偏西風のいだずら (ラッコ横山)
Oct
14
偏西風は本来 地球上の西から東にほぼまっすぐに吹くのですが、この夏はシベリア上空の偏西風が日本列島側へ大きく垂れ下がるかたちで蛇行したことが確認されました。その原因は春先に東シベリアの気温が上がり高気圧ができたためで、このため、偏西風の蛇行によって寒気が日本上空に流れ込み、大気の状態が不安定になる。それが大雨をもたらしたと考えられるようです。また、7月は偏西風の蛇行により梅雨前線が保たれずに、西日本を中心に暑い日が続きました。
世界経済もほぼ各国が連動しているように、自然環境も地球規模で連動している一つの表れです。
(ラッコ横山)