BCA土曜学校のコラムVol.71 ~ 冬の句 ~
1月12日の日曜日から雪が降り、現地校は月曜日から水曜日まで閉鎖となりました。
あたりはまっ白になり、まさに「冬」を感じた1月3週目でした。昨年は節分を過ぎた2月に降りましたが、こちらでは珍しい雪にBCA土曜学校の子ども達は大喜びだったようです。
6年生が詠んだ冬の俳句を見せてもらいました。
〇大雪だ 白目ぐらいの 白さだよ
〇雪だるま テレビを見よう 雪景色
〇猫たちと こたつのなかで お昼寝だ
☆雪の中 アザラシたちを 作りましょう
〇作ったが でももうない 雪だるま
〇大雪だ めっちゃ楽しい 雪の中
〇朝起きた 学校休み 大雪だ
〇寒いなぁ 一月の夜 雪景色
◎あおさぎが となりの家の みずたまり
〇雪がふる スノーボードで 楽しいな
〇マフラーを ぐるぐるまいて 冬眠だ
〇きつねさん 外が雪でも 寒くない
◎大晦日 楽しみだよね お年玉
〇雪だるま おもらししてて 家出した
〇寒すぎだ 春になったら 起こしてね
☆の句は校長先生が選んだ”校長賞”
◎の句は、二人の担任の先生がそれぞれのクラスから選んだ”担任賞”
その時の素直な気持ちがよく表現されていますね。
俳句は、五・七・五の十七音で、季節を表す季語を含む定型詩です。
五・七・五というリズムに言葉をあてはめてながら、自分の気持ちを表現するのは楽しいことですし、言葉を磨いていくうえでもとてもよい学習になります。
「冬」の語源は、冷えるという意味の「冷ゆ(ひゆ)」が転じたという説をはじめ、寒さが威力を「振う(ふるう)・振ゆ(ふゆ)」、寒さに震えるの「震う(ふるう)」、寒くても生き物は殖えるの「殖ゆ(ふゆ)」説などいくつもあります。
文字は、「太陽」と「糸の末端を結び目」の象形から、一年の終わりの季節を意味しています。
「冬」も、もう「晩冬」を迎えています。
もう少し寒さに向きあうことになりますが、まもなく節分。春がやってきます。
寒さに負けず、身も心も元気に過ごして欲しいです。