● BCA土曜学校のコラムVol.5 ●
漢 字
基礎国語と国語1で「漢字の組み立てと部首」の学習をしました。漢字の「形」に着目しながら漢字の持つ「意味」を意識する学習です。漢字は、字形・字音・字義の体系を成して組み立てられていることを知ると、文化を伝えてきた漢字の役割にも興味を持つことができます。漢字は面白いと思ってもらえたら、漢字を覚えることにも意欲が持てるのではないかと考えています。
漢字を組み立てている部分は、へん・つくり・かんむり・あし・たれ・にょう・かまえに分類されます。二つ以上の漢字が組み合わさるとき、それぞれの漢字は一つの漢字を構成する要素として、左右や上下に位置づきます。部首は、漢字の意味を表す部分で、漢字の意味を考えると見えてきます。例えば「神」「祈」の部首は「しめすへん」ですが、視野・視力などに使われる「視」の部首は「みる」です。
火と火で「炎」、 木と木で「林」、さらに木があると「森」、人は動いて「働く」、 重くても力で「動かす」、田んぼで力を出すのは「男」、辛くてもあと一本で「幸せ」、人の言うことを「信じる」、 心に耳をあてれば「恥」、 犬は口で「吠える」、 身を美しくするのが「躾(しつけ)」、鳥が口で「鳴く」、 木の上に立っても見守るのが「親」、お日さまと月で「明るい」、お日さまと青空で「晴れ」、お日さまの後に生まれる「星」このような語源もおもしろいです。
BCA土曜学校は、6月10日で一学期が終わり夏休みに入りました。どの学年も漢字と読書の宿題が出ていますので、先週の「読書」に続いて「漢字」についてふれました。