6月28日【コラムVol.7】~歩~
歩
「歩」は、前進、進展、発展などの前向きな意味を持つ漢字です。
「歩く」は、足を交互に使って前に進むという具体的な動作を表わし、「歩む」は、物事が進行・進展するという抽象的な意味で用いられます。
漢字の成り立ちは、上部の「止」と下部の「少」がそれぞれ足あとを示し、両足で前に進むことを表しています。加えて、「止める」と「少ない」にも分けられることから「少し止まってもいいんだよ。」という含みもあります。自分のペースでゆったりと、かつ力強く成長する。そんなイメージが持てる漢字ですね。
「歩」のつく二字熟語は、「一歩」「二歩」「徒歩」「歩行」「進歩」「独歩」「歩幅」「歩度」「競歩」「散歩」をはじめたくさんあります。「譲歩」「歩調」などの熟語をみると、人に対する心遣いや、仲間と手を取り合って前に進むという意味も感じられます。
清水校長先生は、「歩」という漢字から
○恐れずに一歩を踏み出す。
○一歩一歩が己の道を拓く。
というイメージを持たれているそうです。
土曜学校の皆さんにも、自分の「歩」の意味を見つけてどんな困難も恐れることなく力強く歩んで欲しいと思います。
7月8日と9日に行われる「ジャパンフェア」では、書家宇佐美志都先生の文字「歩」が刻まれたオーナメントが記念品として作成されました。インフォメーションコーコーナーで是非ご覧下さい。