市制50周年記念事業の一環でもあるらしい 『ルーベンス~栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展へ行きました。 文化が香らない北九州市ですが、まずまずの来場でしょうか。 闇の中から人間が浮き出す絵画。 その漆黒の闇に描かれる衣装の繊細な筆致に感動しました。 毛皮の毛の肉厚感やレースの繊細かつ豪華さ、そしてサファイヤ?のリングや首飾り・腕輪の見事さ・・・そのような所ばかり見詰めてしまいました。 闇だけだとばかり思っていたところから、様々なものが浮かび上がってくるのも面白いところです。 キリストは、痩せたイメージがあるのですが、ここでは筋肉質というよりもふくよかな画で人間味が感じられました。 ルーベンスさんは、62歳で痛風で亡くなったのですが、亡くなってから女の子が誕生しているのにはもっと驚かされました。 精力旺盛さにえっ!!って感じです。 芸術家とはそうであるべきなのでしょうか???