《 “遅れ馳せ秋!?!・・里山”森羅・/・万象19-76》

ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris radiata (L'Her.) Herb.
別名: マンジュシャゲ(曼珠沙華・天上の花)
ソバナ(蕎麦菜、岨菜) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora remotiflora
曼珠沙華が咲き誇っていれば見過ごしてしまうだろう!!
幸運だった。
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris x albiflora Koidz.
手前が赤花曼珠沙華その奥に白花曼珠沙華が綺麗に咲き誇っていた。
マメアサガオ(豆朝顔) ヒルガオ科(Convolvulaceae)
学名:Ipomoea lacunosa
マメアサガオと断定できないが、朝顔系統の実と見える!?!
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科(Fabaceae)
学名:Desmodium paniculatum
実になるとやっかいな草だが、可憐さがある。
ヌスビトハギの種はサヤに2個あるが、アレチヌスビトハギは3~6個。
《時節感慨・・里山の今Ⅳ》
ヒガンバナ(彼岸花);
帰化植物で鱗茎に有毒(アルカロイド)を含む事で知られている。
和名の由来は彼岸の頃に花が咲く事から。渡来は、安土桃山時代か。
文明16年(1484年)温故知新書に「曼殊沙華」名が記載されている。
葉は花の終わった後の10月に出て翌春に枯れる。
今年は、猛暑が長引いた事で彼岸花の開花が2週間ほど遅い。
2日ほど前に泉の森で観たが群落の殆どが蕾であった。
それに比べ彼岸花と 鍾馗水仙 との交雑種、白花彼岸花は満開!?!
クリーム色がかった所は、黄色の 鍾馗水仙 の面影かも知れない。
白花彼岸花については以前記したことがある。白花彼岸花は、白曼珠沙華ともいう。
*     *     *     *     *
今年は、お彼岸時に曼珠沙華が見られなかった。2週間も開花が遅れた。
漸く咲き始めている所にであえる。でも周りの野草の可憐さ!!
一つの種類を撮影してる人ばかりだったが、野草全てに活力を頂いた。

「2019/09/28泉の森」














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《 “来る秋・・白色小花”森羅・/・万象19-75》

シラヤマギク(白山菊) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Aster scaber Thunb.
別名・別読み: ムコナ(婿菜)
総苞は下の方が少し膨らんでいる。総苞片は3列。
上部の葉は余り特徴的でない普通の葉。
下部の葉では、変化して心形になっている。
別茎の根生葉。フキの葉の様に丸い葉をしている。
《時節感慨・・里山の今Ⅲ》

シラヤマギク(白山菊) ;
ヤマ(山)の名が前に付く ヤマシロギク と呼ばれる花もあり混乱してしまう。
別名のムコナ(婿菜)は、 ヨメナ に対して付いた名前に由。
若芽は、春の山菜。 ヤマシロギク との区別は、花だけでは難しい。
大きな違いは葉の裏が白く毛が生えてる事だが、葉裏の違いも微妙で識別困難、
ヤマシロギクにもわずかだが毛がある。
明るい林床などで咲く花。似た花が、幾種類もあるが、葉の様子に特徴がある。
泉の森周辺に見れる野菊は5種類で関東嫁菜、柚香菊、白嫁菜、野紺菊、白山菊。
シラヤマギクを改めて観察すると 茎や葉に短毛が生え、ざらつく。
葉は下方ほど、大きく、葉柄も長い。下部の葉は、長さ・幅15㎝前後の心形。
葉柄も長さ15㎝前後、翼があることが多い。
葉の鋸歯は不規則で粗く、やや重鋸歯状。上部の葉は先が尖った卵形、小さい。
頭花は白色、直径約2㎝、舌状花は4~9個、数が一定せず、まばらにつく。
総苞は直径5~6㎜、鐘形、総苞片は3列。冠毛は褐色を帯び、長さ4㎜前後。
※山白菊は、白嫁菜との混同を避けるため田舎菊と呼ぶことがある。※
*     *      *      *      *
永い間ヤマシロギクとシラヤマギクとは同じものと思って来た。
昔、谷川岳一ノ倉沢で登攀を終え、西黒尾根1,600m(標高)辺りで見た花。
シラヤマギクと思ってきたが、ヤマシロギクと教えて頂いた。
風になびくヤマシロギク、里山に見るシラヤマギク共々、秋風情である。
「2019/09/22泉の森」
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《 “来る秋・・黄色い小花”森羅・/・万象19-74》

カラスノゴマ(烏の胡麻) アオイ科(Malvaceae)
学名:Corchoropsis crenata Siebold et Zucc.
Corchoropsis tomentosa (Thunb.) Makino
面白く不可思議な花構造。
**解説画像は、拝借したもの**
《時節感慨・・里山の今Ⅱ》
カラスノゴマ(烏の胡麻);
道端や水田に生える1年草。草茎は直立し、高さ30~90㎝前後になる。
葉は互生し長さ2~7cm、幅1.5~3.5cmの卵形。裏面に沢山の白毛の星状毛がある。
今頃(秋)に葉腋から直径約2㎝位の1つの黄色い花を付ける。
花弁は5枚、雌蕊を囲み仮雄蕊が5本、その外側に長さの異なる雄蕊が15本並ぶ。
萼片はそり返る。旧分類シナノキ科から新分類(APG)でアオイ科になった。
和名は種子をカラスの食べるゴマに例えたものといわれている(在来種)。
花の構造が複雑でちょっと変わっている。雄蕊のほかに、仮雄蕊がある。
 本多郁夫氏の「植物生態観察図鑑」に、
仮雄蕊に集粉毛が生え、蕾の中で葯から花粉がでて仮雄蕊の集粉毛に付くに由。
長い雌蕊と花粉が付いた長い仮雄蕊が突き出ている花の様子は、
クサギやツツジの仲間、ユリの仲間などの雌蕊と雄蕊の様 子と似ている。
しかしながら、わざわざ仮雄蕊を作り、それに花粉を移すのか不可思議だ。
一昨年は10月3週頃、昨年は、9月最終週に確認した。徐々に早く咲くのは!?!
*      *      *      *      *
秋らしくなってきた野山だが、自然界、社会の事象にこころ痛む。
来週にかけて、又々台風が通過するらしい。被害のないことを祈る。
「2019/09/20泉の森」

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《 “来る秋・・白い小花”森羅・/・万象19-73》

イヌショウマ(犬升麻) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Cimicifuga japonica (Thunb.) Sprengel
下側から咲き始める・・蕾が燃えようとしている姿に映る。
《時節感慨・・里山の今》
イヌショウマ(犬升麻);
キンポウゲ科の植物で見慣れているが、自生地は関東~近畿である由。
半日蔭の林縁や林床、暖帯に生育する。埼玉県では準絶滅危惧(NT)。
草丈20㎝程。茎葉はなく根元に集まって互生し1~2回3出複葉、
葉柄の基部は広がって茎を抱く。葉裏脈に縮れた短毛がある。
小葉は長さ5-10cmの広卵形で基部は心形~円形、先は掌状に3-5中~浅裂し、
縁に鋭い鋸歯があり両面の脈上に短毛がある。
枝先に長さ20-35cmの穂状の花序を出し白色花を多数つける。
花序は殆ど曲がらず短毛が密生する。花は下から上に咲き上がり蕾は赤みを帯びる。
サラシナショウマと異なり、ほぼ無柄で花穂に直接花がついているように見える。
開花時には花弁と花弁状の萼片があるが、開花後に落ち多数の雄蕊が残る。
果実は長さ5-6mmの無毛の袋果で、ごく短い柄がある。種子に鱗片状の襞がある。
ショウマと名付く種類は多いが、単にショウマとは、 サラシナショウマ の事。
サラシナショウマは、薬用になるが役立たないと言うことでイヌショウマ。
*      *      *      *      *
秋らしい晴天の下、里山散歩をしたが、社会で起こっている事を考えると!?!
自然の脅威は、計り知れない。人間の「業欲」を考えさせられた台風被害。
権利と義務は、表裏一体。身を以て処したいが・・何も出来ない。
他力本願、行政・国政に切望するだけで、実にもどかしい。
建設基準法をもっと真摯にマスコミは伝えるべきだ。
鉄塔・電柱・鉄骨物の倒壊の原因究明、何故倒れたのか??
人的に被害ばかりを報道してるが、構築物自体の問題点をも報道すべきだ。
激甚災害の本質も再検討すべきだ。事象的即物に因われず本質検討を希す。

「2019/09/20泉の森」

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“期待したい事!?!”《襍観・/・凡声19-12》

シグマfp・・本体
基本本体に必要なものを組み入れる!!
LCDビューファインダースタイルは、すでに他機種で販売されている。
このファインダーは、色々と役に立つ。
今回発表されたシステムで唯一不満があるのはローアングルでの撮影。
植物を撮ってるものには、ローアングル撮影は重要だ。
《時節・_・襍感⇔“自誓・期待”》
「敬老の日」制定由来は、戦後の昭和22年に遡る(仔細は略)。
地方の「としよりの日」が、国民の祝日「敬老の日」制定につながった。
1963年(昭和38年)に制定された老人福祉法で9月15日が老人の日、
9月15日~21日までが老人週間として翌1964年(昭和39年)から実施された。
今年は、オリンピックの前年、何か因縁を感じる。
而して先日、安倍晋三首相は「第4次安倍再改造内閣」を発足させた。
布陣を見ると憲法改正に向けて並々ならぬ思いがあると、映った。
秋の臨時国会での改憲議論が進展することを祈らずにはおれない。
「長年の悲願である憲法改正を、党一丸となって力強く進めていきたい」
首相は11日の党役員会で憲法改正への思いを語り党四役も改憲を表明した。
9月15日といえば、伝聞では聖徳太子が四天王寺に悲田院を建立した日。
聖徳太子は、「四箇院」(今で言う社会福祉施設)を設立したとある。
聖徳太子は、17条憲法をも表わしている。我が国の思想の原点でもあろうか。

前東京オリンピックで異国の友人と出会って、以来、半世紀を持った。
人との出会いは、人格形成に影響する。又、教育も己の人生を左右する。
‘60・70年、安保闘争’時代に青春時代を持った者としては感慨深い。
育った環境もまた人格形成に大いに影響するか、と自分の人生を思う。
「法を学ぶ」を糧として人生を歩み来た者として「駐留軍」「自衛隊」、
この二つの語彙、脳裏の奥で、もやもやとつきまとって来た。
庶民として国の安全保障に関わることはないが、生活の背景である。
「自由」「民主主義」とは!?!隣国等を観て自分の環境を思うのだ。
今の日本は、「良き」国になったと。
だが、敗戦国という「自縛」から解放されても然るべきだと思うのだ。
歴史的経緯を真摯にみつめるべきではなかろうか。
天皇制下にある日本、木の文化と共に流れ来た伝統・思想潮流は止まらない。
「サガミオサチラガニ(サカイラ・インペリアル)」
昭和天皇が発見された新種の小さくも神々しい程の蟹に日本国がかぶる。
日本民族的思想の背景にあるものが、「なにか」・・見えてきた。
歴史の検証が、庶民・国民に分かりやすく明かされ而して解説されている。
日本の歴史に則って、日本国の法の根幹をなす「憲法」、見直す時が今。
例えが悪いかもしれないが、カメラの進化に同じ!!
西文明として日本に入って来た「撮影機器」が、今や世界を席捲している。
そんなカメラ界で融合的進化を模索するメーカーが出てきた。
その一端を担う「シグマ」という実にユニークなメーカーがある。
そのシグマが、発表したシステム。温故知新そのものだ。
「令和」時代の幕開けの時、国の在り方も思考して然るべき。
我が人生の伴侶(カメラ)も、面白くなってきた。
「爺」だが、新たな仕様のカメラで謳歌したい。斯様な思いを持った日。
「2019年敬老の日」
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《 “来秋の小花”森羅・/・万象19-72》

イボクサ(疣草) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Murdannia keisak (Hassk.) Hand.-Mazz.

《時節感慨・・里山の今》
イボクサ(疣草);水田や湿地、河岸に生える野草。
茎は赤味を帯びる事が多く下部は地を這い上部が斜上する(茎高20~30cm)。
葉は、狭披針形で基部は鞘となって茎を抱き、先はとがり毛はない。
葉腋に白色で先が淡紅色の花を1個付ける。花弁は3個。萼片も3個。
葉の汁を付けるとイボが取れるという民間療法に因んだ花名である。
*      *      *      *      *
一雨ごとに秋が迫っている感がある。が、千葉県周辺の台風被害が深刻だ。
報道、マスコミは何故に被害ばかり発信し善後策を提言しないのか??
台風が悪い、電力会社の対応が悪い等々、負の報道ばかりが目につく。
冷静な現状分析と、早急な善後策を進めて欲しく切望したい。

「2019/09/15泉の森」
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《 “夏去来秋”森羅・/・万象19-71》


《時節感慨・・庭の今》
先週の今頃、何ともやりきれない蒸し暑い時を過ごしていた。
近所の大型犬雑種のワンちゃん、庭にお邪魔しても動きが鈍い。
精一杯の愛想振りまいてくれるが、何処か気だるそう。
所が、昨夕あった時の対応は!!!体当りして飛びついてきた。
帰宅してみると虫の音も聞こえた。今朝など煩いくらいに虫の音が!!
いつもの秋を感じ始めたが、先日の暴風雨で被災された皆さん。。。!
未だ停電・断水等の不便を強いられて、絶句。早急の復旧を祈るばかりです。
*      *       *
そんな中、僕は8月の末から久し振りに会議なるものを続け持った。
漸く解放された。偶然だが、昨夜、ネットサーフィンをしてたら・・・!
あるブログサイトの今週のお題・・「どんな老後を過ごしたい?」と。
老後であっても、やる事があるって幸いだ、と痛感していた所。
現役時代に出来なかった事が、後輩の配慮で参加させて頂ける!?!
少なくもこの先、数年は思い切り青年時代に戻れようか??
趣味も含めて、挑戦ごとが今ひとつ増えた。嬉しくも有りがたく感謝。
*      *       *      *      *
今朝、野放図の庭を眺めていたら台湾杜鵑草らしい花を見つけた。
例年、晩夏に咲き始める。園芸種だろうが、健気に姿をみせてくれる。
一気に秋めいた朝であった。
日本固有種のホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種。
「2019/09/14自宅」
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“となり町の里山”《森羅・/・万象19-70》

立派な長屋門が入り口に鎮座している。
ガガイモ(ガガ芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Metaplexis japonica
面白い植物名。カガミ芋が変化してガガ芋となった!?!
野原や河原などに蔓を伸ばして繁殖する。
崖上になっていた柿の実が、落ちて他の茎に刺さって熟していた。
コマツナギ(駒繋ぎ)  マメ科(Fabaceae)
学名 : Indigofera pseudotinctoria
和名の由来は茎が馬をつなげるほど丈夫という意から。
茎は斜上し伏毛がまばらにある。葉は奇数羽状複葉。総状花序で淡紅紫色の花。
花が下から咲くため、花序は円錐状に見える。
石垣から顔を出していた。
メハジキ(目弾き) シソ科( Lamiaceae/Labiatae) 
学名:Leonurus japonicus
特段珍しい野草ではないが、益母草(やくもそう)という漢方薬草でもある。
茎を曲げても弾力があり、まぶたにはさんで遊ぶことで、目弾きと名前づいた。
別名: ヤクモソウ(益母草)
背丈が2メートルもある、驚きのメハジキ群。
ハラアカヤドリハキリバチ  ハキリバチ科 (Family Megachilidae)
学名:Euaspis basalis (Ritsema, 1874)

メハジキに集まり蜜を吸っていた“赤い蜂”
(画像は、websiteで借りました)
キクイモ(菊芋) キク科《Compositae(Asteraceae)》???
学名:Helianthus tuberosus
別名: ブタイモ(豚芋)、アメリカイモ(亜米利加芋)
キクイモモドキ 、いぬきくいも (犬菊芋)か???識別不明。
キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科 (Amaryllidaceae)
学名:Lycoris sanguinea Maxim.
地味なオレンジ色で ヒガンバナ ほど名を馳せていないように思う。
キツネノカミソリ名は、芽ぶいた直後の葉の形からといわれている。
リコリスと呼ばれるシロバナ種は、 タヌキノカミソリ(狸の剃刀)
何とも優美に踊っている!!狐の剃刀。歌姫にも見える。

《時節・_・襍感⇔“久し振りに訪れた座間市谷戸山公園”》
ホムグランド!!の泉の森から数キロしか離れていない座間市の谷戸山公園。
植物相が薄いと思っていたこともあって、余り訪れない里山である。
なんとはなしに8月の下旬、摩耶蘭を探しに訪ねてみた、が見つからない。
森林浴のつもりで歩いているとキツネノマゴを懸命に撮影している青年がいた。
マイパートナーもしゃがみ込みシャッターチャンスを狙っている風だった。
近寄ってみると青年が「青い蜂を見たことありますか?」と!!
「青い蜂はキツネノマゴが好きなんですよ!!」と解説されていた。
谷戸山の環境に精通している若者か??それより此処にそんな蜂が。。。?
一寸驚いたことだった(無知・無関心)。同時にありがたく認知出来たこと。

《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名Ⅱ!?!”》
谷戸山公園には、他にも労働寄生して子育てをする蜂がいるのを教わった。
ハラアカヤドリハキリバチ(地元の人々は赤い蜂と呼んでいた)がその蜂。
学名:Euaspis basalis、体長約15 mm、体は黒色で腹部第1節後縁以下が赤褐色。
しばらく前までは「ハラアカハキリバチヤドリ」と呼ばれてきた由。
オオハキリバチ(Chalicodoma sculpturalis) に労働寄生する労働寄生蜂。
赤い蜂と呼ばれる蜂は、メハジキの蜜を好むらしい(谷戸山では)。
傍にいた谷戸山を精通してるご婦人が二人も加わって植物談義。僕は傍観。
一般的に園内は、勝手に林内を自由に歩けない(入るには管理組織に入らないと)。
谷戸山公園は、その点かなり自由に歩き回れる事を忘れていた。
植物好きしか入らないだろう所に赤い蜂が好む「メハジキ」が群立していたのだ。
自宅に戻って、調べ始めると驚嘆であった。食物連鎖・自然界の定めを再認識。
素晴らしい「メハジキ」群にご案内頂いたご婦人、お二人に感謝申し上げたい。
脇にキクイモ(菊芋)か、キクイモモドキか、いぬきくいも (犬菊芋)か???
判別しがたい植物が咲いていた。菊芋は、空き地などに群生する帰化植物。
根に芋ができるのでキク芋と呼ばれる。戦時中は食料として栽培されていた。
最近は高血糖を押さえる効能で、注目を浴びている。
キクイモは、茎には毛があり葉は下の方は対生、上の方は互生。
キクイモモドキは、花の中心部分が大きく盛り上がり葉は対生でギザギザが目立つ。
ヒメヒマワリという名称で流通している。園芸店で目にする。
イヌキクイモ(犬菊芋)は、カナダ等北米大陸に自生する植物で渡来植物。
きくいもにきわめて似ているが、地下部に芋をつくらないのが「いぬきくいも」。
茎や葉には粗い毛が生えざらつく。黄色い花は、「きくいも」との区別は難しい。
区別する判断材料は、鋸歯が小さいことと総苞がより長くてあまり反り返らない。
キク科ヒマワリ属の多年草で、学名は Helianthus strumosus。
仔細な実地検証していないので???

他にも興味深い花を目にできた。感慨深い散策が出来、今後が楽しみ。

「2019/8/24座間・谷戸山公園」
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“野菜の花”《森羅・/・万象19-69》

チョコレートチェリー 、    ナス科(Solanaceae)
学名:Solanum
別名: エアルームトマト、チョコレートトマト、トスカーナバイレット
(画像がチョコレートチェリーの花か否か不確実)
《時節・_・襍感⇔“首都圏直撃の台風!?!”》
強烈な台風15号が首都圏を直撃、上陸直後の中心気圧は960ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は40メートル、関東を直撃した台風では、統計史上最強だった由。
我が家周辺ではさしたる被害はなかったが、近隣の皆さんお見舞い申し上げます。
昨日の昼間、のんきに里山を散策したが、突然の豪雨、その後の晴天の繰り返し!?!
真夏の夕立を思い起こしたが、極端な変移は台風特有のことと思った。

《時節・_・襍感⇔“思い出した野菜の花!?!”》
台風の接近とあって雑用の手を休めPCに向かっていたら友達から小包が届いた。
配達人に礼を述べ、中を開けるとミニトマト??僕は、苦手だ、生トマト。
送り主は、当然知っているが、皆さんでドーゾ・・・とあった。
送り主のビニールハウスも台風の影響下にあると案じ先ほど連絡してみた。
幸い被害はないとの事で安堵。先週、送り主の家で宴を持っていたので。
趣味で農業をし、それらを使って宴を催す粋人。異国の友は、驚きを隠さない。
そんな彼が、以前、チョコレートトマト??の花を見せてくれた事があった。
ブラックトマトの改良品種。実は、酸味が強く料理の付け合せに向くと!!
花は 、 ミニトマト と同じくらいの大きさだったと記憶している。
トマトの花が咲いたら自然に受粉し着果する植物だとも教わった。
画像が、そのトマトの花か否か不明だ(色々な花を撮らせてもらったので)。
トマトってナス科なんですね!!道理で花形が似てます。




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“昆虫と植物の共存”《森羅・/・万象19-68》

ミソハギ(禊萩) ミソハギ科(Lythraceae)
学名:Lythrum anceps (Koehne) Makino
別名: ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)
ナミルリモンハナバチ(ブルービー) ミツバチ科(Apidae)
学名:Thyreus decorus

《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名!?!”》
ミソハギ(禊萩)、 ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)。
別名の様にお盆頃によく見かける花。湿地などに自生する植物。
田圃で昔はよく観た記憶があるが、最近は見なくなった。
身近の里山では、普通に見られる花。この花の蜜を吸いに蜂がよく止まっていた。
昆虫に余り関心を持たない僕は、蜜を吸っている蜂の名を調べたことがなかった。
ごく普通の蜂(昆虫)程度にしか思っていなかったのだが!!
先日、座間市の谷戸山公園で希少な種類の蜂であることを教えて頂いた。
そんな蜂が、この周辺、2箇所で見られるとは、貴重な事、ラッキーである。
ブルービーと呼ばれていた蜂(ナミルリモンハナバチ・波瑠璃紋花蜂)。
蜂と云えば黄色やオレンジの縞模様のイメージが強いが、鮮やかな青色であった。
美しい青の体色と希少性で、童話になぞらえて「幸せを呼ぶ青い蜂」と呼ぶそうだ。
正式名の波瑠璃紋花蜂とは、波状で瑠璃色(鮮やかな青)紋様をもったハナバチの1種。
ハナバチであるブルービーは、花の蜜や花粉を主なエサとするミツバチの仲間。
赤系統の鮮やかな花に集まる青色のブルービー、このコントラストに魅入るらしい。
ブルービーは、全身が真っ青ではなく、黒い身体に羽毛のような青い毛が生えている。
ブルービーには、今ひとつ独特な生態があると資料にあった。
ブルービーは、自分の巣を作らず他の蜂の巣に卵を産み付け子育てを任せてしまう。
他種が行う子育て巣造りといった「労働」横取りする「労働寄生」と呼ばれる生態。
ブルービーは、最小限の労力で最大の効果を上げる野生の生存戦略に長けている。
しかしてブルービーが「幸せを運ぶ蜂」として伝えられる背景は悲惨だ。
ブルービーは他の蜂に労働寄生して子育てをする。裏を返せば???
ブルービーはほかの蜂がいない限り自力で子育てができないということである。
ミツバチの生育場所が限られ、人間の生活環境内では駆除される環境にある。
不幸にも人間に寄って減少してるのに「幸運を運ぶ蜂」と呼ばれる、皮肉である。
自然界での共存共栄を真摯に考えないといけないと感じた。

「2019/8/20泉の森」
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“面白くも不思議な色・形の植物”《森羅・/・万象19-67》

斑入ミズキ(園芸種) ミズキ科(Cornaceae)
学名:Cornus controversa‘Variegata’
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Siebold var. involucrata
ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrate var. multiplex
別名:クスダマノキ 、伊豆大島原産
ツボミが割れ花軸を伸ばしてガク片が段咲き状になり八重花を咲かせる。
(2017年12月撮影画像)

《時節・_・襍感⇔“魅せる植物!?!”》
暦のうえでは、凄辰⇔秋の日、に向かい流れ進んでいる。早、9月。
晩夏を彩る紫陽花に「玉紫陽花」があり、大取りの瓔珞玉紫陽花は、これから。
灼熱、炎天下で強烈に自己主張している樹葉を観た。“斑入りミズキ”だ。
はっきり、クッキリ、斑入り葉は美しい(Cornus controversa‘Variegata’)!!
炎天下であっても葉は傷まず綺麗だった。英名は、wedding-cake treeだそうだ。
ミズキの園芸品種。“陽樹”全体が華やかで明るい、洋菓子の様な姿に映った。
そして残暑期になって玉紫陽花が静かに咲き始め、両性花が淡い紫色で魅せる。
蕾の頃「タマアジサイ」を実感出来るが、開花すると可憐な乙女のようだ。
扨、これから令和元年の 瓔珞玉紫陽花が開花する。迫力・重厚な姿が!!
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