《 眼福(50)“春めく森(3)!?!”❖21-66❖》

モミジイチゴ(紅葉苺)      バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus coptophyllus A. Gray
Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
別名: キイチゴ(黄苺 )
《“泉の森・散歩の途”❖2021/3/5❖》
モミジイチゴ(紅葉苺);
葉の形がモミジに似ているというので、モミジイチゴ(紅葉苺)という名。
別名のキイチゴ(黄苺)は、実が黄色なので、こう呼ばれる。
バライチゴやニガイチゴ等の木苺の仲間。近縁種に ナガバモミジイチゴ。
東日本に自生するモミジイチゴ対してナガバモミジイチゴ。は西日本で自生。
和名の由来は葉がモミジに似ていることから。茎や葉には刺がまばらに生える。
茎の刺はほぼ開出して曲がらず、葉柄や枝の刺は曲がる。葉柄は長い。
葉身は長さ7~15㎝の卵形~広卵形、掌状に5裂し、基部は深い心形。
中央裂片は、余り長くならないが、葉形や鋸歯は変異が多く切れ込みが少ないのも。
葉裏は緑色。花は単生し、直径約3 ㎝の白色5弁花、葉の下に、下向きにつく。
ナガバモミジイチゴは、全体に縦長になりやすく、普通3裂し、中裂片が特に大きくなる。
葉の形や鋸歯には変異が多く区別できない。

茎は直立し鉤型の刺が多い。葉は狭卵形ないし広卵形で3~5に中・深列する。
白い花を下向きにつく。花弁は白くひし形卵形。6月頃に果実が橙黄色に熟す。
甘酸っぱく美味。良く熟した実はふんわりとし美味だが静かに取らないとばらばらに。
又、中に黒い小さな虫がいることもあるので注意が必要。
*        *        *
眼を癒やすために散歩をする森の小径。間引きのためか伐採された木株。
そんな木株も子供にとっては遊び道具になりえる、そんなことを感じさせる光景。
遊び道具は、無尽蔵。森の自然は、とってもやさしくせっしてくれる。
「令和参年(皇紀2681年)3月6日、記」





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《 眼福(49)“春めく森(2)!?!”❖21-65❖》

《“泉の森・水辺の樹”❖2021/2/28❖》
ネコヤナギ(猫柳) ;
猫の尻尾のような花をつけるヤナギをすべてネコヤナギと称しているらしい。
だが、本来はカワヤナギの和名を持つこの柳がネコヤナギである。
樹高は、5mになるものもある。横に広がる匍匐性、また立ち性の2種類。
樹皮は暗灰色、古木になるにつれ縦に割れ目が入る。小枝は黄褐色。
蕾は黄褐色で楕円状卵形、うぶ毛で覆われ、先は尖る。托葉は半卵形で大きい。
葉は互生し葉柄は長さ10㎜前後。葉身は楕円形的先端は尖り縁には細い鋸歯。
新葉の縁は巻かない。側脈は明瞭で、ほぼ等間隔に並ぶ。裏面は全面に絹毛がある。
托葉は大形で、雌雄別株。葉の展開前に開花する。
雄花と雌花は別々の蕪に咲き、花粉を付けるのが雄花だが、見た目の区別は難しい。
尾状花序(catkin)は長楕円形で無柄。雄花序は長さ5cm位、背面に腺があり雄蕊2個。
花糸は合着して1個、長さ約6㎜、無毛。葯は紅色で、花粉は黄色。
雌花は子房が楕円形、綿毛が密にあり、無柄。花柱は細く長さ2.5~3㎜。柱頭は2裂。
種子は綿毛に包まれ、ヤナギの種子の綿毛は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる。
「令和参年(皇紀2681年)3月5日、記」

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