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BCA土曜学校のコラムVol. 88〜「感謝」〜

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BCA土曜学校のコラムVol....
※写真は昨年度のものです。

● BCA土曜学校のコラムVol.88●

感謝
  
 6月4日はWPS(中学部)8年年生の卒業式、そして今日はBCA(小学部)5年生のオンライン卒業式が行われました。 
 生徒会で作成した学校生活紹介ビデオ、幼いころの写真と成長した今の姿の紹介、お祝いの演奏、そして、卒業生代表、保護者代表、校長先生はじめ先生方のあいさつ。卒業生の皆さんの次のステージでの活躍を期待するあたたかい思いにあふれた卒業式でした。
 それぞれのあいさつの中に、「感謝」という言葉がたくさん含まれていたことが心に残り、改めて素敵な言葉であることを確認しました。

 「感謝」は、ありがたいと思う気持ちを表すこと。また、ありがたいと感じる気持ちという意味です。
 
 「感」は、「口」と「まさかり」と「心臓」が組み合わさり、口が開けられないほど心を打たれることを表す文字で、ある物事や刺激にふれて心が強く動くことやその思いを意味します。
 「謝」は、「言」と「射」が組み合わさり、口を使って言うことと張りつめた矢を手から放つことを表す文字で、言葉を発することにより緊張をゆるめることから、詫びるやお礼を伝えることを意味します。緊張をゆるめて、心の安定を得ることを象徴しているのだそうです。また、「謝」は「捨(しゃ)」にも通じ、同じ読みを持つ「捨」と同じ意味を持つようになり、捨て去るという意味も表すようになったという説もあります。
 そう考えると、謝ると言う意味の「謝」がなぜ「感謝」に入っているのかが納得できますね。

 これらの語源から、「感謝」という言葉は、人に何かをしてもらったことに対して口が開けられないほど強く心が動き、それを言葉の矢として相手に放つという意味を含んでいることがわかります。
  ありがたいと思う気持ちを表す「感」と、謝ることでこだわりを捨て心が安らぐことを表す「謝」で「感謝」。
 
 学校を巣立つ日に、お互いを思いやり「感謝」というが言葉がどの立場からも語られるWPS、BCAは素晴らしい学校だと思いました。
 卒業生の皆さんの益々の活躍を祈っています。
 幸せな未来が拓けますように。
 ご卒業おめでとうございました。
 
 私の母は、「おかげさまで」という言葉を大事にする人で、私たちは、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言える人になりなさいと教えられて育ちました。周りの人に対して「感謝」の思いを持ち、間違ったら素直に謝罪することが何よりも大事。「ありがとう」が言えると幸せな気持ちになり、「ごめんなさい」が言えると気持ちが楽になるよ。
 そんな母の言葉も思い出した卒業式でした。
#コラム #ブログ

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