2018年4月20日(金)快晴の下、第35回日本語スピーチ&スキットコンテストが、シアトルセンターの Armory にて開催されました。桜祭りの第1日目となる当日、今年もシアトル地域で日本語を学ぶ高校生らが、熱の込もった寸劇とスピーチを披露しました。出場高校は計9校、コンテスト参加者は64名で、参加規模は昨年よりやや縮小したものの、質の高い、白熱したコンテストが繰り広げられました。例年、シアトル日本商工会交流部会は審査員として参加しており、今年も現地高校生の日本語による表現力や熟練度を、他の4名の審査員と共に審査しました。
午前中は、出場者のオリジナルによる若さ溢れるスキットが9点披露されました。今年は学年毎ではなく、初級(Beginner Level)、中級(Intermediate Level)、上級(Advanced Level)に分かれての勝負となりました。スキットの舞台は、学校やコンビニ、鬼のいる幻想世界など様々。時に微笑ましくユーモアたっぷりな内容に、審査員が顔を綻ばせることも多々ありました。
午後は、学年毎にLevel 1からLevel 4に分かれてスピーチを競いました。これらのLevelとは別に、Heritage部門では、家族に日本人がいる環境で育った高校生がスピーチを行いました。計23点のスピーチの内容は、日本での滞在経験や、日本とアメリカの違い、家族の絆、日本の芸術、さらには日本の資源問題と、様々な題材が個性豊かに紹介されました。また、上級であるLevel 3およびLevel 4の出場者には、それぞれのスピーチの最後に、現地高校の日本語の先生による質問も入り、手に汗握る様子も伺えました。
休憩時間や審査員による審議中には、高校生ダンスグループ「ZER0 Dance」のダンス・パフォーマンスや、兵庫県のマスコット「はばタン」の質疑応答もあり(はばタンは身振り手振りで回答!)、会場を大いに沸かせました。
1日を通して、高校生らの日本と日本語へ熱い想いや、日々の日本語の練習が伝わるコンテストとなりました。表彰式は、スキットは午前中最後、スピーチは午後最後に行われ、コンテストは盛会の内に幕を閉じました。
バクスター恵里子
交流部会 理事
updated 05/11/2018
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