『チェスキークルムロフ城』は、撮影禁止だが内部の見学ができる。チケットは「第二の中庭」のデスクで買うことが出来る。見学にはルート1、ルート2の2コースがある。両方とも出発点は「第3の中庭」だ。 この城は城主の変遷に合わせてルネッサンス、バロック、ネオゴシックなど様々な様式の建物が一つの城として形成されている珍しい建造物だが、結果として「増築改築新館オープン」の温泉旅館的お城になっている。ツアーは、その内の「上層の宮殿」と呼ばれるエリアを回る。「第三の中庭」と「第四の中庭」を囲む建物だ。 ツアー途中で一か所だけ撮影が許されている場所があるが、それは「外の風景」を撮る窓。城内は一切撮れない。よって、ツアーの説明が難しいが、一言で言えば「こら、見ごたえある。参加必須のツアー」だった。(良く判らなくてスマン) 少し触れれば、「五弁の薔薇」装飾、「黄金の馬車」(部屋の中にどーんとある)や、「白いドレスの幽霊」、ルネッサンス絵画風「巨大タペストリー」、「仮面舞踏会のホール」(壁面には仮想した人々や、それを覗く庶民、自分を見ている鏡などが描かれていて飽きない)など多くの見どころがある。 ただし、このABルートでは、この城で最大の名所ともいえる「城内劇場」を見る事は出来ない。別料金での「劇場専用ツアー」に参加する必要がある。残念だが、訪問時は、この事(そもそも『城内劇場』そのものを)知らなかったので建物の前まで何度も行っているのに参加できず。旅は下調べが重要だ。 城内ツアーを終えた後に、ようやっと塔に登る。この塔は正式には『フラデークの塔』と言うらしいが、チェコ語で「城」は「hrad」なので『城の塔』そのまんまってことだ。 階段の途中に料金所が有って入場料を払う。登り切れば絶景を見渡す事が出来る。