《 眼福(73)“春めく森(23)!?!”❖21-91❖》

ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)    バラ科(Rosaceae)
学名:Potentilla indica (Andrews) Th.Wolf
Duchesnea indica (Andrews) Focke var. major Makino
《“泉の森・・実が食用ではない草”❖2021/3/25❖》
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺);
ヘビイチゴ の仲間は、がく(萼)が2列(2段)になっており外側の副萼片が大きい。
ヤブヘビイチゴではこれが顕著に見て取れる。
春、黄色の花を付ける。花は直径2㎝位でヘビイチゴより大型である。
遺伝子解析の結果、ヘビイチゴはキジムシロ属に非常に近いと判明した(2008年)。
ヘビイチゴ属 Duchesneaからキジムシロ属 Potentillaにヤブヘビイチゴも戻された。
茎は地を這い、葉は3小葉、濃緑色、長い葉柄があり、基部に托葉がある。
頂小葉は菱形状惰円形、鋸歯は重鋸歯にならない。花柄は5㎝前後。
萼片(内萼片)は三角状、その外側に葉状の副萼片(外萼片)が5個ずつ重なってつく。
花は、葉腋から出る有毛の花柄上に直径1.5~2.5㎝位の黄色い花が1個つく。
萼片と副萼片はそれぞれ5個,目立って大きい。萼片は卵状皮針形でとがる。
副萼片は広い倒卵形で浅く5裂し,ともに緑色。花弁は5個が水平に開出、長楕円形。
雄蕊は多数で黄色。花は少しずつ咲き、花と実が同時に見られることもある。
「令和参年(皇紀2681年)3月31日、記」









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《 眼福(72)“春めく森(22)!?!”❖21-90❖》

カジイチゴ(梶苺)    バラ科 (Rosaceae)
学名:Rubus trifidus Thunb.
カジイチゴの葉。実際に観ると迫力がある。
《“泉の森・・実が食用の樹”❖2021/3/25❖》
カジイチゴ(梶苺);
キイチゴ仲間の中で最も大きく人の背丈より大きくなる樹も見受ける。
カジノキの葉に似るので名前が付いた、が苺とあるように食べられ甘く美味。
カジイチゴは関東以西の太平洋側海岸付近に自生しており群落も見受ける。
桜の季節に直径3~4㎝の白い花が上向きにつく。例年3月4週頃に咲く。
新茎や新枝には軟毛、腺毛があり、後に無毛となり、普通、刺はない。
葉は互生、長さ幅とも10㎝前後、厚みがあり掌状に3~7裂(5裂が多い)し縁は重鋸歯。
よく似ているモミジイチゴの枝には棘があり見分けやすい。春の芽吹きは早く新緑が綺麗。
花は、冬芽からのびた枝の先に、集散花序が出て白い花を上向きに3~5個付ける。
花期が長くモミジイチゴ等との交雑種も多い。伊豆爪木崎の自生カジイチゴは圧巻だ。
「令和参年(皇紀2681年)3月30日、記」






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