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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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もの言う牧師のエッセー 再投稿
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第246話 「障害者らも共に」 

元建設作業員のアオちゃんこと⻘⼭さんは55歳。4年前に認知症と診断された。物忘れがひど くなり、ミスを繰り返して解雇され、自殺を考えるほどに追いつめられた。そんな折、訪ねた東京都町 田市内のデイサービス「DAYS BLG!」で、いきなり「いい体してるじゃないか。この玉ネギを運んで くれよ」と声をかけられた。

自分のようなものでも一人前に扱ってくれる。落ち込んでいる暇はないと 思いなおし、町田市にあるホンダの販売店で展示品の⾞を洗うアルバイトを始めた。デイサービスを運 営する NPO 法人理事⻑の前田孝之氏は、利⽤者から「働きたい」という声を耳にし、多くの企業に頼ん だがことごとく断られた。それはホンダの販売店も同じだった。「⾞に傷をつけられるのではないか」 と。粘り強く交渉しようやく認められた。 

知的障害がある⻑⼥の居場所を求め、障害者の就労支援事業を始めて15年、300人に働く場を提供 してきた⻑野県松川町の「アンサンブル会」理事⻑の⼩椋年男氏は、地域の⼩学校に通っていた⻑⼥が 急に不登校になり、原因がわからずに悩んだが、自らの教育方針を曲げて養護学校に移らせたところ、 態度は一変し、喜々として学校生活を送り始めたのだという。「地域で共に学ばせるのが、幸せなのだ と思い込んでいた自分が浅はかだった。与えられるだけで、与え合うことが出来ない環境は娘にはつら かったのです」とふり返る。出来ないことへの配慮や助けだけではなく、出来ることにも目を向けなく てはいけないということか。 

7月末、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の男が夜中に施設を襲撃し、ナイ フで入所者を次々と刺し19人の命が奪われた。「障害者がいなくなればいい」などと供述する容疑者 の物言いは、障害者を “価値なき生命“ と決めつけ⼤量殺害に及んだナチス・ドイツを想起させるだけで なく、富と⼒、そして強者が支配的な現代の闇をも彷彿させる。しかしキリストのゴスペルはこれと真 逆だ。 

「目の⾒えない人は⾒え、足の不⾃由な人は歩き、
 重い皮膚病を患っている人は清くなり、 
 耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、
 貧しい人は福音を告げ知らされている。」 
   マタイの福音書11章5節:共同訳、 

とあるようにイエスは真っ先に弱者のために働き、そして⽴ち上がらせた。言わば教会はその遺産であ り、弱き者が神と出会って強くなり、互いが支え合って生きる場所であり、それはイエスがやがて実現 しようとしている「神の国」の予表なのである。日本人がキリストと出会い、神の⼒によって愛に満ち た人々となり、共に支え合う国となることを心から祈る。
2016-8-4

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