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2020年 経済・文化部会 10月報告 ウェビナー:海外で学ぶ子どもの教育-世界の補習校の新たな挑戦

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2020年 経済・文化部会 1...
コロナ対策の中、世界中の海外子女が新しい学びの形を模索している状況で、日本語教育を効果的に学び、着実に学力を身につけていくために必要な家庭でのサポートや、他国他州の補習校の取り組みについて、海外子女教育振興財団教育相談員の佐々信行様を招いて、ウェビナー講演会を行いました。
就学前後のお子さんの母語の成長過程や、小学生、中学生、高校生それぞれの年代のバイリンガルの特性などについても、「言葉を育てる」観点から、専門家としてのご意見や、教師として現場に長年携われたご経験から貴重なお話を実例と共にたくさん伺う事ができました。

ウェビナーにてお答えできなかったQ&Aを記載いたします。
Q1
佐々先生がかつて、イマージョンプログラムで教えてられた科目に「保健」が入っていたのは、どうしてですか。「保健」があることでどういう効果がありましたか。

「保健」が入っているのは、社会科などに比べれば具体的な内容が含まれるので日本語でも教えやすいという面があると思います。例えば、栄養のことを扱うと食べ物の名前などがたくさん出てくるので言葉を学ぶ面でもメリットがあります。
ただ、高学年になると体の発達のことなど微妙な内容も含まれて来るので、こちらは英語で理解させるしかないということになります。

Q2
2歳半で米国にきて、1年半がたち、現在4歳です。現地の幼稚園に約1年強通っていますが、幼稚園でも英語を話そうとしません。(先日、幼稚園の米国人の先生から、英語を話すよう、注意を受けました。)逆に日本語であれば、親にも知人にも、積極的に話し続けます。こどもが幼稚園で英語を話すようになるには、親はどのようなサポートをすれば良いでしょうか?

日本国内の日本語の幼稚園でも、あまり話さないお子さんはいます。4歳ですからまだまだみんな同じようにはいきません。
日本語でしっかり話しているのであれば、心配ないと思います。幼稚園の先生にも日本語ではよく話していることをお伝えになれば安心されるでしょう。英語はしゃべらなくても聞いていて頭の中に蓄えていると思うので、時期が来れば日本語と同じように話し始めると思います。

ウェビナー録画はこちら


海外子女教育振興財団 
https://www.joes.or.jp/

AG5ウェブサイト
https://www.ag-5.jp



西尾由香
経済・文化部会 理事

#イベント #経済文化部会

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