《眼福(137)“6月上旬・・・泉の森(3)!?!”❖21-162❖》

0 tweet
マテバシイ(全手葉椎・・馬刀葉椎) ブナ科(Fagaceae)
学名:Pasania edulis (Makino) Makino
(画像は、長く伸びる雄花序と未熟なドングリが同時にみられ楽しい。)
《“森の白花・・・!?!”❖2021/06/06❖》
マテバシイ(全手葉椎・・馬刀葉椎) ;
ドングリの仲間だが クリ に似た花。ドングリが出来るのはカシの仲間とブナ科の仲間。
日本には17種ある由。ブナ科は落葉するものが多いが、このマテバシイは常緑。
6月に開花して翌年の秋に実が熟す。なんとも面白い生育である。
実は渋みなく、炒って食べるとスダジイ、ツブラジイと同様に食べられる(味は淡白)。
又、葉が厚く防風防火に適しよく育ち剪定にも強く神社・工場の緑化にも使われている。
幹は15m、直径60cmほどになる。樹皮は灰黒色でなめらかで縦に白い筋が入る。
春の終わりに一斉に新しい芽を伸ばす。展葉と同時に新葉の葉腋に花序をつける。
全ての頂芽から新枝葉を伸ばし花を付けるので、樹冠が一瞬で膨張した様に見える。
葉は互生し、らせん状に並び、枝先に集まる傾向がある。葉は、光沢があり厚い革質。
葉身は15cm前後、幅5cm前後の卵状楕円形、先端は短くとがり基部はくさび形で全縁。
葉柄は長さ1〜2.5cm。托葉は長さ5mmの線形で、開葉後まもなく落ちる。
雌雄同株で中央の一本に雌花だけが付き、周りを雄花の花枝が取り囲む。
6月に樹全体が黄色く見える様に花をつけ、雄花序は穂状で新枝の葉腋から上向きにつく。
雌花序は雄花序より上部の葉腋につくか、上部の雄花序の基部に雌花が付くこともある。
実はドングリ(堅果)で、長さが2~3cm、殻斗(帽子)は総苞片が瓦状(ツブツブ状)に並ぶ。
マテバシイはコナラ属と異なり一つの花軸に多くの雌花を付けるので、ドングリも穂状。
「令和参年(皇紀2681年)6月10日、記」




#植物

People Who Wowed This Post

×
  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account