妊活中に運動を全くしないというのは、妊娠を遠ざける一つの要因となります。
運動と言っても、過度な運動をする必要はなく、ウォーキングなどの簡単な有酸素運動でも十分に効果が期待できます。
適度な運動をするだけで、筋肉量が増えて血行が良くなると同時に、女性ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモン(アンドロゲン)の材料となるホルモンの分泌を促してくれるからです。
さらに、血糖値を下げるインスリン(ペプチドホルモン)の感受性が高くなるため、糖尿病や糖化によって卵子の質が悪化してしまうのを予防することもできます。
また、疲れを癒してしっかりと睡眠をとることは、ホルモンバランスを整えるために大切です。
質の良い睡眠をとるためには、リラックスし、不眠の原因となるものを減らすことです。
寝る前にパソコンやスマホを使うと、画面から発するブルーライトによって、脳が興奮状態になって眠りから遠ざけてしまいます。
このため、少なくとも、就寝の2時間前にはパソコンやスマホをOFFにして、ブルーライトを避けましょう。
また、寝る前のコーヒーやお茶は、含まれているカフェインの覚醒効果によって眠れなくなりますので、たんぽぽコーヒーやルイボスティーなどのノンカフェインでリラックス効果のある飲み物がお勧めです。
体の疲労回復には、血流を良くするビタミンEやシトルリン(アミノ酸の一種)の摂取が効果的です。脳と体の両方の疲労回復には、葉酸やパントテン酸などのビタミンB群の摂取が効果的です。