今朝の日本経済新聞によると、第一三共が20年物と30年物の社債を発行する見通しだそうです。
ちなみに20年物社債の利回りが0.81%程度で、30年物社債の利回りが約1.2%の予定だそうです。
最近は、大企業が次々と20年物や30年物の社債を発行しています。
日本政府が発行している長期国債の金利がマイナス金利となっているため、民間企業もタダ同然で長期間の社債を発行できるのです。
各企業の財務担当者は、いまがチャンスと思っているでしょう。
政府の政策は、できるだけ金利を低くすることによって民間企業が積極的に借金をし、そのお金を設備投資に回すことを狙ったものです。
そういう意味では、新薬開発に膨大な資金が必要となる第一三共のような会社が、積極的に資金の借り入れを行うことは政府の政策意図にも合致するので好ましいことだと思います。
そして、第一三共がそのお金で無事に新薬開発に成功して、新しい薬を世に送り出してくれることが「好循環」の具体化なのだと思います。
私のように社債を購入する立場の人間にとっては、低金利やマイナス金利が長期化するのは困ったことなのですが、1日も早く景気の好循環が発生し、景気の上昇にともなって金利が上昇するという現象が発生することを願います。
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