交流部会 2009年4月
Mar
31
寄付に関するご報告
交流部会長 堤 頼秀 (Civil Aircraft Engineering Service Co.,Ltd)
以下の通り、寄付を行いましたので報告いたします。
・Japanese Student Association at University of Washington $100
2月21日(土)に行われた、ワシントン大学での日本人学生会による「祭」へ寄付をしました。
・兵庫庫経済文化センター $1,300
3月26日(木)Museum of History& Industry で行われた第26回高校生日本語スピーチコンテストへ寄付をしました。
商工会交流部会より、神吉理事が審査員として出席しました。
Japanese Student Association(日本人学生会)による「祭」
交流部会理事 山本理恵子(Japan Airlines International Co.,Ltd.)
2月21日にワシントン大学でのJapanese Student Association(日本人学生会)による「祭」に行ってきました。JSAは「日本の文化を外国人学生達に紹介し、親睦を深めよう」という信念の下、ワシントン大学の学生が集まり、1907年にワシントン大学内に創設された歴史あるクラブです。数々の日本企業や店舗がスポンサーとなり、日本人以外の学生に日本の文化を伝え続けています。今年で3回目のこのイベントにシアトル日本商工会としては今年が初めての協力です。
会場内は日本の伝統的な夏祭を模した雰囲気で、食べ物、ゲームなどのブースが所狭しと並び、ステージでは素晴らしいパフォーマンスが、途切れることなく行われていました。いろいろな国の学生達や出場者の熱気に溢れ、大変賑やかでした。日本の大学の学園祭に似ていて、若い人達のパワフルさに始終圧倒されっ放しでした。JSAのイベントのひとつである「祭」が今後ワシントン大学を中心とした日本文化の発信源として発展されていくことを期待します。
写真:JSA提供
日本語スピーチ&スキットコンテスト報告
交流部会常任理事 神吉利彦 ANA Trading Corporation,U.S.A.
第26回スピーチ&スキットコンテスト
3月26日に日本語スピーチ&スキットコンテストに審査員として参加して参りました。このイベントは、外国語履修科目として日本語を選んだワシントン州の高校生達が集い、日本語スピーチコンテスト全米大会のワシントン州代表選抜を兼ねた大会でもあります。在シアトル日本国総領事館と兵庫県ワシントン州事務所が共催で行い、今年で26回と歴史ある大会です。これからの日本とアメリカの交流を担う若者の育成サポートとして意義深く、シアトル日本商工会はスポンサーとして寄付を続けております。
今年のコンテストには22の高校から140名以上の学生が参加しました。ワシントン州は全米でも日本語を教える高校が多い州(約1/5が日本語履修を実施)だそうで、またその数だけでなくその習得しているレベルも非常に高いようです。それは、昨年の本大会優勝者がワシントン州代表として全米スピーチ大会で優勝し、さらに世界大会でも優勝したほどです。審査という立場ながら、アメリカ人高校生が日本語を使ってどんなに素晴らしいスピーチをするのか、楽しみな気持ちになってきました。
コンテストは、午前はスキット(短い演劇)の部、午後はスピーチの部とふたつに分かれ、それぞれ日本語初心者から上級者まで4段階のレベルが分かれて審査されます(スキット4クラス、スピーチ4クラス、合計8クラス)。
スキットの部は、全く学芸会の様。笑い、笑い、笑い、たまに失笑。という具合に大変微笑ましく、それに対しスピーチの部では、最初のうちこそ微笑ましい家族の紹介が続いたものの、レベルが上がるごとに真剣度合いが増し、そのトピックは文化論、政治、生き方、哲学的なものに触れる内容にまで至り、白熱してくるのでした。
1日のジャッジを通じて、高校生らしい活き活きとした演技やその流暢な語り口からだけでなく、むしろ台詞を忘れた生徒を助け合う様子や、緊張に声を震わせる生徒、思うように話せず悔しがりながら舞台を去る後姿などから、舞台上で覗える表出部分の裏で彼らがこれまで積み重ねた準備や練習が偲ばれ、彼らが大変愛おしく思えてきました。本イベントへのサポートは彼らの成長機会を提供する一助となっているとの思いを強くしました。
いち日本人として素朴に、ひとりでも多くの学生が日本語に、また日本に興味を持ってくれれば……、またそうしてもらえるために、自分は、商工会は何をすればいいのか? そんなことを、心から思い、また考える1日でした。皆様も、この地元ならではの笑いと興奮のイベントを観戦されてはいかがでしょうか? 楽しく、貴重な体験であることを保証いたします。
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