《 眼福(73)“春めく森(23)!?!”❖21-91❖》

ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)    バラ科(Rosaceae)
学名:Potentilla indica (Andrews) Th.Wolf
Duchesnea indica (Andrews) Focke var. major Makino
《“泉の森・・実が食用ではない草”❖2021/3/25❖》
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺);
ヘビイチゴ の仲間は、がく(萼)が2列(2段)になっており外側の副萼片が大きい。
ヤブヘビイチゴではこれが顕著に見て取れる。
春、黄色の花を付ける。花は直径2㎝位でヘビイチゴより大型である。
遺伝子解析の結果、ヘビイチゴはキジムシロ属に非常に近いと判明した(2008年)。
ヘビイチゴ属 Duchesneaからキジムシロ属 Potentillaにヤブヘビイチゴも戻された。
茎は地を這い、葉は3小葉、濃緑色、長い葉柄があり、基部に托葉がある。
頂小葉は菱形状惰円形、鋸歯は重鋸歯にならない。花柄は5㎝前後。
萼片(内萼片)は三角状、その外側に葉状の副萼片(外萼片)が5個ずつ重なってつく。
花は、葉腋から出る有毛の花柄上に直径1.5~2.5㎝位の黄色い花が1個つく。
萼片と副萼片はそれぞれ5個,目立って大きい。萼片は卵状皮針形でとがる。
副萼片は広い倒卵形で浅く5裂し,ともに緑色。花弁は5個が水平に開出、長楕円形。
雄蕊は多数で黄色。花は少しずつ咲き、花と実が同時に見られることもある。
「令和参年(皇紀2681年)3月31日、記」









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《 眼福(72)“春めく森(22)!?!”❖21-90❖》

カジイチゴ(梶苺)    バラ科 (Rosaceae)
学名:Rubus trifidus Thunb.
カジイチゴの葉。実際に観ると迫力がある。
《“泉の森・・実が食用の樹”❖2021/3/25❖》
カジイチゴ(梶苺);
キイチゴ仲間の中で最も大きく人の背丈より大きくなる樹も見受ける。
カジノキの葉に似るので名前が付いた、が苺とあるように食べられ甘く美味。
カジイチゴは関東以西の太平洋側海岸付近に自生しており群落も見受ける。
桜の季節に直径3~4㎝の白い花が上向きにつく。例年3月4週頃に咲く。
新茎や新枝には軟毛、腺毛があり、後に無毛となり、普通、刺はない。
葉は互生、長さ幅とも10㎝前後、厚みがあり掌状に3~7裂(5裂が多い)し縁は重鋸歯。
よく似ているモミジイチゴの枝には棘があり見分けやすい。春の芽吹きは早く新緑が綺麗。
花は、冬芽からのびた枝の先に、集散花序が出て白い花を上向きに3~5個付ける。
花期が長くモミジイチゴ等との交雑種も多い。伊豆爪木崎の自生カジイチゴは圧巻だ。
「令和参年(皇紀2681年)3月30日、記」






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《 眼福(71)“春めく森(21)!?!”❖21-89❖》

クロモジ(黒文字) クスノキ科(Lauraceae)
学名:Lindera umbellata Thunb.
借り物画像m(._.)m(^з^)。
《“泉の森・・楊枝用の樹”❖2021/3/25❖》
クロモジ(黒文字);
新緑期に花をつけるクロモジは雌雄異株、幹に黒い斑点があり文字に見え名前が付いた。
雌雄異株だが、雌木が少ないため、あまり実を見かけることがない。
茶道で使う高級楊枝のくろもじ(黒文字)は山地に自生しているものを使っていた。
楊枝の原料は柳が主だが、独特の香りがあるので、茶道ではクロモジが喜ばれている。
楊枝自体を黒文字と呼び、和菓子にも添えられる高級材である。
樹高さ2〜5m。直径10cm位になる。幹は灰褐色、円い皮目がある。
若い枝は皮目がなく、黄緑色~暗緑色、黒い斑が入る。折るとよい香りがする。
葉は互生、長さ5~10㎝、幅1.5~3.5㎝の卵状長楕円形、先は尖り、基部は楔形で全縁。
葉脈はほとんど隆起しない。葉柄は長さ1~1.5㎝。葉の展開と同時に開花する。
花被片6個。雄花は花被片長約3㎜、雄蕊9個。雌花は少し小さく子房周りに黄色の腺体がつく。
北海道〜東北地方以南の日本海側には葉が長さ13cmになるオオバクロモジがあり、
裏面の脈に沿って淡黄色の軟毛がある。
若い枝葉からは精油を採って香料とする。明治36年刊「大日本有用樹木効用編」には、
伊豆では香油を製して外国に輸出する、との記述がある。
樹皮に黒い斑点がありクロキと呼ばれ、楊枝として使われていた。
楊枝は宮中の女房詞では「~モジ」をつける風習がありクロモジと呼ばれ、
木の名になった。樹皮の皮目を文字に見立てた名等々、名前の由来は諸説ある。
枝の香りが良いことで楊枝、箸、串、薬用にと古くから色々用いられてきた。
又、関節痛・リウマチに効くとして枝葉を浴槽に入れて入浴する民間療法もある。
「令和参年(皇紀2681年)3月29日、記」

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《 眼福(70)“春めく森(20)!?!”❖21-88❖》

コクサギ(小臭木)       ミカン科(Rutaceae)
学名:Orixa japonica Thunb.

コクサギの雄花
雄花の4本の雄蘂。












雌花の横顔。
雌花の雌蘂、雄蕊は退化してない。
肉眼ではっきりと見えないほど小さい雌蘂だが面白い形だ。
並べてみると違いがよく分かる(画像は、借り物)。
特徴的な葉の付き方。
葉は枝の左右に2個ずつつく特殊な互生で 、コクサギ型葉序
コクサギの花が如何に小さいか!!手の指と比べて見ると良く分る。
《“泉の森・・可哀想な名前の樹”❖2021/3/25❖》
コクサギ(小臭木) ;
クサギ と同じように、葉に臭い匂いがあり、小柄低木な事で名前が付いた。
クサギはクマツヅラ科、コクサギはミカン科と種類は異なる。花色も違う。
植物体にカンフェンとリナロールを含み、独特の臭気がある。
コクサギは、雌雄異株。雌花は、雄花よりやや大きいく実ができるのは雌株だけ。
葉は枝の左右に2個ずつつく特殊な互生で 、コクサギ型葉序と呼ばれる。
葉の長さは5~12㎝の倒卵状長楕円形。葉には油点がある。
雄花は総状につき、直径約8㎜。花弁は4個で淡緑色。黄色の花粉を付けた雄蕊も4個。
雌花は長さ1~2㎝の花柄の先に1個ずつつく。
泉の森では、例年、3月4週~4月2週頃に咲いている。
ニオイ成分で、葉はダニの駆除薬として使われていた(家畜用)。
一般的に ミカン科の植物の葉は、油点と呼ぶ香りの貯蔵庫があり、
陽に透かすと星のように明るい点が無数に見える。
香りは葉に閉じ込められていて、ちぎると揮発して臭う。が花は、可愛い。
この季節、サイクリングにはもってこいの季節。桜の季節であるが、
箱根往復の折、大磯町高麗山で見るコクサギの花は、楽しみだった。
「令和参年(皇紀2681年)3月28日、記」








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《 眼福(69)“春めく森(19)!?!”❖21-87❖》

トウダイグサ(灯台草/燈臺草)  トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:Euphorbia helioscopia L.
別名:果実が鈴のように見えることからスズフリバナとも言われる。
《“泉の森・・面白い草花”❖2021/3/25❖》
トウダイグサ(灯台草/燈臺草);
花姿が油を入れた皿に灯心をたて灯を燈した昔の灯台(燈台)に似てる事での花名。
道端などに極普通に見られる。花のように見える杯状花序をつけるのが特徴。
茎高20〜40cm。茎は単一か、又は基部近くで分枝し直立するとか斜上する。
茎や葉を傷つけると白色の乳液が出る。肌につくとかぶれるので注意。
葉は無柄で互生し長さ1〜3cm、幅0.6-2cmのへら状倒卵形で縁に細鋸歯がある。
茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝をだす。
各枝先に2〜3個の総苞葉に抱かれる3枚の苞葉(黄緑色)に小さな杯状花序をつける。
杯状体中に雌花1個~2個と10数個の雄花がつく。雌花は雌蕊のみ、雄花は雄蕊のみ。
時折、変異した杯状花序も見られる。腺体は、杯状体の縁に互生してつき腺体は楕円形。
雌花の子房は杯状体の縁に届き表面は平滑。花柱は、花によって色々と変化する。
夏灯台は、腺体が先の細く尖った三日月形。高灯台は夏に咲き子房の表面に突起がある。
トウダイグサ(ユーフォルビア)属は約2000種もあり、多数の種が栽培されている。
ポインセチアもトウダイグサ属であり、園芸品種で和名がつけられているものも多々ある。
「令和参年(皇紀2681年)3月27日、記」







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《 眼福(68)“春めく森(18)!?!”❖21-86❖》

カツラ(桂)       カツラ科(Cercidiphyllaceae)
学名:Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
英名:katsura-tree
別名: コウノキ(香の木)













トサミズキ(土佐水木)   マンサク科(Hamamelidaceae)
学名:Corylopsis spicata Siebold et Zucc.
別名:シロムラ
(古い2019年の画像・・藤沢長久保公園)。
《“泉の森・・面白い樹花”❖2021/3/20❖》
カツラ(桂);
雌雄異株でフサザクラやツノハシバミの様に雄花は赤い花穂をつけるが、先端から枯れる。
カツラは日本全土に分布するが、 ブナ と同じく関東より北の冷温帯に多い。
山地の湿った谷沿いなどに自生が多いが、神社などに植栽されているものも多い。
樹高が30mを超え、天然記念物に指定されている樹も各地に多々ある。
中でも兵庫県の糸井の大カツラは樹齢2000年と推定されている。
古くなると周囲に孫生えが出て太くなり、主幹が空洞になっても枯れない。
山形県にある権現山の大カツラと地蔵鞍の大カツラは全周が約20mもある。
樹幹は直立、幹は暗灰褐色、樹皮は縦に浅く割目が入り老木では薄く剥がれる。
葉は、長さ5cm前後の丸いハート形が特徴的であり、長枝では対生する。
次の年に長枝の葉腋から生えた短枝に1枚の葉が付く。
4月頃、葉が出る前に葉腋に小さな花をつける。花弁も萼もなく基部は苞に包まれる。
雄花には、多数の雄蕊があり、葯は淡紅色。雌花は3~5個の雌蕊で柱頭は糸状で淡紅色。
秋にカツラの木のそばを通ると、心形(ハート形)の落ち葉から甘い香りがしてくる。
(カツラの葉に含まれるマルトールという香気成分による)
この香りは新鮮な葉からはせず、乾燥させた葉から放出されることが分かっている。
秋のカツラの木の下で、甘い香りを感受することは楽しいものである。
『古事記』の海幸彦・山幸彦の伝説の中に、「其れ綿津見神(わたつみのかみ)の宮ぞ。
其の神の御門に到りましなば、傍の井の上に湯津(ゆつ)香木有らむ。云々」とあり、
註して「香木を訓みて加都良(かつら)と云ふ。木なり」と記述がある。
材質が美しく加工し易いので建築材、家具、楽器、彫刻などと用途が広い。


トサミズキ(土佐水木) ;
公園や庭によく植えられているが、日本固有種で高知市附近だけに自生するミズキ。
蛇紋岩地帯や石灰岩地などのやせ山に自生している落葉低木で高さ2-4mになる。
ヒュウガミズキと比べ枝が太い。葉は長さ5-10cmで互生、葉裏や葉柄などに毛が多い。
葉の出る前に花序に淡黄色の花を7~8個つけ下垂する。花弁は5個で長さ7mmのへら形。
花色は、黄色で長さ約1㎝。雄蕊は5個、花弁より長く、雄蕊が突き出る。葯は暗赤色。
準絶滅危惧 (NT)   『和漢三才図会』(1713)に土佐美豆木とある。興味深い。
「令和参年(皇紀2681年)3月26日、記」









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《 眼福(67)“春めく森(19)!?!”❖21-85❖》

ヤグルマギク(矢車菊) キク科(Asteraceae)
学名:Centaurea cyanus L.  Cyanus segetum Hill
別名: ヤグルマソウ、セントレア
矢車菊の園芸種。
ヤマヤグルマギク(山矢車菊)
学名:Centaurea montana L.
Cyanus montanus (L.) Hill
《“ふれあいの森・園芸種草花”❖2021/3/20❖》
ヤグルマギク(矢車菊);
和名は鯉のぼりにつける矢車に花の姿が似ることから。
園芸種的には、ヤグルマソウの名前でも流通しているのだが、
ヤグルマソウ はユキノシタ科の植物で別種である。
ヤグルマギクの白とピンクの花。千葉で露地栽培している。
ツタンカーメン棺中に、3千年以上も前のヤグルマギクが、
添えられていた由。感動・驚きである。
バルカン半島あたりが原産。明治年間に渡来したらしい。
全体に白色綿毛を布き、茎は中空で密に分岐し直立し茎高1m程。
葉は線形から披針形、株の基部のものは奇数羽状に深裂し、
茎につく葉はほぼ線形、ともに不規則な鈎状の鋸歯がある。
葉は無柄で互生し、中肋は茎に流れて低い翼となる。
茎の先端に直径5cm程の筒状花(頭状花)をつける。
外側の小花は直径1cmほどで雌・雄ずいを欠き、
中心の小花は花冠より長い雌・雄ずいを持つ。
花色は野生種では濃青紫色だが、栽培種は白、桃、赤色など多様。
総苞片の縁は、乾質の鋭鋸歯となる。そう果には白色の冠毛がある。


ヤマヤグルマギク(山矢車菊);
ヤグルマギク属の園芸品種。帰化種、ヨーロッパ原産。
茎高25~80㎝、茎は1~数本、直立、細いクモ毛状綿毛をもつ。
葉は薄く、下部の葉は葉柄に翼がある。中間及び上部の葉は無柄。
花は輻射型頭花、単生又は散房花序状に少数の頭花がつく。



「にほやかに君がよき夜ぞふりそそぐ白き露台の矢ぐるまの花」
     (北原白秋『桐の花』1913)

「令和参年(皇紀2681年)3月25日、記」









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《 眼福(66)“春めく森(18)!?!”❖21-83+1❖》

タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)   ゴマノハグサ科(Plantaginaceae)
学名:Veronica arvensis L.
花柄がない特徴がよく分かる。
モノトーン(セピア風)。
花の色が正確!!




オオイヌノフグリと思う(花柄が長い)。
オオイヌノフグリの瀟洒な姿!!
《“泉の森・・極小草花(3)”❖2021/3/20❖》
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢);
明治初期に渡来した帰化植物。日本各地に広がっている。
花も小さいが実もちいさい、ルーペで見ないとみつけられない。
人の立目線では花の存在に気が付かない。見をとしていた花だった。
我が家の周りでも極普通見られた。花の直径が約3㎜と小さい。
茎高20㎝位で、茎基部で分岐し直立、曲がった毛と長い腺毛がある。
葉は対生、下部の大きな葉に比べ上部の葉は小さく三角状広披針形。
花は瑠璃色で、花柄は殆どない。花は、昼前後の数時間しか開かない。
萼は長さ3㎜位、4裂し裂片は線状披針形。花冠は萼より短い。
花名の由来は、イヌノフグリの仲間で茎が立ち上がることから。
「令和参年(皇紀2681年)3月23+1日、記」








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《 眼福(65)“春めく森(17)!?!”❖21-83❖》

ヤエムグラ(八重葎) アカネ科(Rubiaceae)
学名:Galium spurium L.var. echinospermon (Wallr.)Hayek
小さくも、しっかりと自己主張してる“花”。
茎は、斜上する!!
花の大きさが、分る。この茎は、衣服にしっかりとくっつく。
《“泉の森・・極小草花(2)”❖2021/3/20❖》
ヤエムグラ(八重葎);
花が1mm位と小さい。花の存在は、肉眼では鮮明にはわからない。
一般的には雑草と呼ばれているが、葉が柔らかい頃は山菜として食す。
葉は、長さ2㎝前後の線形で6~8枚が輪生し、葉腋に黄緑色の4弁花を付ける。
茎や葉の刺が、衣服に引っ付くので観察するのも大変だ。
輪生する葉の1対だけが葉であり、他は托葉が変形したもので、特徴的。
「令和参年(皇紀2681年)3月23日、記」


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《 眼福(64)“春めく森(16)!?!”❖21-82❖》

ムシクサ(虫草) オオバコ科(Plantaginaceae)クワガタソウ属(Veronica)
学名:Veronica peregrina
《“泉の森・・極小草花”❖2021/3/20❖》
ムシクサ(虫草) オオバコ科(Plantaginaceae)クワガタソウ属(Veronica)
学名:Veronica peregrina
花の大きさはおおよそ2~3mm、細かすぎて目を近づけないと見逃してしまう。
花名は、丸い虫コブの中にゾウムシの仲間の幼虫が入っている事による。
水田や川のそば等、湿地に生える。茎高10〜20cm。茎は無毛か、まばらに腺毛が生える。
下部でまばらに枝分かれして斜上する。葉は下部では対生し、上部では互生。
葉腋に直径2~3ミリでかすかに淡紅色をおびた白い4弁花を1つつける。
萼は4裂し、葉のようで、花より大きい。可愛い花だが小さすぎて余り知られていない。
「令和参年(皇紀2681年)3月22日、記」
#植物

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《 眼福(63)“春めく森(15)!?!”❖21-81❖》

林床に補助光をあてると・・・!!
※林床に届く自然光は、瀟洒だ※

バイモ(貝母) ユリ科(Liliaceae)
学名:Fritillaria verticillata var. thunbergii
Fritillaria verticillata Willd. var. thunbergii (Miq.) Baker
別名: アミガサユリ(編笠百合)
《“泉の森・・草花”❖2021/3/20❖》
バイモ(貝母);
江戸期、中国より鎮咳、止血、解熱などの薬用植物・耐寒性球根植物として渡来。
野生化し各地に広がる。植物名由来は、球根が2枚貝に似ていることに由。
又、別名は花びら内側の網目模様からアミガサユリとも呼ばれる。
茎高40~60㎝、淡い緑色の清楚に咲く姿は趣があり茶花に用いられている。
「令和参年(皇紀2681年)3月21日、記」
#植物

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《 眼福(62)“春めく森(13+1)!?!”❖21-80❖》

カンスゲ(寒萓) カヤツリグサ科(Cyperaceae)
学名:Carex morrowii Boott


《“泉の森・・野草花”❖2021/3/20❖》
カンスゲ(寒萓);
冬でも緑の葉を枯らすことのない常緑多年草なので寒萓と呼ばれ、
春になると先端に雄花、下に雌花を付ける。樹木の陰などに顔を見せる。
根茎は、短く広がらず、葉を叢生し匐枝は出さない。基部の鞘は光沢のない黒紫色。
葉は線形で硬く幅6~15㎜、断面がM字形とならず、脈が明瞭、葉縁の小刺は鋭い。
葉の間に多数の花茎を出し、茎頂に雄花穂を1個付け、その下に雌花穂を数個付ける。
仔細観察略。昨年は、4月1週に開花を確認。
「令和参年(皇紀2681年)3月20日、記」



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《 眼福(61)“春めく森(13)!?!”❖21-79❖》

オキナグサ(翁草)、草っ原に燦然と、かつ全体に白い毛に覆われ、その姿は圧巻である。
モノトーンで視る姿は、なんとも瀟洒。
オキナグサ(翁草) キンボウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl
別名: ネッコグサ
《“泉の森・・野草花”❖2021/3/19❖》
オキナグサ(翁草);
オキナグサは、耐寒性で山野の草原に見え、全体が白い毛に覆われている。
根は太く、根出葉は束生。長い葉柄があり2回羽状複葉。小葉は深裂し欠刻する。
花茎の高さが10cm前後で開花するが、花後、伸びて30~40cmにもなる。
花は1個が頂生し、鐘形で下向きに開く。花弁に見えるのは萼片であり真の花弁はない。
花柱は長さ3~4cmになり、約3mm。花は暗赤紫色で、横向きまたは下向きに咲く。
花後の白く長い花柱を持つ痩果の姿を老人の白髪に見立てた。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
『万葉集』に、
芝付(しばつき)のみうらさきなるねつこぐさ
あひ見ずあらばあれ(我)こ(恋)ひめやも (14/3508,読人知らず)
「根都古(ねつこ)草」は、一説にオキナグサであるとされる。
「美宇良(みうら)埼」とは、神奈川県の三浦三崎周辺に由。
「令和参年(皇紀2681年)3月19日、記」

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《 眼福(60)“春めく野草!?!”❖21-78❖》

スズメノヤリ(雀の槍)     イグサ科(Juncaceae)
学名:Luzula capitata (Miq.) Miq. ex Kom.
《“我が狭庭の花”❖2021/3/17❖》
スズメノヤリ(雀の槍);
雑草(私的には野草)の中でもベスト10に入るくらい早く芽を出し、花をつける。
葉は縁に白毛が密生、根生葉は長さ10㎝前後、幅3㎜程度。茎葉は2~3個つき、短い。
茎頂に頭状花序が1個つく。苞は長さ3㎝前後、幅1.5㎜位。
花被片は長さ3~3.5㎜、長楕円形、赤褐色、縁が白色膜質。
開花の初期(雌性期)には、柱頭が3つに分かれた白い雌蕊が伸びる。
その後、雄蕊6個の黄色の葯が大きく熟して花粉を出すようになる(雄性期)。
葯は長さ1.5㎜前後。花糸は長さ0.5㎜位。この頃には雌しべは褐色にしなびてしまう。
これを「雌しべ先熟花」といい風媒花で良く見れる。虫媒花では逆に雄蕊先熟になる。
似たものにヤマスズメノヒエ(枝の先に数個の花)、ヌカボシソウ(枝の先に1個の花)。
「令和参年(皇紀2681年)3月18日、記」





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《 眼福(59)“春めく森(12)!?!”❖21-77❖》

アンズ(杏)    バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus armeniaca L.
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
別名: アプリコット、カラモモ(唐桃)
《“泉の森・・低木の花”❖2021/3/11❖》
アンズ(杏);
モモ の花と比べると薄い赤。原産はヒマラヤ西部。
中国で梅と交配されたものが、奈良時代に日本に渡来したと言われる
耐寒性があり、涼しい地域で栽培され、アーモンドやウメ、スモモと容易に交雑する由。
桜よりもやや早く淡紅色の花を咲かせる。周りの緑との対比、なんとも云えぬ風情だ。
幹は赤褐色、縦に割れ目が入る。新枝は紫褐色。葉は互生し、卵円形~広楕円形。
葉先が短く尖り、基部は楔形~広楔形、縁には不揃いの細かい鈍鋸歯がある。
葉裏の脈腋に毛がある。葉柄は長さ2~3㎝、蜜腺が葉柄にあるか又は無い。
花は普通、2個つき、葉の展開前に開花する。花は、3㎝位。淡紅色の5弁花。
花弁の先は円形。雌蕊1個。雄蕊多数。萼は紅紫色、萼片は広惰円形で反り返る。
果実は直径約3㎝の核果。水分を多く含み中に種が1つある。アプリコットジャム美味だ。
「令和参年(皇紀2681年)3月17日、記」



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《 眼福(58)“春めく森(11)!?!”❖21-76❖》

ヘビイチゴ(蛇苺)    バラ科 (Rosaceae)
学名:Duchesnea chrysantha( Zoll. et Mor. ) Miq.
Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi
Fragaria chrysantha Zoll. et Mor.
《“泉の森・・林床”❖2021/3/11❖》
泉の森で足を踏み入れていなかった場所で出会った小さな花。
ヘビイチゴ(蛇苺);
田圃の畔や道端など、やや湿ったところに生え、茎は地を這い節から根を出して増える。
葉は黄緑色で3小葉。小葉は長さ3cm前後。葉腋から長い柄を出し黄色花を1個つける。
花は直径1.5cm位。副萼片は萼片より大きく、先は3裂し、長い毛がある。
近似種にヤブヘビイチゴがあるが、花が直径約2cmと大きい(但し、判別は難しい)。
ヒメヘビイチゴは小葉が長さ0.5〜1.5cm、花は直径7〜8mm、葯は赤紫色。
近日の遺伝子解析の結果、ヘビイチゴはキジムシロ属に非常に近いと判明した。
ヘビイチゴ属 Duchesneaからキジムシロ属 Potentillaに変更された(2008年)。
「令和参年(皇紀2681年)3月16日、記」


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《 眼福(57)“春めく森(10)!?!”❖21-75❖》

オウトウ(桜桃)       バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus avium L
別名: ミザクラ(実桜)、カラミザクラ(唐実桜)、シナオウトウ(支那桜桃)
《“泉の森の中”❖2021/3/11❖》
泉の森、今年は普段余り歩かない所を歩いているのだが、
初見の植物、結構あるものだ。
オウトウ(桜桃);
サクラ の花だが、サクランボの花。種類は、ナポレオン、佐藤錦、日の出、黄玉等。
花色は白が多いが、ピンクもある。中国原産シナミザクラ系のセイヨウミザクラが原種。
オウトウは、明治時代にヨーロッパから渡来した耐寒性落葉高木で、別名サクランボ。
甘酸っぱい果実で高価な果実として人気があり、春に開花、桜に似る5弁花で白色。
“桜桃”と云えば、作家・太宰治を思い起こす。太宰が入水自殺したのは昭和23年。
1948年6月13日で遺体発見が6月19日。奇しくもその日が太宰の誕生日であった。
太宰の作品『桜桃』を冠って「桜桃忌」、毎年、太宰の墓所で6月19日に集まりがある。
没後70年以上も経っているのに全国から多くの太宰ファンが集う。感慨ある。
言葉って面白い。木は「おうとう」、実は「さくらんぼ」、加工されると「チェリー」等と呼ぶ。
植物・ 学術分野では、木も実も「おうとう(「さくらんぼ」)」と呼び、「さくらんぼ」とは呼ばない。
「さくらんぼ」とは、果実として商品化されたものだが、「さくらんぼ」=「桜桃」とは思わない。
「令和参年(皇紀2681年)3月15日、記」

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《 眼福(56)“春めく森(9)!?!”❖21-73+1❖》

アブラチャン(油瀝青)      クスノキ科(Lauraceae)
学名:Lindera praecox (Siebold et Zucc.) Blume
Parabenzoin praecox (Siebold et Zucc.) Nakai
Benzoin praecox Siebold et Zucc.
別名: ムラダチ(群立) 、ズサ、ヂシャ、イヌムラダチ, ゴロハラ




レンプクソウ(連福草)    ガマズミ科( Viburnaceae )
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)
《“泉の森の中”❖2021/3/11❖》
泉の森は、未調査の場所、調査中の植物が多々ある。興味深い森である。
散策路から獣道的道を進むと可愛い植物と出会える。
アブラチャン(油瀝青);
クロモジ属の仲間なので クロモジ と良く似ている。変わった名前だが、実から油が採れる。
チャン(瀝青)とはアスファルトを敷く前に散布する瀝青(タール類、ピッチ)にゆらいする。
山中のやや湿った所に生える。萌芽しやすく、株立ちになる。丹沢山地で良く見かける。
樹皮は灰褐色で滑らか、小さい皮目が多い。クロモジ属の特徴、枝を折ると良い香りがする。
枝には油分があり、生木でも良く燃える。また粘り強い。
葉は互生、葉身は卵形または楕円形で急鋭尖頭、縁は全縁。葉柄は赤味を帯びる。
雌雄異株。3~4月、展葉に先立って、淡黄色の小さな花を、散形状に付ける。
雌花序には3~4花付き、花被片が6個、葯の無い雄蕊が6個、雌蕊が1個、子房は球形。
雄花序には3~5花付き、花被片が6個、雄蕊が9個あり、子房は退化してほとんど無い。

レンプクソウ(連福草) ;
枝が根のように地下を這って伸び、枝を掘り起こしたらフクジュソウ が一緒についてきた、
とか、その逆というのが名前の由来。
緑色の花が数個、茎の頂に固まり、上向きの頂花は4数の花びらで、周りは5~6枚。
花が5個まとまってつくことから、別名はゴリンバナ(五輪花)。
林内に生える高さ8~12㎝の多年草。
白色の細長い地下茎を伸ばし先端に小さな地下茎を作って増える。
花は黄緑色で直径4~6㎜。
花が4個背中合わせになり、更に真上にも1個つき5個の花が、立方体の不思議な花。
花の詳細は略。この植物の所属の変転が面白い。
旧分類体系である新エングラー体系やクロンキスト体系では、
レンプクソウ科に属する日本の植物は、「レンプクソウ」ただ1種のみだった。 
世界には、中国の固有種1種しかなく、合わせてたった2種から成る科であった。
遺伝子解析による分子系統学が発展、植物分類体系も遺伝子解析での分類が主流になる。
この分類を用いた学者団体が、被子植物系統グループ (Angiosperm Phylogeny Group)。
その分類体系は「APG体系」や「APG分類体系」などと呼ばれている。
APGでは、旧分類体系でスイカズラ科に含まれていた木本のガマズミ属やニワトコ属などを、
レンプクソウ科に含めることにした。これによりレンプクソウ科は2種から、200種余りになる。
その後、紆余曲折があり、ガマズミ科( Viburnaceae )とレンプクソウ科( Adoxaceae )の学名は、
それぞれ1820年と1839年に発表されているが、より古い名称に優先権があるので、
ガマズミ科を用いることが決まった(2017年7月の国際植物学学会)。
引用元:「新しい植物分類体系」 伊藤元己・井鷺裕司 著 文一総合出版 2018.7.31初版第2刷
「令和参年(皇紀2681年)3月14日、記」

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《 眼福(55)“春めく森(8)!?!”❖21-73❖》

どこでも見られる里山・雑木林。このような森の林床に花々が見られる。
フッキソウ(富貴草)      ツゲ科(Buxaceae)
学名:Pachysandra terminalis Siebold et Zucc.
別名:キチジソウ 吉字草



タチツボスミレ(立壺菫)       スミレ科(Violaceae)
学名:Viola grypoceras A. Gray
Viola grypoceras A. Gray var. grypoceras
《“泉の森の中”❖2021/3/7❖》
泉の森は、中々に植生濃い場所。森の中に多種多様な樹・野草が見られる。
散策路から獣道的道を進むと可愛い植物と出会える。
フッキソウ(富貴草) ;
フッキソウ(富貴草)、名前からすると気品ある豪華な花を想像してしまうが、、、!
森のなかでひっそりと静かに花を見せる。花より常緑の葉を思った樹名のようだ。
更には、草と命名されているが、ツゲ科の植物で派な樹木。
常緑、一年中緑の葉を広げている繁栄につながる、と富貴という名がついた由。
そんなことからか、公園や社寺の庭でよく見かける。春を感じさせる花って思う。
茎はやや太く下部は地を這い根茎のようになり、上部は直立、 雌雄同株。
葉は厚く、密に互生、長さ5cm~、幅4cm位で卵状楕円形または菱状倒卵形。
葉の質は革質、葉先の半分には粗い鋸葉がある。茎頂に長さ3㎝前後の花をつける。
直立した花序に雄花が茎の上部に密につき、その下に雌花が5〜7個つく。
雄花にも雌花にも花弁はなく、4個の広卵形の緑色の萼片と小さな苞がある。
雄蕊4個、花糸は太く白色、葯は紫褐色。雌花は花序下部に4~6個、花柱は白色で2個。

タチツボスミレ(立壺菫);
タチツボスミレはスミレ科、スミレ類の中で山野に最も普通に見られるスミレ。
茎は枝分かれして株を作り、高さ5~15㎝、花後は30㎝にもなる。
葉は心臓形で長さ3㎝前後。花はふつう淡紫色で早春から咲き始める。
タチツボのツボは、線引きに使う大工道具の墨いれに似ると云う説がある。
有茎類と言われるように花の終わった後には30cmも茎が伸びる。
葉は、長さ幅ともに1.5~2.5㎝の心形~扁心形で縁に低い鋸歯がある。
花茎は咲き始めはほとんどなく、花期には6~10㎝、花が終わってから高く伸びる。
花茎や花柄は無毛。托葉は鱗片状、櫛の歯状に細かく深裂する。
花は淡紫色、側弁の基部は無毛。距は細く、長さ6~8㎜。花は匂わない。
ニオイタチツボスミレやナガバタチツボスミレより花の色が薄いのが普通である。
個体数が多く、色々な品種や変種に分類され、茎や葉が多様に変化してる。
「令和参年(皇紀2681年)3月13日、記」

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《 梵声(2)“今を生きる”❖21-72❖》

オリンピックヨット会場方向に通じる地下道。藤沢市片瀬。
前東京オリンピックの時もここを通って江ノ島に向かった。
《“明日に向かって思う”❖2021/3/12❖》
自然災害は、いつやってくるかは分からない。いかんともしがたいことだ。
1年遅れのオリンピックが迫って、諸々・・・問題解決を求められている。
だが、否定的・・安に中止すべきだ、などと主張される方々がおられ。。。?
事の経緯は、さておき紆余曲折あってここまで来た。開催を目指すべきだ。
一つ気になるのは、ぶち壊すだけを目的に???してる輩がいること。
自分達だけが正論と思っているのだろうか。全体像を見極めていない??
しかるべき手続きを経て開催に向け尽力されてるではないか。
今のマスコミ報道の処し方は、僕には看過できないことだ。

又、日本の裁判は公正・公平と、信頼に足る(私感)とおもっている。
先日、最高裁で俗に言われて来た“慰安婦の強制労働報道”に判断がくだった。
つまりは、朝日新聞報道は間違いであった、と最高裁が判断したということだ。
元朝日新聞記者の掲載記事を誤報と認めたことである。
反日国家があっても仕方ない(思想信条の自由)。特にお隣の国々のこと。
しかしながら、世界各地に建造されている慰安婦像撤去の報道が出てこない。
愛国心ってなんだろう??日本の代表的政財界人のみならず報道機関は無言だ。
これでは、異国の人々は韓国・韓国人の所業を、慰安婦報道を“正”としてしまう。
しっかりとした論拠を世界に向けて発信すべきだろう。国を挙げてだ。
政治の世界にしても党利党略だけだ。安易に“国民か”などと一括りにして欲しくない。
領土問題、国境問題、反日国には毅然とした態度ではっきりと主張すべきだ。
日本の態度は、卑屈と映る。非は非で認め、真実は正々堂々と示すべきと思う。
自虐史観は、もう止めよう。武士道的無言は、世界に通用しない。
「令和参年(皇紀2681年)3月12日、記」



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《 梵声(1)“激震災から10年”❖21-71❖》

法衣垂下の地蔵菩薩像。 建長寺は鎌倉五山の第一位の寺、北条時頼創建の古刹。
室町時代の代表的な法衣垂下地蔵菩薩像。 建長寺の御本尊。
※土地開発阻止運動を見に行ったおり背中合わせの場所にある建長寺に案内してもらった。
”諸行無常”己の心で前に進め、と教えて頂いた。あの恩師諸氏はもういない。※
『吾妻鏡』に1253年(建長5年)11月25日に建長寺の供養が行われ、
「丈六の地蔵菩薩をもって中尊となし、同像千體を安置」したことが記されている。
現仏殿に安置されている地蔵菩薩坐像は室町期作と推定される(像高は371.5㎝)。
「丈六」とは、1丈6尺を略したもの。

鎌倉で好きな場所の一つ。無の境地に浸りたい時、訪れる。
画像のような光景、極普通の生活に成れますよう、祈り希す。
《“無を思う時”❖2021/3/11❖》
戦後最悪・最大の自然災害(東日本大震災)平成23年3月11日から10年経った。
死者、行方不明者、震災関連死者は、計約2万2千人余り、言語に失する。
旧知の友、諸々に関係させて頂いた方々の被害も大きかった。未だ行方不明者もおられる。
毎年、この日が来ると在りし日の仲間との議論を思い起こす。問題も山ほど残っている。
今日、政府主催の追悼式があった。天皇、皇后両陛下もご臨席、お言葉を頂いた。
皇太子時代での現地慰問、年に一度ほどに被災地各所を見舞わられておおられる。
公務の間での行動、ごくろうが色々あったとお察しするも皇室のあり方が心配。
別問題だが主要マスコミが報道する東京電力福島第1原発事故報告に違和感を持つ。
科学的数値に基づく、客観的分析報道が少ない。政府報道の及び腰も問題だ。
10年という経過で、より正確な原発問題報告を強く・切に望む所である。
悪風評を払拭できる根拠を、政府は堂々と発表して頂きたい。
「令和参年(皇紀2681年)3月11日、記」

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《 眼福(53+1)“春めく森(7)!?!”❖21-70❖》

ナツミカン(夏蜜柑)     ミカン科(Rutaceae)
学名:Citrus aurantium 'Natsudaidai'
別名:ナツカン(夏柑)、ナツダイダイ(夏橙)
サンシュユ(山茱萸)      ミズキ科(Cornaceae)
学名:Cornus officinalis
別名: ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)
夏蜜柑やサンシュユ(山茱萸)の奥には、水車小屋がある。
キブシ(木五倍子)       キブシ科 (Stachyuraceae)
学名:Stachyurus praecox Sieb. et Zucc.
別名: マメブシ(豆五倍子)、キフジ(黄藤)
調整池とは、大雨時に溜池になるように作られている。画像上部の桜並木当りまで水量葉上がる。
普段ある池(画像・・シラカシの池)は、湧き水。水鳥がのんびりと餌をとっていた。
《“泉の森・調整池付近”❖2021/3/7❖》
近間の・・・散歩に調度良い所の泉の森。森のなかには大和水源地があり、
湧き水(源泉)は、源泉地、引地川の源流であり、災害防止の調整池もある。
里山的森林公園として整備されて久しい。数十年を以って自然植生に近づいた。
42ヘクタール程の森には、200種以上の植物種が観られる(実際に確認した)。
シラカシ自然林は、見応えある。調整池上に木製の斜張橋「緑のかけ橋」もある。
そんな場所に植栽された樹々、今の季節は余り彩りが見られないのだが、
ナツミカン(夏蜜柑)とサンシュユ(山茱萸)が生き活きと魅せてくれていた。

ナツミカン(夏蜜柑);
ミカン・キンカン・ダイダイ等の柑橘系に属する。 ナツミカンは酸味が強い。
山口県で最初に作られた栽培品種で、現在は、各地で栽培されている。
江戸中期、山口県長門市の青海島に漂着した文旦系柑橘種から夏蜜柑が生まれた。
原木は現存し、天然記念物に指定されている。

サンシュユ(山茱萸);
葉より先に黄色い花をつけるサンシュユは、黄色というより黄金色。
江戸時代に薬用として導入された。寺院や公園、庭などによく植えられている。

キブシ(木五倍子);
名前の由来は、実を染料の原料である五倍子(ふし)の代用として使ったことによる。
藤に似ているのでキフジ(黄藤)とも呼ばれている。
「令和参年(皇紀2681年)3月10日、記」







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《 眼福(53)“春めく森(6)!?!”❖21-69❖》

ウグイスカグラ(鶯神楽)      スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera gracilipes var. glabra
別名: ウグイスノキ(鶯の木)
《“泉の森・小径の樹花”❖2021/3/5・7❖》
ウグイスカグラ(鶯神楽);
ウグイスの意味は、鶯の鳴く時期で、神楽は、「鶯隠れ」が変化したとの説がある由。
葉柄(葉を支える柄の部分)の付け根に2枚の葉柄が冬芽を取り囲むようにつき、
拓葉(葉柄につく葉状片)のようになっている。こうした解説は素人(私)に優しい。
幹は灰褐色、樹皮が縦に裂けて剥がれる。葉は対生し、広楕円形で無毛又は有毛。
葉裏は緑白色。枝先の葉腋に花を1~2個つける。花冠は漏斗形、先が5裂し平開。
雄蕊は、5個。雌蕊は、1個。花柄は長さ1~2㎝。
葉や花冠などに毛がほとんどないものをウグイスカグラ var. glabra 、
毛が多いものをヤマウグイスカグラ var. gracilipes との記述もあるが、見極め困難。
ミヤマウグイスカグラは萼に腺毛があると云われるが!?!
ウグイスカグラ、ヤマウグイスカグラ、ミヤマウグイスカグラは、日本固有種。

泉の森散策小径では、極普通に観られるが、地味で目立たない。
「令和参年(皇紀2681年)3月9日、記」

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《 眼福(52)“春めく森(5)!?!”❖21-68❖》

ミスミソウ(三角草)    キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Hepatica nobilis Schreber var. japonica Nakai
Anemone hepatica L. var. japonica (Nakai) Ohwi
別名: ユキワリソウ(雪割草)
《“泉の森の小さな花”❖2021/3/5・7❖》
ミスミソウ(三角草);
早春に雪を割るようにして咲くので、雪割草という名前が付いたとあるが???
古く、江戸時代から栽培されている園芸品種で種も多く紅色、青紫色、白色等、多彩。
中には、雄蕊が花弁状に変化したものもある。
西欧にはvar. nobilis (European hepatica)と var. pyrenaica(H. pyrenaica Pyrenees)、
日本にはvar. japonica(ミスミソウ)とvar. pubescens (スハマソウ)が分布自生している。
葉は、三角形で3浅裂し長い柄があり裂片の先が尖っている。
花は直径1㎝位、花柄の先に1輪つく。花弁に見えるのは披針形~卵状披針形の萼片。
萼片は6~10個つく。萼片に見えるのは3個の総苞片。雄蕊は多数、葯が白色~淡紅色。
スハマソウは葉の先が円くなり、ミスミソウの品種として区別されている。
オオミスミソウ form. magna はミスミソウの品種。
本州(山形県以南)の日本海側に分布する。
花が直径2~3㎝と大きく花色も淡紅色など変化が多い。
スハマソウ var. pubescens は本州(近畿以西)、四国に分布する。
洲浜草(すはまそう);葉の形が、祝いの席に飾る島台の”州浜”に似ている事に由来する。

昨日(3/7)も散歩の折、眺めに通ったが、天候が悪いからか??花は、しぼんでいた。
「令和参年(皇紀2681年)3月8日、記」
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《 眼福(51)“春めく森(3+1)!?!”❖21-67❖》

シュンラン(春蘭)  ラン科 (Orchidaceae)
学名:Cymbidium goeringii
別名: ホクロ(黒子)
《“泉の森・春の野生蘭”❖2021/3/5❖》
シュンラン(春蘭);
今年もしっかりと姿を見せてくれた春蘭。観察する場所が広がりつつある。
何よりだ。昨年は、3月2週に観れた。開花が少しずつ早くなっている気がする。
丘陵地を好み、その地に春を告げる花。端正な姿は、やはり野に咲く野生蘭。
花や花茎を山菜とする。又、根を民間薬としても利用されている。
シュンラン、以前ブログルに記載した。関心あらば読んでみてください。
「令和参年(皇紀2681年)3月7日、記」






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《 眼福(50)“春めく森(3)!?!”❖21-66❖》

モミジイチゴ(紅葉苺)      バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus coptophyllus A. Gray
Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
別名: キイチゴ(黄苺 )
《“泉の森・散歩の途”❖2021/3/5❖》
モミジイチゴ(紅葉苺);
葉の形がモミジに似ているというので、モミジイチゴ(紅葉苺)という名。
別名のキイチゴ(黄苺)は、実が黄色なので、こう呼ばれる。
バライチゴやニガイチゴ等の木苺の仲間。近縁種に ナガバモミジイチゴ。
東日本に自生するモミジイチゴ対してナガバモミジイチゴ。は西日本で自生。
和名の由来は葉がモミジに似ていることから。茎や葉には刺がまばらに生える。
茎の刺はほぼ開出して曲がらず、葉柄や枝の刺は曲がる。葉柄は長い。
葉身は長さ7~15㎝の卵形~広卵形、掌状に5裂し、基部は深い心形。
中央裂片は、余り長くならないが、葉形や鋸歯は変異が多く切れ込みが少ないのも。
葉裏は緑色。花は単生し、直径約3 ㎝の白色5弁花、葉の下に、下向きにつく。
ナガバモミジイチゴは、全体に縦長になりやすく、普通3裂し、中裂片が特に大きくなる。
葉の形や鋸歯には変異が多く区別できない。

茎は直立し鉤型の刺が多い。葉は狭卵形ないし広卵形で3~5に中・深列する。
白い花を下向きにつく。花弁は白くひし形卵形。6月頃に果実が橙黄色に熟す。
甘酸っぱく美味。良く熟した実はふんわりとし美味だが静かに取らないとばらばらに。
又、中に黒い小さな虫がいることもあるので注意が必要。
*        *        *
眼を癒やすために散歩をする森の小径。間引きのためか伐採された木株。
そんな木株も子供にとっては遊び道具になりえる、そんなことを感じさせる光景。
遊び道具は、無尽蔵。森の自然は、とってもやさしくせっしてくれる。
「令和参年(皇紀2681年)3月6日、記」





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《 眼福(49)“春めく森(2)!?!”❖21-65❖》

《“泉の森・水辺の樹”❖2021/2/28❖》
ネコヤナギ(猫柳) ;
猫の尻尾のような花をつけるヤナギをすべてネコヤナギと称しているらしい。
だが、本来はカワヤナギの和名を持つこの柳がネコヤナギである。
樹高は、5mになるものもある。横に広がる匍匐性、また立ち性の2種類。
樹皮は暗灰色、古木になるにつれ縦に割れ目が入る。小枝は黄褐色。
蕾は黄褐色で楕円状卵形、うぶ毛で覆われ、先は尖る。托葉は半卵形で大きい。
葉は互生し葉柄は長さ10㎜前後。葉身は楕円形的先端は尖り縁には細い鋸歯。
新葉の縁は巻かない。側脈は明瞭で、ほぼ等間隔に並ぶ。裏面は全面に絹毛がある。
托葉は大形で、雌雄別株。葉の展開前に開花する。
雄花と雌花は別々の蕪に咲き、花粉を付けるのが雄花だが、見た目の区別は難しい。
尾状花序(catkin)は長楕円形で無柄。雄花序は長さ5cm位、背面に腺があり雄蕊2個。
花糸は合着して1個、長さ約6㎜、無毛。葯は紅色で、花粉は黄色。
雌花は子房が楕円形、綿毛が密にあり、無柄。花柱は細く長さ2.5~3㎜。柱頭は2裂。
種子は綿毛に包まれ、ヤナギの種子の綿毛は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる。
「令和参年(皇紀2681年)3月5日、記」

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《 眼福(48)“春めく森!?!”❖21-64❖》

ヒサカキ(姫榊 )  モッコク科(Pentaphylacaceae)
学名:Eurya japonica Thunb.
別名:ビシャシャキ, シャシャキ、アクシバ、ビシャカキ、サカキ
《“泉の森の早春日”❖2021/2/28❖》
ヒサカキ(姫榊 );
神事でおなじみの サカキ の小型種なのでヒサカキ(姫榊)と呼ばれる。
海岸に近くに自生する種類にハマヒサカキやムニンヒサカキ、 ヒサカキモドキ がある。
最近、新分類でツバキ科 Theaceae からモッコク科 Pentaphylacaceae に分離された。
低木だが、稀に高木になる。樹皮は、暗褐色〜黒灰色で滑らかで不規則な小皺が多い。
葉は互生し、楕円形的、光沢があってやや厚く縁に鈍鋸歯があり、先が尖る。雌雄異株。
葉腋に花を下向きに1~数個びっしりとつける。小さいが、花柄がある。
蕾のうちは萼と同じように黒色。花弁は5個、黄色を帯びた白色又は淡紅色。
花には独特の香(臭気?)があり、早春を感じ臭気と言う語感を感じない(私感)。
日当たりの良い場所に生育し、ヒサカキの枝にはびっしりと下向きに花が付く。
雌雄別株。葉腋に鐘形〜壺形の花を1〜3個束生するが、雌花のほうが小さい。
雄花は、直径約5㎜、雄蕊12~??個。雌花は先がやや開くカップ状で直径約3㎜。
花弁は帯黄白色、花弁の先端がわずかに紫色を帯びる。
雌花には中心に1つの雌蘂があり、先端は3つに別れ時として退化した雄蘂もある。
萼片は暗紫色で5個。花柄は長さ2mmと短い。日本では、枝葉は神前に供える。
『古事記』『日本書紀』で神武天皇「来目の歌」にイチサカキと詠われている。
九州地方の中には、ハイジルシバ(灰汁柴)と呼び枝葉を燃やした灰を染色に利用している。
「令和参年(皇紀2681年)3月4日、記」




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《 眼福(47)“春めく頃!?!”❖21-63❖》

《“雛祭の日”❖2021/3/3❖》
和暦(太陰太陽暦)の3月の節句(上巳の節句)、その祝い事が「桃の節句」に由。
明治の改暦以後、グレゴリオ暦(新暦)の3月3日に行なうことが一般的になった。
桃の花が咲く頃か???春らしくなる頃、子供が野遊びに出掛け「草花雛」を作った。
僕には、女の子がいない事もあって、雛祭をしたことがない。
春うらら、若い頃は社寺の花を探しに行ったものだ(大学生は、春休み)。
その頃の鎌倉は、未だ鄙びた古都ッて感じでもあった。
北鎌倉・明月院は、紫陽花で有名だったが本堂(紫陽殿)で庭を眺める楽しみがあった。
鶴岡八幡宮から建長寺それから、故伊東深水画伯のアトリエを通って明月院へ。
紫陽花の頃以外は、静かな佇まいだった。でも鎌倉らしい小ぢんまりした所が好きだった。
この周辺には、梅の木が点在していた。個人宅が様変わりして面影は全く無いが(現在)。
明月院本堂(紫陽殿)には、「悟りの窓」と呼ばれる円窓があって住職さんの説教も聞けた。
法律の勉強をしてる頃、方丈から庭を眺めながら法哲理を思った。悩むとよく訪れた。
少々気取り過ぎだが、江戸中期の哲学者、三浦梅園の自然哲学論を思ったこともある。
「ものの条理」「草木がなる理(すじ)」とか「陰陽と言う東洋思想」。
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」
なんとも難しい内容(今にしても理解できていない)。
植物を好きになったのは両親の影響だが、若い頃の教えを頂いた方々の影響でもある。
「令和参年(皇紀2681年)3月3日、記」
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《囈(16) “春の海(私的感覚)3!!”❖21-62❖》

FUJIFILM GFX100S
F5.6 1/200秒 / ISO1600 FUJIFILM GFX100S + FUJINON GF30mm F3.5 R WR
フィルムシミュレーション:NOSTALGIC Neg.
雰囲気・・画像の鮮明度素晴らしい。
《“1億画素のラージフォーマットセンサー”❖2021/2/18❖》
『FUJIFILM GFX100S』
1億画素余り!!のラージフォーマットセンサーカメラ『FUJIFILM GFX100S』。
1年半前に「桁違い」の画素数で想像を絶する解像密度で登場した中版デジカメがある。
そのデジカメの小型??版、約600gも軽い『FUJIFILM GFX100S』が登場した。
仔細は、記さない(説明に失する)。小型化による性能低下はなくむしろ性能が向上!!
操作面もより良く改良されているやに聞く。仔細は使い込まないとわからんが。
植物撮りに最適な3方向のチルト液晶も見事に視認できる照度は期待以上のもの。
そして色のこだわりが凄い。ラージフォーマットセンサーが活きる仕様だ。
フィルムの1970年代~80年代の色表現を彷彿とさせるフィルムシミュレーション。
「ノスタルジックネガ」が追加された『FUJIFILM GFX100S』(富士のAPSにも採用される由)。
フィルムシミュレーション「NOSTALGIC Neg.」は、言葉で表現できない色の質感をみせる。
アンバー(琥珀、黄色みを帯びた温かい色合い)に描写するのだが、
シャドウ部はディテールを残したままノリの良い色味を魅せる。
独特な表情、いかなる場面でも対応するだろうフィルムシミュレーションと感じる。

このデジカメとは別だが、繊細・鮮明に描写するフルサイズFoveonセンサー。
この仕様のデジカメ開発が遅れて先に伸びている現況からするとGFX100Sの出現は!!
頑張って腕を磨かないと・・・・だが技量能力欠如でカメラ機材に申し訳ない。
今、ワイド固定レンズのデジカメでさえ満足に使いこなせないのに。
「令和参年(皇紀2681年)3月2日、記」
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《 眼福(46)“春めく林床(3)!?!”❖21-61❖》

カキドウシ(籬通し)     シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) Hara
Glechoma grandis (A. Gray) Kuprianova
モノトーン、中々良い!!
《“泉の森の野草達(3)”❖2021/2/28❖》
カキドウシ(籬通し) ;
この花には、別名が沢山ある。カントリグサ(癇取草)・カンキリグサ、
カキドオロシ・カキドウロ、ツルハッカ、カイトリバナ・カイトリグサ、
カイネンヅル・カイネグサ、カイネダワラ、ウグサ。
茎がつる状に伸び、垣根を通り抜けるので付いた名前。
薬草(癇取草)と呼ばれるのは、子供の夜泣き、ひきつけに用いられた事による。
道端や草むらで普通に見られ、茎や葉をもむといい香りがする。
茎高は5〜25cm。つるの節から根をだし斜上し、枝を出す。
葉は対生、有柄で円い腎形、長さ1-5cm、幅1.2-5.5cm、円頭に鈍い歯牙。
葉腋に長さ1.5〜2.5cmの淡紫色の唇形花を1〜3個ずつつける。
花は唇形花で、上唇は直立し、凹頭、切れ込みはやや不規則。
下唇は3裂し、中央裂片が大きく、基部に白毛があり濃紫色の斑紋が目立つ。
雄蕊4個あり、上唇の内側に沿ってのびる。萼に15脈があり裂片の先が刺状。





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#ブログ #植物

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