
なんだか可笑しくなって、あはははあははは大きく笑った。


笑いながら、ふと。あの頃に乗ったシーソーの感触を思い出した。揺らす気分。揺られる気持ち。

Tさんとはもう20年近く会っていない。
もしもいつか再会することがあったら、わたしが密かに彼女に憧れていたことを告白したいな、と思う。
もしかしたら彼女は知っているかもしれないけれどー。





・・・・


昨日、ベッドを購入した。
そろそろマットレスを新調したいと話しながら、なかなか決められなかったのはベッドサイズをクイーンからキングサイズにするかどうかで悩んでいたためだ。
が、とうとう、キングサイズに変えることにし、新たにベッドフレームも購入したので、ちょとした出費であった。
散財した後の自分たちを、買い換えどきだったのだと納得させる(慰める?)べく、現在使っているマットレスはいつ買ったものだったか2人で記憶を辿る。
夫は2007年だったと思うと言うが、わたしは全然、思い出せない。そんなに長くは使っていないでしょう、もう少し後だったように思う。

そんなわけで、古い日記を見ていたら本来の目的を忘れ読み耽ってしまった。
せっかくなので、こちらにひとつ持ってきました。😁
(2007年じゃぁなさそう)



*追記
昨夜、Ninja Warriorを見ていたのだけれど、シーソーに似たようなやつがあった。と、今になって気付いた。だからこの日記に繋がったのかも。











#エンピツ #日記

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エンピツ日記

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02/22/2022








02222022 にんにんにゃくにゃく。


雪が降っている。ちらちら粉雪。
1時間くらい前はみぞれのような雪だった。窓から見えるever greenの葉先に無数の水滴が凍ってくっ付いている。
葉の中でcardinalがじっとしているのが見える。隠れているのだろうけれど、赤いからよく見える。

風がものすごく冷たい。




エンピツ日記でとっても懐かしい人に再会した。





#エンピツ #日記

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ツキアキアニ

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01/20/2022








----- 02/03/2012 ------
「サウスポイント」を読んで影響されたことがもうひとつあった。



その日わたしは図書館に来ていて、珍しく図書館は大勢の人でごった返していて、これ以上混まないうちに早く借りなくちゃと焦っていた。
が、図書カードを紛失してしまったわたし、どうやって説明したら良いだろうと躊躇しながらカウンター前の列に並んで待っていた。

そのときわたしの名前をフルネームで呼ばれ、ぎょっとした。なななんで、、、
何をしでかしたワケでもないのに手を挙げることが出来ずにいたところへ、「はい」と言ってふたり組が前へ進んで行ったのでもっと驚いた。
だだだ、誰、、、
動くことも出来ず、ふたりのことを後方から凝視している。がっちりとした体格の男性と小柄の女性だった。

ふたりは本を持ってカウンターを離れこちら側へ歩いて来た。どんな人がわたしの名前を使っているのだ、と思いながら凝視していると・・・

「マサアキさん!」

驚いたおどろいた。すっとんきょうな自分の声にも驚いた。
幼馴染みの従兄弟だった。相変わらず彼はすっとぼけた表情をしている。

どうしてわたしの図書カードを持っているの、と訊いた。
マサアキは「これのことな?」と言って、笑った。
それは辛うじてバーコードが見えるよう繋ぎ合わされた紙の切れ端をご丁寧にパウチッコでシーリングされたものだった。
「やぁのだったぁるや」

訳がわからずそのカードを見ていると、マサアキは続けて言った。
「わんはマーキじゃないどー」

えっ!?とさらに驚いて見上げ、
「あっ、ツキアキアニ!」

そう言えばマーキとはちょっと違う。少しまともな顔。いやこういう言い方は変だけど。でもマーキはもっと表情が浮世離れしている。
ツキアキアニ、と言いながら、ツキアキじゃない、ツキアキアニじゃ語呂が違う、おかしいでしょ。
違和感を感じているのに、当のツキアキアニは平然としている。「やぁこれなくしてどうやって本借りるつもりだったわけー」

一緒にいる女性は奥さんか。いや奥さん変わったのか?どうもしっくりこなかった。
ふたりと別れてからも、変な気分が抜けないで困った。
名前が違うんだよ、、、ツキアキ、じゃないんだよ。ツキアキツキアキツキアキアニ、、、



やっぱり名前違っていたよ!
と、本当の名前を思い出したのは、翌朝、ふいにこの夢を思い出したときだった。
それにしてもおかしい。従兄弟の彼をさん付けで呼ぶのなんて、小学校3年の頃以来だ。
あの頃は担任の変わった方針で無理にさん付けで呼ばされていただけだけどね。
テトラが「珠彦くん」と呼んでいたからかもしれない。彼女は彼とどんなに親しくなっても「くん」を付けていた。
いや、わたしとマーキは、もちろんテトラと珠彦みたいな関係じゃないけれど。



最近、夢をよく見る。ほぼ毎晩(毎朝)だ。それを覚えているか思い出すものだから面白い。
日記を書くようになったせいかもしれない。エンピツ日記じゃない日記。












#エンピツ #ユメモ #日記

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サンキュー(Happy Birthday)

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09/25/2021








「悲劇などはない。
 あるのは不可避な出来事だけだ。
 すべてはそうあるべき理由を持っている。
 お前は一時的なものと永続的なものを区別するだけでいいのだ。」

「一時的なものとは何ですか。」

「不可避なことだ。」

「では永続的なものとは?」

「不可避なことから学ぶことだ。」









                         「第五の山」パウロ・コエーリョ











#エンピツ #日記

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谷川俊太郎

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02/10/2020







昨日探しものをしていたら思いがけないものまで見つかった。


信じる


笑うときには 大口あけて
怒るときには 本気で怒る
自分にうそがつけない私
  そんな私を私は信じる
  信じることに理由はいらない


地雷をふんで足をなくした
子どもの写真目をそらさずに
黙って涙を流したあなた
  そんなあなたを私は信じる
  信じることでよみがえるいのち


葉末の露がきらめく朝に
何をみつめる小鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
  そんな世界を私は信じる
  信じることは生きるみなもと


                 詩:谷川 俊太郎


来週、ちょうど谷川俊太郎氏の「生きる」を授業で扱う。谷川俊太郎氏の紹介をするにあたって彼(わたしの生徒)が知ってそうなのは「スイミー」くらいかなぁ・・と思っていたが、この詩も紹介しよう。「生きる」と繋がるものもある。

この作品は平成16年度のNHK全国音楽コンクール中学部の課題曲となっている。この詩を書き留めたのが2004年。娘の中学の合唱コンクールで披露されたものでした。懐かしい!!









#エンピツ #日記

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第五の山

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02/09/2020









「悲劇などはない。
 あるのは不可避な出来事だけだ。
 すべてはそうあるべき理由を持っている。
 お前は一時的なものと永続的なものを区別するだけでいいのだ。」

「一時的なものとは何ですか。」

「不可避なことだ。」

「では永続的なものとは?」

「不可避なことから学ぶことだ。」


                           『第五の山』 パウロ・コエーリョ











#エンピツ

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