宅内ネットワークの高速化
Apr
18
自宅ネットワークは関東エリアの市街地でauひかりマンションタイプだ。即ち、マンションのIDFまではギガの光で配線されているが、そこから先のマンション宅内はVDSLって代物。前にも書いたが、元気のマンションはFTTHのダークファイバーが光コンセントまで宅内に来ているのだが、これはwakuwakuの特定契約をする必要が有るので高くて使っていない、って無駄な物だ。
結構長く使っていたCOREGAの11n300Mルーターが壊れてNECの1800HPに買い替えたのが、約1年前。その頃から無線LANでPS3ゲームを行っていた息子が「何か、前より遅い」と文句を言っていたが、自分には支障が無いのでほっておいた。
娘がIphoneを6にして、自宅環境内でもDCP-IP含め動画コンテンツが蔓延る様になってきたので、ちっと、重い腰を上げて環境改善に乗り出したわけだ。
自前のiphone5Sで無線速度を計測してみると28-32Mbps程度(下り)。ま、VDSLなら、こんなもんだろ、とも思ったが、少しの投資と手間で改善するなら、それも良しだ。
まず、宅内LANの改善という事でVDSLモデムの置き場所を変える。自宅は加入回線も「ひかり電話」にしている関係で、モジュラーコンセントは一杯あるのに、実質電話機の傍、あるいは配線が問題ない範囲にしかモデムを設置できない。そうすると必然的に電話線区間が長くなってしまうのだ。
VDSLだから経路は短い程良いに決まってる。よって、宅内への引き込み線に一番近いモジュラーから短線路でモデムに引き込むのが正解なのだが、上記制約が有る。で、今回はVDSLモデムを移動し、モジュラーからは短線化し、モデム-電話機間を長線化する「繋ぎ変え」を行ったわけだ。
ついでに電話線ケーブルを通常の2線ケーブルから「より線シールドの4線」に変える。これでノイズ耐性が飛躍的に上がる筈。ケーブル自体は短いほどいいので30cm位にしたいが、取り回しの制約もあるので1mもので妥協する。
さらに、家庭内の回線モジュールというのは電灯線やTVアンテナ線との複合コンセントになっている事が多く、宅もご多分に漏れず山のような配線に埋もれているので、出来れば他の「ノイズの少ないモジュラー」から取りたいのだが、これも適わず仕方がないので電力線などをなるべく束ねて電話線との間を遮蔽し、かつ平行部位を少なくして配線する。まぁ、この辺は気休めみたいなところもある。
以上の変更で、宅内の無線LAN環境は冒頭の数値程度に改善した。もちろん、ベストエフォートだから宅内環境以前に多くの影響要素が有るのだが、少なくとも「我が家に来てからはストレスなし」でパケット君が動いているようにしたわけだ。
COREGAのルーターは11n出始めの300M機だったので、不安定&癖だらけで、随分コンパネからパラメータをいじっった。windowsもXPだったので、こっちもレジストリを色々いじった。
現状では自宅内に11.acが飛ぶ環境は娘のIphoneしかないので、暫くは、このまま運用する予定だ。今後、ac子機が普及価格になったり、自室への大規模模様替え引越しが敢行されたなら、このルータも色々いじってみようと思う。
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