“旅先=伊豆高原周辺!!”《森羅・/・万象19-62》

定宿の一隅。
我々を迎えてくれた華。
キツネユリ(狐百合) イヌサフラン科(Amaryllidaceae)
学名:Gloriosa superba
別名: グロリオサ、ユリグルマ(百合車).
観賞用の栽培種。花被片が上向きに反り返り、
花被片の縁が火炎のように縮れるのが特徴。
伊豆高原駅近くの遊歩道。海岸にまっすぐ一直線。
海岸への散歩道。
海岸に出たところにある対島滝の落口。
海岸線の光景(2)
ハマカンゾウ(浜萓草) ユリ科(Liliaceae)
学名:Hemerocallis littorea
ウスギハマカンゾウ(薄黄浜萱草、Hemerocallis x fallaxlittoralis)にも見える??
どちらにしても海岸線に華を添えている。
スカシユリ(透百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium maculatum Thunb. var. maculatum
別名: イワユリ(岩百合)
海岸に近い山地に生育する。花弁の根元が細くて透けてみえる事でこの名前がある。
自生種のオレンジ色、鮮やかさには目を見張る。
(場所によって色合いが違う)
タイトゴメ(大唐米) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum uniflorum ssp. oryzifolium (S. oryzifolium)
マルバマンネングサや コゴメマンネングサに似て丸い小さな葉が密集する。
名前の由来は大唐米と呼ぶ小さな米粒が、この葉に似ることから。
橋立吊橋。

《時節・_・襍感⇔“引き寄せられる場所Ⅱ!!”》
“梅雨は、明けた”が、、、梅雨期にジオパーク内で出会った自然・花々!!
柿田川「わき間」の湧水、その周辺の自然環境保全を拡大し充実させてほしく思った。
富士山麓の「忍野八海」より地下からの湧水が顕著に確認出来、貴重な場と感じた。
柿田川湧水公園を観た後、趣味である自生紫陽花の場所探しに伊豆高原に向かった。
未だ僕自身が確認していない「アマギアマチャ自生地」の下調べ自生場所を見つけに。
伊豆半島の山地を車で走ったが、自生地と思しき場所は崖上で手に取れる所は無し。
天城峠辺りまで行きたかったが、時間がなく伊豆高原大室山下の定宿に向かった。
森の中を走っていて数カ所、自生地と思える所も位置確認しながらドライブ。
天候も良く伊豆高原の定宿に。温泉に入り美味な夕食に舌鼓、優雅な時間を持った。
夕食そして翌日の朝食をご機嫌に頂いたあと、城ヶ崎辺りを探索する事にした。
一般的に城ヶ崎と言うと門脇灯台と門脇吊り橋周辺(ピクニカルコース)である。
隣接する海洋公園には、大きな駐車場もあることでこの周辺を訪れるのが一般的。
周辺の海岸線には、今ひとつ「城ヶ崎自然研究路コース」と呼ばれる散策路がある。
こちらは6キロ程の探索路だが、余り人気がないと聞いていた。それ故に静か!?!
伊豆急伊豆高原駅近くの駐車場に車を留めて城ヶ崎自然研究路の一部を散策した。
駐車場脇の小川(対島川)に沿ってしっかりした遊歩道があった。
平日ということもあったが、殆ど人と出会わなかった。それ故に静かな場所。
そして何よりも海岸帯に見れる花々は、楚々として実に力強く咲き誇っていた。
野趣、自然台地と花々との饗宴、台地が生け花を活けているようだった。

「2019/07/18伊豆高原」
#ブログ #植物

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“旅先=沼津・三島市!!”《森羅・/・万象19-61》

鮎壷の滝(沼津市)
三嶋大社総門。
三嶋大社神門。奥に見えるは舞殿。
最奥の本殿。当日、お宮参りされてる光景、良い光景。
久し振りに托鉢の光景に出会った。驚くは白隠慧鶴が中興開山、
龍澤寺の托鉢僧であった(異国人修行僧もおられた)。

駿河には、すぎたるものが二つ在る。富士のお山と原の白隠として知られている(江戸期)。

楽寿園入り口。庭園の水は全て抜かれていた(工事中)。
柿田川湧水公園の広場。優雅に大きな風船を飛ばしておられる御仁がいた。
はっきりと分からないが、左側にみえる砂地が湧水してる場所。
ミシマバイカモも生き生きしている。
湧水場所だが、いどのように丸く囲いがあったり、何とも幽玄的に映った。

《時節・_・襍感⇔“引き寄せられる場所!!”》
“梅雨の中休み”と思える日に静岡県三島市にでかけた。車で国道1号線を。
箱根新道を登り終えたところで濃い霧と遭遇(霧とはご縁がある)。
箱根峠辺りは、霧の名所!!そして三島市に入ると天気は少し回復する。
昨年、ユネスコの世界ジオパークに認定された伊豆半島。その入口が、三島市。
お隣の沼津市も含まれ、そこに流れる黄瀬川に県指定天然記念物がある。
富士嶽の噴火で流出した溶岩が、愛鷹ローム層に乗り上げて作られた光景。
噴火によって流れてきた三島溶岩流で出来た滝が、鮎壺の滝(沼津市内)。
ジオスポットの一つだが、市街地に突如現れる溶岩岸壁の滝、自然からの恩恵だ。
散策した三島市は、自然的に富士嶽の恩恵に預かっていることが良く良くわかる。
三島に来たのだから、と鎮守の三嶋大社にお参りすることにした。
平日であったが故にわりと静かな佇まいだったが、神社特有の光景にも出会った。
大社から楽寿園(明治維新で活躍された小松宮彰仁親王の別邸)に向かった。
三島・水辺の文学碑路としょうする路を歩いたが、色々歴史を想像出来、楽しかった。
三島といえば「コロッケ」、当日はお休みの飲食店が多く昼食は野外公園でとった。
コロッケとパンを求めて柿田川公園のベンチで辺りを見ながらの昼食。
そこで見た光景は、何ともほのぼのとした光景であった。
柿田川の「わき間」(湧水地)からの湧水、流水はほぼ全量が湧水から成っている由。
これは富士山の雨水や雪どけ水が三島溶岩流に浸透しその先端部から湧き出でたもの]。
當に清流である。水温は年中15℃前後。流量も年間を通してほぼ一定を保っている由。
そして特有の水中植物としてミシマバイカモが自生している。
国道1号線に隣接されてる公園、貴重な水源環境をより良く保全されて然るべきだ。

「2019/07/17沼津・三島市」



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“雨ニモマケズⅢ=続・里山!!”《森羅・/・万象19-60》

タシロラン(田代蘭) ラン科(Orchidaceae )
学名:Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
ボロ布のような不思議な花だが、よくよく見るとランの花にも見える。
が、腐敗した枯葉などに育つ菌類から栄養をとる腐生植物の仲間だ。
光合成の能力がなく、緑素をもたないため全体が白く、幽玄的である。
(07/13・散策路と野の境に置かれた枯れ枝から姿を見せた)
ウバユリ(姥百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino
薄緑色をした花でユリらしくない。花の咲く頃に落葉してしまうと紹介されている。
「姥」の由来か。実際は、根元だけ葉が残っている場合が多い。
あちこちと結構、茎を立てている。
古くにはウバユリの新芽、球根も山菜として食べられていた。
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Lychnis miqueliana Rohrb.
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai
茎は直立し上部で分枝し節が太くなり、黒紫色を帯びる。葉は対生し先尖、縁に毛。
花弁は5枚。花弁には溝があり花弁の基部には花弁と同色の鱗片が2個ずつつく。
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata;日本固有種
ツボミが開き、中の花びらやガクが顔をだし開ききると覆っていた殻は落ちてしまう。
花期が他のアジサイより遅い。又、すべて装飾花になるものを
テマリタマアジサイという。
殻が落ちてしまうとガクアジサイにみえる(葉形が異なるが)。

《時節・_・襍感⇔“続・定点観察地!!”》
“梅雨”であっても泉の森のある場所は、週末になると人々で賑わっている。
野外調理場(屋根付き)あり、予約して食材を持っていけば無料でBBQが楽しめる。
キャンプ的楽しみ方。調理道具や鉄板も無料、有料なのは炭、薪、ゴミ処理のみ。
隣接地には、小さなアスレチック設備もあり親子連れには、好評のようだ。
そんな草むら(林床)には、健気な植物も見ることが出来、人と自然が融合している。
里山の活用から見ると巧く作用し始めていると思う(この10年余りを見ると)!!
そんな里山で自然植生の植物、薄暗い林床で人知れず咲く花々の強さを感ずる。
里山として植物相が厚い。引地川の源泉でもある。今後の泉の森管理に注目している。

「2019/07/13・21、泉の森」





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“雨ニモマケズⅡ=里山!!”《森羅・/・万象19-59》

マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon(C.nipponicum)
乱立に近い状態で増えている。
囲いを立てたりして保護している。
画像左の明るいところのすぐ後ろで工事していた。
キツリフネ(黄釣船) ツリフネソウ科(Balsaminaceae)
学名:Impatiens noli-tangere
泉の森では増え続けている。
ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科(Helwingiaceae)
学名:Helwingia japonica FG.Dietr. subsp. japonica
果実は秋ごろ黒く熟すが早、真っ黒。液質で小鳥が好んで食べる。
クヌギにカナブンが樹液を求めて集まっていた。
オオバトンボソウ(大葉蜻蛉草) ラン科(Orchidaceae)
学名:Platanthera minor
別名: ノヤマノトンボソウ(野山蜻蛉草)
この植物も増えている!!

《時節・_・襍感⇔“定点観察地!!”》
今年は、未だ“梅雨”が明けない。気分は、色々だが植物にとっては。。!
庭の草花も健気だが、里山の植物も清々しく薄暗い林床でも咲き誇ってた!?!
“摩耶蘭”を定点観察してきたが、年々生育範囲を広げているのに驚かされる。
そんな場所で昨秋からすぐ脇で大工事があり、植物の生存を危惧していた。
植物愛好者が、ささやかな防護策を講じていたがどうなるかと案じていたが。。。
春、近くの定点観察花“金蘭”“銀蘭”が元気に姿をみせてくれ安堵した。
“摩耶蘭”はどうだろう、と拝みに1週間前に訪れてこれ又驚いた!!
以前より範囲が広がり数十メートル以上も離れたところにも花を確認した。
そしていっとき見えなかった“銀竜草”と思しき姿があちこちで確認できた。
“銀竜草”か、否、銀竜草擬にも見える??小体、継続して注意深く観察してみたい。
これ等の場を見るとすぐ隣の地表が変わっても植物個体は自助保守する、と感じた。
更には、子供達が駆けずり回っている林床にオオバトンボソウが群立していた。
森全体、里山は、力強く生きているって感じ、感慨深く鬱陶しい天候もぶっ飛ぶ!!

「2019/07/13・21、泉の森」
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“雨ニモマケズ =わが小庭!!”《森羅・/・万象19-58》

マーガレットコスモス、キク科ユリオプス属の常緑性低木。
原種は南アフリカ南部の森林の縁や草原、河川敷の茂みや渓谷などに自生。
茂み(bush)に生えてるので英語圏ではアフリカン・ブッシュ・デイジーと呼ぶ。
サフランモドキ(サフラン擬き)  ヒガンバナ科(Amaryllidaceae) 
学名:Zephyranthes carinata Herb.
太い立派な枝を剪定して植えたのだが、強く立派、生き生きとした葉。
細い茎も挿し木にしたら、可愛い葉が芽でてきた(茎直径4.13mm)
地表近くにも生活感がある。
出窓下に蜂の巣が!! 初めてのこと。おどろきである。

《時節・_・襍感⇔“思い掛けない事光景が!?!”》
今年も“梅雨期の花”が、顔を見せてくれている。色が、楽しい。。。!
大げさだが近寄り見ればなんとも清々しい。全く手入れしていないが楚々と。
梅雨期の黄色は、とってもはえる。少し離れた所にサフランモドキも見える。
すぐ隣には、先月伊豆から持ち帰ったあじさいの挿し木が元気な姿で立つ。
持ち帰った枝を剪定して幾本かに分け挿し木にして地植え。可愛い葉が芽出た。
雑雑しい地表だが、ダンゴムシもいる。活きてる地表部分、逞しい。
オマケに出窓の下部にアシナガバチか!?!、小さな巣を作った。一寸オドロキ。

「2019/07/12自宅」
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“園芸種のあじさい!!”《森羅・/・万象19-57》

住宅からは、自宅の庭のような感じ!!
綺麗な手毬あじさい。
面白い形!?!
今後5~10年ぐらい経つと自然形体に^^)。
園芸種だろうが瀟洒な色合い!!

あじさい庭園脇には洒落た休憩場があった。

《時節・_・襍感⇔“身近な公園のあじさい”》
紫陽花映えの季節=梅雨。。。住まいから最も近いのが泉の森。
お隣の座間市には谷戸山公園という里山があり時々散策している。
谷戸山と我が住まいの中間に住宅地の谷間的場所に芹沢公園が在る。
かつてこの周辺は、丘陵地で谷底部分を公園化、数年前に完成した。
丘陵から地下に潜った降雨は、引地川の源泉となる泉の森に湧いているか??
いつも素通りだが、公園は1985(昭和60)年から整備が始まっている。
自然景観を生かした地域住民の憩いの場、その有り様を初めて訪れ観た。
HPにあじさいが紹介されていたから。園芸種が殆どだが楽しく散歩できた。
当日は、雨混じりの梅雨空、おかげで??人影は殆ど無くゆっくりと見れた。
公園は、野外遊具もあるらしいがあじさいだけを見て帰宅した。

「2019/06/29座間市芹沢公園」


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“今ミマセイツ見ルモ”《襍観・/・凡声19-8》

変わった形の萼片。城ヶ崎や伊豆大川で見かけたことがある。
今回は、“紫陽花見本園”で拝した。瀟洒な姿(萼片は大きい)。
3枚、4枚と萼片数が混在し、一片が馬鹿でかい!?!
あじさいの葉に止まっていたトンボ!?!

見本園で「 おにしばり(鬼縛り)」??の実をみた。
同属のナニワズの様に見えるが、場所からすると おにしばりだろう。
見本園は、自然植生のなかにあるって、感じ取れた瞬間。

《時節・_・襍感⇔“自生アジサイ見本園!!”》
伊豆半島の“紫陽花”なんど見ても清々しい。而して訪ねる度に新発見がある!!
今回の紫陽花探訪、辿り着いた“紫陽花見本園”を拝観させて頂き言葉を失った。
伊豆半島の自生紫陽花を眺め始めて、花に微妙な変化を感じる。
地形自体の変化は、観てきた程度の期間では、変化は殆ど無いに等しい。
対して植物の形的変化は、天候等の条件で咲き方も含めて微妙に違う。
帰宅後、過去の画像(日時的、天候的差異はあるが)と較べてのことだ。
そんな素晴らしさに目を奪われ、地元、神奈川県の自生紫陽花を忘れ掛けていた。
神奈川の現況を調べず観光化に嫌気をさし、安易に伊豆に足が向かった。
其れはそれで良かったが!?! 三浦半島をつぶさに歩き廻っていない。
若い頃、山の自然保護、鎌倉の自然環境保全、それらを素人目線だが考えていた。
“仙人”から自生萼紫陽花、観音崎だけではないだろう、と諭され愚かな自分を思った。
紫陽花の場合、自然交雑は各所で起きている。足元の紫陽花もしっかり見よう!!
南伊豆・走雲峡でお手本を観た。自生萼紫陽花は、三崎周辺、山紫陽花は、丹沢山地。
神奈川県内でも自生紫陽花を探せる。行動には、限界があるが。まずは、萼紫陽花。
鎌倉市内の社寺仏閣で、競って各地の紫陽花や様々な園芸種を植栽しているが、、、。
明月院の手毬形姫紫陽花は、半世紀以上も庭師によって育成続けられてきた。
明月院ブルーと称される色合いは、庭師さんの”仕事芸”と言える。
系統を特定する分析技術も、確立されている(分子生物学的手法・・DNA解析)。
創作する園芸種は、増えるだろう、が美しさを強調しすぎているようにも映る。
其れとは別に“野生”“自生”種の特定・調査は急務ではないか。やらねばって思う!!
紫陽花を通して、今年はかつてないほどに植物を考えた(思考の紫陽花巡礼^^)。
素人でも自生地探しは、できよう。老いて益々盛ん!?!健康維持でもある。
シーボルトの『日本植物誌』に見える“otakusa"、何処ぞで自生してるか??
鬱陶しい梅雨期だが、自生紫陽花の萼片とその周りに絡むつる植物に神秘を感じる。
今年の伊豆半島・あじさい探訪は、有益であった。神奈川を思い起こす旅にもなった。
伊東市城ヶ崎周辺(八幡野地区)を自生ガクアジサイ公園に、そんな夢があるとか!!
実現するかもしれない。“紫陽花見本園”を中心拠点にできるのだから。
更には、房総から三浦半島そして伊豆半島を繋いで自生ガクアジサイラインを!!


「2019/07/07 囈」




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“伊豆半島探訪(8)”《森羅・/・万象19-56》

伊東港から川奈港へ行く海岸線にある汐吹公園に在る汐吹岩。
潮の干満によって断崖の洞穴から潮が吹き上がる。
汐吹公園いわばから見える手石島。
熱海市ジャカランダ遊歩道のジャカランダの花。
親水公園のモニュメント。
ヨット・ボートの繋留場所(ヨットハーバー)、奥の山に見える熱海城。
《時節・_・襍感⇔紫陽花探訪からの帰り道“熱海による!!”》
久し振りの紫陽花探訪、最後に“仙人”より貴重な事柄や標本の説明も頂いた。
その日、後に予定した探索場所は、行く気分にならなかった。そして帰宅の途に。
伊豆に来ると帰り道は、必ず熱海を通るが午後・夕方の時間帯が多い。
今回は、時間に余裕があり海岸遊歩道のジャカランダを見る事が出来た。
和名を桐擬き(キリモドキ)というジャカランダの紫色の花は、中々豪快だ。
今年は、開花が早かったようで咲き閉めに近い状態。それでも観光客は結構いた。
ジャカランダ前に広がる親水公園にムーンテラスなる場所があると資料にあった。
初めて散歩したが、浜辺沿いにサンビーチ、“恋人の聖地”とされるムーンテラス、
ナポリ港をイメージした渚デッキやヨット・ボートの繋留場所もあった。
ムーンテラスの石アーチの先に噴水があり、その下にある石碑がある由。
そこで”愛を誓い合う”のだとか!?!我が身には縁遠い話で行かなかった。
ジャカランダは、ラッパ形の花、「名誉」「栄光」との花言葉がある由。
熱海に寄る目的は、土産(自分で食したい)に羊羹、最中を購入することだ。
楽しみで必ず寄っている。いっとき寂れた風に感じた熱海が、今・・・熱い。
若者にも人気があるらしい。羊羹屋の四代目現主人も若者だ。
日本の各地で若者が活躍している。頼もしくも嬉しい限りである。
「2019/06/13伊東市汐吹公園~熱海市海岸沿い」

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“継ぐ形・・創造するGerden(2)”《襍観・/・凡声19-7》

消失前の邸。
復元された邸。
この後ろに広大な庭園が在る。
上は、紫陽花の一部。
こんな・・・バナナまで植わっている。
昆虫ものんきに蜜を吸っていた。近づいても逃げない!?!

《時節・_・襍感⇔個人豪邸も歴史遺産“昭和時代の庭園!!”》
伊豆半島探訪で“紫陽花”に対して思いを・・・新たに~~新たにした。
神奈川県内でも自生萼紫陽花は、どこぞで生き延びてるだろうと!?!
宅地開発、観光の激化で植物の生育環境が狭められているのは事実だが!!
自生萼紫陽花にしても観音崎だけではないだろう、と諭され不見識を恥じる。
紫陽花の自然交雑は、人の生活環境も影響するともお教え頂いた。
「野生化」、、、植栽した移植植物でも月日を重ねれば立派に野に帰る。
南伊豆の走雲峡の花々を観て、対応が・・考え方、処し方だろうと思った。
新たに創造してゼロから始まった平塚の花菜ガーデン。今後が、とっても楽しみ。
と同時に、神奈川という環境でしばらくまえに造設された大邸宅庭園がある。
旧住友家俣野別邸1939年(昭和14年)は、住友家当主16代住友吉左衞門が建てた住宅。
今、公共施設となって、庭園をも含めて開放し、建造物も復元され始めている。
そこをありきたりの園芸種植物で埋めるのではなく、往時の環境を再現してほしい。
横浜市戸塚区「俣野別邸庭園」、伝統的日本の庭師感覚で魅せて欲しく希して止まない。
土地の潜在特性にあわせた庭園。そこには俗に云う雑草も自然に観せてほしいのだ。
歴史的建造物と周りの自然環境保全を併せて考えて欲しいものである。

今年の紫陽花巡りで感慨をもった。神奈川県内でも自生萼紫陽花や山紫陽花は在る??
歴史を見れば紫陽花名が書物に登場したのは『万葉集』であった(初見)。
「味狭藍」「安治佐為」とある。
「言問はぬ 木すら味狭藍 諸弟らが 練の村戸に あざむかえけり」
色を変えつつ枯れていく紫陽花を、ころころと言葉や態度を変える人に例えたか。
「安治佐為の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子 見つつ思はむ」
紫陽花のように群がって咲く花のように、いつまでも健やかにおいでください。
この花を見るたびにあなたを想います。
往古の時代より紫陽花は詠まれているが人気があったわけではなさそうだ。
『源氏物語』『枕草子』『古今和歌集』などに紫陽花の記述は、ない。
桃山時代に狩野永徳が画いた紫陽花画「松と紫陽花図」(現京都南禅寺所蔵)、
江戸時代、尾形光琳や俵屋宗達、酒井抱一によって描かれているが、一般的ではない。
江戸時代は、園芸文化が根付き、繁殖が容易な紫陽花は、植木屋に好まれなかった!?!
今でこそ松尾芭蕉の句「紫陽花や帷子時の薄浅黄」や葛飾北斎の「あじさいに燕」は知られているが。
紫陽花に限って云えば江戸幕末に逗留したシーボルトの存在が大きい。
植物学者ツッカリニとの共著『日本植物誌』の中でアジサイ属14種を新種として紹介している。
そうした事あってか、1900年代初頭にフランスで紫陽花園芸種が出現、セイヨウアジサイへと発展した。
大正時代には西洋紫陽花(手毬咲き)として里帰り、今日に至っている。
今や、梅雨時の代表的花として各地に名所ができた。
手毬咲き紫陽花=西洋アジサイと云われた時代もあった。
鎌倉の明月院の殆どの紫陽花は、手毬形だが日本固有種(小紫陽花) である。
明月院ブルーとまで言われるが、日光霧降高原には白花の シロバナコアジサイが咲く。
伊豆高原(伊東市)から城ヶ崎海岸周辺は、観光地であり紫陽花の宝庫でもある。
城ヶ崎や下田の公園で紫陽花イベントが開催されているが、生活地周辺の方が面白い。
生活地に見る自生紫陽花、それぞれが、微妙に違って我々の眼に魅せてくれるのだ。
「造形美と自然美」どちらも美しい。だが、自然との共存が根底にあるべきだ。
伊豆半島の自生紫陽花探訪から戻った週末に「俣野別邸庭園」を訪れた。
数年前と比べて着実に訪問者が増えている。母屋の復元公開にも寄るだろうが。
種々の紫陽花が咲き誇って。一つの歴史的遺産「復元と創造」に期待し帰宅した。

「2019/06/16横浜市戸塚区」




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