《時節・_・襍感⇔一足先に見ゆる樹花や草”》 「春」といえば日本では、全国的に桜の花見が各地で繰り広げられる。 花見というより「宴」、春爛漫なる表現がぴったりだ(何故か浮き浮き)。 日本には、固有・原種の桜がある(下記、日本さくらの会より拝借文)。 * * * * * サクラは植物学上、バラ科、サクラ亜科、サクラ属の落葉高木または低木の樹木です。 サクラ属はサクラ、ウワミズザクラ、スモモ、モモ、ウメ、ニワウメの6亜属に分けられます。 一般にサクラとして鑑賞されている花の美しいものは、サクラ亜属に含まれているものです。 日本にはヤマザクラ、オオシマザクラなど9種を基本にして、 変種をあわせると100以上のサクラが自生しており、 沖縄には野生化した(といわれるカンヒザクラ)があります。 また、これらから育成された園芸品種は200以上もあります。 我が国の山野に自生する野生種の基本種とされる9種と、沖縄のカンヒザクラは下記の桜です。 また、これらから育成された園芸品種は、花色は白から濃紅色、 花弁数は5から350を越えるものまで、花弁の大きさも小から大と多彩です。 ■ヤマザクラ(山桜) 我が国の桜の中で最も代表的な種類で、古くから詩や歌に詠まれ親しまれてきました。 主に本州中部以南に自生しており、別名シロヤマザクラとも呼ばれます。 ■オオヤマザクラ(大山桜) 本州中部以北に自生するオオヤマザクラは、葉や花などの各部分は全体にヤマザクラより大柄です。 花色がバラ色でヤマザクラより濃く、別名ベニヤマザクラ・エゾヤマザクラと呼ばれます。 ■カスミザクラ(霞桜) 北海道、本州、四国に分布し、ヤマザクラに似ている桜です。 別名ケヤマザクラは、花や葉の部位が有毛である場合が多いことからです。 同じところでは、花期はヤマザクラよりずっと遅い桜です。 ■オオシマザクラ(大島桜) 伊豆諸島と伊豆半島南部に自生する桜で、花は白色で若葉と良く調和し優雅な美しさがあります。 葉は、塩漬けが桜餅を包む皮として利用されています。 ■エドヒガン(江⼾彼岸) 本州・四国・九州と広く自生する桜で、花は早咲きです。この桜は長寿で各地に巨木・名木が点在しております。 この桜の枝が下垂するものがシダレザクラです。 ■チョウジザクラ(丁字桜) 東北地方の太平洋側の低山地、関東地方、中部地方の産地に多く分布します。 花弁が小さくがく筒が太く長いその花の形から、「丁」の字を連想させるのでこの名があります。 ■マメザクラ(豆桜) 富士・伊豆・房総を中心とする地方に自生する種類で、このため別名フジザクラ、 ハコネザクラとも呼ばれています。 名のように花は小さく、低木状の木にいっぱい花を咲かせます。 ■タカネザクラ(⾼嶺桜) 北海道、本州中部以北の亜高山帯に分布する小高木の桜で、 ミネザクラ(峰桜)の別名もあります。 北海道にみられるチシマザクラはこの桜の仲間です。 ■ミヤマザクラ(深山桜) 北海道に多く、南は九州まで見られるが、南下するにつれ亜高山帯に多くなります。 開花期が遅い桜で、また花のつき⽅が他の桜とは違う総状花序です。 ■カンヒザクラ(寒緋桜) 中国南部・台湾に分布するが、古くから琉球列島や⿅児島県に⼊り、 石垣島や久米島などには野生化していると言われています。 花は平開しない鐘形で、色は濃紅色で美しく、公園樹・街路樹などとして広く植栽されています。 * * * * * 以上の様に園芸種を含めると多様だが、専門家でない限り、大方の区別はしづらい。 一色単に「桜」で括っても問題ないよだ^^)。 桜の種類もさることながら、咲く季節も様々で、 伊豆大室山麓の「桜の里」では年中桜の何がしらが咲いているという。 桜の里近くに「池」という場所があり、田園風景がみられる。 その地に今上天皇が植樹された「おかめ桜」がひっそりと咲く風情は、素朴だ。 以前、そのおかめ桜を観に参った事があった。譲位の年、今年もまた、是非に観に行きたい。 一昨日、身近な里でカワズサクラが咲き始めているのを見かけた。 そして昨日、ちょっと離れた公園「県立相模原公園」を散歩してみると・・・!! 1本の寒桜が、満開・・・隣の玉縄桜は、咲き始めであった。 公園の地表では、漸くオオイヌノフグリ、仏の座があちこちで観られた。 春の風情は、其処まで来ているがふらふらとほろ酔い加減の足取り!?!
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