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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • Hashtag "#由比缶詰所" returned 8 results.

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる「めずらしいツナ缶」から読むのをおすすめしています。レビューはハッシュタグで整理してあるので、サイト下部(PCなら右ペインの)ハッシュタグ一覧が便利です。

 ごあんない
 このブログでは、ツナ缶(まぐろ・かつおの油漬け、味付け等)やその関連商品に対する筆者目線のレビュー、解説を掲載しています。
掲載しているフォーマットの詳細は、右記プロフィールをご確認ください。
 ・自家通販はじめました。コミケで頒布したツナ缶解説本のほか、アイコンの女の子にゃがいさんのグッズもあります。
 ・メロンブックスでツナ缶解説本の一部を委託頒布してもらっています。

173缶「由比缶詰所 炙りビントロ(2020)」 2020年のツナ缶トレンドとともに

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びん長鮪のハラモ肉を軽く『炙り... びん長鮪のハラモ肉を軽く『炙り』、一枚一枚丁寧に手作業ではがしたものを、その香ばしさと共に閉じ込めました。単品ではもちろん、パスタやサラダのトッピングとしてもお使いいただけます。

由比缶詰所 ホワイトシップ印 炙りビントロ(2020モデル)
びんながまぐろトロ肉オリーブオイル漬スライス・最高級品

伝説のツナ缶みたび


 お土産ツナ缶として定着した由比缶詰所が誇るラインナップのうち、門外不出の至宝「炙りビントロ」。炙りビントロそのものの詳しい解説は、一昨年の2017モデルを参考されたい。本稿では筆者から見たツナ缶の総括、2017モデルと2020モデルの違いを中心に紹介している。

 「入手性を無視して、長井さんが最高と思うツナ缶は何ですか?」への答え。ビンナガのとろ肉を炙り、それを一つ一つ剥がし詰め、オリーブオイルに漬けたツナ缶。同様の製法を用いるツナ缶としてシーチキン炙りとろを挙げるが、あちらはキハダのとろを使ったライトミート製品で、こちらはビンナガを使ったホワイトミート製品だ。
 10月10日は筆者の誕生日で、「缶詰の日・まぐろの日」。誕生日には毎回このツナ缶と、その時に飲みたい酒を開けることを目標にして毎年生きていて、今年もこの日を迎えることがかなったのである。公開が遅れたのは単純に忙しかったから。

筆者が思う2020年期(2019.10~2020.10)のツナ缶トレンド


 新型コロナウイルス感染症が日本を脅かして既に半年以上が過ぎ、長期にわたる自粛や巣ごもりによって缶詰全体の需要が急騰した。これは2011年東北地方太平洋沖地震の後にもみられた傾向で、ツナ缶のほかにサバ缶やトマト缶、さらに製菓材料までその特需が及び、震災のころにあった保存食一辺倒の集中でなく裾野の広がりをみせている。
 また、震災当時はミヤカン・気仙沼ほてい・木の屋石巻水産(いずれも宮城県)の被災による操業停止→国産ツナサバ缶生産激減、東洋製罐(仙台工場)被災による缶胴の不足など大きな混乱があったが、今回は各社とも工場をフル稼働させて需要急騰を混乱なく乗り切った……というのが消費者としての肌感覚だ。各社とも相当な努力をもってコロナ禍に挑んだことは想像に難くないし、本ブログを目にかけてくれた関係者がいたら御礼申したいところである。
 各社のプロモーションも「巣ごもりで増える家族分のおかずをツナ缶でカバー」「帰省できない代わりに実家へツナ缶の贈り物を」といったツナ缶の可用性と保存性を前面に押し出し、急伸したサバ缶との差別化を図っていた。
 
 他の青魚缶詰(イワシ、サンマ、サバ)では、サンマの漁獲量が激減し、ミヤカンが原材料サンマの冷凍在庫を払底(アーカイブ)というニュースが影を落とした。気仙沼は10月10日にようやくサンマ初水揚げと相成っているものの、原材料サンマが補充され生産計画が立つまで同社のサンマ缶を頂くことはかなわないだろう。廉価・小型の青魚として親しまれたサンマ缶と、ブーム以降高級志向への転換が進むサバ缶。イワシ缶市場が成長し、第三の選択肢になるかどうか……
 
 また、サバ缶専門レビュアーとしてTwitterで活動を始めたサバ子氏(@sabasaba_mizuni)がサバ缶・シンギュラリティとなった点も注目したい。氏は画像1枚で1種類のサバ缶を紹介するというスタイルを取っており、読みやすいレビューと歯に着せない評価で1万人に迫るフォロワーを獲得している。氏がツルヤ(長野県ローカルスーパー)のPBサバ缶を発見し「この値段で飛び抜けた味」と評した途端、いちローカルスーパーのいちPB製品の名がSNSで轟き、消費者もまた新進気鋭のレビュアーを欲していることが見て取れた。
 
 ツナ缶以外の缶詰が盛り上がるのは需要を食い合う(競合する)のでは、と考えられがちだが、少なくとも製造側からしたら共存繁栄の関係にある。先述のサンマのように不漁が翌年の生産計画に直結するうえ、ブームやコロナの影響で消費者が殺到した時に市場全体の缶詰流通量を急に調整することができず、機会損失が積み上がりやすい。
 いっぽうツナ缶は現状こそ重量シェアでサバ缶の後追いとなっているが、需要の底が硬い。製品の精製度の差(青魚は切り身のかたまり、ツナは剥いてほぐす)から設備は大規模になり、生産量の小回りが効かない(から多めに作る→国産品の安売りが起こり利益率下がる)という欠点が、利点に変わる。ツナ缶は年内を通して需要より多めに作っているから、需給バランスの調整のために安売り競争が起こる……よって、需要急騰時は多めに作った分が安全弁として機能し、価格が元に戻るが「市場在庫の払底」は避けられる。さらにこの後ろには震災で使われた「輸入ツナ缶の輸入量を増やす」という切り札まで残っている。これがツナ缶の供給が他の安定している理由で、同時に切り札を使わなくて済むよう国産ツナ缶を日ごろから食べてほしい理由だ。日ごろから食べないといつか輸入ツナ缶のみが市場を支配しかねない……
 
 与太話はこの辺にして。前年以前のロットと見比べてみよう。

賞味期限がラベルから穴あきに


 2017ロットから再びパッケージが変わり、ラベルで2021年X月と表記していたものが、パッケージ裏面中央に穴をあけて直接缶の賞味期限を見る形になった。これはとろつな(No.105)等でみられる形態だ。また、カロリーも上方修正されている。
 炙りビントロは年を変えるごとに、その年のビンナガの脂乗りなどで味が微妙に変わる。そのため、年式ごとにわけてツナ缶レビューを書いている。本年は今春2020ロットが手に入ったため、2020年製造の炙りビントロを紹介する。

缶を開けたところ



毎年思うが身が美しい。炙り目のスモークのような香りもあるし、目で見ても口に入れても楽しい。
例年に比べ硬い気がするのは、熟成が足りてないからだろうか。

やはりそのまま食べるのが最も味がわかると思う。炊き込みご飯にしたらそのおいしさにひっくり返ってしまう。

 なお、入手性で本品の0.1点を凌駕する製品「枕崎市かつお公社 ツナまよ(No.164)」が登場した。その点数は0.03点。2013年からずっと同じツナ缶を定期的にレビューすることで、相対的にツナ缶トレンドの移り変わりが見えてくる。「伝説のツナ缶」の矜持を、私は見届けていきたい。
 
 ツナ缶に繁栄のあらんことを。

各種スペック



・グレード ★★★★★★ 6.0
・価格   ★★★★★★ 5.9 #594円/個(直売所)
・味覚評価 ★★★★★★ 6.0 #
・入手性  ★☆☆☆☆☆ 0.1 #直売所限定
・原産国  国産

内容量90g 362kcal/缶 食塩相当量0.6g たんぱく質13.8g
原材料 びん長まぐろ(国産)、オリーブ油、食塩
JAN:なし 製造固有記号IM
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡市清水区由比429-1)
Tuna canning review No.173

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.118)炙りビントロ(2017)

→炙りビントロそのものの解説は本項が詳しい。

(No.03)炙りビントロ(2013)

→7年前に書いた、2013年産炙りビントロの記事。正直このツナ缶があったからツナ缶ブログを立ち上げたと言っても過言ではない。

(No.11)まぐろ油漬フレーク(綿実油)

→みんな好きって言うだけの理由はあるのよ。
#由比缶詰所 #めずらしいツナ缶 #気合の入ったツナ缶レビュー

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172缶 生協(COOP)ライトツナフレーク[まぐろ油漬]赤い缶の実食

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大豆油と野菜エキスを使用した調... 大豆油と野菜エキスを使用した調味液で、まろやかな味に仕上げました。そのままはもちろん料理の素材としてもご利用いただけます。

生協(co-op) ライトツナフレーク[まぐろ油漬]
きはだまぐろ油漬けフレーク・普及品

 ※co-opはごろもとは異なる製品です。

生協的にはこれが普通のツナ缶


 全国の生協で販売される普及品レンジのツナ缶。生協という組織・販売店の特性から、他社のPBとはちょっと異なる出自を持っている。
 まぐろ油漬、まぐろ油漬(オイル控えめ)、まぐろ水煮の三種があり、本品はスタンダードな油漬缶。同組合の情報検索サイトである程度原材料のトレーサビリティを確保している。他のスーパーのPBよりは品質重視にしてある印象。
 最近OEM先を増やしつつある由比缶詰所が製造を引き受ける。


 どこの生協にも置いてある。
 トマトペーストなどで液汁の味を調えている。うまみ調味料(アミノ酸)不使用。 由比缶詰所がOEMを引き受ける。2019.3製。

☆缶を開けたところ



価格相応の身の細かさ。スペックのカロリーの低さが示すように、オーソドックスな油控えめの油漬缶という印象。
下味はシーチキンLフレーク程度に効いているため、そのまま食べても十分おいしい。ツナ缶を使った料理全てに普通程度の適正を出してくれる。

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   【N/A】 #もらいもの
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #驚くほど普通
・入手性  ★★★★☆ 4.0 #全国の生協、生協ネットスーパー
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
180kcal/缶 食塩相当量0.6g たんぱく質11.9g
原材料 きはだまぐろ、大豆油(遺伝子組換え不分別)、野菜エキス、食塩、トマトペースト/香辛料抽出物

JAN:4902220313167 製造固有番号なし
販売者 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区渋谷3-29-8) 製品ページ
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡市清水区由比429-1)
Tuna canning Review No.172
#スーパーpb #きはだまぐろ #油漬 #由比缶詰所

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143缶目 レシピは最古?由比缶の白いやつ 由比缶詰所・ホワイトシップ印まぐろ油漬(ファンシー)

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“本品は、「びん長まぐろ」を原...
“本品は、「びん長まぐろ」を原材料とし、綿実サラダ油等で調味した当社自慢の缶詰です。”

由比缶詰所 ホワイトシップ印 特選まぐろ油漬(綿実油)ファンシー
びんながまぐろ綿実油漬ソリッド・高級品

これぞツナ缶のルーツ


 戦前生まれの老舗缶詰会社、由比缶詰所。その中で創業当初からの味を堅持してるツナ缶の片翼がこの綿実油ファンシーである。戦時下統合、統合の解散、OEM専業時代を経て自社ブランド(ホワイトシップ印)を再興したとき、白と水色の大型缶がそこにいた。

 大型缶から枝分かれする形で90g小型缶がラインナップされ、現在はこちらの小型缶・オリーブオイル漬が由比缶詰所の人気製品となっている。
 
 スペックそのものは90年前の対米輸出ツナ缶と同じ、伝統的な綿実油漬のソリッド(かたまり肉)缶となっている。違いは缶の大きさくらい。
 同じような製品スペックだとシーチキンファンシー、モンマルシェの綿実油ソリッドなどが挙げられる。この中でもっとも実売価格は安い。安さの理由は、直売所・自社通販ともに工場直売価格で中間マージンがないことによる。地元スーパーでは工場直売価格の1.3倍、お土産店では1.5倍くらいの価格で売られているが、それでもシーチキンファンシーとトントンくらいの価格だ。アマゾンでは不当に高い価格をつけられてるので買わないこと。公式も買わないでってアナウンスしてるから
 
 2015.2製。自らの判断で賞味期限をこえた長期熟成をおこなった。賞味期限切れのツナ缶を食べるよう推奨している記事ではないし、メーカーも保証してくれないので、賞味期限以上のツナ缶を開けるには「ふくらみ」「さび」をみて、「開けたときのにおい」で本能的なヤバさを感じたら捨てるなど、自己判断で食べてほしい。缶詰・びん詰・レトルト食品に関するQ&A「51. 賞味期限が切れた缶詰やびん詰、レトルト食品は食べられますか?」も参照のこと。

缶を開けたところ


  
 身は整然と詰められている。噛み応えもある。綿実油フレークに比べよりジューシーな味わいがある(熟成補正を抜きにしても)ので、やはりサラダとは鉄板だろう。
 戦前に栄華を極めた対米輸出ツナ缶の味が、おおよそこれと同じレシピだったといわれている。郷愁に浸るのも悪くない。
 この値段でホワイトミート・ソリッドが食べられるのは業界きっての良心。


 4年物の長期熟成により、さらにしっとりとした味わいが楽しめるようになった。過去に食べた松坂屋ホワイトツナの21年物はさすがに劣化していた(水気が減っていた/食べられなくはない)が、正しい保存であれば製造から4-5年くらいなら旨いところを取れる範囲におさまると思う。



 
 なお今回は底面(プルタブついてるフタの反対)に缶切りを入れて開けたが、これは:
 ①底面から開ける
 ②皿をかぶせ皿ごとひっくり返す
 ③プルタブを起こす
 ④中指と薬指を合わせポンポンたたく
 ことにより、ソリッド缶の中身を崩さず綺麗に取り出そうとしたからだ。
 
 
 実験は成功した。崩さずに出すことができた。
 私の考えは間違っていなかった。
 
 

各種スペック



・グレード ★★★★★ 4.5
・価格   ★★★☆☆ 3.3 #183円/個(直売所)
・味覚評価 ★★★★★ 4.5 #輸出ツナ缶への郷愁
・入手性  ★★★☆☆ 2.5 #直売所、自社通販、静岡市内のお土産コーナー
・原産国  国産

固形量70g / 内容量90g
255kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びん長まぐろ、綿実サラダ油、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号AC1 SO06
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡市清水区由比429-1) 製品ページ
Tuna canning review No.143



突然のプロモーション


わたくし長井が執筆した、ツナ缶ブログのスピンオフでツナ缶戦前戦中史の解説+ツナパウチ本の「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.5」を、8/11夏コミ(委託)+8/10大崎おもしろ同人誌バザールプチで頒布します

・【新刊】2019夏頒布、1929~1950年のツナ缶黄金時代から戦後にかけてと、ツナパウチ(ツナ袋)の生存理論を考察した同人誌
「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.5(物理書籍)」¥600
https://zumix.booth.pm/items/1466818

・2019春頒布、ツナ缶ブログの副読本としてツナ缶の基礎知識をめっちゃ砕き自由研究に使えるレベルまでデフォルメした同人誌
「かんたん! たのしい ツナ缶入門」¥334
https://zumix.booth.pm/items/1231722

8/7予約注文分までは新刊封切と同じ8/10に間に合うよう発送します
ぜひお試しください




■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.11)まぐろ油漬フレーク(綿実油)

→双璧の片翼にして”筆者をこの道に引き込んだ其の製品”。こちらもホワイトシップ印復活の当初からラインナップされてる。水色の油漬フレーク(綿実油)は地元民に強く支持されてる不朽の名作。シーチキンLフレークがライトミート製品の基準点なら、油漬フレーク(綿実油)がホワイトミート製品の基準点。

(No118)炙りビントロ(2017産)

→由比缶詰所の至宝「伝説のツナ缶」。ツナ缶ブログ立ち上げ当時は地元民の言い伝えで存在が確認される知名度だったが、2014年以降じわじわ広まり超高級品の定番に。5400円のツナ缶が広まる現代でも強烈な輝きを放つし、500円台のツナ缶ならこいつが最高のツナ缶と胸を張って言える。

(No.69)三洋食品・プリンス赤缶

→ミスター・ホワイトミート。1952年生まれで、現在販売されている国産ツナ油漬缶の中でもっとも古い歴史を持つ。由比缶の白と水色は戦前ツナ缶をイメージして80年代に復活したものだから、こちらのほうが先輩。
#びんながまぐろ #綿実油漬 #由比缶詰所

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由比缶詰所 ホワイトシップ印・炙りビントロ(2017)1年寝かせたレビュー書下ろし

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“びん長鮪のハラモ肉を軽く『炙...
“びん長鮪のハラモ肉を軽く『炙り』、一枚一枚丁寧に手作業ではがしたものを、その香ばしさと共に閉じ込めました。単品ではもちろん、パスタやサラダのトッピングとしてもお使いいただけます。”


由比缶詰所 ホワイトシップ印
炙りビントロ(2017産)
びんながまぐろトロ肉オリーブオイル漬スライス
最高級品

由比缶詰所 ホワイトシップ印・... 由比缶詰所 ホワイトシップ印・...

創業85年の老舗が紡ぐ伝説のツナ缶


 由比缶詰所のフラッグシップ、「炙りビントロ」。ツナ缶ブログの愛読者には説明不要のレジェンドだが、改めて一から解説する。

 「入手性を無視して、長井さんが最高と思うツナ缶は何ですか?」への答え。
 ビンナガの身を炙り、それを一つ一つ剥がし詰め、オリーブオイルに漬けたツナ缶。

 そのグレードはツナ缶ブログの5.0点評価を覆す6.0点。炙ったビンナガの身を崩さずにはがして詰める職人技は、缶詰会社の求めた最高のツナ缶といえる。2013との相違点で、2016年からモンマルシェが1296円のツナ缶を出し始めたが、「かたまりのまま詰める技術」と「炙ったビンナガの身を崩さずにはがして詰める技術」は全く別のベクトルにあり、これらの量産はどちらも他社が簡単に真似できるものではない。モンマルシェがデザインや情報と味のトータルバランスで最高級を目指したのが、由比缶詰所はただ味の一点勝負だけで最高級を作り出したのだ。
 その味はツナ缶ブログの5.0点評価を覆す6.0点。味で5点満点を超える規格外ツナ缶は片手の指で数えられるだけしかなく、6.0点は2013年からツナ缶ブログでもっとも高いスコアになっている。
 その入手性はツナ缶ブログ評点ギリギリ最低の0.1点。公式の通販では買えない。由比にある直売所に行かないと買えず、ツナ缶求道者か地元民しかその味を知ることは不可能な、門外不出の味を堅持している。2014年頃まではお得意様向けの通販で購入できたのだが、ここ数年はずっと直売所限定となっている。通年購入できるツナ缶の中ではこれが最も入手しづらいツナ缶だ。

 新陳代謝の激しくなるツナ缶業界だが、これ以上に伝説のツナ缶という二つ名の似合う製品は未だ現れていない。
 同価格帯のTVSEきはだとろ炙り(No.68)やシーチキンとろはグレードも味も勝負にならない。価格と中身で最高級を獲りに来たモンマルシェ鮪とろ(No.48)も、正直炙りビントロに及ばない味というのが感想だ。山梨罐詰の鮪のトロ醤油味はキハダ使用という点で単純比較が困難。

筆者が炙りビントロに寄せる思い


 公開日の本日10月10日は「缶詰の日」で、「まぐろの日」だ。およそ1世紀以上前、初めて官製缶詰(鮭缶)の量産に成功したと記録されているのが1877年10月10日だから、缶詰協会が缶詰の日にした。まぐろの日については、726年に百人一首の歌人の一人・山部赤人が明石で鮪についての歌を奏上したのが10月10日だからまぐろの日になった
 缶詰の日でまぐろの日──実質ツナ缶の日といえるこの日に、筆者は生を受けた。ツナ缶の知見を深めるなんて縁もゆかりもなかった少年時代と学生時代を送ったのに、社会人となってから突然変異めいてツナ缶の蒐集に目覚めたことと、実質ツナ缶の日に生まれたのは、何かの因縁なのだろうか……
 筆者がツナ缶を勉強しだしたのはせいぜい5年くらいしか経ってないが、その5年前に筆者を変えたツナ缶がある。それが由比缶詰所の「まぐろフレーク油漬(水色)」と「炙りビントロ(2013)」である。前者でツナ缶に深淵があると知った筆者を、後者は容赦なく沼の底に近い所へ突き落とした。以後、何をしても三日坊主になるような性格を無視して、5年弱も「ツナ缶のことだけを延々と書いたブログ」を運用し続けることになると、当時は思わなかっただろう。なんのマネタイズもせず、ただ趣味だけで。
 この5年間にもツナ缶にまつわる情勢は変わっているが、国内主要ツナ缶製造会社のうち由比缶詰所だけが5年間のうちにツナ缶の新規プロダクトを出さなかった。そのくらい既存の自社製品に磨きをかけている、あるいは極めて保守的な会社がこの二つということだろう。

 自分の誕生祝いくらい、特別なツナ缶を開けたい。そこでこれを持ってきたわけだ。
 炙りビントロは年を変えるごとに、その年のビンナガの脂乗りなどで味が微妙に変わる。そのため、各年製造ロット分ごとにツナ缶レビューを書いている。
 なお、2017ロットを今開けているのは、メーカ側が十分な熟成を進めるため翌年春~夏ごろになるまで前年ロットを解禁しない(2018秋に買えるのは、今年夏に解禁された2017ロット)という事情によるもの。2017.10製造。ちょうど1年熟成されている。

缶を開けたところ


  
 美しい。
 ひいき目かもしれないが、誠に美しく詰められている。それぞれ一度はがされた身でありながら、一つたりとも崩れていない。筆者はこの身を一枚一枚ゆっくり分離させて食べるのが好きだ。
  
 身はやわらかく、食べても身が崩れてこない。しっかりした食感を楽しめる。下味は相変わらず薄く、調味料とも喧嘩しにくい。由比缶詰所の他オリーブオイル漬で使われているのと同じ油で、強い香りはなくサラサラしている。存在感の主従関係はしっかりまぐろ>油となっていて、鮪とろ(No.48)のようにオリーブオイルを全面的に押し出してエレガントさを演出したものと全く異なる性格に仕上がっている。同じ超高級品の次元だが、手に入れたキャラは全く異なっている。
 2013産と比べより炙り目が薄く、焦げるような香りは引っ込んでいる。
 
 味という面で、これの右に並ぶツナ缶はいまのところないと思う。5年間、百数十種のツナ缶を食べても尚、結論は変わらなかった。
 
 
 たとえ今後のツナ缶が、情報を食う時勢になったとしても。
 たとえ今後のツナ缶が、高級品と廉価品の二極化になったとしても。
 
 本品には、毎年変わらず「伝説のツナ缶」であってほしいという、”私”の思いを載せて、筆を置くこととする。

各種スペック



・グレード ★★★★★★ 6.0
・価格   ★★★★★☆ 5.4 #540円/個(直売所)
・味覚評価 ★★★★★★ 6.0 #レジェンドはレジェンドのまま
・入手性  ★☆☆☆☆☆ 0.1 #直売所限定
・原産国  国産

内容量80g 322kcal/缶 食塩相当量0.5g
原材料 びん長まぐろ(国産)、オリーブ油、食塩
JAN:なし 製造固有記号IM
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡市清水区由比429-1)
Tuna canning review No.118

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.03)炙りビントロ(2013産)

→5年前に書いた、2013年産炙りビントロの記事。これを立ち上げたばかりのブログの3記事目にもってきてて、ああこの時期から道を踏み外してたんだなと思った。しかも書いてることはあんまり変わってない。当時の値段は☆6評価だけど、今はこれより高いツナ缶たくさんあるため2017産は5.4に改定。

(No.11)まぐろ油漬フレーク(綿実油)

→”筆者をこの道に引き込んだ其の製品”。ホワイトシップ印復活の当初からラインナップされてる。水色の油漬フレーク(綿実油)は地元民に強く支持されてる不朽の名作。シーチキンLフレークがライトミート製品の基準点なら、油漬フレーク(綿実油)がホワイトミート製品の基準点。

(No.68)トップバリュセレクト きはだまぐろとろ炙り
→槍玉1号。販売価格はほぼ同じだが、こっちは流通コストも上乗せされてる。同価でこっちがグレード劣るのは仕方ない。イオンで売ってる。

(No.48)オーシャンプリンセス鮪とろ
→槍玉2号。1296円。こっちは全国流通を目的にしたお取り寄せブランドのモンマルシェだ。ローレルや高級オリーブオイルなど、香りづけが強い。トータルデザインで高級品。炙りビントロが静岡生まれの最高級なら、こっちは(今のところ)気仙沼生まれの最高級といえるだろう。
#オリーブオイル漬 #由比缶詰所 #めずらしいツナ缶 #気合の入ったツナ缶レビュー

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ふくや BIGBANGかんかん(めんツナかんかんプレミアム)を食べたレビュー

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ふくや BIGBANGかんかん...
“BIGBANG×明太子の「ふくや」 福岡限定コラボかんかん”


  ふくや めんツナかんかん(プレミアム)
  コラボレーション商品「BIGBANGかんかん」
  びんながまぐろ綿実油漬けフレーク・高級品



 有名な韓流アーティスト・BIGBANGが、2016年11月に福岡でドーム公演を行うことを記念して、ふくやとタイアップして作ったツナ缶。
 (めんツナかんかんを先に解説するが、由比缶詰所の高級ツナ缶に明太子汁や明太子の一部を入れることで明太子おかずを最短ルートにした、新たな福岡土産である。市場から広く受け入れられ、現在はにわかせんぺいに並ぶ福岡土産として盤石を築いていると筆者は思っている。今回のBIGBANGかんかんは、高級グレードのめんツナかんかんプレミアムをベースにしている)
 ライブグッズがツナ缶という前代未聞のコラボレーションで、ふくや直営店(福岡)のみで販売という激狭ルートだった。東静岡発の深夜バスで福岡まで買い付けに行こうともしたが、スケジュールの都合で泣く泣く断念した。
 現在はキャンペーンが終わり、入手不可能。このコラボが先陣を切る形で、「忍びのかんかん(忍びの国)」「レシピのかんかん(ラストレシピ)」といった様々なコラボレーションが行われるようになった。
 
 もちろん、筆者の住む静岡でも入手不可能だったこのツナ缶。昨冬開催されたコミックマーケット91の折に九州在住のフォロワーが差し入れてくれたことにより、レビューができるようになった。受け取った瞬間思考がショートして、頭の中でカノンコードを重ねたハレルヤが流れたことは言うまでもない。その後一年以上しっかり熟成させ、このツナ缶レビュー99缶目の壇上に上がったのである。
 単品バーコードの上にavexの証紙が貼られている。2016.10月製。由比缶詰所製造ではあるが、自社ブランドではないため半年間の熟成は省かれて販売されたようだ。 その貴重な中身を紐解くとしよう。
 
  
 缶の上に明太子の粒が躍る。ツナの身ともうまく共存しており、さながら異母兄弟という形だろうか。これもまたツナ缶という舞台がなければ出会うことがなかったはずだ。
 液汁は明太子を模した非常に辛いものとなっており、まぐろの身と味の化学反応を起こしている。
 
 お土産のバリエーションをさらに発展させた、ツナ缶史に名前を残した一作。筆者も6つ星のT.O.Pを惜しまない。
 なお、缶の中身は通常のめんツナかんかん(プレミアム)と変わらないので、美味しい明太子ツナ缶が食べたい読者には、こちらをおすすめしたい。今BIGBANGかんかんを買おうとすると、高価な個人取引を使わなければならない……

 あ、そうそう。

今冬のコミックマーケット93 3日目(12/31)に、ツナ缶の総集編同人誌「ツナ缶の本 The Unlimited」を出します。
 東5ホールのピ13a「zu-mix3.0」です。128ページ・1,000円。自家通販や委託については、在庫のこったら実施する予定なので、しばらくお待ちを。

~~

☆各種評価
・グレード ★★★★★★ 6.0 #これ以上の高級品は稀
・価格   ★★★★★☆ 5.5 #500円(単品)
・味覚評価 ★★★★★☆ 5.6 #明太子そのままの味と食感
・入手性  【EOL】     #終売品!現在は入手不能!
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
314kcal/缶 食塩相当量1.1g たんぱく質17.4g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、たらこ(すけとうだらの卵、食塩、その他)、辛子明太子漬込液(唐辛子、すけとうだらの卵、その他)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、ナイアシン、着色料(赤102、黄5、赤3)、発色剤(亜硝酸Na)
JAN:4517384087191 製造固有記号AC゚ ツブイリ
販売者 株式会社ふくや(福岡市博多区中洲2-6-10) 製品ページ
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡県静岡市清水区由比429-1)
(原材料の一部に魚卵を含みます)
Tuna canning review No.97
#びんながまぐろ #綿実油漬 #由比缶詰所 #めずらしいツナ缶

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KOマート 素材厳選・まぐろフレークを食べたレビュー

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KOマート 素材厳選・まぐろフ...


  KOマート 素材厳選・まぐろフレーク
  びんながまぐろ綿実油漬けフレーク・高級品


☆コメント
 静岡中部に根城を持つ地元資本のスーパー、KOマートのプライベートブランド品。ここまで高級感のあるPBツナ缶は早々ないだろう。

 しかし……
 どこかで見たことのある印字フォント、どこかで見たことのある缶蓋。どこかで見たことのあるカロリーと内容量。
 
 そう、中身は「由比缶詰所・特選まぐろ油漬フレーク」とまったく同じである。筆者をツナ缶の道に引き込み、そして3年以上もツナ缶ブログを執筆させ続けるきっかけとなった究極のツナ缶と同じなのだ。これで興味を持つなと言われてもどだい無理な話だろう。
 違いを挙げるとしたら、定価と、缶のプリント、熟成期間の有無、販路くらいだ。由比缶詰所が直接印刷なのに対して、KOマートは白缶にラベルを貼っている。そして、由比缶詰所が最低6ヶ月寝かせてから出荷するのに対し、KOマートは製造後すぐに出荷しているという違いがあった。さらに、KOマートの全店舗で購入出来る点は大きい。
 今回取り挙げるのは2016.10月製。由比缶詰所のソレと同じレシピで、熟成の浅いヌーヴォーを試せるのは中々に貴重だ。

  
並べると製品紹介まで瓜二つなのが分かる。


☆缶を開けたところ
  
 やはり由比缶詰所のソレと相違ないようだ。
 大きめのほぐし身、しっかりした食感、噛んで広がる味。しかし、味の差分をくらべたときに、油と身がまだ十分につけ込まれていないような印象を受けた。

 製造所もレシピも同じだから当たり前のことだが……由比缶詰所に対する強烈なリスペクトというか、インスパイアというか、そういう強い気骨を感じる製品だった。
 焼津駅や用宗駅など、駅至近の立地にもあるKOマートで、手軽に由比缶詰所の製品を調達できるようにしようという心意気が素晴らしい。さかなセンターの帰りにこれをピックアップするのも乙なものだろう。


☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★☆ #228円/個
・味覚評価 ★★★★☆ #素晴らしいリスペクト
・入手性  ★★☆☆☆ #静岡県内のKOマート全店
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
280kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びん長まぐろ、綿実サラダ油、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:41670972 製造固有記号SO06
販売者 KOマート(静岡県榛原郡吉田町神戸1361-1)
Tuna canning review No.58
#スーパーpb #びんながまぐろ #綿実油漬 #由比缶詰所

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 まぐろフレーク油漬を食べたレビュー

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 ... 由比缶詰所 ホワイトシップ印 ...
 “綿実サラダ油等で調味した当社自慢の缶詰です。”
  55年の歴史が息づく、高級ツナ缶の名作。

  由比缶詰所 ホワイトシップ印 熟成まぐろ油漬
   びんながまぐろ綿実油フレーク・高級品


☆コメント
ごく初期の缶つま高級品として頭角を現した由比缶詰所。
今となってはオリーブオイル漬けのほうが有名だが、55年前(1958年)のホワイトシップ印発足の頃はOEM供給のみでスタート。これが発展して1975年の自社製品リリースが始まった。
現在でも“当社自慢の”という言葉で飾られ地元民の手土産や普段使いの缶詰として愛されている。「幻のツナ缶」と称されることが多いが、地元ではごくありふれた食べ物として存在するのも特徴。
昨今はオリーブオイル漬けと共に多くの雑誌やテレビ番組で取り上げられ、通信販売やネット販売・スーパーやデパートのお取り寄せギフトとして日本各地の店でちょくちょく見かけるようになった。

また、油となじませるために製造後6ヶ月熟成させてから出荷するという由比缶詰所特有のこだわりは未だ他の追随を許していない。
綿実油は岡村製油製のものを使用し、ひときわ高い風味と透明感を実現している。
シーチキンと並ぶびんなが油漬け最初期の製品だが、これを越える完成度の商品は少ない。

シーチキンに比べると、少し味に癖がある。
といっても悪い癖ではなく、「この料理にはとても合うけど、この料理には普通のツナ缶と同じくらい合う」というもの。サラダなどのさっぱりした料理には最適で、ツナ納豆などの油分を求める料理とは相性が普通……という感じ。
相性ドンピシャの料理では他社高級ツナ缶を凌駕するので、是非お試しいただきたい。




余談だが、筆者をこの道に引き込んだ其の製品である。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★☆☆ 2.9 #147円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0
・入手性  ★★★☆☆ 2.7 #公式ネット通販あり、実店舗では駿府楽市、静岡駅グランドキヨスク、ドリプラなど

☆スペック
内容量 90g
280kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、綿実サラダ油、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号SO06
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡県静岡市清水区由比429-1) 製品ページ
Tuna canning review No.11
#由比缶詰所 #びんながまぐろ #綿実油漬

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 炙りビントロ(2013)を食べたレビュー

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 ... 由比缶詰所 ホワイトシップ印 ... 由比缶詰所 ホワイトシップ印 ...

【2018.10更新:記事を新しく書き直しました。本記事(2013)は古い記事になります】
「由比缶詰所 ホワイトシップ印 炙りビントロ(2017)」
https://jp.bloguru.com/zumix/334448/20171



 “びん長鮪のハラモ肉を軽く「炙り」、一枚一枚
  丁寧に手作業ではがしたものを、その香ばしさと共に閉じ込めました。”

  由比缶詰所 ホワイトシップ印 炙りビントロ(2013)
  びんながまぐろオリーブオイル漬・最高級品


☆コメント
由比缶詰所の「ホワイトシップ印」は、由比町で70年近く製造が続けられている高級ツナ缶のブランドだ。
そのラインナップはすべてびんながまぐろで統一されており、缶詰やお取り寄せギフトの求道者から「幻のツナ缶」と称されるほど、高貴なものである。
最近はインターネットの普及により全国で安定して入手できるようになったが……その中で

“一年に一回、お得意様の通販・工場直売限定で販売する 伝説のツナ缶”

が存在する。それがこの「炙りビントロ」。
筆者も二年の間に何回か本社に問い合わせその度に販売終了と聞いて涙をのんでいた品が、13年11月にようやく入手できた。


「びん長鮪のハラモ肉を軽く「炙り」、一枚一枚
 丁寧に手作業ではがしたものを、その香ばしさと共に閉じ込めました。
 単品でももちろん、パスタやサラダのトッピングとしてもお使いいただけます。」

「ホワイトシップ印 最上級品」と銘打たれている点が、缶詰所として最高の品であることを力強く主張している。
賞味期限以外は全て化粧箱のほうに書かれている。規格外の価格とカロリーの高さも特徴。


缶を開けると、すぐに香ばしい油と焼けたまぐろのにおいがする。
ビジュアルははごろも炙りとろにそっくりだが、こちらのほうが香りが強い。
しかし、前記スペックのとおり香料や調味料などは一切使っていないのが驚きだ。


噛めば噛むほどに肉が溶けるような感触とオリーブオイルの香り、ほどほどに効いた食塩の味が絡む。
食べてる間に鳥肌が止まらなかった。「ツナ缶」「まぐろの油漬け」という分野で、ここまで美味しいものを作れるのか、と。
酒のつまみ等、手をかけずにそのまま食べても凄まじい勢いで酒が進むこと請け合い。

食べ終わったあと、達成感とオリーブオイルだけが残っていた。

☆各種評価
・グレード ★★★★★★
・価格   ★★★★★★ #500円/個(卸値3,000円/6個)
・味覚評価 ★★★★★★
・入手性  ☆☆☆☆☆ #求道者を以てしても入手困難
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g(固形量表記なし)
322kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 ビン長鮪、オリーブ油、食塩
JAN:なし 製造固有番号IM S006
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡県静岡市清水区由比429-1)
Tuna canning review No.03
#由比缶詰所 #びんながまぐろ #オリーブオイル漬 #スライス #缶つま

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