● BCA土曜学校のコラムVol.13●
運動会
10月7日は、BCA土曜学校運動会が行われました。
先生方と共に、親と子で、競技や声援に笑顔があふれるいい時間を過ごしました。
日本で最初に「運動会」という名が付けられたのは、今の東京大学なのだそうです。 明治時代ですから、今から130年ほど前のことになります。その後、初代の文部大臣森有礼が全国の学校で運動会を実施するよう義務付けました。
「運動会」は、学校や地域や企業などで、決められたプログラムに従って競技や演技を進める体育的な行事です。日本の学校では「運動会」は年間行事の中に当然のように位置づけられています。玉入れや綱引き応援など、みんなで協力して行う競技を通して、楽しみながら団結することの大切さも学んでいる行事のように思います。
BCA土曜学校運動会も赤白に分かれて競いましたが、「赤」と「白」の組み分けは、平安末期の「壇ノ浦の戦い」で、敵と味方を区別するため、源氏が白旗、平家が赤旗を掲げて戦ったことに由来しています。
6年生の応援リーダーが「はちまき」をしめて応援していましたね。
「はちまき」は漢字で「鉢巻き」と書きます。この「鉢」は僧侶が「托鉢(たくはつ)」という施し物を受けるときに使う器のことで、その形が頭蓋骨に似ていたので「鉢」は「頭」を指すようになったのです。
そこから、頭に巻く細い布を「鉢巻き」、出会いがしらに頭と頭をぶつけること、ぶつかりそうになること、予想外のところでばったり出会うことを「鉢合わせ」と言うようになりました。
「運動会」から見える言葉も、なかなかおもしろいですね。