《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-8〟❖ ’24-86❖ 》

バラ科 サクラ属の低木!?!
ベニバスモモ(紅葉李)  バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus cerasifera Ehrh.
別名:ミロバランスモモ  アカバザクラ(赤葉桜)、ベニスモモ(紅李)
ベニバスモモ(紅葉李)の蕾、姿が瀟洒。
ベニバスモモ(紅葉李)・・まさしく紅葉。
核果 ( かくか: drupe)・・果実だ、まさしく。


《 今時の里山緑地に見られるだろう樹花〝3月花XIX〟》
ベニバスモモ(紅葉李);
バラ科・サクラ属(Prunus)・スモモ亜属(Prunus)、観賞用の栽培種。
3月上旬には、開花し始めるが未だ身近では出会っていない。
紅色の萼に包まれた蕾は見とれてしまう程に可愛い!!
遠目に見ると、早々ソメイヨシノが咲来始めたか?  と勘違いしてしまう。
そんな紅葉李、淡い紅色の花も花形も染井吉野に似ているが、花は小ぶり。
又、花の間に赤い新芽が出るので、桜とは違うのがわかる(資料で知る)。
紅葉李は、葉色が美しい。環境選ばない、更には樹高が低い。
色々な植栽条件を思うと、魅力ある樹である。
開花時期、葉の時期、実がなる時期と三度も楽しめる。
低木で樹高10m位。枝は暗褐色で刺があるものもある。
小枝は暗赤色で無毛。冬芽は紫色。芽鱗にはときに縁毛がある。
葉柄は、無毛(若い時にまばらに毛があるのもある)、蜜腺はない。
葉身は、楕円形~卵形~倒卵形、まれに楕円状披針形。
葉の縁は円鋸歯又はときに、重円鋸歯、先は鋭形。
葉は花が満開を過ぎたころから開き始める。
花は単生、まれに2個、束生し、直径2~2.5㎝。
花柄は長さ1~2.2㎝、無毛、又はまばらに有毛。
咢片は狭い卵形、外側は無毛、縁は浅い鋸歯縁、先は鈍形。
花弁は白色、長円形~へら形、縁は波打ち先は鈍形で先割れなし。
雄蕊は25~30個。子房には絨毛がある。柱頭は円盤形。
核果は黄色~赤色~黒色、楕円形で直径2~3㎝、粉白色を帯びる。
内果皮は楕円形~卵形、平滑又はざらつき、ときに穴がある。
この紅葉李、花期後の“銅葉”と呼ばれる葉は魅せるに余りある。
花期は、3~4月。果期は7~9月。

平塚市花菜ガーデンでは、春告げの小道に植栽されている。
似てるよなぁ^^)。

「令和陸年(皇紀2684年)3月26日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝備忘録 '24-7〟❖ ’24-85❖ 》

カテンソウ(花点草) イラクサ科(Urticaceae)
学名:Nanocnide japonica B.L
Nanocnide dichotoma S.S. Chien
花 構造。
雄花。
雌花。

《里山緑地に見られるだろう野草だが、小さい。〝3月花XVIII〟》
カテンソウ(花点草);
本州~四国~九州に分布、山野の木陰に群生する多年草。
4~5月頃開花、雄花・雌花を同じ株につける(雌雄同株)。
雄花は葉腋から長い柄を伸ばし、その先につくので目立つ。
雌花は葉腋のところにかたまってつくので目立たない。
雄蕊は1本ずつ順番に外側へはじけ、その勢いで花粉を飛ばす。
名前の由来は「花が小さく点のようだから」等々諸説ある。
山地や丘陵地の日陰、湿った林床に見えるようだが、自生地は限定的。
神奈川・三浦半島にも群生している所はあるが、最近は出会っていない。
昔、鎌倉の浄智寺谷戸で群落を見た。かつて鎌倉が緑濃かった証だろう。
茎高は10〜30cm、多少の上向きの毛がある。
葉は互生、葉身は扇状卵形で先は円い。
葉の縁に4〜8対の深い鈍歯牙があり、基部は切形。
葉柄は葉身より少し長いか同長。托葉は小型の卵形で長さ1〜2mmと小さい。
花は上部の葉腋に付く。雄花は、集散状で葉よりも長い柄があって目立つ。
雌花は、頭状でほとんど無柄のため目立たない。
雄花の花弁は5枚。雄蕊は5個。
雄蕊は、内側に曲がる花糸状で次々に伸び葯が破れ花粉を散らす。
雌花の花弁は4枚、披針形で薄紅色。
花弁の先端に1個の小剛毛があり、外側のものは背面に竜骨がある。
雄花、雌花、いずれも小さく数ミリ。肉眼では、構造が分らない。
*** 以上、手持ち資料・メモから ***
 
「令和陸年(皇紀2684年)3月25日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝定点観察Ⅱ〟❖ ’24-84❖ 》

ミスミソウ(三角草) は、花期が盛りを過ぎたって感じだった。
中に綺麗な青紫色の三角草が開花していた。
花色で開花時期で決まるか?
花期も終わりに近いのが見えて・・・!!


ウラシマソウ(浦島草)は、いよいよ以って生き粋と姿を見せていた。
日本固有種、年々増えている。嬉しい限りだ。

カタクリ(片栗)は、点々と6茎見えた。
林床奥が見えないので増えているかも?
又、カタクリ奥林床にヒメヤブランの花を見たことがあった。
記憶のある場所に綺麗なコバルト色(コバルトブルー)の種子が見えた。
色からすると玉竜(ジャノヒゲ)に見える??綺麗と驚き遠望した。
ジャノヒゲ(蛇の髭) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl.
別名:リュウノヒゲ
和名は、細い葉を竜の髭にたとえたものと云われている。
匐枝を地中で横に長く伸ばし、葉は細く、硬く、縁がざらつく。
花茎は、葉よりかなり短い。花は、不完全な小さな円錐花。
花後の果実のように見えるのは種子である。果皮が破れて種子となる。
いま見えてる、コバルトブルー色は、玉竜としかみえない。
種子であるため、花柱の跡がないように感じた。
ジャノヒゲの種子を玉竜と呼んでいる。


帰り道の小路には、アオキの花が可愛く咲いていた。
又、ウグイスカグラの花があちこちで咲き誇っていた。


そろそろムサシアブミが茎を見せるか、とよって見るがまだ。
帰り道、ウバユリの群生地端に、観察中の札をみた。
よくよく見ると“オオアザミ”と記されている???
“オオアザミ”と云えば外来種!?!
帰宅して調べてみると、葉の形、もようが似ている葉を見つけた。
資料によれば、別名マリアアザミと呼ばれている由。
聖母マリアの母乳がアザミの葉の上にこぼれ落ち、美しい大理石模様が出来たと。
オオアザミ(大薊)    キク科(Asteraceae)
学名:Silybum marianum (L.) Gaertn. 
別名:マリアアザミ
地中海沿岸の南ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する一または二年草。
葉には強いトゲがあり、草丈が1m以上。5~6月に開花する。
直径5cmほどのすみれ色がかった紫色の花を咲かせる。
全草に食欲増進や消化促進作用があると云われている。
若い芽をサラダに、炒った果実をコーヒーの代用に等、広く利用されている。
種子に含まれるフラボノイド複合体であるシリマリンには肝機能の改善ほか、
解毒作用、抗酸化作用があり、肝臓を守るサプリメントとして使われている。
別名のマリアアザミと呼ばれているように、西欧では古くより愛用されてきた。



《 雅羅・/・襍録〝泉の森・山野草園Ⅱ+α〟❖ ’24/03/24 ❖ 》
天候は曇り。朝のうちに定点観察に急ぎ出掛けた。
里緑地は、着実に春姿をみせていた。
地味な花々は、見入る人は少ない。観察には都合が良い。
だが、散策路以外に入れないのが辛い所だ。
里緑地の再生とかで、伐採される木々が沢山見えた。
その伐採木等で野草が傷められる。配慮が必要だ。

「令和陸年(皇紀2684年)3月24日、記」

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《 雅羅・/・ 襍囈〝雪花??〟❖ ’24-83❖ 》

真上からサギゴケ、おはよう、と言ってるようだ。
数年前のサギゴケの姿。いつ頃から群生したか??
見事な光景、かわいくもいやされる。

近くにすみれも姿を見せていた。種類は未だ判らない。

《  “花見??・・・額庭”❖2024/3/23❖  》
サギゴケ(鷺苔);
ムラサキサギゴケ の白花、シロバナサギゴケとは呼ばない。
このサギゴケは、余り見かけないと聞く。
毎年、群落を形成するほどあたり一面が白くなる。
良く見かける紅紫色のムラサキサギゴケも可愛いが、白花はいい。
今年も咲き始めた。近寄ると今年も沢山見せるぞ、と言っているようだ。
そばにすみれもさきはじめている。野草的に自然発生の小花達。


咲くも無心、散るも無心、花はいまを生きる。
可愛い花たちに癒やされる。
「令和陸年(皇紀2684年)3月23日、記」
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《 雅羅・/・ 襍魂〝壹佰壹歳〟❖ ’24-82❖ 》

関東大震災時の横浜正金銀行。
現在は、神奈川県立博物館として使われている。
** 上2枚画像 産経新聞より拝借 **

《 知人の誕生した年“関東大震災”  》
1923年(大正12年)9月1日11時58分頃、
神奈川県西部から相模湾にかけてを震源とする
マグニチュード7.9の関東大震災が発生した。
死者・行方不明者100,000人以上、
全壊家屋100,000棟以上にのぼった。
近代日本において首都圏を襲った最大規模の震災。
建物の倒壊に加え、地震発生が昼食時だったことで、
大規模な火災も発生し被害を拡大させた、と記録にある。
1960年(昭和35年)にこの9月1日を「防災の日」に制定。
地震・台風の来襲等を踏まえて防災訓練の啓蒙をおこなっている。
*       *       *
もう一世紀を以ってしまった、関東大震災から。
そんな未曾有の震災があった日の1ヶ月後に誕生された知人。
ご主人は、作家の故神吉拓郎さん。葉山で我が妻がお世話になったご夫妻。
前の東京オリンピックの後、1970年代始めの頃からのお付き合い(我が妻)。
夏の葉山~秋谷の海岸は、若者達の町と化していた’70年代。
葉山は、御用邸ある町として知られていたが良き海岸町である。
僕個人としても、葉山は思い出が沢山ある場所だ。
当時、まだ一般的ではなかった“彫金”を妻(当時大学生)が習っていた。
その彫金の先生が、神吉夫人(当時神吉夫妻は葉山に住まわれていた)。
以来、半世紀に渡って色々とご指導頂きお世話になった。
夫人と我が妻は、親しく親しくお付き合いさせて頂いていた。
拓郎さんは、60代なかばで天星されてしまった(早逝に絶句だった)。
夫人は、お元気で百歳を以っても意気軒高だった。
コロナ禍で、お祝いごとは伸ばし今年のお花見を計画していたのだが・・。
3月22日昼前に天星された。余りにも突然のことで言葉を持てない。
生前のご厚情に感謝、深くこうべをたれたい。
大正人、身近には居なくなってしまった。寂しい限り。
関東大震災の年に誕生、能登大震災の年に逝去されたが・・・。
夫人の人生は、実に優美に過ごされた、と感慨を持つ。
深く哀悼の意を、 合掌。
 
「令和陸年(皇紀2684年)3月22日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝定点観察〟❖ ’24-81 ❖ 》

ミスミソウ(三角草);
別名のユキワリソウ(雪割草)の方が似合ってる姿。
3/17に見たときは、手前の実は見られなかった。
自生地では準絶滅危惧 (NT)種だが、ここは年々増えている。


ウラシマソウ(浦島草)は、数日の間に、茎が沢山でてきた。
同じサトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミが、
ここの緑地内で見られる。が未だ茎を確認出来なかった。



セントウソウは、群落を形成している。昨年より増えた気がする。


ユリワサビ・・枯れ落ち葉から可愛く顔を見せ存在感を示していた。


ニリンソウは、大群落を形成していた。
一花・二花・三花と色々あって楽しめた。

※ 以上、泉の森・山野草園 2024/3/20 ※

「令和陸年(皇紀2684年)3月21日、記」



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《 雅羅・/・ 襍囈〝ぼたもち〟❖ ’24-80❖ 》

《  今日は、何の日!!“春分の日”  》
本格的な春が、すぐそこまで来ている。今日は、春分の日。
「春を分ける」とは、この日を境に昼の長さが長くなる意か。
春分の日とは、国民の祝日の一つで、1948年に法律で制定さた。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」ことを目的とした日。
日付は決まっておらず、3月20日か3月21日が春分の日になる。
休日としての春分の日は、1878年から脈々と続いている。
第二次世界大戦終結後の1948年までは「春季皇霊祭」と云われていた。
歴史的に日本独自の呼称、「春季皇霊祭」は、覚えておく事柄と思う。
年2回ある昼と夜の長さが同じになる日の1回目を”春分”と呼ぶ。
呼称の仔細(天文学的)はよしとして、この期はお彼岸である。
春分の日と前後3日間を合わせた7日間をお彼岸という由。
墓参りとか、仏壇にお供えものをする、とか色々な処し方がある。
お供え物の主役は、春分の日はぼたもち、秋分の日はおはぎである。
ぼたもちは春の花の牡丹、おはぎは秋の花の萩に由来するらしい。
単に呼び方が違うのではなく、ぼたもちはこし餡、おはぎは粒餡。
掛け言葉のようでもあり、遊び心のようでもあり面白い。
更には、彼岸そば・彼岸うどんもあるそうだ、知らなかった。
季節の変わり目、体調を崩しやすいことを踏まえてのことらしい。
消化の良いそばやうどんを食べる習慣があるのは理にかなってる。
それを意味して、「彼岸そば・彼岸うどん」と云うのだそうだ。
甘いものが大好きな小生は、ぼたもち・おはぎの方が気になる。
「ぼたもち」と「おはぎ」の呼び方は四季が関係しているようだ。
春の花として知られる牡丹の花に似ている事から”牡丹餅”が「ぼたもち」。
「おはぎ」は、秋花の代表的な萩の花に肖って”萩餅”が「おはぎ」に。
また、粒あんを「ぼたもち」、こし餡を「おはぎ」と呼ぶところもあれば、
春秋ともに「おはぎ」で統一しているところもある。
更には原材料の違いとして、もち米を主とするものを「ぼたもち」と呼び、
うるち米を主とするものを「おはぎ」と呼んでいる。
餡をまぶしたものが「ぼたもち」、きな粉をまぶしたものが「おはぎ」、
地域によって実にさまざまな定義付けが行われている。
ぼたもちという呼び名にしても四季がある由。

春;小豆餡を牡丹に見立てたが、小豆は春では皮が固くなっている。
其の為に、小豆の皮を取り除いたこし餡で包んだものが「ぼたもち」。

夏の呼び名は、おはぎの作り方に関係している由。
おはぎを作るときには、餅のように臼でつかず、米を潰して作る。
餅は、つく時にペッタンペッタンと音が出ますが、おはぎでは音が出ない。
お隣に住む人もいつ“ついた”か分からない事から「搗き知らず」→「着き知らず」、
暗い夜にいつ着いたかわからない「夜船」になぞらえ「夜船(よふね)」と呼んだ。

秋の呼び名「おはぎ」
「おはぎ」の名前は、牡丹餅と同じく、
小豆餡の様子を秋の彼岸の時期に咲く小ぶりで細長い萩の花に見立てたことから。
秋のお彼岸の時期は、小豆の収穫時期でもあり、
採れたての皮が柔らかい小豆、そのまま皮もつぶして食べられる為
つぶ餡が使われていた。
萩の花のようにつぶつぶの餡で俵型に作るともいわれている。

冬の呼び名「北窓」冬の呼び名「北窓」。こちらも言葉遊びから。
北にある窓からは、“月”を見ることができない。
「搗き知らず」→「月知らず」、月を知らない、見えないのは北側の窓ということから。

季節で名前や姿を変える「ぼたもち」、これぞ文化と思う。味わいある。

「令和陸年(皇紀2684年)3月20日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝3月花XVII〟❖ ’24-79 ❖ 》

ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 (Araceae)     
学名:Arisaema urashima H.Hara
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
ウラシマソウ(浦島草);
林床の木陰に春の訪れを教えるように楽しげに生えてくる。
地中の球茎は、栄養繁殖が盛んでかたまって生育することが多い。
葉は、花茎より高く直立し鳥足状の根生葉が1枚出てくる。
その太い葉柄先に小葉が11~15枚、暗緑色で傘のように広がる。
鳥足状複葉と称される様に、扇を一杯に広げたような状態になる。
葉柄は長さ40~50cm、基部が鞘状になっているため茎に見える。
 葉柄基部から花茎を出し紫褐色の仏炎苞に包まれ肉穂花序を付ける。
葉の陰に肉穂花序を大きな苞が包む。変わった形の花弁の様に見える。
花に見える苞だが、花序は中にあって外からは見えない。
花序を構成する花には花弁がない。 雄花には雄蕊のみ雌花には雌蕊のみ。
花序の先から釣竿の様な 長さ約60cmの付属体が上向きに延び垂れ下がる。
花後に玉蜀黍の様な果実ができ、 冬に液果が赤く熟す。有毒である。


《  '24/3/17; 泉の森で見た花々⇒早春の釣竿・観察1?? 》
春到来を知らせる様に、林床では草花が顔を見せ始めた。
余り人気はないようだが、関心を以って観察してる“浦島草”。
今年も顔を出し始めた。葉が傘をつぼめたような姿、楽しい。
草花は、表土の温度を確りと受け止めているのだろう。
温暖化とは思えないが、季節が早まっているのは確かなようだ。
令和参年(2021年)4月4日、同じ場所で観察した。
植物は、感受性豊か!!って感じる。
書斎でBGMでながしている松居慶子の曲。
“WHISPER FROM THE MIRROR”に草花画が重なって。。。! 

「令和陸年(皇紀2684年)3月19日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝3月花XVI〟❖ ’24-78 ❖ 》

ハナカイドウ(花海棠) バラ科(Rosaceae)
学名:Malus halliana Koehne
別名:カイドウ、スイシカイドウ、ナンキンカイドウ
《  '24/3/18; 近所の庭に観た綺麗な花蕾〝花海棠の蕾〟》
ハナカイドウは、観賞用木花として古くから栽培されて来た。
木高5m以下というのも庭木に適していると云えよう。
又、盆栽としても重用されていて共に見応えがある。
樹皮は灰褐色でなめらか。小枝は、紫褐色で細い。
若いときに微軟毛があり後に無毛になる。
枝に変形した棘があるものがあったり、面白い。
葉は有柄で長さ4~9センチの楕円形~卵形。
 若葉は紅色を帯び、成葉は深緑色になる。
縁に細かい鋸歯があり、葉柄には軟毛がある。
短枝の先に長い柄に花が散形状に垂れ下がる。
蕾は紫褐色で卵形。開花すると淡紅色になる。
中国では「すいしかいどう(垂絲海棠)」と呼ぶ由。
楊貴妃が酒に酔って微睡んでいる姿に喩えているとか。
花期は桜の染井吉野より少し早い。
花が醸し出す雰囲気はおしとやかに映り可愛い。
蕾も若葉も観ていて飽きない。


鎌倉では、長谷の光則寺が良き風情を見せているだろう。
孫娘を連れて参る日が来るだろうか!?!
それにしても昨今の混雑では、足が向かないかもしれない。


「令和陸年(皇紀2684年)3月18日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝3月花XV〟❖ ’24-77 ❖ 》

ミスミソウ(三角草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Hepatica nobilis Schreber var. japonica Nakai
別名:ユキワリソウ(雪割草)
落葉広葉樹林の林床に育つ、花径約1-1.5cmの花。
色は白色・淡紫色・淡青色・淡紅色。
自生地は、準絶滅危惧 (NT)種。
三角草の花弁は、6枚~7枚以上と色々。
花色も白~赤~青と色が多い。
同族種のスハマソウとは見分けが難しい。
スハマソウ(州浜草)は、ミスミソウの変種。
違いは、葉先がミスミソウは尖る。
対して、スハマソウは丸まっている。


カタクリ(片栗) ユリ科(Liliaceae)
学名:Erythronium japonicum Decne.
自然植生は、発芽してから開花するのに約8年かかる。
いつどよのうにしてこの地に芽でたか??
2014/03/23以来、数は余り増えていない。


ニリンソウ(ニ輪草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemone flaccida F. Schmidt.
一つの茎に2つの花がつく。一つ目が咲き、後から2つめが咲く。
一個しか咲かないもの、三個咲くのもある。
画像のように3輪が見えるが、これも二輪草。


ユリワサビ(百合山葵) アブラナ科(Brassicaceae)
学名:Eutrema tenuis (Miq.) Makino
別名:ハナワサビ
葉をサラダや天ぷらとして食べる。独特の風味で美味。
早春に咲く独特な風合いを感じる花。
植物は、我々に、いつも何かを教え示してくれる!?!

《  '24/3/17;  泉の森・山野草園で見た花々 》
ミスミソウ(三角草)、カタクリ(片栗)、ニリンソウ(ニ輪草)、
ユリワサビ。他にも咲いていた野草は幾種類かあった。
この周辺、管理しすぎて自然環境が崩れてしまった。
環境再生を勧めているのだろうが、少々検討の余地あると思える。

「令和陸年(皇紀2684年)3月17日、記」
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