《眼福(129)“梅雨期前の植物見聞(6)!?!”❖21-152❖》

ツルマンネングサ(蔓万年草) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum sarmentosum Bunge.
光線・・時間帯の違いで雰囲気が異なる。面白い。

《自宅の小さな野草花達❖2021/5/31❖》
ツルマンネングサ(蔓万年草);
古くに日本に帰化した植物、 河原や石垣などでよく見られ、ツルを伸ばして成長する。
マンネングサ(万年草)名は、多肉質の葉で常緑多年草であることによる由。
茎高10~20㎝。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。
葉は、3個ずつ輪生し葉身は倒披針形(へら形)~長楕円形で葉の色は緑色〜黄緑色、
長さ1.5〜3cm、幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形。
花は直径1.5cm位。咢片は披針形~長楕円形で基部に距があり、先は鈍形。
花弁は黄色、披針形~長楕円形、長さ5~8㎜、先は±長い微突形。
雄蕊は10個、花弁より短い。葯は橙赤色。日本のものはふつう結実しない。
マンネングサ属には、下記のような種がありどれも識別が難しい。
オノマンネングサは葉が3個輪生し、葉が線形。葯が黄色。
ヨコハママンネングサも葉が3個輪生し、オカタイトゴメに似て葉が短く先が丸い。
メノマンネングサは葉が互生し、円柱状、鈍頭。葯は黄色~橙黄色。
オカタイトゴメは小型で葉が幅広く、密に互生する。葯が黄色。
メキシコマンネングサは葉が4~5個輪生し線形。茎が直立し花序の枝が長く花が多数つく。葯が橙赤色。
コモチマンネングサは葉が下部で対生し、上部は互生し、葉の基部に珠芽(むかご)を付ける。
この種は、帰化植物ではなく日本の本州以西に分布する日本固有種。
コゴメマンネングサは小ぶりで葉が短く丸い。背の低さや葉の短さは タイトゴメに似る。
ヤハズマンネングサは、学名:Sedum tosaenseで分るように自生地は限定的である。
高知と徳島県の石灰岩地の岩上にだけに生育する希少種。
「矢筈」とは葉の先端がへこんでいて、 矢の末端の弓弦を掛ける部分の名前に由来する。
ムコジママンネングサは、小笠原列島の父島などに分布する。
タイトゴメ の固有種であるムニンタイトゴメ とされていたが、
2020年、遺伝子解析などの結果から、聟島列島産のものは新種であることが判明。
聟島(むこじま)は、東京都小笠原村にある無人島。小笠原諸島のうち最北に位置する。
ハママンネングサ(浜万年草)は、別名:島万年草、高砂万年草。
九州南部~沖縄の海岸近くの崖や岩場などに生育する。「絶滅危惧II類」
メキシコマンネングサは、帰化植物だが原産地は不明。他の種より葉が細長い。
*      *     *      *      *
一般的に見向きもされないような、属に雑草と呼ばれていることに違和感を持つ。
遠き小笠原諸島の無人島に生育していると聞くと、植物の進化??ロマンを感じる。
「令和参年(皇紀2681年)5月31日、記」






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《眼福(128)“梅雨期前の植物見聞(5)!?!”❖21-151❖》

下野は、美味しいのだろうか??昆虫が長いこととまっていた。
APSー16mm、かなり近寄っているのだが、飛び去らなかった。
シモツケ(下野)   バラ科(Rosaceae)
学名:Spiraea japonica L. fil.
Spiraea japonica L. f. var. japonica
後ろの額紫陽花と饗宴していた。
草叢に隠れるように休んでいた猫ちゃん。

《俣野別邸・・・植物と昆虫❖2021/5/22❖》
シモツケ(下野);
和名の由来は下野の国(栃木県)に多いkotoが定説だが、花が霜降りのよう、とする説もある。
Spiraea japonica は変種が多い。混同しやすい下野草は、草本で葉の形態が違う。
岩礫地など日当たりのよいところに自生している。高さ1mほどに株立ちする。
幹の樹皮は暗褐色で縦に裂けてはがれる。葉は互生し、葉柄は短い。
葉身は長さ3〜8cm、幅2〜4cmの狭卵形〜卵形。葉先は尖り、基部は円形~くさび形。
縁には重鋸歯があり、葉の基部には鋸歯がない。裏面は淡緑色または粉白色。
枝先に半球形の複散房花序をだし、直径3〜6mmの小さな花を多数つけ良い香を出す。
花弁は5枚、広卵形〜円形で濃紅色、紅色、淡紅色、まれに白色と変異が多い。
雄蕊25~30個で花弁より長い。雌蕊5個。萼片5個、長さ1.5㎜位で内面に縮れた短毛がある。
シモツケソウ Filipendula multijuga は、葉が掌状の奇数羽状複葉。花弁は4枚。
イワシモツケ Spiraea nipponica は蛇紋岩の岩場に咲くが絶滅危惧種。小葉で先が円く白花。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園にも昆虫の姿が観れる。食物連鎖もしっかりと見て取れた。
庭園内は、犬の散歩もOK、半野良ちゃんか!?!猫ちゃんも草陰に佇んでいた。
よく訪れる里山等でも猫ちゃん達をよく見かける。
「令和参年(皇紀2681年)5月30日、記」





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《眼福(127)“梅雨期前の植物見聞(3+1)!?!”❖21-150❖》

ウツギ(空木)        アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Deutzia crenata Sieb. et Zucc.
別名: ウノハナ(卯の花)




何の木!?!の若葉か???

《俣野別邸・・・雨ニモマケズ風ニモマケズ樹々❖2021/5/22❖》
ウツギ(空木) ;
日当たりのよい山野の川沿いや林縁に自生する空木。株立ちで樹高3m位になる。
空木名の由来は、幹の中心が空洞 な事。別名は旧暦の卯月(4月)に花が咲くに由来する。
樹皮は灰褐色、短冊状に剥がれる。枝は暗褐色。若枝は赤褐色で星状毛がある。
葉は対生。葉身は、楕円形〜卵状披針形で細かい刺状の鋸歯縁がある。
花は円錐花序に多数つく。花弁は白色、5個、白色の小さな星状毛がある。
雄蕊は10個、うち5個が短い。花糸には翼がつき、翼の先端が歯状に尖る。
花柱は3~4個。花床には白い小さな星状毛が密生し、周囲に環状の淡紅色の密腺がある。
萼は灰緑色、萼片は5個。萼や葉柄には細かい星状毛が密生し花柄と萼片には粗毛もある。
空木は、アジサイ科ウツギ属、
花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。
ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。
ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。
ウツギ、マルバウツギの葉裏は星状毛があり、ヒメウツギは無毛。
マルバウツギの花序のすぐ下の葉は無柄で茎を抱く。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園には、本家本元の紫陽花達がにぎわいを見せ始めた。
それを見下ろすように、仲間の空木が咲き誇っていた。
これから始まる梅雨だが、それを活力とする生き物達に“何か”を教えて頂いた。

オリンピックと国民の命、どっちが大切か!?!などと云われる人々に憂いる。
“共存共栄”だ。なんでも反対する!!現代社会の風潮には賛同できない。
庭園を散歩していると、道脇に伐採した?木枝が地面に打ち込まれ立っていた。
上部の樹皮から新しい新芽がでているではないか、生命力!!
そんな光景に出会えて・・・ホッっとした。
「令和参年(皇紀2681年)5月29日、記」
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《眼福(126)“梅雨期前の植物見聞(3)!?!”❖21-149❖》

スモークツリーロイヤルパープル(smoke tree/Royal Purple);
ハグマノキ(白熊の木)  ウルシ科(Anacardiaceae)
学名:Cotinus coggygria




アリウム ギガンチューム   ヒガンバナ科(Amaryllidaceaeネギ属)
学名:Allium giganteum




ハクチョウソウ(白蝶草)     アカバナ科(Onagraceae)
学名:Gaura lindheimeri Engelm. et A.Gray
Oenothera lindheimeri (Engelm. et A. Gray) W. L. Wagner et Hoch
別名: ヤマモモソウ(山桃草)、ガウラ




造られた庭園だが、郊外の大邸宅庭園で落ち着いた雰囲気ある場所。

《俣野別邸・・・庭園の園芸種植物達❖2021/5/22❖》
スモークツリーロイヤルパープル⇔ ハグマノキ(白熊の木);
ハグマノキは、スモークツリー、カスミノキ、ケムリノキなどとよばれる。
シノニムでは、リュウスコチナス(Rhus cotinus) という名を持つ。
原産地は南ヨーロッパからヒマラヤ山脈や中国北部にかけて広がっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイヤルパープルは、スモークツリー品種の中でも人気の濃赤紫葉種。
主に美しい葉色を鑑賞する品種で、葉が老化すると緑色がかってくる。
スモークツリーは「煙の木」とも呼ばれ花が煙状になるのが特徴で、
ロイヤルパープルは花が煙状になりにくい品種(温暖な地域では全く煙状とならない)。
庭植えの場合、樹高は2~4m位になることからシンボルツリーとして用いられる由。


アリウム ギガンチューム;
アリウム・ギガンテウムは、中央・西アジア原産のヒガンバナ科ネギ属の秋植え球根。
アリウムの中でも大型で、花も大きく人気がある種で盛んに栽培されている。
藤桃色の小さな花が集まって、15cm程度の大きな花房(ネギ坊主)をつける。



ハクチョウソウ(白蝶草);
オーストラリアなどで野生化し、日本でも栽培種が園芸店に並ぶ。
明治時代から観賞用に栽培されており、花がピンク色や濃い縁取り、葉に斑入りもある。
根茎があり茎高150㎝位になる。茎は短毛があり、直立し、多数、分枝する。
葉は無柄、しばしば基部でロゼット状になり、茎葉は互生する。
葉身は細かい毛があり披針形、縁に粗い鋸歯がある。
花は直径2~3㎝。花弁は、4個、上側に1列に並び白色、古くなるとピンク色になる。
雄蕊は長く8個、花糸は毛状。葯は赤褐色。雌蕊は1個、雄蕊より長く、柱頭は4裂。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園は、かつての富豪が造った庭。馬に乗り庭から境川辺りを散歩したを偲べる場所。
「令和参年(皇紀2681年)5月28日、記」




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《眼福(125)“梅雨期前の植物見聞(2)!?!”❖21-148❖》

アメリカザイフリボクの実(亜米利加采振木)    バラ科(Rosaceae)
学名:Amelanchier canadensis (L.) Medik
別名:ジューンベリー、カラントツリー、シャッドブッシュ、シュガープラム等。


アンズ(杏)の実     バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus armeniaca L.
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
別名: アプリコット、カラモモ(唐桃)


ロウバイ(蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox 別名: カラウメ(唐梅)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
どちらかの実???

《俣野別邸・・・庭園の実達❖2021/5/22❖》
アメリカザイフリボク(亜米利加采振木);
低木だが、高さ8mにもなることもある。茎は、沢山の匍匐枝を出す。
葉は、楕円形又は楕円形~長楕円形~倒卵形、基部は類心形~円形~楔形。
縁は各々、基部の1/2に歯があり、先は類鋭形又は鈍形~円形~微突形。
アメリカザイフリボク(ジューンベリー)は、葉の展開の前〜同時に花が咲く。
果実は、6月頃に赤〜紅紫色に熟す。それゆえ ジューンベリーの別名がある。
生食でジャムにもなる。細長い花弁の花が采配のように見え采振り木名になった。
ジューンベリーは、和名をアメリカザイフリボクと行っているようだ。
日本固有種のザイフリボクや交配種を含め総称として呼ばれている。
春に細長く5枚の白い花弁をつけた花を咲かせ、花と入れ替わる様に、若葉が芽吹く。
その後、すぐ結実して赤い実がたくさんつきます。
真っ赤な実となる6月頃に目立つので「June berry(6月の果実):ジューンベリー」。
果実は、生食やジャムとして楽しめ栽培も楽、最近、シンボルツリーに人気がある。
熟した赤~黒紫色へと変化し、酸味が和らぎ甘みが増す。口の中で軽く潰れた食感は良い。
果肉には、ポリフェノールの1つアントシアニンが豊富に含まれている。
アントシアニンは、苦味や渋み色素の成分になったり紫外線やウイルスから身を守る。
抗酸化物質として生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防にも効用がある由。
ジューンベリーの主な原産地は、カナダから北アメリカにかけての大西洋沿岸。
原産地には約25種が分布してるらしいが、日本には、1種が自生している。
日本の自生種は、本州中部以南から四国、九州の湿地にしか見られない由。
以前、日本自生種の実を使ってジャムを作ったことがあった。
黒く熟したものを摘んで、実の重さの半分量の砂糖とレモン1/2個を加えて煮詰めた。
実は、ざらざらな食感があり果実を裏ごししてから煮詰めたら美味だった。

アンズ(杏);
モモの花と比べると薄い赤。原産はヒマラヤ西部。中国で梅と交配されたものが、杏。
杏の果実は生で食べることは少ない。ジャムやケーキなどに使われる事が多い。
英名のアプリコットで分るだろう。種子は杏仁豆腐の原料、漢方の生薬でもある。
幹は赤褐色、縦に割れ目が入る。新枝は紫褐色。葉は互生で卵円形~広楕円形。
葉先が短く尖り、基部は楔形~広楔形、縁には不揃いの細かい鈍鋸歯がある。
花は普通、2個つき葉芽より先に開花する。花色は、淡紅色(ピンク色)の5弁花。
果実は直径約3㎝の核果。核は直径約2㎝の扁平な円形、表面はざらつき、網目状の模様がある。
梅(Chinese plum, Japanese apricot)は幹が暗灰色、新枝は緑色。葉は細かい鋸歯縁。
花は白色~淡紅色。萼片は反り返らない。花柄がほとんどない。
スモモ(prune, plum)は幹が紫褐色。花が白色。萼片は反り返らず、平開する。
桃(モモ亜属)は幹が暗紫褐色、サクラの様に横長の皮目がある。
花は淡紅色、白色や紅色。萼片は反り返らない。花柄はほとんどない。
山桜等のサクラ亜属は花弁の先が凹み花柄が長く萼片が反り返らづ核の表面に溝がない。
日本のサクランボは西洋実桜の事。花弁の先は凹まず、萼片が反り返り、花柄が長い。
『花壇地錦抄』(1695)巻二「桃のるひ」に「からもゝ白、小りん。もゝちいさし」。
「生なる杏を干しさらして菓子によし。
又杏仁は薬に入れ、粥にし又炒りてすりくだきあへ物のかうばしにしてよし
(又よく熟したるを、手ひきがんの熱湯に入れ、しばらく置きて取り出だし、
砂糖一斤に杏十四五廿ほどつけ、十四五日過ぎて菓子に用ゆべし。甚だ味よし。
又上焼酒一斗によく熟したる杏子百二十或は百ばかり入れ置き、五六十日過ぎて用ゆ。
其味はなはだめづらし)」(宮崎安貞『農業全書』1697)。

ロウバイ(蝋梅) Orソシンロウバイ(素心蝋梅);
蝋梅と素心蝋梅、花を見ないと識別判断できない。でも面白い形の種子。
*      *     *      *      *
我が地・神奈川の東寄り部^^)、今朝は梅雨模様な雨。
あぢさゐ(紫陽花)は、雨が似合う。我が家の野草も瑞々しい。
「令和参年(皇紀2681年)5月27日、記」
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《眼福(123+1)“梅雨期前の植物見聞!?!”❖21-147❖》

タイリンキンシバイ(太輪金糸梅)    オトギリソウ科(Clusiaceae)
学名:Hypericum patulum cv. Hidcote
別名: ヒペリカム・ヒドコート

《俣野別邸・・・庭園❖2021/5/22❖》
タイリンキンシバイ(太輪金糸梅) ;
キンシバイ の園芸種。ヒペリカム・ヒドコートの名前で流通している。
キンシバイより花が大きく、上向きに咲く。光り輝いてみえる。
キンシバイの名は、おしべが金の糸のように見え、梅の花に似ていることから。
葉は対生~十字対生し、長さ4~8㎝の狭長楕円形、全縁、両面無毛。
花は直径8㎝位。花弁は広角に開き、ほぼ平開し、普通、先が浅く切れ込む。
雄蕊は多数つき、花弁の長さの1/2より短い。
「令和参年(皇紀2681年)5月26日、記」



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《眼福(123)“梅雨期の植物(3+1)!?!”❖21-146❖》

シバフタケ(芝生茸)   ホウライタケ科(Marasmiaceae)
学名:Marasmius oreades

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せた茸❖2021/5/22❖》
シバフタケ(芝生茸);《上記画像の》
きのこは「木の子」とも云われるが、芝生でも茸を目にする、、、。
芝地に顔を出すきのこ、傘の直径が割りと小型のきのこが多いようにも思う。
昔、鎌倉の自然をまもる会で講師をして下さった故今関六也先生にお聞きした茸。
枯れたシバの根を分解して栄養源にし、シバの根と共生関係にあるきのこがあると!!
“シバフウラベニタケ”生態的特徴は未解明(35年も前の話・昔のメモを見た)だとか。
目前に見える菌類、どんな種類か全くわからん。自宅に戻って調べるも分からない。
メモを頼りに、否、当てずっぽに調べていくと“芝生茸”に辿り着いた。
シバフタケは、傘は径2~4cm、茶褐色で、乾くと白っぽくなる。ヒダは疎で白い。
柄は細く中空だが強靭。全体的に乾燥ぎみ。夏から秋に、しばしば輪状に発生する。
西欧では、シバフタケを好んで食用にする、が日本では食べる事を聞かない。
小型で肉が薄いので魅力に欠ける。が群生するので多様につかえ、乾燥保存もできる。
古く江戸時代に下総でヨシタケ、信州でオギタケ、筑後でヨシダケと呼ばれていた茸に似てる。
葦原に生えるきのこで食用にし、味はエノキタケに似ているという。
「令和参年(皇紀2681年)5月25日、記」

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《温故知新“青春時代~~!!”❖21-145❖》


《雨ニモマケズ風ニモマケズ・・登山に夢中だった青年時代》
中学時代に始めた“登山”高校時代~10年余りは登攀三昧だった。
登山道具を買いに時折、東京・銀座界隈の道具屋さんに。。。!
お上りさん宜しく、一人で出掛けた。神田・秋葉原~新橋。
秋葉原の電子部品や山道具・中古カメラを眺めるのが楽しくて。
そんな道すがらで目にした若者の服装。IVYルックが流行りだした頃。
高校~大学時代、米軍軍属の家でベビーシッターのバイトをしていた。
ご主人は、米ダートマス大出身の人でボタンダウンシャーツ等色々頂いた。
そんな事もあって、バスのローファー、クリスマスに貰い高校に履いて行ってた。
大学時代、銀座数寄屋橋阪急の1階にあったTEIJIN Mens shopは、憧れの店だった。
小遣いで初めて買った靴がウイングティップだった。以来半世紀、靴を色々求めてきた。
神田にあった、平和堂は長い間かよった靴屋さん。オリジナルシューズをはじめ、
フローシャム・ジョンストンマーフィー・チャーチ等々なつかしい。
中でも一番のお気に入りは、Wing-tipだ。服にしてもアメリカントラディショナル。
先日、doteさんがKentのスーツを紹介されておられた。懐かしい。
一つの完熟したスタイルは、素晴らしい(着こなしにもよるが)。
色々と経験してこんにちがあるが、何処の道も日々修練!!
師と仰ぎスタイルを見せて下さった“星野醍醐郎師”未だ足元にも及ばない。
5月24日は、VAN創業者、石津謙介氏の命日だった。
2005年5月24日、93歳で天星された。
今にしても、アメトラ道は健在。好きなスタイル。靴たちを磨いてあげないと!!
「令和参年(皇紀2681年)5月24日、記」

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《眼福(122)“梅雨期の植物(3)!?!”❖21-144❖》

ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
別名: 草あやめ




《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(3)❖2021/5/22❖》
ニワゼキショウ(庭石菖);
道端や芝生の中に茎高10cm程、5~6mmにも満たない小さな花を付ける。
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間。小さくも葉の形はアヤメに似る。
茎は扁平で、葉は線形をしており、基部は茎を抱く。
茎の頂に、へら形の2つの苞から散形状に2-5個の黄紫色の花を咲かす。
花被片は青紫色、紅紫色または白紫色で紫色の筋があり中心部は黄色。
6枚の花被片はほぼ同形。花被片の下部と子房は腺毛がある。
*      *       *      *       *
表題では“梅雨期”と記しているが、実際には梅雨入り前である!?!
目的の探しものヒメコバンソウは、見つけられなかったが春らしき光景は観れた。
花の開花が早まっているなぁ~、と思うも華麗に群生する姿は癒やしそのもの。
国道1号線(神奈川県内)の中で緑環境・かつての富豊かな個人庭園が保存されてる。
そんな庭園が、無料で公開されている。庶民には嬉しい限りである。
今の季節、色々な種類の紫陽花が見られ楽しみに、訪れている庭園である。

文芸での植物関連を資料としてみると、これ又楽しい。
徳富蘆花「春の暮」(1912.5.26、『みみずのたはこと』所収、岩波文庫本)より以下。
庭石菖、またの名は草あやめの真盛りである。
茜(あかね)がかった紫と白と、一本二本はさしてめでたい花でもないが、
午の日を受けて何万となく庭一面に咲く時は、緑の地に紫と白の浮き模様、
花毛氈(はなもうせん)を敷いたように美しい。
見てくれる人がないから、日傭(ひよう)のおかみを引張って来て見せる。
草あやめの外には、芍薬(しゃくやく、シャクヤク)、
紫と白と黄の渓蓀(あやめ、アヤメ)、薔薇(ばら、バラ)、
石竹(せきちく、セキチク)、瞿麦(とこなつ、セキチクの一品種)、
虞美人草(ぐびじんそう、ヒナゲシ)、花芥子(はなげし、ケシ)、
紅白除虫菊(アカバナムシヨケギクとシロバナムシヨケギク)、
皆存分に咲いて、庭も園も色々に明るくなった。

「令和参年(皇紀2681年)5月23日、記」


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《眼福(121)“梅雨期の植物(2)!?!”❖21-143❖》

クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Vicia cracca L.
別名:ウマゴヤシ

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(2)❖2021/5/22❖》
クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae) 「令和参年5月22日境川土手」
フジに似るが、木の仲間ではなく草類。自生種(在来種)でもある。
日当たりのよい山野の草地などに生える蔓性の植物。
茎高は、80~150cm、茎上部の葉のわきから花柄をのばし、総状花序を出す。
木の藤の花序は長く垂れ下がり上から順に花を開いていくが、
クサフジは花序を立て、花序は長さ3~10cm、花は一方にかたよって付く。
蝶形花は、紫色~青紫色~赤紫色で細長く、旗弁は上方にそり返る。
*      *       *      *       *
気晴らしに、俣野別邸を訪ねた。土曜日だからか、散策者・犬の散歩姿があった。
中に老女の一団が植物撮影の為に匍匐前進のような行動には笑えた。
これだから散策路を作りたい(制限したい)と思っても不思議ではない。
芝地を草原風に時間を掛けて自然植生に戻そうとの管理者の意向が見える。
数年立っていることで、ヒメコバンソウが顔を出していないかと探したが☓。
あの老女達は、自然発生する植物に配慮なんて思わないだろう、と苦笑した。
皆、三脚は持っている。何故使わないのか?? 
帰り道、思い立って境川のある場所を思い出し、花探しに散歩してみた。
クサフジがこんな場所に、、、、川べりの土手に咲いている(6年ぶりに確認)。
「令和参年(皇紀2681年)5月22日、記」




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《眼福(120)“梅雨期の植物(1)!?!”❖21-142❖》

ヒメコバンソウ(姫小判草)     イネ科(Poaceae)
学名:Briza minor L.
別名:スズガヤ
レンプクソウ(連福草)       レンプクソウ科 (Adoxaceae)
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる強い草(1)❖2021/5/21❖》
ヒメコバンソウ(姫小判草) ;「令和参年5月21日自宅」
コバンソウ の花穂は2~3cm、だがこのヒメコバンソウは5~10mmとかなり小さい。
毎年、姿を表す。コバンソウは結構あちこちで見るが、姫は見つけるのに苦労する。
コバンソウの形に比べ、こちらは石器の矢じりのような形をしている。
茎は繊細でよく直立すると思うほどだ。我が家に見る茎高は10cm位。
葉は、長さ6cm位(我が家の)、幅は、2mm位で線状披針形をしている。
花序は円錐状、細い枝がまばらに開き下垂した小穂をつける。その姿はきゃしゃ。
小穂は三角状卵形、長さ幅ともに3mm位、5〜6小花をつけている。

レンプクソウ(連福草);「2019年5月10日北茨木市(撮)」
茎の先端に4方向を向いた花、その上にもう一つ天を向いた花の五輪の花を付ける。
この姿をして、別名の様にゴリンバナ(五輪花)と呼ばれている。
背丈10cm、頭花の大きさ1cmほど、目立たない花。
5個の花がサイコロのような立方体をつくる!!なんとも面白い花。
上を向いた花が先に開花する。面白いのは、横の花は花弁が5つに裂けてるが、
上の花は4つに裂けている。根生葉は2回3出複葉で長い柄がある。 
小葉は羽状に中裂し、茎葉は小さく、1対が対生する。花は黄緑色で直径4mm。
若草色と言った方が適切かもしれない。
ゴリンバナ(五輪花)という別名、オリンピックを連想してしまう。今年は、特別に。
*      *       *      *       *
気分は、梅雨に入ったって感じた早朝
野良猫ちゃんが遊びに来た。
庭は、野っ原のように野草(家人は雑草呼ぶ)が風にゆれていた。
そんなところで、のらちゃんは草と遊んでいる。野草もおつなものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月21日、記」
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《眼福(119)“梅雨空の朝!?!”❖21-141❖》

ドクダミ(毒痛み、毒溜み)   ドクダミ科(Saururaceae)
学名:Houttuynia cordata Thunb.
天気・光の加減で色合いがかなり異なる。
モノクロもいい。
ドクダミも中々の風情がある。

《5月半ばの庭の花❖2021/5/20❖》
ドクダミ(毒痛み、毒溜み) ;
木陰や湿地を好む草花で、特有の臭いがする。地下茎は、白く横に這う。
茎は高さ30cm前後で暗赤色を帯びる。葉は互生、有柄で暗紫色で葉身は広卵形。
花は、長さ1〜3cmの花穂につき、その基部に4枚の白色花弁様の総苞がある。
花は両性で花弁はなく、雄蕊は3本。雌蕊1個(花柱3個)。葯は黄色。
民間薬とされ薬効が10種もあることから十薬とも云われる。乾燥させドクダミ茶とする。
「令和参年(皇紀2681年)5月20日、記」



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《眼福(118)“梅雨きたる!?!”❖21-140❖》

多分、スイカズラと思う!?!
スイカズラ(吸葛)       スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera japonica Thunb.
別名: キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
ヒメイヌビエの葉だと思うが(手前)雨露が見え、後ろの一薬草の蕾が健気に見えた。
一薬草の蕾が下向きに。。。いよいよ開花の準備か。又、萼片の形もはっきりしてきた。

《5月半ばの泉の森❖2021/5/16❖》
スイカズラ(吸葛);
花が白色から次第に黄色になるのでキンギンカ(金銀花)という別名がある。
ヒメスイカズラ や ヒョウタンボク 、 ハナヒョウタンボク、蔓性の仲間。
花の筒の奥に蜜があり、これを吸って蜜を吸うというのが名前の由来。
別名のニンドウ(忍冬)は、常緑だが葉が茶褐色になって冬を越すことから。
蔓は太くなると木質化し、枝は中空になる。葉は対生し長楕円形で先が少し尖る。
葉表は粗毛が疎らにあり脈上に腺毛がわずかにある。葉裏は脈が盛り上がり多毛。
葉柄にも毛や腺毛がある。葉形や毛の量には変異が多い。
枝先の葉腋に甘い芳香のある花を2個ずつける。初め白色、又は僅かに淡紅色を帯びる。
それが、しだいに黄色に変わって行く。花は唇形で細い花筒の先が大きく2裂する。
上唇は4裂、下唇は広線形。雄蕊は5個、雌蕊は1個で花冠から長くつきでる。萼は5裂する。
苞は、葉状。よく似たハマニンドウは苞が小さく、葉柄など無毛、葉裏は粉白のものが多い。
*      *      *      *      *
今年は、早くも関西では、梅雨入り宣言をした。
関東は、未だ梅雨入り宣言はないが、気分は“梅雨に入った”。
身近な泉の森(里山!?!)で毎年観察を続けてる植物。。!
この時期、楽しみにしているのが“イチヤクソウ(一薬草)。
この小さな花、花芽が見えてから開花するまでが長い。
日曜日・雨模様・・・だれとも会わないだろう、とでかけた。
やはり散策している人の姿は無かった。
一薬草を目指すなら小径を行くのだが、一般道を行った。
すると、スイカズラ(吸葛)と思しき樹花が見えた!!
ラッキーだった。一薬草は、漸く萼片がはっきりと。
梅雨には早い!! でも、らしき空模様だった。
「令和参年(皇紀2681年)5月19日、記」




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《眼福(117)“環境保全(8)!?!”❖21-139❖》

「藤沢えびねやまゆり園」は、こじんまりとした野草園。野草・樹木・竹林の共存が見れる所。
この野草園、周辺環境も含めてこの先、如何に変化していくか興味深々。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(8)❖2021/5/8❖》
自然環境って川の流れ同様に一瞬一瞬で異なる。前年と今年では違う。
以前よりこの場所で育っていた在来種に加えて栽培種がそこで共存。
場所的特性!!整えるではなく、自然植生に基づき里山を再生して行く!!
自然・植生も活きている。外来種を排除するのではなく共存させ活かす。
画一的貧化という言葉がありますが、片寄ってしまうと全滅に至る!?!
園芸種は、人の手が加わったもの。里山と呼ばれる所も人の手が。。!
自然保護って外来物排除ではなく、その土地その土地潜在特性を活かす事。
試行錯誤でこの先、10年後の「藤沢えびねやまゆり園」の経過が楽しみだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月18日、記」



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《眼福(116)“環境保全(7)!?!”❖21-138❖》

シライトソウ(白糸草)    シュロソウ科(Melanthiaceae)   
学名:Chionographis japonica Maxim.旧分類ではユリ科に属した。
武蔵鐙との位置が面白い。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(7)❖2021/5/8❖》
シライトソウ(白糸草);
名前は単純明快。花は下から順に咲き、ビン洗いのブラシのようになる。
葉は根生し長楕円形、基部は葉柄となり縁は細波状。
根生葉は長さ3~14㎝の倒卵形、縁には細かい波状鋸歯があり葉柄には翼がある。
茎の頂部に白いブラシ状の総状花序をつける。
花被片は6個、上部の4個は長さ約1㎝の線形、水平に並んで開出し、下部の2個は小さい。
雄蕊6個。花は多数、穂状花序につき、両性花と雄花とがある。
この白糸草を詳細に紹介されてるサイトがあった。関心あらば参考にされると勉強になる。
「令和参年(皇紀2681年)5月17日、記」



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《眼福(115)“環境保全(6)!?!”❖21-137❖》

ガマミズ、マルバウツギ、ヤブデマリ等々なんだろう??
ヒメウツギの花のように見えるが???
スイカズラ科の植物、スイカズラ・ハナヒョウタン・ニオイニンドウ、はて???

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(7)❖2021/5/8❖》
「藤沢えびねやまゆり園」、此処を訪れる度に“潜在適正とは”を思う。
自然と植栽。以前よりこの場所で育った植物に加え場所的特性!!
整えるではなく、自然植生に基づき里山とは何かを思考錯誤し再生を図っている。
斯様にうつるのである。そんな中に特定できない植物が観える。
今回も園の内外で花名を特定できない植物を見つけた。
爺になり少し^^)ボケており、お分かりの方のご教示をお願い申し上げます。
m(._.)m(^з^)。
「令和参年(皇紀2681年)5月16日、記」



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《眼福(113+1)“環境保全(5)!?!”❖21-136❖》

ヒメウツギ(姫空木) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Deutzia gracilis Sieb. et Zucc.

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(6)❖2021/5/8❖》
ヒメウツギ(姫空木);
ウツギ仲間のコゴメウツギ 、タニウツギ、 コツクバネウツギ等と同じく早い時期に開花。
姫の如く背丈が低いが、花の大きさは他のウツギと変わらづ見応えある。
空木の小型種で空木の仲間では一番早く花を咲かせ空木より葉が細長いのが特徴。
幹は灰褐色、古くなると樹皮が縦に短冊状に裂ける。葉は対生し長楕円状~狭卵形。
葉の縁に細かい鋸歯があり、基部は円形、先は長く尖る。葉表は、淡緑色。
葉柄は長さ3~7㎜。花は直径約15㎜の白色の5弁花。花弁は長さ7~10㎜。
雄しべは10個、長さが4~9㎜と不揃い。花糸には翼がつき、翼の先端がやや細く伸びる。
花柱は3~4個。萼には、星状毛が生え、筒部の長さ約2㎜の半球形、萼片は三角形。
姫空木は、小型のウツギで樹高は1m程度。空木より葉に生える毛が少ないのが特長。
ヨーロッパでは、ヒメウツギを交配親にして園芸品種が作出されている。
「令和参年(皇紀2681年)5月15日、記」

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《眼福(113)“環境保全(3+1)!?!”❖21-135❖》

ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
高原(大草原)の群落は、迫力あるが、こじんまりした庭園的場も趣ある。
柵で園内外と仕切られているが、全体的で里山感がある。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(5)❖2021/5/8❖》
ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.
Hemerocallis esculenta Koidz.
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
名前は花が黄色で、葉が カサスゲ の葉に似ることから。
日光国立公園の霧降高原、戦場ヶ原、尾瀬などに多い事で名前がついた由。
夏を代表する植物だが、奥蓼科霧ヶ峰(車山高原)は、群生数、密集度は日本一。
7月末に広大な高原全体が黄色一色の禅庭花で染まり魅せてくれる。
この花は、紆余曲折でススキノキ科(旧ユリ科)から分割された“APGⅣ(2016年)”。
ススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)からツルボラン科 (Asphodelaceae) に改められた。
葉は長さ60㎝位、幅約2㎝。花茎高は、70㎝前後、花序は短縮し花が3~6個、密集して付く。
花柄は短柄。花弁は6個、長さ7~8㎝、橙黄色~濃黄色。朝開いて夕方にしぼむ。
学名はHemerocallis esculenta Koidz.[1925 小泉]、
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi [1949 大井]、
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.[1964 北村]
以上のように変遷があり、まだ統一されていない。
高原での大集落は、見応えがあるが、里山の狭い空間での禅庭花も趣がある。
「令和参年(皇紀2681年)5月14日、記」







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《眼福(112)“環境保全(3)!?!”❖21-134❖》

ヒメサユリ(姫早百合)     ユリ科(Lilium)
学名:Lilium rubellum
別名: オトメユリ(乙女百合)、ヒメサユリ(姫小百合)
ヒメサユリと手前のムサシアブミの位置・姿が面白い。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(3+1)❖2021/5/8❖》

ヒメサユリは、日本固有種。茎高30~80cm。淡紅色や白花を咲かせる。
鱗茎は卵形で直径2~3cm。葉は広披針形で長さ5~10cmで互生、短い柄がある。
茎頂に数個、芳香のある花を横向きにつける。地温が25℃以上になると休眠する。
日本にはユリの仲間が10種以上自生しており、その一つがヒメサユリである。
多くのユリは、茎がある程度成長してから花芽がつくられる。
そのため植えたあとの手入れや場所が悪いと花をつけない。
が、ヒメサユリは前年の夏に蕾が作られ、植えればほぼ確実に開花する特質を持つ。
東北地方南部から新潟県の特産種で、山地から亜高山帯の草原に自生している。
和名のヒメサユリ(姫早百合)、別名的にオトメユリ、コマユリ、アイズユリ、ハルユリ、
サユリ、アカヤマユリ、カッチキユリ、サツキユリ等々、色々な呼び名がある。
しかしながら、自生・生育環境が減り、絶滅危惧ⅠB類(EN)。
「令和参年(皇紀2681年)5月13日、記」






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《眼福(111)“環境保全(2)!?!”❖21-133❖》

シラユキゲシ(白雪芥子) ケシ科(Papaveraceae)
学名:Eomecon chionantha Hance.
別名: スノーポピー

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(3)❖2021/5/8❖》
シラユキゲシ(白雪芥子);
シュウメイギクとそっくりでフキの葉が波打ったような形というなんとも不思議な小花。
少し湿った林縁に群生する。地中を横に走る橙色の根茎で広がる。茎高30㎝位。
葉は、長い葉柄があり、根生で心臓形〜腎臓形で灰緑色で縁には浅い鋸歯がある。
葉など植物体を傷つけると、赤橙色の液を出す。葉裏は白色を帯び灰緑色。
赤味を帯びた花茎を葉より高く伸ばし、茎頂に3~5個の花をつける。
花弁は白色で4枚。雄蕊は多数、葯は黄色。萼片は2個で開花時には落ちてしまう。
「令和参年(皇紀2681年)5月12日、記」




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《眼福(110)“環境保全(1)!?!”❖21-132❖》

ガンゼキラン(岩石蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Phaius flavus






《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(2)❖2021/5/8❖》
ガンゼキラン(岩石蘭);
日本の野生蘭の中でも実に艶やかで大きな花、遠目にはキエビネにも見える。
近づくと花の形が異なるのではっきりと分る。よく常緑広葉樹の林床に生える。
地際の茎が肥大して円錐体の球茎((球根のようなもので、バルブ)を作る。
古いものから順に並び、新しいものは3~5枚の葉をだす。
葉は長さ40cm、幅10cm程にもなる。球茎は半分地面に埋まっている。
大人のこぶし大もある球茎が、ごつごつしている事でガンゼキラン(岩石蘭)と名付いた。
晩秋には球茎の脇に翌年生長する芽をつくり、冬は葉を付けたまま休眠する。
初夏に球茎の横から花茎を40-60cm伸ばしてその先に10輪前後の花を咲かせる。
花は、黄色で中心にある唇弁(花びらのフチ)が赤褐色に縁取られる。
唇弁に縁取りが入らないものや、白花などの変種もあり色々と栽培され始めた。
葉に縦じわがあり 黄白色の斑点が入るものをホシケイラン f. punctatusと言う。
ここ藤沢えびねやまゆり園では、地道に株分けしながら植栽、今が在るのだろう。
自生が絶滅危惧に瀕してる中、ガンゼキラン群落が見れるのは嬉しいに尽きる。
潜在的適正土壌でもあったのだろう。が、管理整備されておられる方々のお陰だ。
「令和参年(皇紀2681年)5月11日、記」





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《眼福(109)“自然環境とは!?!”❖21-131❖》

エビネ(海老根)      ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(1)❖2021/5/8❖》
エビネ(海老根);
山地の林内や竹林などに生える。偽球茎は球状で、横に連珠状になる。
葉は長さ13~25㎝、幅3~9㎝の披針状惰円形、幅が広く、根生する。
葉の間から30-40cmの花茎を出し、8~15個の花をつける。
花は径2-3cmで平開、萼片は2個で紫褐色。側花弁3個と唇弁は淡紫色。
萼片と合わせて5個の側花弁のように見える。唇弁は、先が3分裂する。
日本原産自生種には、 キエビネ 、 サルメンエビネ 、ニオイエビネ等がある。
*         *         *
「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」
藤沢市遠藤地区に残された田園の自然景観と地域農業の活性化、
これを目標に2015年に山野草園として開園された里山的谷間。
この野草園に初めてお邪魔して以来、此処での整備処方に共感を持った。
里山周辺の土地環境、而して潜在能力を併せての植栽が見られる。
植栽と潜在能力の適合を試行錯誤されている園整備者に感謝で一杯。
「令和参年(皇紀2681年)5月10日、記」






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《眼福(108)“アジサイ鑑賞2021(1)!?!”❖21-130❖》

カラス葉ハイドランジア (=ガクアジサイ) 

《珍しい葉色の“あぢさゐ”❖2021/5/8❖》
我が家のアジサイも茎から花柄を伸ばし開花に静かに向かっている。
どんな花になるのか楽しみ。泉の森の現況もある程度把握できている。
思い立って、藤沢・遠藤にある「藤沢えびねやまゆり園」を訪ねた。
駐車場から園、それを囲む周辺は、里地里山と農業を再生させる場。
地域住民とNPOのボランティア諸氏で運用されている由。
駐車場から園に向かう道脇に植栽された、面白い紫陽花を見つけた。
最近の園芸種紫陽花の葉は、色々な色・模様があることはしっていた。
ブロンズ・リーフ(銅葉),バリエガータ・リーフ(斑入り)等々。。。!
画像の紫陽花は、園芸種!?!カラス葉ハイドランジア (=ガクアジサイ) 
学名:Hydrangea macrophylla cv. と呼ばれている種ではないか??
枝先の新葉が黒み強く色づき、リーフプランツなどと呼ばれているらしい。
アジサイ園芸品種としても珍種では!! 余り見かけない。
原種のガクアジサイから色々創作された園芸品種に驚く。
カラス葉ガクアジサイの全体的色バランスもよい。
春の枝先の新葉だからなのか、この先色変化するのか、中々見応えがある。
両性花を取り囲む装飾花、白〜淡い青紫色の集散花序、葉色との対比が良い。

「令和参年(皇紀2681年)5月9日、記」



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《眼福(107)“泉の森散歩(3)!?!”❖21-129❖》

ギンランとイチヤクソウの響宴!!
日差しが強く色濃く見えるが、健気なフタリシズカ!!

《“小花の響宴!?!”❖2021/5/4❖》
のんびりと泉の森を散歩、木陰のイチヤクソウ群落を眺めていると!!
可愛い花が、静かに語り合っているような光景に出会った。
小さな、低い茎に立ち止まる散歩者はいない。独りゆっくりと鑑賞させて頂いた。
すぐ近くの陽のあたるところにはフタリシズカも見え楽しいひとときを持てた。
「令和参年(皇紀2681年)5月8日、記」



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《眼福(106)“泉の森散歩(2)!?!”❖21-128❖》

ハナウド(花独活)     セリ科(Apiaceae)
学名:Heracleum nipponicumu kitagawa
Heracleum sphondylium L. var. nipponicum (Kitag.) H.Ohba



今年は、ギンランもあちこちに沢山増えて見えた。




《“里山の風情(2)!?!”❖2021/5/4❖》
今年の連休は、殆ど自宅。運動不足解消、頭の体操を兼ねて散歩に出た。
近間の泉の森は、実に良い所にある。この所見ていなかった花探しに。
ハナウド(花独活) ;
茎は直立し太くて中空、まばらに長毛が生える。
葉は3出複葉~羽状複葉。小葉は浅裂し、先が尖り、鋸歯がある。
葉面にも柔らかい毛が生え、葉柄の基部は大きな鞘になる。
茎頂の大きく広がった花序に小さな5弁の白花を多数つける。花序の柄は20~30本。
花は内側より外側の花弁の方が大きく最も外側の花弁が最大で先が2深裂するのが特徴。
仲間のシシウドは開花が夏から秋。周辺花の花弁が大きくならない。
「令和参年(皇紀2681年)5月7日、記」
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《眼福(105)“泉の森散歩!?!”❖21-127❖》

花筏の種子!!
花筏に可愛い新芽(葉)が見えた。


《“里山の風情(1)!?!”❖2021/5/4❖》
世の中、外出自粛が求められている時だが、里山さんぽなら!?!
って出掛けている。泉の森も春爛漫である。
今年は、キンラン・ギンランがあちこちで見られた。増えたぁ~~~!
この時期、例年、どこかに出掛けており地元は歩いていない。
定点観察をしている花筏の樹。早くも種子が育っている。
毎年花の開花が早まっているのは何故!?!
「令和参年(皇紀2681年)5月6日、記」





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《眼福(104)“端午の節供!?!”❖21-126❖》

我が家の玄関、孫の初節供を思って飾った可愛い人形。

《“至福の懐い!?!”❖2021/5/5❖》
端午の節供、こどもの日、皐月晴れ、これ等の表現がとっても似合う5月5日。
僕にとって今年の5月5日は、 感慨深く昔を思い出し、感慨深い日となった。
今年も連休の間に、山での事故報道を目にして、とても心が傷んだ。
遭難事故は、現場にいた者でないと。。。一般論で専門家が指摘して欲しくない。
マスコミ報道者は、真摯に事故を分析し、より良き登山への提言をしてほしく思う。
遭難事故の報道に、自分の青春時代が重なって辛い部分もあったが、、、。
冬山経験(高所登山)がない(僕の事)者が、3月の穂高岳奥又白を登る??
そこで雪崩遭難、無謀のひとことだった!!先輩がなくなり新人が助かった。
僕にしてみると複雑、今でも参加を許してくれた先輩たちに感謝してる。
以後、山行を重ね、夏の欧州ALPSで凍傷、足指を切る所だった。
その翌年の5月連休、剣岳・三の窓合宿に参加できた。合宿は、厳冬と夏が一緒??
猛吹雪の翌日は、夏模様で八ツ峰の壁々を連続登攀でき最良の思い出。
下山は、落っこちるように三の窓雪渓をグリセード、黒部の十字峡~黒四ダム。
登山したものでなければ分からない世界だ。あの頃は、経験だけが頼りだった。
今は、装備にしろ気象情報にしろデータは豊富だ。今の岳人は、天気図など書かない。
色々あって、黒部丸山東壁で墜落事故で身体を痛め10年も山行を諦めた。
その間に結婚、男の子に恵まれた。その子(15歳)とアルプスの名峰Mに登れた。
それを最後に登山らしいことをしていない。そんな我が子に待望の男の子を授かった。
その孫の初節供。僕の半世紀が走馬灯のように駆け巡った。
「令和参年(皇紀2681年)5月5日、記」



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《眼福(103)“形と色・・植物!?!”❖21-125❖》

2021・05・04


シランをアップで撮してみると、妖艶に。。。!綺麗だ。
《“里紫陽花∽シラン!?!”❖2021/5/4❖》
春爛漫、野草の花が地表を飾り足の踏み場もない!
そんな中、一昨年地植えした里紫陽花が立派に育っている。
そして、何もしないのに毎年シランが咲いてくれる!!
紫陽花の成長を観察しているが、面白い・楽しみだ。
紫陽花・紫蘭ともれっきとした在来種っていうのが、なんとも!!!
紫陽花;
『万葉集』に、
こと問わぬ 木すらあぢさゐ 諸茅らが 練の村戸に あざむかえけり
(4/773,大伴家持)
シーボルト P.F.B.von Siebold(1796-1866;滞日1823-1829)は、
アジサイを『日本植物誌』に Hydrangea otaksa と名づけて紹介し、
オタクサはこの植物の日本名であるとした。
しかし、植物学者牧野富太郎はそのような和名はないと否定している。
紫陽花と呼び暖地に自生し古くから栽培されて来たのが萼紫陽花。
萼紫陽花の原種は、三浦半島周辺で今でも見られる。
花の色は、土壌の酸性度によって変化することは知られている。
酸性土壌では、アルミニウムが吸収されて青の色素が作られる。
アルカリ土壌だと、アルミニウムの吸収が少なく赤色色素になる。

紫蘭;
日本の関東以西で自生は確認されているが、野生のものは準絶滅危惧種。
古くは、西行(1118-1190)『山家集』百首に、
野辺の色も 春のにほひも おしなべて 心そめける さとりにぞなる
(楊梅の春の匂 遍吉の功徳なり、紫蘭の秋の色は 普賢菩薩の真相なり)
また、『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 夏之部」に、
「紫蘭 初。葉ハさゝのやうにて、中より花出て、こいむらさき」
「白蘭 初。葉ハしらんよりみじかく、花しろし」とある。

庭に見る花々に野の趣きを感じて。。。!!


「令和参年(皇紀2681年)5月4日、記」









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《叛逆のろれつ“憲法記念日!?!”❖21-124❖》




《時節感慨・・呟記・・❖2021/5/3❖》
今年も又、憂鬱な思いの中で憲法記念日を迎えてしまった。
毎年この日が来ると“憲法を哲理出来る碑文!?!”を思い出す。
北朝鮮による拉致問題。くだらない政争に明け暮れる国会議員の資質が問題だ。
外交問題などと言ってて良いのか???現行憲法が施行された後の出来事だ。
与野党関係なく、国民の総意で世界に訴えることが、マスメディアの役割だろう。
最重要外交課題、拉致被害者救出問題をなぜ真摯に追求しないのだろう?
北方領土問題にして然り、進展は?? 戦後、70年も経過しても未解決!?!
歴史的経緯を踏まえての国際関係、現在の国際情勢下での外交・安全保障問題。
それらの解決に向かう日本政府、交渉で支障をきたしているのが日本国憲法の内容。
「憲法改正」その前に必要な国民審判、憲法改正是非を問う国民投票。
その手続きが未だ決まっていない。国民を守る手法を野党・マスメディアは示せ。
伝統・歴史(日本独自の文化)を尊び世界と対峙できる基本法的憲法っていかなるものか?
安全保障問題は、国民の一人一人に帰ってくる問題、と思うのだが。。。!
今の平和状態は「憲法第9条」のおかげである等と、まじめに主張される方々がいる。
果たしてそうだろうか??大いに疑問を持つ。「拉致問題」を思うとため息しか出ない。
拉致に関与した者達、而して拉致した国を援助してる組織等々、不可思議なことだ。
国際社会にあって日本の立ち位置、国策・方向性等々、はっきり・真摯に表明すべきだ。
敗戦国として70年余り過ぎた。戦争・戦闘はあってほしくない。当然のことだ。
過去の教訓、戦争はしてはならない、軍国主義反対も納得行くことである。
現行「日本国憲法前文」って、読んだことある!?!下、日本国憲法 前文;
*      *      *
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、
わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、
自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、
この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
*      *      *
国民主権と代表民主制、平和的生存権、 国際協調主義、
日本国憲法の崇高な理想を謳っているが、
歴史、日本固有の伝統文化をも「前文」に表記すべき、と思って止まない。
敗戦によって出来た憲法である。そんな経緯をふまえて、独自性あるものに進化させる。
而して現代日本を取り巻く環境、現代人の生活文化等々、制定時とはかなり変化している。
「平和憲法」とは何か、を今こそ真摯に考える時期と思える。
古代から鎖国時代(江戸期)に至るまでに出来上がった日本的な「和の文化」。
全世界唯一の天皇制は、誇れるものである。
真摯に国民一人一人も考えるべき時が来ている。
大東亜戦争に敗れ、敗戦国として新たな出発をして70年余りをもった。
日本人的な敗戦前後の人間模様、激動期を実際に知るものも少なくなってきた。
文明開化の明治から大正・昭和・平成・令和と各時代をつぶさに思い将来を思考すべきだ。
鎌倉の中心!!象徴的な鶴岡八幡宮裏の高台にひっそりと石碑が立っている。
一般に公開されていないので知る人は少ないだろう。
鎌倉の地形は、明治期軍人、取分け陸軍歩兵の訓練に適した地形であった。
明治6年(1873)4月に明治天皇は鎌倉での第一回陸軍特別大演習を閲兵している。
天皇警護の近衛師団の演習であった。それを記す石碑が現存している(上画像)。
石碑を拝し辺りを見渡すと、かつて市域内の80%が緑であった鎌倉の自然環境を思える。
文明開化時代の天皇の行幸、そして自然環境。
こじつけではないが、天皇制や日本の国土、それらを考える時、ふと訪れたい場所。
今では立ち入れない場所だが、憲法を考える上での歴史と文化を想起させてくれる石碑。
天皇制の伝統、日本の歴史・文化に立脚した憲法を創りあげてほしいものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月3日、記」



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《眼福(102)“地味な草!?!”❖21-123❖》

ギシギシ(羊蹄)     タデ科 (Polygonaceae)
学名:Rumex japonicus Houtt.
《“里山に似合う草∽泉の森!?!”❖2021/4/30❖》
ギシギシ(羊蹄) ;
「羊蹄」と書いて「ギシギシ」と読むそうですが??
穂を擦ると「ギシギシ」と音がするので付いた名前に由。
春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い野草である。
茎高40~100㎝。茎は直立して、上部で枝分かれし溝があり無毛。
葉は、根生葉で長楕円形。葉の縁は波状、長い柄があり叢生する。
枝先端から円錐花序を出し、6個の緑色萼片からなる花を付ける。
「令和参年(皇紀2681年)5月2日、記」








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《 囈(18)“森の幻の花!?!”❖21-122❖》

以上3画像は、拝借したもの。
《“泉の森⇔立ち入り禁止区域の花!!”❖2021/5/01❖》
四月三十日、お決まりの泉の森へ散歩に出掛けた。
目的は、イチヤクソウの生育状態を観察するのとサイハイラン観察。
どちらも健気な姿を見せた。イチヤクソウは群落、範囲も拡大していた。
サイハイランは、周りの野草が覆い隠し守っているようにも見えた(笑)。
その泉の森は、引地川の源泉地、水源には、大池と小池がある。
水源地周辺は、神奈川県企業庁(水道局)の管轄下で立ち入り禁止区域。
それ故、この池周りは金網で囲われ、池の縁には行けない。
一般人の目に触れない事もあって少々神秘的な場でもある。
森の散策路から眼下に大池は眺められるが、小池は見えない。
年に一二度、管理者の許可を得て水源地内を植物調査は、実施されている由。
植物に関心を持つ者からすると調査を公表してほしいと切望したい!?!
長い間、閉鎖的環境に育った植物、金網1枚向こう!!どう違うのか植物よ。
色々思いはあるが、前々からこの季節になると気になっている植物がある。
センダイタイゲキ(仙台大戟・トウダイグサ科トウダイグサ属。
学名:Euphorbia sendaica  日本固有種。環境省準絶滅危惧(Near Threatend)
泉の森水源地のセンダイタイゲキは、野生生息地の南限ということだ。
この地で自生の花姿を是非に見てみたい。
「令和参年(皇紀2681年)5月1日、記」





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