《囈(33)“懐かしの高山植物(3)!?!”❖21-251》

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八ヶ岳 横岳~硫黄岳 稜線。
コマクサ(駒草)      ケシ科(Papaveraceae)
学名:Dicentra peregrina (Rudolph) Makino
稜線からの斜面に群落がある。
コマクサとウルップソウ(ウルップソウが終わるとコマクサが咲き始める)の共演。
中に白色コマクサが見えた(稀少な姿)。
標高2500m前後??の高所に華麗に魅せるコマクサ。
《ガレ場を好む瀟洒な花”駒草”!?!》
コマクサ(駒草);
 エーデルワイス  やコマウスユキソウと並び称される「高山植物の女王」。
「ガレ場」と呼ばれる高山の細かい礫地帯、そして岩場で見れる不思議さ。
仔細は知らないが、花をつけるまでに数年~20年もかかると聞く。
人気が沸騰!!盗採被害が続出、絶滅した自生地も数多い、と。。。!
コマクサの種は、柄に付いた実の殻が割れ、種がこぼれ落ちるだけでなく、
実をぶら下げている柄が折れ、殻ごと斜面を風で飛ばされ種を撒き散らす。
そして広い範囲に生育地を広げる由(50年も前と今を見比べると実感できる)。
「駒草」の名は、花の形が馬の顔に似ている!?!からに由。
強風の吹き荒れる高山の植物、理にかなって背は低く、花も2~3cmと小さい。
コマクサをケマンソウ科(Fumariaceae)に分類してる論文も見受けられる。
根は砂礫中に長く伸び、葉は粉白色、2回3出複葉、小葉も細分裂し、地を這う。
花は淡紅色。花弁4枚、中側の2枚は突き出し外側2枚は反り帰り基部が丸く膨らむ。
雄蕊は6個。萼片は、2個。 白花品はシロバナコマクサ(form. alba) と呼ばれる。 
孤高の地での植物を園芸的に商売に供するのは、控えて頂きたいと希する。
限定的で萬人の目には触れづらい?それらの稀少植物等は、公共施設にあればいい。
そうした事が、役割分担だろう。環境保全を思うのである。
令和参年(皇紀2681年)9月7日、記」

#植物

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