《眼福(184)“野に咲く夏の花(2)!?!”❖21-220❖》

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ウツボグサ(靫草)      シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai) H.Hara var. asiatica
別名: カコソウ(夏枯草)





《路頭の小花”靫草”筑波山麓❖’21/08/05❖》
ウツボグサ(靫草);
名前は花の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることによる。
別名のカコソウ(夏枯草)は、に花穂が急に褐色に変わり、枯れたようになるため。
同属に ケブカツルカコソウ がある。靫草は、変色後の花穂が漢方の利尿薬。
日陰に咲くウツボグサは、背丈が低く小さな花。仲間には高山種の ミヤマウツボグサ 、
タテヤマウツボグサ 、白花種の シロバナウツボグサがある。
日当たりのいい草地に生え、茎は四角で茎高は凡そ10~30cmになる。
花が終わる頃から短い走出枝を出す。葉は、対生し柄があり、長楕円状披針形。
縁には低い鋸歯が少しあり、苞はゆがんだ心形で縁に毛がある。花に特徴がある。
花穂の長さは5㎝位。苞は、卵形。花は、唇形花。筒部は長さ約10㎜。
上唇は大きく、長さ約9㎜、幅約6㎜の惰円形で角ばる。
下唇は長さ約8㎜、幅約9㎜, 3裂し、中央裂片の先に歯がある。
花の色は紫色だが、色の濃さには個体差がかなりある。
萼には長毛があり長さ約1㎝の2唇形、筒部は長さ約4㎜。萼の上唇は浅い3歯がある。
下唇は深い2歯があり、萼の上唇は縁が折れ下唇を包む。果期にも萼は、残る。
高山のタテヤマウツボグサは日本固有種。やや大型で花穂の長さが短く葉の基部が茎を抱く。
*         *         *
楽しみにしていたオリンピックが、災いをも巻き込み不測の状態であった。
しかしながら、競技が始まってみると、そこにはオリンピックがあった。。。!
青春・真っ盛りだった頃の僕、前東京オリンピック頃が彷彿と沸き起こってくる。
植物を自分なりに見つめ始めたころでもある。原点は、後立山登山だった。
白馬大雪渓と高山植物、ミヤマオダマキ・ハクサンフロウ、衝撃的で瀟洒だった。
半世紀も楽しませてくれてる植物たち。感慨深い!!
「令和参年(皇紀2681年)8月7日、記」





#ブログ #植物

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