現代のデジイチは、各種機能を各ボタンに割り付けて自分なりの設定にして使えるカスタマイズ機能が備わっている。
SP-800UZからオリンパスのデジカメを使い続けて来ているので、大概の機能は頭に入っていて、何が、どういう場面で必要か、という事も大体は理解している。
だが、やはりカメラは『つかってナンボ』『撮って御幾ら』なんて物だからE-M5も、まずは初期設定で1000枚程度撮ってきた。
で、カスタマイズ。このカメラには「マイセット」なるメニューがあって、3つまで好みの設定パターンを割り当てることが出来る。この機能を駆使すれば、静止画・動画・オールドレンズなんて具合に、各々のシチュエーションでのカスタマイズ最適化が瞬時に切り替えられるって代物。
まぁ、便利だが、当面そこまでは使わない。
まずは、基本の静止画撮影での設定を追い込む。この手の話は、一回設定したらハイおしまい、という物でも無く、使っていくうちに微調整されていく物だからだ。カスタマイズからオプティマイズと言ったところか。
2014春のE-M5カスタマイズ設定。(Aモード)
前ダイヤル=絞り
後ダイヤル=露光調整(0.3ev)
Fn1=MF切り替え
Fn2=デジタルテレコン
◎=動画撮影
>=ISO
まぁ、かなりオーソドックスな設定。(そんなに変わるもんでもない)
この設定で便利に感じるのはFn2のデジタルテレコン。JPEG+RAWでの撮影が原則なので実際にデジタルテレコンで撮影することは無いが、レリーズボタン前部にあるFn2で画面をデカく出来るのはEVFを使って対象物を確認する際に便利。14-150mm使えば疑似600mmでもあるし。
◎(動画撮影ボタン)は、モードダイヤルに動画があるので、別の機能に割り当ててしまうのも有りだが、現場で即、動画を撮りたいと思う時に慌てる可能性も有るのでワンタッチでの動画モードとして残した。
ISOはオート(200-6400)なので、滅多にいじらないから重要視しない。後、フォーカシングは折角2014・1末にファームがスモールAFに対応してくれたので、そのモードにしている。
E-M5で巷間、色々と言われている「高感度ノイズ補正」は「低」。Offが通好み(なんじゃ、それ)らしいが、ISOを6400まで許すのでディティール再現との折合として「低」とした。
そもISOを6400まで許しているのは(初期設定は1600)、5月の中欧旅行を意識しての物。中欧の古都の夜景を収めるには3200では、いささか心もとない。手ブレてしまえばピントもディティールも有ったものではないので5軸補正+ISO6400+ミニ三脚胸保持の力技で乗り切る所存。よって、ノイズリダクションは「低」としている。
先にも述べた通り記録はJPEG+RAWだが、JPEGはMiddle+SFとしMiddle画素設定は2348*1280。これは、RAWは自宅PC+NASに保管し、JPEGファイルはGoogle+に上げたら削除する運用の為。Google+は長辺2048までのファイルは無限容量でアップできるので、アップロード時に長辺2048へ落す自動処理を行っている。よって、JPEGで撮像素子フルサイズの撮影を行っても2048に落ちてしまうし、アップロード処理時のデータリサイズの時間も余計にかかる事になるので、最初からサイズを落している訳だ。なら、いっそ1920とかで撮影してしまえばいいのだが、自宅PCにはHaswellのi7を奢ったので、この設定ならばアップロード速度に不満は無い。当然、SDカード容量の節約にもなる。
後、細かい所では「シェーディング処理」をOn。これはデフォルトがoffだし、周辺光量落ちも「味」と考えれば無謀な設定なのだが、14-150mmの望遠端で発生する光量落ち対策でOnとした。これも中欧旅行を意識しての設定である。
EVFのスケールは「黄金分割」とし、パターンは「3」で全画面表示。平行水準器は表示しているが、オールドカメラ親父で老眼持ちとしては当然の選択ではある。(悲)
まぁ、こんな感じで中欧3カ国で5000枚くらい撮ってこようと思う。そうすれば、また何か違う地平が見えるかもしれない。
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