駅までの歩道の植え込みにはツツジがぎっしりと植えられていて、こぼれ落ちそうなほど沢山の花を咲かせ始めました。ちょっと足をのばした山間の団地の道路には、両側すべてに白い花のツツジが植えられていてとても見事です。この時期にはそこを車で走るのを毎年の恒例行事にしています。
わが家の窓から見える藤棚は、4月の中旬になっても一向に息吹く様子がなく、今年は花をつけないのかと心配し始めていたところ、ここ1週間であっという間に紫色の花の房と黄緑色の葉をつけてしまったのです。どこにあんなエネルギーがたくわえられていたのか、本当に不思議にさえ思えてきます。
この花に加えて今年さらに素晴らしいのは、団地内の違反駐車防止のために設置されたたくさんのプランターに植えられている花が、どれも素晴らしいことです。団地をひと回りすると、ちょっとした花のテーマパークにでも行った以上に数々の花が楽しめるのです。わが家が水やりを担当している3つのプランターにも、今はたくさんのパンジーとチューリップが咲いています。特にチューリップは30本近くも植えられていてとても見事です。
このプランターは私が団地の理事をしているときに、1人の理事の提案で設置したものです。「ベランダで育てる花だけでなく、みんなに見てもらえる所に花を植えたいと思っているお年寄りがたくさんいるはずだ。プタンターを設置して、ご自由にお使い下さいと広報しておけば、きっとみんなが花を植えてくれるはずだ。」という意見でした。この思惑通り、しだいに花が植えられるようになり、顔くらい大きなユリや、夏にはハイビカス、初めて見る大きくて見事な花など、四季を通して楽しめるようになりました。
私が理事をしているとき、もう1つ初めて開始されたことがあります。1人の理事の提案で300万円ほどの予備費というものが設定されたことです。「せっかく理事になって一生懸命にやろうとしても何の予算もなく、緊急で修理をしたいときでさえ総会を開かなくては何も決められない。多少自由に使える予算があって、何かあったときに緊急に対応できれば、そうすることで団地の資産価値も高くなるはずだ。」というものでした。こちらも思惑通り、この予算は主に団地の美化に使われているようで、住人からのちょっとした苦情や意見にすぐに対応できるようになり、いつもきれいに整った状態が続いています。長い人生経験を持つ人の計算はぴったりと当たるもののようです。
それに比べて最近の自民党のおえらさん達がインタビューなどで答える思惑がまったく当たらないのはどうしてなのかと考えてしまいます。もともと当てようという気がないのか、経験に基づかない思惑なのかのどちらかなのでしょう。もっと良い考えをもっている人もたくさんいるはずですから、ぜひそんな人の意見に耳を傾けて欲しいものだと思います。
カーネル笠井
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