7-14mm f2.8 PRO
Oct
16
そもそも、このポイントは「1年間」と有効期間が短い。C/Cなら普通3年、元気のメインカードは「永久不滅」だぞ。そもそも使い道がオリンパス主催の講習会の参加やダイレクトショップでの買い物に限定されてるから、年末近くになると毎年「何か買わなきゃ」って事になる。通常は上代の15%、セール期間中で20%までしか使えないポイントなので、失効する分を「フルに使う」となると、それなりに毎回大きな買い物になっちまうのだ。
まぁ、元気はオリンパスの「プレミア会員」でもあるので、オリンパス商品を買うならダイレクトショップでポイント使うのが一番安く買えるので、まだ救われてはいるのだが。
で、M1Mk2購買用に溜めてたポイントの「昨年獲得分」の期間が迫っていた訳だ。
そう、判っている、ここまで書いたことも、これから書く事も全てが「言い訳」だって事だ。でもさー、やっぱさー、なんつーかさー、そらさー、仕方ないじゃーん。
と、言う事で目出度くM4/3での「大三元」が成立した。バンザーイ。ぐひひひ。
カメラの世界では昔からf2.8通しの広角/標準/望遠レンズを揃える事を「大三元」という。ちなみにf4.0通しでは「小三元」という話もあるが、こっちは余り一般化していない。
要は、多群多枚数構成になるズームレンズでf2.8通し(焦点距離に関わらず開放f2.8)のレンズを作るって事はメーカーとしても技術の粋みたいな所が有って、ニコキャノ始めレンズメーカーがハイアマチュア向けに一番力を入れているところだって事だ。
(プロは全レンズの中から、撮影目的でセレクトするからね。アマチュアは、そこまでは無理だからズームレンズが主体になる。)
オリンパスでは標準が12-40、望遠が40-150、で広角が7-14で設計されている。M4/3だから135判換算では、おのおの24-80/80-300/14-28という画角だ。
元気としては7-14mmが「最後の大三元」パーツで、これで目出度く大和了。役満完成って訳だ。M4/3だから、大三元3本ひっさげても1676g。三脚座やテレコン合わせても2000gに欠けるって構成。カメラ加えてもDONKE F-2に全部突っ込んで3kgに満たない状況で持ち歩ける。これは大きいんだよね。
流石にオリンパスの「主力」レンズだけあって、お値段も、そこそこにはする。3本合わせれば「昔のスズキALTO」が買えちゃう。でも、ここでもM4/3のメリットは有って、例えばNIKONの大三元なら「昔のトヨタカローラ」が買えちゃったりする。ほぼ倍って感じ。
細かい事を書けばきりがないが、撮像素子が小さいってのはデメリットも多いがメリットもまた多いって事だ。元気がプロカメラマンなら迷わずニコンD5を買うか、生活の為にキヤノン1Dxや5Dを買う。(キヤノンの方が、お抱えカメラマン多いからね。就職口みたいなもんだ)
でも、アマチュアで、野鳥やスポーツ写真の専門って訳でもないから、持って歩いて回れる「どこでもカメラ」という要求が一番プライオリティが高いって事だ。
さて、そうして揃った大三元を引っ提げて「川越祭」に行ってきた。
ぐぬぬ、やはり広角レンズは難しいなぁ。換算14-28mmなんてのはフィルムの時代には「特殊」な撮影世界だったので、元気も28mmf3.5までしか使っていない。その頃は、28mmでも両端が少し吊り上る「歪曲収差」が出たものだが、今の技術では換算14mmでもキッチリ隅まできれいに映る。でも、それだけに難しい。テーマをしっかり持って、撮影前から画角を計算してフレーミングしておかないと、単に「寄れて無い詰まらん写真」を量産する事になる。奥様方が集合写真などで撮る「もう2歩くらいは寄らなきゃダメじゃーん」って写真ばかりって事だ。
専門的にはパースペクティブを強調するとか、ローアングルから撮るとか、諸々のセオリーや作例は有るのだが、広範囲に「いろんな物が写っちゃう」上に、被写界深度が深くて「ハッキリ写っちゃう」から、大胆に省略するとか、極端にフレーミングするとか、兎に角「主題はコレ」と叩きつけないと、結果「何撮ったん?」って事になる。
うー、また一つ楽しみが増えた。ぐふふふ。 そうそう、女房には、まだ内緒。