先日、娘と離島へ行った。
ロサンゼルスより少し北にあるVentura Harborからフェリーで1時間余りのSanta Cruz Island。
北米でも有数の保護されたエコシステムが存在するChannel Islands国立公園にある5つの島のひとつ。
電気もガスも水道もなく、ゴミは自分で持ち帰るという環境保護が徹底している。
数千年に渡り自然が維持され、大昔にタイムスリップしたような世界だった。
そんな貴重な場所をカヤックやシュノーケリングやハイキングで体験でき感動した。
アクティビティーを終えて島を去るとき、強く印象に残ったことがある。
島を管理しているパークレンジャーの人たち、カヤックやシュノーケリングのガイドたち、フェリーの乗員たち、
大自然を尊重して生活している人たちの爽やかな笑顔。
「この人たちは我々が失ってしまったものを持っている」と感じた。
大自然に身を置いてみるとわかる。
便利な設備=なくてもいいもの
なくてはならない自然を我々は破壊している。
自然と共存共栄をする意識がない人類に、果たして豊かさはあるのだろうか?
丘の上へ登ると太平洋が見渡せた。
何百年、何千年前にここに立った人たちと同じ風景を見ている、と思った。
「本当になくてはならないもの」「本来の豊さ」について考えさせられた。
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