先日、低迷する日本「柔道」の特集番組に釘付けとなってしまいました。近年世界の舞台で苦戦を強いられている日本「柔道」の原因を探る、面白い企画でした。
結局、どこまでも一本勝ちに拘る日本「柔道」と、たとえ相手に技を投げられ倒れてまでも相手を返してポイントを奪うという、貪欲なヨーロッパ「JUDO」の違いを目の当たりにして驚きました。さらに、現世界チャンピオンのフランス人選手の言葉に愕然としました。
「たとえ自分の技が出せなくても相手のペースで試合をさせないこと。勝つことよりいかにして負けないかが大事なんだ。また、オリンピック以外の試合ではトップレベルの日本人選手に手の内を見せないことを意識している」と言っていました。
ヨーロッパで開催された世界各国選手の練習でさえも、日本人選手は練習を申し込んでも断わられるのです。徹底的に日本選手がマークされていたのでした。
しかしそれでも一本勝ちにとことん拘った井上康生選手の魂も素晴らしい限りです。
「応援してくれる人は自分の一本勝ちに期待している。だからどうしても一本勝ちにこだわってきた。」
井上選手の引退が「柔道」における新しい時代の到来を告げるようでもあります。
オリンピックではとことん勝ちに拘る日本「JUDO」が観られるかも知れません。
とても考えさせられた番組でした。
とことん1点にこだわる中学受験にも共通することです。
ラッコ横山
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