ラスベガス:深刻な働き手不足
Jun
29
ワクチン接種が進むアメリカ(重症化しやすい65歳以上の約90%が1回完了)ですが、「海外旅行はもう少し様子見」――となった時、人々が押し寄せる先は国内の観光地です。
その代表的な行き先の一つであるラスベガスは今、深刻な働き手不足に見舞われています。
先々週、地元放送局KTNV-TVのニュースでは、オープン直前のメガホテルResort World Las Vegas が“未だ何千ものポジションが埋まっていない”と、その危機的状況を伝えていました※1。
働き手不足は小さなレストランにも及び、給料を上げて人材を獲得しようとする所も出てきています。例えばカジュアルレストランSkinnyFATSの時給は今や2000円!※1 ラスベガスの最低賃金は1時間8.75ドルで(7/2~)、レストランはチップがあるため時給は一般的に低めであることを考えると、1時間20ドル(さらにチップ)はかなりの収入になります(その分、値段が跳ね上がる?)。
今月、ラスベガスにはメガホテルが2つもオープンしました。しかしアメリカの世界最悪のコロナ禍の中で建設を進めていた企業は度胸が据わっていますね。誰かがこの経済復活を見越して、反対する人々を説得し、力強く牽引したのでしょう。ワクチン接種を進めている日本にも同様の展開が待っている可能性があり、今、高い分析力を持った力強いリーダーが求められます。
4/2「枠外なのにワクチン接種&副反応」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/400670/2021-04-02
6/28「ラスベガスの新規死者数:ワクチン効果は?」
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/408554/2021-06-28
※1 https://www.youtube.com/watch?v=s3npb12tbV4
――――――――――――――――――
猪股るー:広告&翻訳代理店「Ru Communications有限会社」代表。広告代理店のコピーライターを経て、『るるぶ』『三都物語』などの編集者、女性向け情報誌『アヴァンティ』副編集長に。著書に日本植民地時代を生きた台湾のお年寄りを取材した『愛する日本の孫たちへ』(桜の花出版)、韓国で発売された日本語教材『チョロムンイルボノロマルハジャ(今時の日本語で話そう)』(サラミン出版)などがある。現在はアメリカ在住。
************************************
アメリカの翻訳・制作プロダクション
「RuコミュニケーションズLLC」
https://www.rucommunications.com/
私とリチャードさんの対談もぜひお読みください。
https://www.rucommunications.com/interview
************************************
Posted at 2021-07-05 07:59
People Who Wowed This Post
Posted at 2021-07-05 10:53
People Who Wowed This Post