《“額庭の植物”❖2020/10/03❖》 『植物観察考』 シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科 (Begoniaceae) 学名:Begonia grandis Dryand. 江戸時代に中国から渡来し、各地で栽培された草に由。 日陰の湿った所に生え茎高60cm位になる。今では、野生化している。 茎はしばしば赤味を帯び多くの水分を含み、上方でよく分岐して直立する。 葉は、互生し、偏心形で肉質の毛があり、縁は、鋸歯がある。 茎の頂に分岐した花序を出し、淡紅色の雌雄別の花を多数つける。 地下茎は、毎年新たな塊茎をつくり、そこから茎を直立さす。 花弁や蕊は、和菓子を想わせる程に洒脱だ。 イヌタデ(犬蓼) タデ科(Polygonaceae) 学名:Polygonum longisetum 道端や畑、荒れ地等でごく普通に見える。茎高40cm前後で赤みを帯び下部は地をはう。 葉は互生し、広披針形〜披針形で先は尖る。托葉鞘は、長さ7mm位の筒形。 縁に毛がある。花序は長さ3cm位で紅色の2~3mmの小さな花を多数つける。 まれに白色の花もある。 山岳、1,000m位の標高でも、イヌタデは元気だが花の穂は、短い。 名前に「犬・・」と付くと、役に立たないという意味らしいが、遊びには役立った。 真っ赤に群生した姿のイヌタデは、アカマンマと呼ばれていた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 『 時 節 感 』 コロナウイルス問題で外国からの来訪・観光客が見られず静かだ。 そんな時節に、ファッションデザイナーの高田賢三さんが逝去された、と訃報があった。 今年は、世界に和装・日本的独特な色合わせを世界に示した偉人が世を去った。 高田賢三さん、山本寛斎さん、西欧でも著名な方たちだった。 そんな偉人をよく知っているわけではない。だが西欧の友達から聞き及んでいた。 日本の伝統、和装・着物文化と一括りに表現するが特徴は“色合せ”が素晴らしい。 そんなことを偉人の逝去で思い巡らした。やっぱり、偉人は偉人である!! * * * 今日は、10月5日。北朝鮮に拉致された、横田めぐみさんの誕生日。 なんとも言葉を持てない。 拉致解決に向け、与野党の政治家はなぜに一つになれないのか?? “桜を見る会”問題を野党は、いつまで引っ張るのか?? NHKは、なぜに奪還方法を国民に発信しないのか?? 世論をもっと喚起してほしい。