BCA土曜学校のコラムVol74.〜自分だけの座右の銘〜
国語1の「故事成語」の学習では、故事から生まれた言葉が「今に生きる言葉」であり、座右の銘にしたり話や文章に生かしたりされていることを学びました。その後、好きな漢字を組み合わせ、今の自分のそばにおいておきたい二字熟語を作りました。
一生懸命漢字と向き合ってできた二文字はいずれも、その人らしさが表れたその人にしか作れないとっても素敵な二字熟語になりました。
今の自分を励ます言葉、自分だけの座右の銘をここに紹介します。
〇生徒1「笑友」しょうゆう
理由は二つあります。
一つ目は、友達と一緒にいるといい気分になり、友達といろんな楽しい思い出があるからです。
二つ目は、いろんな人を笑わせると、僕も周りの人もいい気分になるからです。
みんなが嬉しいと僕も嬉しいです。
〇生徒2「涼越」りょうえつ
私がこの言葉を作った理由は二つあります。
一つ目は、「涼」という文字には涼しさや爽やかさという意味があるからです。何事も深く考えすぎず単純に考え、嫌なこともきれいにさらっと流して終わらせることを目標にしたいからです。
二つ目は、「越」に込められた意味のように、何事も乗り越えられる人間になりたいと思ったからです。私は一回きりの人生を無駄にしないために、どんな問題があってもあきらめず、前向きに立ち向かうことが大事だと思っています。今回この思いを二文字の言葉にできてとても良かったです。
〇生徒3「夢踊」むーど
選んだ理由は二つあります。
一つ目は、私にはダンススタジオのオーナーになるという「夢」があるからです。私はダンスをするのが大好きです。だから一生ダンスを続けたいのです。夢に向かって頑張る気持ちをこめて「夢」を選びました。
二つ目は、「踊」っているとどんな夢も叶うと思えるからです。私のダンスチームは、何があってもみんなずっと笑っているので元気になれます。先生は「夢があったら何でもできる」と言ってくれます。
この言葉を作って、私はずっと踊り続け、ずっと夢を忘れないようにいたいと思いました。
〇生徒4「新作」しんさく
私が考えた「新作」は、何かを作ったり、やり遂げた後に感じるすっきりとした新たな気持ちです。
作った理由は二つあります。
一つ目は、私はもの作りが好きなので、新しい物を作り終えた時の気持ちを表したいと思ったからです。すっと頭の中にあった考えを実現させると、とてもすっきりした気持ちになり、次にまた何か新しいものを作ろうと思えるのです。
二つ目は、その気持ちがまた次の新しい物を作り出す力になり、どんどん技術が高まっていけばいいと考えたからです。このように楽しく物を作ることで、みんなが暮らしやすくなり世の中もよくなり人々が幸せになるといいなと思います。
自分で「新作」という言葉を作って、これはもともとある言葉だと知りました。
私の作った言葉とは意味が違っていましたが、私の「新作」は私だけの大事な言葉になりました。
〇生徒5「熱勝」ねっしょう
私は二つの漢字「熱」と「勝」を選びました。
一つ目の「熱」は、全てのことに熱意をもってやることが大切だと思ったからです。熱意があるとやる気が出て、それがいい結果につながり、さらに楽しみにもつながると思います。
二つ目「勝」は、昨日の自分に「勝つ」「超える」ことを頭において2020年を過ごそうと思ったからです。
今回自分の言葉を作ってみて、今年の自分の目標を確認することができました。また、やる気も高まりました。
〇生徒6「夢星」ゆめぼし
作った理由は二つあります。
一つ目は、「夢」は持つことで叶えることができるからです。自分がプロのスポーツプレーヤーになりたいという夢を持つから毎日練習してどんどんうまくなれます。夢を持って努力することで、高いチャンスを得ることができます。
二つ目は、「星」ほど遠い存在でも、いつかは必ず届くと思うからです。なにかを叶えたかったらいつか必ず届くと信じて頑張ればいいと思います。
どんなに大きな「夢」でもあきらめずに努力することを大事にしていきたいです。
ここでは、今の自分を励ます言葉、自分だけの座右の銘から六つ紹介しましたが、全ての生徒さんの文章に自分の生活を見つめて作った熱い思いを感じました。
漢字に込めた皆さん思いしっかり受け止めました。
これからますます漢字に興味を持ってもらえたら嬉しいです。