● BCA土曜学校のコラムVol.33●
笑顔
4月14日はBCA土曜学校の入学式・入園式が行われました。
2018年度の入学生、入園生、そして進級した皆さん、おめでとうございます。
入学式は、アメリカはもちろん、カナダ、イギリス、フランス、ロシア、中国など9月スタートの国が多い中、日本は4月に行われていますが、実は日本も9月に行われていた時代があったのです。
江戸時代の寺子屋、藩校、私塾はいつでも入学できました。
明治時代の初めになると、西洋の教育が導入され9月入学が主流となりました。その後、国の会計年度が4月から3月になったことにあわせて小学校は1900年、中学校は1901年から入学式は4月になりました。
大正時代になり、中学校卒業後の進学率が高くなった1921年には大学も4月に入学式が行われるようになり現在に至っています。
どの国でも新年度は、新たな環境で成長できる一年にという気持ちで迎えます。
BCA土曜学校の皆さんも、期待に胸をはずませこの日を迎えたことでしょう。
年度はじめの学校は「笑顔」であふれていました。
「笑」という文字は、神様に仕えて神のおつげを人に伝える巫女(みこ)が両手をあげ、身をくねらせて舞い踊る姿を表しているといわれています。
「竹かんむり」はふりかざしている両手を表し、その下の「夭」は人の体で、「若さ」や「しなやかに」曲がるものを意味します。
巫女(みこ)が、神様に訴えようとするとき笑いながら踊り、神様の気持ちをやわらげ、楽しませようとする様子が「笑」。そう思って漢字を見ると、楽しそうに踊る若い人が見えてくるようですね。
「笑顔」になると心が明るくなり、幸せな気持ちになります。
BCAで学ぶ「若い」皆さんが、様々なことに「しなやかに」対応しながら、勉強がわかって「笑顔」になり、友達と仲良くして「笑顔」になり、先生と話して「笑顔」になる。
そんな一年にになることを願っています。