ぎっくり腰は、腰背部、骨盤周辺の筋肉が異常緊張している状態の時に、緊張し固くなった筋肉を急に動かしたりすると、強い痛みを発しそのまま動けなくなってしまいます。
このため、日ごろから、急な動作をしない、姿勢に注意する、疲れを溜めないなどの注意が必要です。また、座っている時間が長いと(デスクワーク、車の運転など)、起こりやすいと言われているので、時々立ち上がって体を動かしたり、歩いたりすることで腰の負担を軽くします。
ぎっくり腰になっても、2日間くらいは安静にして過ごしましょう。寝る姿勢は、横向きで膝の間に枕をはさんだり、仰向けで膝を立てたりと、自分の楽な体勢をとりましょう。
また、痛めて2~3日は、痛めた部位は温めない方が無難です。1日数回、10分間アイスパックなどで冷やして対処します。どうしても動かなくてはならない場合は、腰痛ベルトやさらしを巻いて、腰部を安定させると、楽になる場合があります。
筋・骨格系に関わる痛みであれば、無理をしなかった場合であれば、2~3日もすると自然と症状が和らぎ、動くことが出来るようになります。
そして、3週間から3ヶ月程度で、自然治癒力により治るのがほとんどです。安静+湿布が一般的な対処法です。
少し動くことが出来るようになったら、急性腰痛症を扱っている鍼灸、カイロプラクティックなどで施術を受けると、回復が早まる可能性があります。
しかし、下肢にも症状が出た。楽になる姿勢が無く痛みが継続する。発熱、発汗(冷汗)がある場合には、早めに整形外科などに受診しましょう。
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