経済協力開発機構(OECD)が世界79ヵ国・地域の15歳、合計約60万人を対象に2018年実施の「国際学習到達度調査(PISA)」結果を公表しました。 その中で日本は「読解力」が前回の8位から大きく順位を下げ、15位に転落しました。コンピュータを利用しネット上の多様な文章を読み解く力や、根拠を示して考えをまとめる自由記述形式が弱く、思考力や表現力が伸び悩んでいることを表しています。 日本からは全国183校から高校1年生約6,100人が参加、文章や資料などから情報を理解・評価し、考える力を問う「読解力」は前回より12点低い504点(OECD平均487点)で、8位から15位に転落しました。 原因はいろいろ考えられますが、文部科学省の担当者は「子どもたちの言語環境が急激に変わり、読書などで長文に触れる機会が減った」ことをあげています。 読書や新聞など、幅広い情報にふだんから触れ、その中から情報を整理し、吸収することなど、小さい頃から取り組ませたいものです。簡単に短い時間で好きな情報だけを抽出するだけでなく、日々世界中に溢れている多くの情報に触れ、整理する力、そして分析、活用する力が求められます。 (参考:朝日新聞、読売新聞) ☆朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASMD314TJMD2UTIL05T.html ☆読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191203-OYT1T50294/ ☆国立教育政策研究所 https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf ☆クランテテ エールプログラム https://clantete.com/aileprogram/index.php