142. 妊娠ごく初期に胎のうが見えなかったら
Sep
12
市販の妊娠検査薬が陽性となり、
産婦人科で超音波検査を受けたとき、
「 妊娠ごく初期です。まだ、胎のうは見えません。 」
と、言われたら、
あなたはどう感じますか。
多くの不育症の方は、
「 まだ見えなくて大丈夫なのですか。 」
「 普通なら見える時期ではないですか。 」
「 子宮外妊娠ではないですか。 」
と、
たたみかけるような不安が広がっていくと思います。
そして、
その返答として、
不育症の精神的影響を考えていない先生ならば、
「 普通ならば、見えてもいい時期ですが・・・。 」
「 化学的流産かもしれません。 」
「 子宮外妊娠の可能性も否定できません。 」
と、
さらに不安を大きくするような返事が
返ってくるかもしれません。
ストレスは流産の危険因子ですから、
この状況はあまりよくありません。
不育症の方は、
一般の妊婦さんに比べて、
妊娠初期への恐怖心、不安が大きく、
心に背負っている重荷の大きさが違いますから、
妊娠初期の胎児の発育は、
多くの例で、
少し遅れぎみです。
しかし、
適切な治療がされていれば、
その後、数週間で追いつき、
追い越していきます。
赤ちゃんの発育を信じてください。
妊娠されたら、
赤ちゃんがあなたの体の中に来たことに感謝し、
あなたの心の中を暖めてください。
今までの妊娠すべてに、
希望が裏切られ、
いつしか先読みして、
また流産するだろうと心が冷えていても、
無理して、
何かを信じて、
赤ちゃんを信じて、
それでも
またダメであっても、
その期待の落差に心が壊れそうになったとしても、
負けないで。
あなたのマイナスの心に負けないで。
あなたはあなたらしく、
あなたを失わないで。
どんなことがあっても
あなたはあなたですから。
Posted at 2011-09-12 23:42
People Who Wowed This Post
Posted at 2011-09-13 05:07
People Who Wowed This Post
Posted at 2011-09-14 03:42
People Who Wowed This Post