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活動報告ブログ

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2014年2月 年次総会報告-2013年活動報告

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初めに-総論


商工会会長 矢代 道也 Mitsui & Co., (U.S.A.) Inc.



昨年1年間、皆様がたのご支援・ご鞭撻によりシアトル日本商工会会長という重責を果たすことが出来ましたこと誠にありがたく、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

2013年度を振り返りますに、役員・理事一同、会員の方々に「入っていてよかった」と感じて頂けるような商工会を目指して運営してまいりました。
具体的には「①会員相互の親睦、②子女教育の充実、③地域社会との交流と貢献」という3つの設立目的に沿って3部会(経済文化、教育、交流)体制のもとしっかりと遂行できたものと考えております。

1. 経済文化部会では、各種セミナーの他、新年会、マリナーズ観戦、総領事杯ゴルフ大会、ランチ・クルーズなど数々のイベントを開催し、数多くの方々にご参加頂きました。
2. 教育部会では、年々補習校の生徒数が増加する中、より良い教育環境実現のために学校運営支援を一層積極化すると共に、例年通りサマミッシュ高校教師の日本派遣を実施し、同高校との友好関係維持・強化と日本文化への理解促進を図りました。
3. 交流部会では、桜祭りや秋祭りへの参加、及び日米協会との合同イベントであるサマーソーシャルやビジネスラウンドテーブルの開催、またNikkei Community Networkとの連携など地域交流・貢献に積極的に努めました。

2013年度活動で至らなかった点及びやり残した点に関しましては反省事項として、2014年度役員・理事の方々にしっかりと引継ぎ、今後の商工会活動向上に結び付けたいと考えております。

最後になりましたが、改めて、商工会運営にご理解・ご協力頂きました皆様がたに心からお礼を申し上げますと共に、引続きご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

以 上




教育部会

部会長 坂井 一臣 Sojitz Corporation of America


シアトル日本語補習学校は2016年には創立45周年を迎える予定です。この一年教育部会はシアトル日本語補習学校運営委員会を組織し、歴史ある当校の運営に従事して参りましたが、会員皆様のご支援とご協力に厚く御礼申し上げます。

1.シアトル日本語補習学校状況について
現在、幼・小・中・高を合わせて、660名を超える園児・児童・生徒が在籍しており、全米でも高い評価を戴いている質の高い教育活動が維持されております。 ここ数年の児童生徒の増加傾向を分析してみますと下記の図の通り、2009年から2013年までの(いずれも4月1日末日の在籍数)間で20%の園児・児童生徒(以下児童生徒)数の伸びが認められます。幼稚園・小学部のみならず、現地校との学習・課外活動との両立がだんだんと難しくなるといわれている上級学年においても在籍数が伸びを示しており、シアトル日本語補習学校の大きなミッションである本邦帰国後の継続的学習へ対応できる学力の維持へのニーズを実感する次第であります。 この意味におきましても、2013年度は昨年に引き続き、当シアトル日本商工会の活動方針に沿いまして、シアトル日本語補習学校の高い教育水準と安定した教育環境維持に注力するとともに、補習学校教職員各位の要請に応じ、保護者の皆様への学校運営における説明責任を果たすべく活動・対応してまいりました。これひとえに会員の皆様方のご理解ご支援に教育部会理事一同、改めて感謝を申し上げます。

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2.学校運営・予算管理
①運営管理
通常の学校運営事項につきましては、月例の補習学校学校運営委員会において学校長よりの校内運営報告に基づき正常な学校運営の状況を確認し、都度シアトル日本商工会常任理事会への報告実施。(部会長・副部会長が常任委員として出席)
②予算執行管理 
予算執行管理につきましては月次で予算執行・実績見通しに関する報告を学校事務総長より受け補習学校運営委員会において審議の上、疑問点ならびに報告内容に誤謬なきよう確認作業を行い、四半期ごとに当会会計監事のチェックを実施し学校運営委員長である教育部会長がこれを報告を受けている。尚、予算決算については商工会常任理事会にてこれを報告し承認を受けております。

3.サマミッシュ高校改築工事開始~工事期間中の対策~
日本語補習学校が開設されておりますベルビュー市サマミッシュ高校は、校舎の改築工事が昨年秋よりスタートいたしました。現在校舎敷地内は旧校舎取り壊し・資材管理等の影響から敷地内の駐車場の使用に大きな制限を設けており、これにともない、児童生徒の登下校時の送迎におきましては、周辺地域交通への影響を最小限とすべく、警備員配置計画を始め学校教職員並びにPTAの皆々様の多大なるご協力を得てましてほぼ従前通りのスムーズな登下校時の対応を実現するに至っており、関係各位のご尽力とご協力にこの場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。尚、一昨年2012年12月、年末に起きましたコネチカット州にニュータウンおけるサンディフィック小学校銃乱射事件の記憶も覚めやらぬまま一年の時間がたちましたが、上述の地域交通へ影響対策とあわせ、学校の安全管理につきましては次年度以降も状況に応じ対応を検討してまいります。

4.ベルビュー市教育関係者日本派遣事業実施

商工会ではシアトル日本語補習学校を通じ日本文化ならびに日本の教育現場の実情への理解促進を目的として、毎年現地学校教職員のの日本への派遣するプログラムを実施しており、今年は25周年目を迎えることができました。今年も生物化学科、数学科、音楽科の3名のベルビュー市教員の先生方が神戸市立葺合高等学校、八尾市立志紀小学校、曙川南中学校において、日本の児童生徒ならびに教職員の皆様との交流を深め、日本における学校教育の実情と日本文化を体験し日米交流に大きく貢献されました。 本プログラムは現在日本語補習学校の設置にご協力・配慮を戴いているベルビュー市教育当局各位からも高い評価を戴いております。

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以上、シアトル日本商工会教育部会はシアトル日本語補習学校運営母体としての責任を念頭に、明るいシアトル日本語補習学校運営維持の為に、引き続き、誠心誠意を込めて活動を支援してまいります。皆様のご支援ご協力を併せてお願い申し上げる次第です。

以 上


交流部会

部会長 川添 眞一郎 Mitsubishi International Corp



活動方針 
1)地域への日本商工会としての貢献と商工会プレゼンスを示す為の活動
2)地域諸団体との交流促進イベント開催
3)シアトル日本商工会としての広報活動

活動報告
1)桜祭り(4/27-28 、シアトルセンター)
米国北西部での最大の日系文化イベントであり、2013年度は会場への延べ入場者数 3万人、延べボランティア数 1千人の規模で開催。商工会としては、商工会そのものの紹介と会員企業の案内資料の配布を主眼にブースを設置し、交流部会理事が交代で2日間対応。来場者の興味を引くためにダーツを設置して、会員企業から提供頂いたGive Awayを景品として渡しながら、商工会の説明を実施。
当初予想していたより多くの方がブースに来場してくれ、商工会や会員個別企業に関する質問などを受けたことから、商工会の存在を知ってもらうよい機会になったと総括。次年度の課題としては、商工会説明用のパンフレット(日英両方)の整備と、会員からの提供景品の充実、来場者へのアンケートの実施などがあげられる。
桜祭り協賛金として商工会からは1700ドルの寄付を行い、桜祭りの運営そのものにも貢献してきており、このレベルの寄付を継続することは必要ではないかと思料。(2011年の寄付額2700ドルから2012年に1700ドルに減額した経緯あり。)

2)サマーソーシャル(7/20、ニューポートヨットクラブ)
恒例のワシントン州日米協会との共同交流イベントとして150名を超える過去最高の参加者を得て、好評に開催することができた。提供された料理や子供向けの企画は好評。会場が参加者に対して手狭であったことなどもあり、導線の改善も含め、参加人数を考慮した場合の会場選びや屋外スペースの活用など次年度の検討課題となる。また、両組織会員の交流ということを考えた場合、座席配置などの面で工夫をして、さらなる交流イベントとしての質の向上が望まれる。

3)秋祭り蚤の市(9/7-8 、ベルビューコミュニティーカレッジ)
交流部会理事と事務局、数多くボランティアの参加を得て、成功裡に開催することが出来た。9/7はオープン前から会場前に長い行列ができ、秋祭りの目玉イベントとしてすっかり定着した感あり。収益余剰金は4900ドルであり、この全額を日本語補習校へ寄付することが出来、当初予算の4000ドルを上回る貢献ができたことは大きな成果。今後の課題としては、秋祭り事務局から提供受けるラッフルチケットの販売方法、提供寄付品の回収や当日ボランティアでの補習校PTAとの連携などがあげられるが、商工会の唯一のファンドレイジングイベントとして今後も盛り立てていきたい。

4)Day of Care (9/20 、Seattle Public Library周辺の清掃)
United Way 主催の地域ボランティア活動に交流部会理事を中心に参加。シアトル市内にあるSeattle Public Libraryの周辺清掃を半日かけて実施。図書館司書の方から図書館の施設や歴史、地域とのつながりなどの説明も頂いた。

5)ビジネスラウンドテーブル(10/18、ベルビューシティーホール)
ワシントン州日米協会との合同イベントとしてJapan Update Business Opportunities for 2014 and Beyondというテーマで講演とパネル討議を実施し、
その後参加者全員によるレセプションでの交流会を実施。150名を超えるイベントへの登録を得て、国際的に活躍している講師(浜田内閣官房参与、マーシー元米通商代表部)やパネリスト(マイクロソフト、スターバックス、アキュセラ)の登壇により、幅広い議論や質疑応答が行われた。本年は笹川平和財団のグラントを得ての開催となったが、次年度は同様のグラントは使えないことから、開催テーマやイベントの建付けなどを工夫していく必要あるが、時節を得た内容で幅広い層の参加者が一同に会し、議論を交わす貴重な場にもなっているので、次年度も継続発展的な形で企画していくべき。

6)地元団体への寄付と交流活動
Seattle Cherry Blossom Committee (桜祭り) 寄付額:$1700
Eastside Nihon MatsuriAssociation (秋祭り) 寄付額:$2500

Hyogo Business –Cultural Center (高校生日本語弁論、寸劇コンテスト):寄付額 $1300
*外国語として日本語を学ぶ高校生を対象にした日本語コンテスト、商工会からは当日の審査委員としても企画に参加。
Great Seattle Japanese Queen Committee(日系クイーンコンテスト):寄付額$ 300
*日系関連の年間行事に花を添える存在として、また州外のイベントにもワシントン州の日系社会の親善大使として活動するクーインを選ぶ企画で、長い歴史を持つ。クイーンへの奨学金という形で商工会からの上記寄付額をコンテスト会場にて寄贈。
Nikkei Community Network (マリナーズ岩隈選手歓迎会):寄付$ 100
*シアトル近郊で活動を行う日系関連団体(25団体程度)が加盟する連絡会で、定期情報交換会を2か月に一度開催。こうした地域日系社会でのイベントなどの企画も行い、本年はこれ以外に太田前総領事の送別会や大村総領事歓迎会も実施。
合計: $ 5900

7)商工会の広報活動
シアトル日本商工会として情報発信を行う場としてホームページを開設しており、内容の更新を事務局中心に行ってきている。会員交流の場として会員ブログも設定されているが、使い勝手も問題もあり積極的に活用されていない現状。
交流部会として、現在あるプラットフォームを使って情報発信の活性化や会員相互の交流活発化が図れないかの検討を重ねたが、現在のプラットフォームの改良を費用をかけて行うべきなのか、あるいはSNSとして普及しているプラットフォーム機能を取り入れていくべきかのPros & Consの整理が必要との本年度部会の判断。次年度の課題として、常任委員会レベルで商工会機能のとしてどこまでの費用とリソースをかけてプラットフォームを充実させるべきの判断できる材料を交流部会として準備することがあげられる。



以 上


経済・文化部会


経済・文化部会長 辻 宣一
JAMCO America, Inc.



2013年度 経済文化部会は、部会の基本方針、(a. 会員相互の親睦・交流・ネットワーク作りの促進、b. お互いが気軽に情報を交換し相互扶助できるような「場」の設定) にのっとり活動してまいりました。主に次の3つの分野での活動です。
1. 商工会の恒例行事 (マリナーズ観戦、総領事杯ゴルフ大会、新年会)- 恒例行事を通して、商工会会員間の和と一致を促進し、共同体としての商工会の基盤強化を図る。
2. 各界専門家による、安全・快適に暮らせるためにすぐに役立つセミナーや国際社会の動きを知るためのカルチャーセミナーの開催 - セミナーを通して、生活に役立つ情報、文化や教養を深める情報を提供し、商工会個々の会員の益を図る
3. 家族で楽しめるイベントの企画と実施 - 子供も楽しめるイベントを通して、商工会会員の家族同士の交友を深め、「楽しい商工会、みんなのための商工会」という意識を持ってもらうように努める。

この1年で11回のイベントを行なってきました。
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簡単に振り返りますと、 商工会の恒例行事である新年会(1月)、ポートランド商工会との合同でのマリナーズ観戦(6月)、そして総領事杯ゴルフトーナメント(8月)、いずれも多くの方々にご参加頂き盛況となりました。特に新年会は、新たな試みとして、例年のGlendale Golf Clubから場所をBellevue Hiltonに移しての新年会を企画しました。新たな会場に伴うテーブルや料理の配置、メニューのなどの調整は、ゼロからのスタートのため、かなりの苦労がありましたが、参加者は一昨年の185名から昨年は230名以上となり、大盛況となりました。ちなみに先日行なわれた今年の新年会では、250名を超える参加がありました。これらの恒例行事に多くの方々のご参加をいただき、会員の方々には商工会会員としての意識を高めていただけたと感じています。
セミナーは6回開催されました。4月・5月の新たに着任される方の多い時期には、シアトルでの生活に役立つテーマを取り上げ、4月には総領事館にご協力いただいて「安全・安心に生活するために」セミナー、また5月には、特にシアトルに移動したために社会とのつながりが希薄になってしまう奥様方のために「女性は家庭の太陽!海外生活でも輝き続ける秘訣」、「将来設計にゆとりを!ここから学ぼう、投資の話」というテーマで、セミナーを実施しました。
9月・10月・12月はビジネスに関わるテーマで行ないました。9月には、ボーイング工場ツアーと「世界の空港と航空業界」というセミナー、10月はJETROとの共催で「最新の世界貿易・投資の見取り図と日本企業のビジネス展開」、また12月は「米国経済」テーマに取り上げ、「正常化への節目を迎えつつある米国経済~危機収束後の姿を見極める局面に~」「金融マーケットの動向 ~どうなる? 2014年の米国金利・為替~」を開催しました。さらに11月には、健康のためのセミナー、初めての試みとして体験型セミナーをゴルフの宮里愛プロの専属トレーナーを講師に迎えて「セルフケアのできる体を作ろう」というテーマで開催しました。それぞれのセミナーでは、 会員の皆様の関心のある話題が分りやすく話され、参加者の皆様も熱心に耳を傾けられていました。
家族で楽しめるイベントとしては、シアトルの夏の最高の時期にフィッシングツアー(7月)、アルゴシーランチクルーズ(8月)、ボーイングツアー(9月)が行なわれました。子供連れのご家族の方々が多く参加され、いっしょに楽しく一日を過ごされました。    
 この一年、わたしたちは「自分たちも楽しめるイベントを行なおう」ということで活動してきました。1年で11回ものイベントを行なえたのも、本部会理事自らが、一緒になって本当に楽しみながら行なってきた証拠と考えております。また、各イベントにご参加くださいました会員の皆様、セミナーの講師を快く引き受けてくださった皆様方のご協力、さらに総領事館、JETROおよび他の企業やNPOの方々のご支援なしには、達成し得なかったものと考えております。この場をお借りして、ご協力いただいた皆様に心から御礼申し上げます。引き続き、2014年度以降もご支援ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

以 上


監査報告書



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2013年度会計報告・2014年度予算


JBA


以上

#商工会

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2014年度役員およびスタッフ

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1月31日の総会にて、2014年度新役員が承認されました。総会の半ばでは、坂井新会長より矢代前会長へ記念品が贈呈されました。

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【総会の様子】20140131_184929_640x480

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#商工会

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役員異動のお知らせ

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会長 矢代 道也 Mitsui & Co. (U.S.A.), Inc.


 副会長・経済文化部会長の永屋竜馬氏(Toray Composite America)の日本帰任による退任に伴い、去る3月18日の定例常任委員会において会則第三章第19条に基づき欠員補充が協議され、以下の人事が承認されました。

2013年4月1日付け
副会長・経済文化部会長     辻 宣一 (JAMCO America, Inc.)
経済文化部会理事・常任委員  佐藤 歩 (Achilles USA, Inc.)

以上
#商工会

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2013年度役員およびスタッフ

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2013年度役員およびスタッフ
 1月25日の総会にて、2013年度新役員が承認されました。総会の半ばでは、矢代新会長より近藤前会長に記念品が贈呈されました。

 閉会後は、事務局の用意した軽飲食を饗しつつ、和やかに会員相互の交流を図りました。



#商工会

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2013年2月 年次総会報告-2013年活動方針

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初めに-総論


商工会会長 矢代 道也 Mitsui & Co., (U.S.A.) Inc.



 近藤前会長の後を引き継ぎ、2013年度の会長を勤めることとなりました。50年以上の永い歴史をもつシアトル日本商工会「春秋会」の伝統を継承しつつ、今年一年、会員の皆様方はじめ役員・理事の方々及び事務局と良くご相談しながら新たな1ページを加え、次代にバトンタッチしたいと考えております。

 当商工会会則にもあります通り、会員相互の親睦、子女教育の充実、地域社会との交流を活動の3本柱として、会員の皆様方に「入ってよかった」、「入っていてよかった」と思って頂けるような運営を目指して参ります。
これら3本柱に直結する基本的な下記活動についてはしっかりと継続していきます。
1. 子女教育の充実(教育部会):
    シアトル日本語補習学校運営への支援・協力・関与
2. 地域社会との交流(交流部会):
    日米協会及び米系団体との各種合同イベント開催と秋祭りへの参加
3. 会員相互の親睦のための行事企画運営(経済文化部会):
    スポーツ観戦、総領事杯ゴルフ大会、新年会

 また、近年当商工会の加盟企業数及び会員数が減少しておりましたが、昨2012年度には会員企業資格及び会費の見直しにより減少傾向に歯止めがかかり、増加に転じました。2013年はそれを一層推進していきたいと考えております。

 最後になりましたが、会員の皆様方の積極的な御参画あっての商工会活動・運営と了解しております。何卒、皆様方のご支援・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

以 上


教育部会

部会長 坂井 一臣 Sojitz Corporation of America



 一昨年、40周年を迎えましたシアトル日本語補習学校では現在、幼・小・中・高を合わせて、650名を超える園児・児童・生徒が在籍しており、全米でも高い評価を戴いている質の高い教育活動が維持されております。 これらは厳選な編入学面接の他に、学年末実力テストを含む進級、進学基準の設定、また校長、教頭、事務総長、主幹、副主幹職を置いた補習学校運営組織の強化等、ここ数年来の改革の成果によるものと評価されるところであります。 

 今年度につきましても、引き続き、当シアトル日本商工会の活動方針に沿いまして、シアトル日本語補習学校の高い教育水準と安定した教育環境を維持する為、下記項目を活動方針として取り組む予定です。

1. 補習学校の充実
  • シアトル日本語補習学校の教育サービスの品質向上を目的とした教職員研修への支援
  • 安全で安心な学校作り(警備員の配置、保護者見回り当番、避難訓練)へ
  • 図書や教育機器の充実
  • 現地学校との友好関係の維持(オープンハウスの実施)
  • カウンセラーの常任配置(月2回)

2. ベルビュー市教育関係者との友好関係維持
  • シアトル日本語補習学校主催として3名の現地学校教員の日本への派遣事業
    (日本文化への理解促進)=本事業は今年度25周年目を迎えます。
  • サマミッシュ高校(借用校)との友好関係、協力体制の維持。

以上、シアトル日本商工会教育部会としましては、上記2点を重点項目に据えるとともに、運営母体としての責任を念頭に、明るいシアトル日本語補習学校運営維持の為に、誠心誠意活動を支援してまいります。皆様のご支援ご協力を併せてお願い申し上げる次第です。

以 上


交流部会

部会長 川添 眞一郎 Mitsubishi International Corp




 日米両国の外交、経済、文化各分野におけるこれまでの先達の皆様の地道な関係構築を経て、今日の米国北西部における確固たる日本のプレゼンスを背景としてシアトル日本商工会会員も日々ご活躍のことと思います。この基盤をさらに固めかつ将来につなげて行く為に、2013年度交流部会は、〔地域社会への貢献および地域の諸団体との交流を通して、日米の友好関係を継続、促進すること、またシアトル日本商工会の存在意義を内外で理解して頂けるような広報活動を行う〕という方針の下で、以下の活動を進めていく方針です。

1. 地域への日本商工会としての貢献と商工会のプレゼンスを示す為の活動
  ・ 日米交流、地域貢献、在米日系文化の維持とさらなる普及に資する企画への参加、寄付
   (イーストサイド秋祭りにおける蚤の市企画開催、ワシントン州高校生日本語弁論・寸劇
    コンテスト参加、Day of Caringなど地域ボランティア活動参加 など)
  ・ 地域諸団体との交流促進イベント
    (サマーソーシャル企画開催、ビジネスラウンドテーブル企画開催 -ワシントン州日米
    協会との共催イベント など)
2. シアトル日本商工会としての広報活動
  ・ 商工会ホームページの維持管理やより効果的広報手段の検討、実施
  ・ 商工会ファンドレイジングの為の商品企画やイベント企画、実施

 2012年度交流部会活動の総括でも課題として挙げられている、桜祭りへの参加形態、商工会ファンドレイジング企画のあり方については、2013年度部会理事会で早速取り上げ、早期に結論を出していく方針です。

 秋祭りにおける蚤の市は、シアトル日本語補習学校への寄付というファンドレイジングの重要な役割を担っており、これを是非成功させる為の周到な準備とともに、会員皆様からの商品提供やボランティアとしてのイベントでのご協力も不可欠になりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

以 上


経済・文化部会

部会長 永屋 竜馬  Toray Composites (America), Inc.



 米国で生活していて感じることは、日本では受け身にしていてもある程度入ってくる生活に必要な情報も、当地では自分から積極的に取らないといけない、ということです。会員の皆様並びにそのご家族が安全・快適にお過ごし頂くためにも、お互いが気軽に情報を交換し相互扶助できるような「場」が必要だと思います。

 経済文化部会は、会員相互の親睦と交流を目的として活動を行っておりますので、当部会の役割期待がまさにそこにあると感じています。
 2012年度は活動報告にもあります通り、5回のセミナーと新年会を含む3回のイベントを開催し、会員の皆様の多大なるご支援並びに積極的なご参加によりいずれも成功裏に終了いたしました。
 2013年度も、昨年度の基本方針である「会員相互の親睦・交流・ネットワーク作りの促進」を継続し、皆様にご満足頂けるような質の高いイベントを引き続き企画して参りたいと思います。

1. 商工会の恒例行事 (マリナーズ観戦、総領事杯ゴルフ大会、新年会)
2. 各界専門家の方をお招きして、安全・快適に暮らせるためにすぐに役立つセミナーや
     国際社会の動きを知るためのカルチャーセミナーの開催

3. 会員相互のネットワーク作りを促進するイベントや「場」のご提供

 イベント内容の決定にあたりましては、多くの皆様にご参加頂けるよう、皆様のご意見を積極的に反映していきたいと存じますので、ご提案等ございましたら当部会に是非ご連絡頂きたく宜しくお願い申し上げます。

以 上

#商工会

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2013年2月 年次総会報告-2012年活動報告

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初めに-総論


商工会会長  近 藤 敏 行 Toray Composites, America Inc.

 昨年1年間、伝統あるシアトル商工会の会長を、会員の皆様のご協力により勤めさせて頂いたことに対し、まずはお礼を申し上げたいと思います。

 商工会の基本的な活動については、3部会(教育、交流、経済文化)体制のもと、しっかりと継続できたものと考えています。

1. 教育部会では、年々生徒数が増加して行く中、補習校の運営にしかっりと関与すると共に、例年通り、サマミッシュ高校の教師の日本への派遣を実施しました。
2. 交流部会では、恒例行事である、桜祭り、秋祭りへの参加、及び日米協会との合同イベントである、サマーソーシャル、ビジネスラウンドテーブルを開催しました。
3. 経済文化部会では、各種セミナーを実施したほか、マリナーズ観戦、総領事杯ゴルフ大会など恒例のイベントを開催しました。

昨年4月には日米協会から、日頃の商工会活動、特に日米の相互理解と関係構築に貢献したことにより、由緒ある「Thomas Foley Award」が、シアトル商工会に対して贈られたこと、皆様と共に喜びたいと思います。

最後に、改めて、会の運営に関わっていただきました役員の方々、ご理解とご協力をいただきました会員の皆様に心からお礼を申し上げます。

以 上


教育部会

部会長 安 藤  威 Nippon Express USA, Inc.

 シアトル日本語補習学校は昨年4月をもって41年目を迎えました。生徒数は昨年の12月時点で、幼・小・中・高を合わせて、約657名となり、この1年で約25名の増員となりました。 補習校の位置づけを決めた商工会組織改編、学級編成制度の変更、学年末実力テストの導入、また、事務総長、主幹、副主幹職を置いた補習学校運営組織の強化等、ここ数年の改革の効果が表れ、週1度の授業にもかかわらず日本語教育としては高い教育水準と安定した教育環境を維持しており、生徒数の増加に伴う規模の拡大への対応を慎重に検討しております。

1. 補習学校
(運営)
 ‐ 山浦教頭先生が着任された。
 ‐ 生徒数増加に伴い教室の1室増加と教員の2名増員を実施した。
 ‐ 昨年度より実施の新学習指導要領への対応としての参考書等書籍の配備、また、各種研修
  会の充実や他地域との勉強会への参加により教職員の指導力向上を図った
 ‐ 教職員への指導と生徒のケアのためカウンセラーを月 2 回配置した。
 ‐ 保護者見回り当番への理解・協力維持、避難訓練等を実施した。
 ‐ 11月には2011年度は実施をしなかったオープンハウスを実施した、
 ‐ PTAの協力も得ながら、図書の増量や授業効率化のため、昨年度に引き続き教育機器の
  購入、電子教科書の試験的導入を図った。
(会計他)
 ‐ 経理処理は四半期毎に会計士のレビューを受けており、補習学校予算・決算は常任委員会
  での承認を受けている。
 ‐ 政府援助、商工会及びPTAからの寄付に加えて、生徒数増により授業料収入が増加、財政
  状況は安定している。
 ‐ ベルビュー教育委員会教員派遣事業での深い絆もあり、サマミッシュ高校(補習校借用校)
  との友好関係も維持できている。

2. ベルビュー市教育関係者派遣事業
 ‐ 教育関係者派遣事業として、サマミッシュ高校の教師を従来通り3名派遣できた。訪問先は
  昨年同様に関西地区中心とした。

3. セキュリティーの強化策
コネチカット州の小学校で発生した大変残念な事件を防ぐため、学校側職員、教師、
PTA、教育委員会と一丸になってセキュリティーには力を入れていく。今後は、不審者を発見した場合は速やかに子供の安全を確保し、事件の被害や自己拡大を未然に防ぐことに最大限の力を注いでいく。 

以 上


交流部会

部会長 鳥 原  正 Nichirei U.S.A., LLC

 交流部会は、「地域社会への貢献及び地域の諸団体との交流を通して日米の友好関係を継続、促進する。また、シアトル日本商工会の存在意義を内外で理解して頂けるような広報活動を行う」という目的に基づき活動を進めております。2012年度もこの方針に沿って、様々な活動を実施して参りました。活動内容につきまして下記ご報告させて頂きます。

1. 桜祭り (4月13~15日  Seattle Center)
 桜祭りはパシフィックノースウエスト地区の最大の日本文化紹介イベントです。昨年から商工会としての参加方法について議論がありましたが今回も商工会でブースを設け日本の技術力を紹介するテーマで東レ様、アキレス様にご協力を頂き展示を実施しました。しかし今後この趣旨での展示は対象となる企業様が製造業に限定され、また参加して頂いた企業様に大きな負担をお掛けすることとなり継続は難しいという部会内ので意見が出ました。その為来年度は総領事館ブースの横に商工会パンフレットを置くだけでブースの撤退も考慮しても良いとの意見も出ました。また今回参加意義と効用に鑑み寄付金も昨年の$2,700から$1,700へ減額致しました。今後日系団体全体の共催とすれば県人会にご協力が得られ郷土料理などが出せる可能性も高く、イベントが活気づくのではないかとの意見もあり桜祭り委員会に提案することも考えられます。引き続き次年度交流部会にて検討して頂く予定です。

2. サマーソーシャル(7月14日 Newport Yacht Club)
 今年も日米協会との親睦を深める目的でサマーソーシャル合同バーベキューパーティを実施しました。天候にも恵まれ140名の方々が参加されました。今回はYMCAの震災ボランティアの方々をご招待して現地の活動報告をして頂きました。また商工会メンバーとお手伝いの方々による美味しいお食事が用意され、スイカ割り、ラッフルチケットでの抽選会など皆様に喜んで頂け、すばらしい親睦の時を持つことができました。

3. 秋祭り蚤の市 (9月8~9日 Bellevue college)
 例年恒例のENMA秋祭りで商工会主催での蚤の市を実施しました。今回は寄付品の回収も順調に進み多くの品揃えが出来ました。初日の午前中がピークとなる二日目の午後には殆ど完売の状況となりました。売り上げも過去最高の$6,494となりこれにラッフルチケット代を加え必要経費を差し引いた$5,068.53をシアトル日本語補習校へ寄付することができました。

4. Day of Caring (9月21日 Washington Park Arboretum)
 United Way of King County主催のボランティア活動に参加しました。ワシントンパーク湖岸線のトレールへのウッドチップ撒きの奉仕を商工会から12名の方々に参加して頂きました。小雨の中約2時間程かけて予定よりも早く終了できました。マイクロソフト、ノードストロームなどシアトル在の多くの企業が参加しておりました。

5. ビジネスラウンドテーブル(10月24日 ワシントン大学フォスタースクール)
 日米協会、ワシントン大学との共催で実施されているビジネスラウンドテーブルの第4弾が新築されたばかりのワシントン大学フォスタースクールのホールで開催されました。今回のテーマは「ソーシャルメディア」でした。マイクロソフト、スターバックス、日系コンサーン、ニコニコ、PSPなどにパネリストとしてご参加頂き、大企業、中小企業、NPOなど様々な異なる視点から「ソーシャルメディアとは何か、どの様に活用してどういった効果をあげているか」という事例の紹介が行われました。当日約100名の参加者が集まり、活発な質疑応答が行われました。またパネルディスカッション終了後も多くの方がレセプションに参加され、引き続き意見交換、歓談を楽しまれていました。

6. 地元団体への寄付と交流活動
 日米文化交流のため、また地元日系社会に長年貢献している活動に寄付を行いました。具体的内容は下記の通りです。


最後に各イベントにご協力下さったボランティアの方々、様々な形でご寄付を下さった会員各企業及び一般の皆様、事務局の方が、交流部会理事の皆様に改めて心より御礼申し上げます。

以 上


経済・文化部会

部会長 矢 代 道 也 Mitsui & Co., (U.S.A) Inc.

 2012年度の経済文化部会の活動として、「会員の皆様に“出席してよかった”と思って頂けるイベント作り」をキーコンセプトに、1月の新年会をはじめ4月から12月まで7回のセミナー及びイベントを実施しました。

 商工会の恒例行事である、新年会(1月)、マリナーズ観戦(7月)、及び総領事杯ゴルフトーナメント(8月)につきましては、いずれも多くの方々にご参加頂き盛況となりました。

 セミナーは5回開催しました。
 4月・5月は、シアトルで初めて生活される御新任者が多いことから生活密着型の「シアトル生活にすぐに役立つテーマ」を取り上げ、それぞれ「安全対策及びシアトル生活になれるためのセミナー」(4月)、「病院と健康に関するセミナー」(5月)を実施しました。
 9月・10月は「ビジネスに関わるテーマ」として、「ボーイング工場ツアーと航空関連セミナー」(9月)、JETRO共催「米国発イノベーションと米大統領選挙の直前予想のセミナー」を行いました。
また12月は本年締めくくりとして「天下国家を語るテーマ」を取り上げ、「日本の森林資源と東日本大震災に関するセミナー」を開催しました。

 毎回、総領事館、JETRO、各種NPOの専門家の方々に講師をお勤め頂き、旬な話題を易しくお話し頂きました。また、ご参加頂いた皆様も熱心に聴講され数多くの質問を投げかけられ、とても良質なセミナーとなりました。

 上記のように、①会員及びそのご家族の皆様が安全・快適に暮らして行くために必要な知識を提供するセミナー、②ビジネス知識や社会知識を深めるセミナー、③会員相互のネットワークづくりを促進するイベントを開催でき、経済文化部会の当初の目的を達成できたものと考えています。

 会員の皆様はじめ、セミナー講師をお引き受け頂いた方々並びに総領事館、JETRO、各種NPOの方々のご支援・ご協力に、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました。また2013年度以降も引き続きご支援ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

以 上


監査報告書



2013年 予算



以 上

#商工会

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2013年 商工会新年会のお知らせ

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2012年2月 年次総会報告- 2011年活動報告 

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2011年活動報告


初めに-総論


商工会会長  鈴木 卓郎 Achilles USA Inc.

 一昨年(2010年)の4月に社命によりMichigan州より米国内転勤でSeattleに赴任し、3ヵ月後の7月より商工会の会長職を前任者より引き継ぐことになりました。半年間だけでは本当の意味で商工会の役職を務めたとは言い難く、また、常任委員の皆様の援護もあり、非力ではありますが少しでも会のためにお役に立てればと思い、昨年(2011年)も会長を勤めさせていただきました。

 皆様もご存知のように、一昨年は、現在の形のシアトル日本商工会(春秋会)が1960年に発足してから50周年の年に当たりました。この記念すべき年に合わせて、“50周年記念事業タスクフォース”チームを編成し、幾つかの記念イベントを開催致しました。

 この記念すべきマイルストーンを超えて間もなく、3月11日、日本国内において観測史上最大規模の大地震が東日本を襲いました。死者、行方不明者は2万人に及び、また、人類が始めて体験することになった自然災害を引き金にする原子力発電所の人災事故との融合事故が発生し、被害を拡大させました。

 刻一刻と深刻化する被災状況がニュースで報道され、また、総領事館よりリリースされる災害速報も当商工会事務局を通じて会員の方々に伝達致しました。

 また、地震発生直後から報道される災害状況を見た多くの方々から、「あなたの家族は大丈夫ですか?」「義捐金を出したいのだけれど、何処に出せば良いのですか?」と、米人社員はもちろん、取引先、息子の友達の親達からも暖かい言葉を掛けていただきました。

 当商工会としても、まもなく、日系関係団体として義捐金の受付を決定し、日本語に加え英語でもリーフレットを作成し、義捐金の受付けを開始致しました。結果として$118,300という非常に多くの善意を集めさせていただきました。募金の金額もさることながら、これほど米国の方々が心配をしてくれて、少しでも力になれればと声をかけて下さる事に感謝し、その気持ちを大切にしたいと感じました。

 集めた義捐金に関しては、有効に役立てて頂けるように災害支援団体に寄付を致しました。その後、黒澤事務局長が日本帰国の際に手弁当で現地に赴き、支援活動の状況の視察をして下さいました。(視察の状況は当会のホームページに掲載しております。)

 多大な援助をしていただいたアメリカ政府・国民の皆様に対して、日本人として、そして商工会としても大きな感謝をしておりますし、直接地震/津波により犠牲になられた方々は当然として、原発関係でも厳しい生活を余儀なくされている方が未だに大勢いらっしゃることに非常に心が痛みます。義捐金の募集は終了致しましたが、3月にはチャリティーにも協賛させていただいておりますし、必要に応じて商工会としても活動を継続していければと考えております。

 また、震災後の悲しい時期ではありましたが、この悲しさを乗り越えるためにも、通例の3部会の活動も例年通り活発に行われ、この時だからこそ、地域との交流、他団体との交流を例年と同じ様に行いました。

 最後に、改めて、会の運営に関わっていただきました役員の方々、ご理解とご協力をいただきました会員の皆様、心からお礼を申し上げたいと思います。

以 上



教育部会

部会長 魚田 克彦 Maruha Nichiro USA Group

 シアトル日本語補習学校は昨年4月をもって40周年を迎えました。生徒数は昨年12月時点で、幼・小・中・高を合わせて、約640名となり、この1年で約40名の増員となりました。補習校の位置づけを決めた商工会組織改編、学級編成制度の変更、学年末実力テストの導入、また、事務総長、主幹、副主幹職を置いた補習学校運営組織の強化等、ここ数年の改革の効果が表れ、週1度の授業にもかかわらず日本語教育としては全米でも高い教育水準と安定した教育環境を維持しており、生徒数の増加に伴う規模の拡大への対応に嬉しい悲鳴をあげている状況です。

1.補習学校
(運営)
 ‐石黒校長先生が着任された。
 ‐生徒数増加に伴い教室の1室増加と教員の2名増員を実施した。
 ‐昨年度より実施の新学習指導要領への対応としての参考書等書籍の配備、また、各種研修会の充実や他地域との勉強会への参加により教職員の指導力向上を図った。
 ‐教職員への指導と生徒のケアのためカウンセラーを月一回配置した。
 ‐保護者見回り当番への理解・協力維持、非難訓練等を実施した。
 ‐PTAの協力も得ながら、図書の増量や授業効率化のための教育機器の購入、電子教科書の試験的導入を図った。

(会計他)
 ‐経理処理は四半期毎に会計士のレビューを受けており、補習学校予算・決算は常任委員会での承認を受けている。
 ‐政府援助、商工会及びPTAからの寄付に加えて、生徒数増により授業料収入が増加したため、財政状況は安定している。
 ‐サマミッシュ高校(補習校借用校)との友好関係も維持できている。

2.ベルビュー市教育関係者派遣事業
 ‐会員各位の協力を得てサマミッシュ高校教師を従来通り3名派遣できた。訪問先は昨年まで東京を入れていたが関西地区中心とした。

3.40周年記念行事
 ‐合同運動会:幼稚園から高校生まで全生徒参加の運動会を開催した。
全生徒の集合記念写真も作成。
 ‐授業に用いる社会科副読本は改訂版を作成し全生徒に配布した。
 ‐記念式典は行わなかったが、教職員の方々の懇親会を開催した。

以 上



交流部会

部会長 西川 真人 ANA Trading Corp., U.S.A.

 交流部会は、「地域社会への貢献および地域の諸団体との交流を通して日米の友好関係を継続、促進する。また、シアトル日本商工会の存在意義を内外で理解して頂けるような広報活動を行う」という目的に基づき活動を行っております。2011年度もこの方針に沿って、様々な活動を行って参りました。以下にその活動内容をご報告させて頂きます。

1.ファンドレイジングの為のタオル販売

 2010年度までの数年間は、Tシャツを製作し、販売して参りましたが、ほぼ同じデザインで色違いということもあってか、年々販売数量は低下していました。そこで当年度は、新たにフィットネスタオルを製作し、販売価格もTシャツより低価格で、可能な限りいろいろなイベントの場で販売しましたが、思うように売れず、ファンドレイジングとしては何とか損益分岐点には達したものの、当初の目論見からははずれた結果となりました。残りのタオルにつきましては、引続き次年度の交流部会にて販売して頂くとともに、今後のファンドレイジングについては次年度交流部会にて引続き検討して頂く予定です。

2.桜祭り(4月1日~3日 Seattle Center)

 桜祭りは、米国建国200年祭の年である1976年に三木武夫元首相がシアトルに1,000本の桜を寄贈したのを記念して開催されるようになった、パシフィックノースウェスト地区最大の日本文化紹介イベントです。昨年に引続き、商工会としてブースを設け、会員企業名を記載したパネルの展示、ボーイング787の部品を担当する会員企業の紹介パネルの展示、商工会が主催したイベントの写真を展示するなど、商工会を紹介する試みを行いました。しかし、会場を訪れる方は一般の米国人が多く、交流部会理事の中からは、前年度に比べると数倍も向上したとの声は聞かれたものの、この場で商工会についての紹介を行うことの意義については疑問が残り、次年度の参加の仕方については再検討が必要と感じました。本件についても引続き次年度交流部会にて検討して頂く予定です。

3.サマーソーシャル(7月17日 Newport Yacht Club)

 サマーソーシャルは、日米協会と相互の会員の親睦を深める目的で始まった合同イベントで、当年度で3回目となるバーベキュー大会です。時折雨の降るあいにくの天候ではありましたが、130名を超える参加者にお集まり頂き、双方の会員同士の親睦が一層深められたことと思います。また、すいか割りやドアプライズの抽選もあり、ご家族の方々にも楽しんで頂けたものと思います。

4.蚤の市(9月10日~11日 Bellevue College)

 蚤の市は2011年で8回目を迎えました。前年は寄付品を回収する機会が少なかったとの反省から、回収の回数を増やしました。当初は思うように品物が集まらずに心配しておりましたが、当日までには十分な品揃えができ、前年を上回る収益を上げることができました。その結果、蚤の市の収益金としては$5,580をシアトル日本語補習学校へ寄付することができました。

5.Day of Caring (9月16日 Pacific Connections Garden/Arboretum)

 ワシントン湖の西岸に位置する森林公園内の庭園にて、United Way of King County主催のボランティア活動に参加し、庭園内の雑草取りを行いました。当日は19名のボランティアの方々にお集まり頂き、秋空の下、午前中の2時間ほどかけて清々しい汗をかきながらの活動となりました。作業終了後は庭園全体を案内してもらい、そこが太平洋に面した5ヶ国の特徴ある植物を植えた庭園であることを知り、地域の為にわずかながらも貢献できたことを実感しました。

6.ビジネス・ラウンドテーブル(10月26日 ワシントン大学パッカーホール)

 今回で3度目となる日米協会との合同イベントで、東日本大震災をテーマにジャムコアメリカ社、極洋アメリカ社、Weyerhaeuser社より代表の方々に発表して頂きました。特に日本の企業からは、ビデオや写真により当時の被害の凄まじさや、復興の状況が説明されました。今回取り上げたテーマが東日本大震災ということもあり、80名を超える参加者からは、多数の質問が寄せられました。
 また、今回発表後のレセプションについてはスポンサー企業が見つからなかったこともあり、会員企業各社から頂いたご寄付により、食事、飲み物を用意することができました。

7.地元団体への寄付と交流協力活動

日米文化交流のため、また地元日系社会に長年貢献している活動に寄付を行いました。
具体的内容は下記の通りです。


8.商工会ウェブサイトの維持管理

 これまで年間$12,000を委託先に支払ってウェブサイトの維持管理を行ってきましたが、6月より委託先を変更し、サイトの更新は事務局が直接行える方法に変更することにより、当年度は約4,000ドルの経費を削減できました。次年度以降の維持費は約1,500ドルになる見込みです。
今後も会員の方々からの積極的な投稿、会員の広場のご利用をお待ちしております。

 最後に、各イベントにご協力下さったボランティアの方々、様々な形でご寄付を下さった会員各企業及び一般の皆様、事務局の方々、交流部会理事の皆様に改めて心より御礼申し上げます。

以 上



経済・文化部会

部会長 近藤 敏行 Toray Composites (America), Inc.

 2011年度の経済文化部会の活動として、1月の新年会の他、4月から11月まで7回のセミナー、イベントを実施しました。

 経済文化部会が担当する商工会の恒例行事である、新年会(1月)、マリナーズ観戦(4月)、及び総領事杯ゴルフトーナメント(8月)については、いずれも多くの参加者を得て実施することができました。

 安全対策セミナー(6月)、ODAに関するセミナー(11月)については、いずれも領事館から講師をお迎えし、充実したセミナーを開催することができました。

 ボーイング工場見学ツアー(9月)については、2010年と同様、通常の工場見学ツアーに加えて、ボーイングの飛行機製造に関わる商工会会員企業から説明を頂き、会員のご家族も含めたくさんの方に参加頂きました。

 また、フィッシング/ツアー(7月)、ボーリング大会(9月)を実施しました。いずれも会員のご家族共々楽しめる企画として好評でした。


 上記のように、①会員及びそのご家族の皆様が安全・快適に暮らして行くために必要な知識を提供するセミナー、②会員相互のネットワークづくりを促進するイベントを開催でき、経済文化部会の当初の目的を達成できたものと考えています。 

 部会役員の皆様のご尽力、及び会員の皆様の多大なご支援・ご協力によっていずれのセミナー・イベントも成功裡に実施することが出来ましたこと心より感謝致します。

以 上



2012年 予算




決議事項 会則別紙、普通会員及び準会員の区分化による会費改定



シアトル日本商工会(春秋会)会則・別紙

普通会員及び準会員の会費を以下の通り定める。尚、従業員数は系列会社の場合その総数とする。
  
1. 普通会員: 企業規模により以下①及び②の2種類に分類する。

①: 上場企業ないし従業員50人以上の企業
   一会員あたり$180を基本月額とし、これに本会に登録される人数により一人$15の割合で加算した金額を会費月額とする。    $180 +($15 x登録人数)=会費月額 

②: 非上場企業で従業員50人未満の企業
   一会員あたり$100を基本月額とし、これに本会に登録される人数により一人$10の割合で加算した金額を会費月額とする。    $100 +($10 x登録人数)=会費月額

2. 準会員:企業規模により以下①、②及び③の3種類に分類する。

①: 従業員50人以上の企業
   一会員あたり$130を基本月額とし、これに本会に登録される人数により一人$12の割合で加算した金額を会費月額とする。    $130 +($12 x登録人数)=会費月額

②: 従業員20人以上50人未満の企業
   一会員あたり$90を基本月額とし、これに本会に登録される人数により一人$10の割合で加算した金額を会費月額とする。    $90 +($10 x登録人数)=会費月額

③: 従業員20人未満の企業
   一会員あたり$60を基本月額とし、これに本会に登録される人数により一人$8の割合で加算した金額を会費月額とする。 $60 +($8 x登録人数)=会費月額

(以下は現行通り)
3. 個人会員: 一会員あたり月額$40 (年間$480)とする。
4. 遠隔地会員: 一会員あたり月額$50 (年間$600)とする。
  会費は6ヶ月ごとの前払いとし、払い戻しは行わない。


・入会審査 :新規区分の普通会員および準会員候補の入会に関しても、従来通りの入会審査を実施するものとする。
・実施時期 :現会員については、次回会費請求分(2012年7月1日)より、また新入会員については、2012年3月1日より適用するものとする。

ご参考 : 会則上の普通会員及び準会員の定義
第四条 普通会員 :
 (イ) 日本法人の当地の支店もしくは出張所、または駐在員事務所。
 (ロ) 日本法人を主体として設立された法人の当地の本支店もしくは出張所、または駐在員事務所。
第五条 準会員:本会の目的に賛同する普通会員の資格を有しない法人の当地の本支店もしくは事務所。
#商工会

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2012年2月 年次総会報告- 2012年活動方針

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2012年活動方針


初めに-総論


商工会会長  近藤 敏行 Toray Composites (America), Inc.



 約2年間商工会の会長を勤められた鈴木前会長の後を引き継ぎ、2012年度の会長を勤めることとなりました。従来からの商工会活動を継続しつつ、各部会長、理事の方、及び事務局と良くご相談しながら、50有余年の歴史をもつシアトル商工会に、新たな息吹きを与え活性化を図っていきたいと考えています。

 具体的には、以下に挙げましたような、従来からの商工会の基本的な活動については、しっかりと継続していきます。

 ①シアトル日本語補習学校へのさまざまな支援、及び運営への関与(教育部会)、
 ②日米協会との各種合同イベント(交流部会)、
 ③桜祭り、秋祭りへの参加(交流部会)、
 ④恒例行事の運営;マリナーズ観戦、総領事杯ゴルフ大会、新年会(経済文化部会)
 
 最近のシアトル商工会の加盟企業数、及び会員数の状況を見ますと、年々減少しています。この傾向に歯止めを掛けるための一つの手段として、会費規定の改訂を行うことを、2011年から検討して参りました。2012年はそれを具体的に進めると共に、さらに魅力有る商工会とするような活動、仕掛けを推進していきたいと考えています。


 特に、ご家族の方も含めた会員の皆様へのサポート、会員相互のネットワーク作りの促進が、会員の皆様に取って魅力有る商工会の姿では無いかと考えており、具体的には、商工会HPの活用、商工会名簿の充実、セミナーの開催、ボランティア活動などを通じて、会員の皆様に資する商工会を目指して行きたいと考えます。

 商工会活動に関する皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

以 上



教育部会


部会長   安藤 威 Nippon Express USA, Inc.



 昨年、40周年を迎えました現在、幼・小・中・高を合わせて、約640名の生徒がシアトル日本語補習学校に在籍しております。シアトル日本語補習学校では、厳選な編入学面接の他に、学年末実力テストを含む進級、進学基準の設定、また校長、教頭、事務総長、主幹、副主幹職を置いた補習学校運営組織の強化等、ここ数年来の改革の効果が顕著に現れており、週一回(土曜日)の授業にも関わらず、日本語教育としては全米でも比較的高い教育水準と安定した教育環境を維持しております。

 今年につきましても、シアトル日本語補習学校の高い教育水準と安定した教育環境を維持する為、下記項目を実施予定と致します。

1. 補習学校の充実
  ‐シアトル日本語補習学校の品質向上を目的とした教職員研修への支援
  ‐安全で安心な学校作り(警備員の配置、保護者見回り当番、非難訓練)
  ‐図書や教育機器の充実
  ‐現地学校との友好関係の維持(オープンハウスの実施)
  ‐カウンセラーの常任配置(月2回)

2. ベルビュー市教育関係者との友好関係維持
  ‐シアトル日本語補習学校主催として3名の現地学校教員の日本への派遣
   (日本文化への理解促進)
  ‐サマミッシュ高校(借用校)との友好関係維持、協力

 教育部会としましては、上記2点を重点項目に据え、明るいシアトル日本語補習学校維持の為、誠心誠意を込めて活動支援致します。

以 上



交流部会


部会長   鳥原 正 Nichirei USA LLC



 交流部会では、「地域社会への貢献および地域の諸団体との交流を通して、日米の友好関係を継続、促進すること、またシアトル日本商工会の存在意義を内外で理解して頂けるような広報活動を行う」という設立の目的に基づき、今年度も下記のような活動を行う方針です。

1. 毎月の部会開催
2. ファンドレイジングの為の商品企画、製作、販売
3. 桜祭りへの参加
4. サマーソーシャル開催(日米協会との合同バーベキュー大会)
5. 秋祭りにおける蚤の市開催
6. Day of Caring(ボランティア活動)への参加
7. ビジネスラウンドテーブルの開催(日米協会との合同イベント)
8. 商工会ホームページの維持管理
9. 日米交流、在米日系文化醸成のためのイベント、団体への寄付(桜祭り、秋祭り、ワシントン州高校生日本語弁論・寸劇コンテスト等)

 ファンドレイジングに関しましては、過去数年に亘ってTシャツを製作して販売して参りましたが、年を重ねるにつれ販売状況が思わしくなくなってきたため、昨年度は新たにフィットネスタオルオルを製作してみました。しかし、こちらも思うようには売れず、ファンドレイジングとしては何とかブレークイーブンには達しましたが、今年度については商品企画を含め再検討が必要と思っております。

 また、イベント、団体に対する寄付のうち、桜祭りに関しましては、昨年までの3年間、商工会としてブースを出展し、商工会の活動紹介、会員企業の紹介等を行いましたが、会場に来られる客層とターゲットがかみ合わず、出展の意義について昨年度の交流部会でも議論になりました。今年は桜が日本から米国に贈られてから100周年、シアトル万博開催から50周年という記念すべき年となり、参加の仕方については新規交流部会のメンバーにて再検討をしたいと考えております。

 秋祭りにおける蚤の市につきましては、交流部会の年間行事の中でも最大のイベントであり、その収益はシアトル日本補習学校へ寄付されることもあり、昨年同様、是非とも成功させたいと考えております。

 交流部会の各イベントは、いずれも参加される皆様のご協力なくしては成功できません。蚤の市への寄付品のご提供、ボランティアとしてのイベント参加等、広く皆様のご協力をお待ちしておりますので、何卒よろしくお願い致します。

以 上



#商工会

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2012年度役員及びスタッフ

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2012年度役員及びスタッフ
1月30日の総会にて2012年度新役員が承認されました。

#商工会

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