《 眼福(62)“春めく森(13+1)!?!”❖21-80❖》

カンスゲ(寒萓) カヤツリグサ科(Cyperaceae)
学名:Carex morrowii Boott


《“泉の森・・野草花”❖2021/3/20❖》
カンスゲ(寒萓);
冬でも緑の葉を枯らすことのない常緑多年草なので寒萓と呼ばれ、
春になると先端に雄花、下に雌花を付ける。樹木の陰などに顔を見せる。
根茎は、短く広がらず、葉を叢生し匐枝は出さない。基部の鞘は光沢のない黒紫色。
葉は線形で硬く幅6~15㎜、断面がM字形とならず、脈が明瞭、葉縁の小刺は鋭い。
葉の間に多数の花茎を出し、茎頂に雄花穂を1個付け、その下に雌花穂を数個付ける。
仔細観察略。昨年は、4月1週に開花を確認。
「令和参年(皇紀2681年)3月20日、記」



#植物

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《 眼福(61)“春めく森(13)!?!”❖21-79❖》

オキナグサ(翁草)、草っ原に燦然と、かつ全体に白い毛に覆われ、その姿は圧巻である。
モノトーンで視る姿は、なんとも瀟洒。
オキナグサ(翁草) キンボウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl
別名: ネッコグサ
《“泉の森・・野草花”❖2021/3/19❖》
オキナグサ(翁草);
オキナグサは、耐寒性で山野の草原に見え、全体が白い毛に覆われている。
根は太く、根出葉は束生。長い葉柄があり2回羽状複葉。小葉は深裂し欠刻する。
花茎の高さが10cm前後で開花するが、花後、伸びて30~40cmにもなる。
花は1個が頂生し、鐘形で下向きに開く。花弁に見えるのは萼片であり真の花弁はない。
花柱は長さ3~4cmになり、約3mm。花は暗赤紫色で、横向きまたは下向きに咲く。
花後の白く長い花柱を持つ痩果の姿を老人の白髪に見立てた。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
『万葉集』に、
芝付(しばつき)のみうらさきなるねつこぐさ
あひ見ずあらばあれ(我)こ(恋)ひめやも (14/3508,読人知らず)
「根都古(ねつこ)草」は、一説にオキナグサであるとされる。
「美宇良(みうら)埼」とは、神奈川県の三浦三崎周辺に由。
「令和参年(皇紀2681年)3月19日、記」

#植物

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