医師が教える!1分ダイエット
なるほどなるほどとうなずくことばかりでメモ(o^―^o)
痩せたいとなると、先を急ぐばかりにあれこれ考えるより
食べないのが一番簡単なんて思っちゃう。
大体が食べないでなんてできず挫折が殆ど
我慢して辛くてたまらず、やっと痩せても
普通に食べればリバウンドする悲しい結果が待ってる。
「超低カロリーダイエット(VLCD)」
これは肥満症や糖尿病の治療に医師が患者さんに行うもので、自分でやるものではありません。最近はVLCD用の治療用食品も進歩してきていますし、これについての論文もいろいろ発表されていますが基本的には入院して行うほど人体にはダメージを与えます。
一般には1000kcal以下をこう呼びますが600kcal以下としている場合もあります。
昔のミネソタで行われた半飢餓療法の実験についての論文があります。これは兵士によって行われたもので、戦時下での飢餓状態の把握のために行われたものですが、現在でもダイエットの副作用を知る上で貴重な実験とされています。
1944年に32人の男性ボランティアによって実施されたこの実験は体重を24%平均落とす事を目標として約1600kcalで行われました。
週20マイル(36キロ)の歩行と肉体労働または事務職の仕事を一日15時間行うと言うものです。
結果は6ヶ月後に基礎代謝は40%減少しました。
浮腫、手足の冷たさを訴え、動きは緩慢になり労働力は低下し仕事の効率は低下しました。
筋力は30%低下、性的能力の低下とともに睾丸が縮小、めまい、皮膚の乾燥、髪の毛は細くなり脱毛が増え、心機能も低下し心拍数は減少しました。
頻尿、持久力の低下、虚無感に襲われる事もよく訴えられました。
精神的には孤独、無感動、不機嫌、抑うつ、集中力低下、自己中心的、いやみや口論の増加などが見られました。
こうしてこの実験を見て見ると体重の24%を1年で減少させるとこんなに恐ろしい結果が起こりえるということでしょう。
この実験後、普通食に戻っても、性格の変化や肉体的変調は
長期にわたって継続したようです。
性機能低下では男性は女性に興味が薄くなりますが女性では無月経という非常に女性にとって大きな問題が起こります。
一日1000kcal1200kcal以下の ダイエットは肥満の治療をしなければ他の重大な疾患を引き起こす危険性のある肥満者のみに専門医のもとに行うものでしょう。
肉体的、精神的にVLCDは 変調を来たす恐れがあり危険だということを覚えておいてください。日本ではりんごだけのダイエットなど単独食品の超低カロリーのダイエット法などが
非常に多く流布されています。このように自分が誤った情報で危険な落とし穴にはまらないためにもVLCDを知識なく初めるものではありません。
「大豆タンパクの摂取は痛みを減少させる」
何度か配信でご紹介しました
米国ジョンズホプキンス大学の論文です。
Dr.Jill Tallらはラットに大豆タンパクを多く与えた方が炎症性の
痛みや、足を引っ張るなどによる人為的な痛みに耐えることを
実験で証明しました。
これは今後のガン性の疼痛治療などに応用できる可能性が
あると述べています。
参考 APS(米国疼痛学会)での発表より
慢性の痛みに耐えやすい体になるためにも大豆の摂取は
重要な食品のようです。ますます豆腐や納豆などの
大豆製品がクローズアップされてくるでしょう。
日本人は元々大豆を常食として来ました、肥満の防止や
その他の生活習慣病の予防になるため米国でも大豆の
必要摂取量を明示して国民に摂取するよう指導しています。
「昼寝や早朝の熟睡が記憶力を向上させる」
ハーバード大学Dr.Robert Stickgoldらは
寝ることにより脳の記憶の整理性が向上し、
学習能力を向上させると発表しました。
人間は記憶すると情報を寝ている間に記憶を統合し、
確固たる記憶にするそうです。
情報が過多になると記憶を統合しようとするため疲労が起きます。
これをバーンアウト(燃え尽き)と言います。
昼寝をすると一日で20%の学習能力の向上を見るそうです。
一晩を通した睡眠が必要で、
これにより学習、運動能力の向上を見る例として、
音楽家、ダンサー、運動選手などが
1-2日練習せず休むことで成績が向上することを挙げています。
夜間の学習はこれと逆に効率が悪いようです。
やはり学習や仕事は昼間に行い、夜はゆっくり休み、昼寝をして
記憶の統合を行うことが能率的な学習の基本と言えるようです。
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