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徒然なるままに日暮

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プラハ 夜はウ フレクで酔っぱらい

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夕陽がプラハの街を染め上げる 夕陽がプラハの街を染め上げる ウ フレク外観 ウ フレク外観 傘立てすらお洒落 傘立てすらお洒落 ビールマイスター ビールマイスター 離れのホール 離れのホール ウ フレクのクラフトビール い... ウ フレクのクラフトビール
いっくらでも飲める
こっちは角打ちコーナー こっちは角打ちコーナー ボヘミアン爺さん ボヘミアン爺さん
さて、『プラハ』初日の夜は、この街最古の酒場『ウ フレク』目指して繰り出す。

傘を差した人形が何人も空中を回っている大通りから、反対側の路地に入ると、既に『ウ フレク』の前は人だかりが出来ていた。

大きな時計が目印の店の入り口は、黄色い外壁に相まって、また、黄昏時の『プラハ』の街にも相まって、実に良い感じの佇まいを見せている。外壁には「Pivovar U Fleku l.p.1499」の文字。「ビール居酒屋 音部記号 開業1499年」だ。音部記号とはト音記号とかヘ音記号とかいう、あれの事だ。それにしても、開業15世紀かい。室町幕府だぞ。

中に入ると、左に狭いホール。ええ、このサイズ?席ねーじゃん、と思っていたら、奥へ行けという。奥に進むと、いきなり中庭、そこを左に折れると「離れ」があって、1階は100人位は入れそうなホール。階段上がって2階へ行くと10人掛けのテーブルが4つある「二階席」みたいな造り。実際、この離れは劇場的な用途にも使われているのだろう。

2階に陣取りグヤーシュやらオーダー。何せビールは一択だから迷う必要なし。この店のビールは自家醸造のクラフトビールだが、この店以外には門外不出。つまり、ここでしか飲めない「黒ビール」なのだ。

食事も頼んだのでビールの前にアペリティフが出てきた。このアペリティフ、なんか太田胃散カクテルみたいな感じで、飲む前には、本当に打ってつけ。ウチの女房は、全然ダメ、との事なので貰って2杯飲む。さぁー、ビール、出てこぃやぁ。

そうこうしている内に1階にはイタリア辺りの団体さんとアメリカ辺りの団体さんが入って、あっという間に満席の大盛況。居酒屋は、こうで無くてはいけません。ボヘミアンなアコーディオン弾きの爺さんが、各々の団体客のお国柄の曲を弾いて、どっかんどっかんの大盛り上がり。

気が付けば「ウ フレク」特製ビール 6杯(3l)行っちゃってます。

勿論、こういう店に来たらトイレも制覇せねばと、ビアサーバー前の清潔で綺麗で大きなトイレへ向かえば、そこに「アルコールテスター」の看板発見。トイレ前のホールに件のアルコールテスターが有り、1コインでアルコールの回り具合を判定してくれるようだ。しかし、んなこと知ってどーする。(試しにやってみれば良かった)

用を足して席へ戻るとボヘミアン爺さんが上がって来て、「スキヤキ」を演奏している。んー、やはり海外では、この曲かぁ。次は、何が来るかと思ったら「おお牧場は緑」だ。なるほど、この曲はチェコ・モラヴィアの民謡にして文部省唱歌=日本人皆歌える。誰が教えたかは知らんが、良く出来た選曲だ。それにしても、この曲のチェコ語の原題は「菩提樹が燃えている」って言うのだが。(チェコの国木であるセイヨウボダイジュの紅葉の様を歌っている)

さて、ひとしきり飲んで食って歌ったので退散する事にする。

帰り際に確認したら、入り口入って直ぐ左の小さいホールは「velky sal」と表札が出ていた。日本で言えば「角打ち」みたいなもんで、まぁ「ひっかけ酒場」というところだ。

鉄格子なので会計かと思っていたところは店の土産物屋。結構、色々なオリジナル商品が有った。何か買ってくればよかったが、すっかり酔っぱらいなので頭が回らない。

表に出て見ればとっぷり暮れて、『プラハ』の夜に満月が綺麗だった。


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