5分間に1回の呼吸【座禅、瞑想】
Sep
11
私は座禅や瞑想の訓練で至高の幸福感を数限りなく得てきています。
ハッキリ言うと、座禅や瞑想があれば他の何もいらないといえるほどの至高の幸福です。
ある時、座禅をしていると呼吸が異様なほど深くなり、吐く息の長さが5分以上続くといえるほど途方もなく深い呼吸になったことがあります。
現代の生理学の常識では呼吸の回数は1分間に10数回とされています。
しかし、この時、私の呼吸は約5分間に1回になっていたわけです。
5分間ずっと息を吐き続けているので酸素不足になっている筈なのですが、全く息苦しくもありませんでした。むしろ心地よさすら感じない。
息を吐いていくほど自分の体の力が抜け、終いには自分の体の体感覚が空気そのものに溶け込むかのように自分という自我が滅却され、この世界全体へと合一していくかのような感覚です。
人間は心肺機能の10%程度しか使っていないというような話を良く聞きますが、この時、今まで自分はこれほどまでに浅い呼吸を繰り返していたのか?という事実に気づいたものです。
今回の騒動の影響で巣籠りを強いられるようになった人はこの際、自分の精神的境地を高めるための座禅や瞑想を習慣化されてみてはいかがでは?と思います。
座禅や瞑想のコツは
⑴:体を動かさずに(岩にでもなったつもりで)、
⑵:背筋を軽く伸ばして坐り(正座でも結跏趺坐でも半跏趺坐でも胡坐でも可)、
(3):自分の呼吸の感覚を意識する
というだけで毎日寝る前に5分行うだけでも集中力が鍛えられ十分な効果があります。
そして、座禅瞑想の前段階として毎日、ヨガや筋トレ、有酸素運動を行い筋肉を柔軟にしておく。この準備が実は座禅や瞑想の急所だとも言えます。
ハタヨガという軟体動物のような運動※は実は瞑想の準備段階に行うものであり、ヨガの極意、終局の目的は静的瞑想にあります。(※ハタヨガは動的瞑想)
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沖仁宏