まぁ、本当に、こいつは辛い。
開発者はキッチン南海の常連さんだろか。
永らくレトルトのカレーで、まともに食せる物は「ハウス カレーマルシェ<中辛>」をアドオンして「ボンディ 欧風カレー」に仕上げるレシピしかなかった。このレシピにて、ほぼ完ぺきに「ボンディ」のカレーは再現できるのだが、悲しい事に「辛くない」。そう、「バター」「コーヒーフレッシュ」による甘口「欧風カレー」のコピーレシピだからである。
だが、先日、試しに買ってみたレトルトカレーで、ついに「激辛カレー」のアドオンレシピを手に入れた。この「激辛アドオンカレー」には、以下の2製品が必須である。
1.ジョロキア デスソース
言わずと知れたブートジョロキアのチリソースである。
2.明治 男の極旨黒カレー
レトルト、一人前約250円。
何故、この2製品であるかと言うと、まずデスソースの代わりにタバスコなどの普及品のチリソースでは辛味が足りず、量を入れると「酢」の味が出過ぎてバランスを崩すから。つまり、「激辛カレー」にするにはデスソース級の「瞬発力」が必要なのだ。
そして、その「瞬発力」を受け止めるには男の極旨黒カレーくらいの思い切った個性が必要になる。ボンやククレにデスソースを入れても辛いだけで旨くない。男の極旨黒カレーは「マカ」を調合しているらしいが、焦がしニンニクによる濃厚味付けがデスソースを受け止められるのだ。今までのレトルトカレー、ルーカレーでは出来なかった。
さて、レシピは単純。
1.折角なので「具」を増す。辛いカレーだから、しっかりした味の肉類がオススメ。豚バラの煮込みがベストだが、圧力鍋でも作るとなると手間。手軽なところでは「ベーコンブロック」が使える。
2.ベーコンブロックをラップに包み電子レンジで適当に加熱する。目的はブロックの内部の脂を緩くする事なので加熱し過ぎには注意。
3.チンしたら「ブロック」って感じが残るサイズでカットし、フライパンで各面に焦げ目がつくまで焼く。
4.男の極旨黒カレーを鍋にあけ、炒めたベーコンブロックを入れる。ちなみに、カレーは「必ず煮立たせ」なければいけない。レトルトだからと、湯煎や電子レンジでの加熱で済ましてはカレーの旨味が、まったく出てこない。これは、家庭のカレーの再加熱にも言える事で、温めるだけの過熱では、カレーは美味しく食べられないのだ。(ココイチの厨房見ても煮立たせてるのが判るでしょ)
5.十分煮立つまで掻き混ぜながら加熱する。もちろん、焦がしてはいけない。
6.いったん火からおろしてジョロキアデスソースを二振り。
7.再度、煮立つまで攪拌加熱する。
8.カレー皿などに飯を盛り、スライスチーズを載せ、7のカレーを掛ける。
9.皿ごと電子レンジで1分程度加熱する。
勿論、好みにより具材のトッピングは自由。野菜ならホウレン草(冷凍物でも可)、ゆで卵の相性も良い。
個人的感覚で恐縮だが、これで「辛さ」は駿河台下エチオピアの12-15倍くらい。御徒町デリーならカシミール、神保町オードリー、パンチマハルの4-5くらいだ。
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