● BCA土曜学校のコラムVol.4 ●
読書
心も知識も豊かにし、生涯学習の基礎を培う読書はどの国でも推奨されていますが、現地校のBCAを見学して、ここの子ども達は日本の子ども達に比べて本が好きなように思えます。短い時間でも集中して本を読む習慣ができているのは何故か、日本と何が違うのか知りたくて図書館の先生に聞いてみました。
すると、幼稚園からどのクラスも週1回30分の図書室の時間があり、小さい子には絵本の読み聞かせ、2・3年生には本の章ごとの読み聞かせ、4・5年生には本の紹介などを行っているとのことでした。その他、学級では担任の先生が読書指導を行い、家庭でのリーディングも指導しているのだそうです。一生の財産となる読書習慣を身につけさせるために、学校が年間計画に読書の時間を位置づけ、司書の先生・担任・そして家庭が連携して行うそのシステム、なるほどと思いました。
先月BCAで行われた「ブックフェア」も新鮮でした。子ども達は、担任の先生と本を見に来て、放課後お迎えにいらした保護者と楽しそうに買い物をする。学校で保護者と本を購入するアメリカのブックフェアも日本にはないシステムです。学校と家庭が共同で子どもに本を与える素晴らしいイベントだと思いました。
活字を抵抗なく読める力はどの学習にもつながる大事な力です。全ての学習ベースとなる読む力・情報を収集する力は、英語・日本語に関わらず、どの子にも身につけて欲しい力です。